ソロキャンプの始め方や楽しみ方

近年、ひとりでキャンプを行う「ソロキャンプ」が一般的に認知され、現在も数多くの人がソロキャンプを楽しんでいます。ですが、そのブームの中で「一体何が楽しいのか?」という疑問を持っている方やソロキャンプに対し興味があるものの行動に踏み切れていない方も多いと思います。

ソロキャンプの始め方や楽しみ方

この記事ではソロキャンプの始め方や楽しさを紹介し魅力を理解していただくことで、自然という非日常の中にひとりで過ごすことの自由を感じていただきたいと思います。

自然の中にひとりで何が楽しいのか?

ソロキャンプに対してよくある質問が「ひとりでキャンプして楽しいの?」というもの。確かに想像してみるとキャンプの様子が簡単にイメージできます。ひとりでテントを設営し焚き火で料理をして寝袋にくるまって寝る。一見すると寂しさだけが際立ってしまい魅力が感じられないかもしれません。

しかし、実際にたったひとりで設営を行う場合、現地にいる本人の中では他人の頭の中では想像できないドキドキとワクワクが存在しています。決まり切ったルーティンが繰り返される日常に比べれば冒険しているような感覚が流れているのです。

自然の中にひとりで何が楽しいのか?

冒険は現地に向かう前からスタートします。何日も前から計画を立てて自分の目的に合ったキャンプ場を探して現地へ向かい、到着したら好みの場所を確保しテントの設営を行う。

周囲には他のキャンパーがおり視線を感じる状況での設営。焚き火はできるかどうかわからない不安の中で火起こしをして薪に火を付ける。使い方のわからないキャンプ道具に手間取りながら泊まる環境を整えていきます。

最初は準備することだけでも必死になり暇を持て余す心配などないでしょう。

それらを乗り越え、頭の中で思い描いた設営が実際に成功できた感動。安心感に包まれ自然の中で焚き火を前にゆったり過ごす時間は格別なものがあります。

「時間を埋めるために何を行ったのか」に価値を見出すのではなく、「行動に対して自分自身がどのように感じられるか」という価値基準の中にソロキャンプの魅力があると思います。

・ソロキャンプならではの気軽さ

気の合う仲間とのグループキャンプでは、にぎやかで楽しいシーンが数多くあります。ですが、団体行動でひとつのゴールを目指すために窮屈さを感じる場合があります。

肝心の道具を忘れる、用意したキャンプ道具がうまく扱えなかった時など周囲の予定に影響を与える失敗をした際、会社でミスをしてしまった時のように仲間に迷惑をかけてしまった気持ちを感じてしまうかもしれません。

しかし、ひとりであれば困るのは自分のみ。苦労したエピソードのひとつに過ぎないのです。これは何度失敗をしても構わないという寛容さがソロキャンプには存在し、それどころか失敗に対処することができれば成長を感じ自信を得る機会をもたらしてくれるのです。

・準備も楽しい

キャンプ場に向かう前に計画をたてて準備をすることも楽しみのひとつではないでしょうか。目的地の付近にある観光地や温泉を調べる。その土地の名産の食材を使ったレシピを考えるなど計画の段階でも楽しい気分を味わえるでしょう。

そして何よりキャンプギアを選ぶのが準備段階の中で最も楽しい部分です。現地での使用を想定して機能やサイズ、デザインを考え自分の好みにあったものを選ぶ作業。ブームであるためなかなか手に入れられない商品もある中で、ようやく自分の考えに合ったギアを手にするだけでも楽しいと思います。

そして苦労して手に入れたキャンプギアを現地で自分の計画通り使用できた時の感動は普段ではなかなか味わうことができない喜びです。

ソロキャンプの始め方

ではソロキャンプを成功させるために重要なポイントとは何でしょうか。それは大きく分けて3つになります。

  • キャンプ場選び
  • キャンプ道具選び
  • ソロキャンプに関する知識

 これらの要点を抑えておけば、前向きな気持ちでソロキャンプ挑戦できると思います。それでは1つずつ確認していきましょう。

ソロキャンプの始め方

・ソロキャンプに合ったキャンプ場の選び方

まずはキャンプの場の選び方です。ここがソロキャンプを成功させる最も大きな要因になると考えられます。

なぜならば、キャンプ場にいる時間はひとりで過ごすことになるため周囲の環境に少なからず影響を受けます。キャンプ場には他の利用客がいますがあまりに近すぎる距離で声や視線などを感じていてはリラックスできないはずです。快適なスペースを確保できるかどうかによってキャンプの充実度は大きく変化します。

快適に過ごすためにはキャンプ場の広さやレイアウトをホームページやSNSで下調べすることが重要です。SNSにはキャンプ場利用者が詳細な写真でアップしており、キャンプ場内の実際の雰囲気がつかみやすく便利です。他にも知りたい情報があれば予約時に問い合わせると良いでしょう。

また移動手段の選択によって場所が変わります。公共交通機関を利用するのであればアクセスの良さが優先されます。自家用車やバイクなら選択肢が広がります。

・サイトの選び方

キャンプ場のサイトには種類があります。大きく分けると車やバイクが乗り入れできるオートサイトかキャンプサイトとは別に駐車場が設置されているパターン。その中で予約時に場所が決まる区画サイトと場所の決定は早い者勝ちのフリーサイトがあります。

では、ソロキャンプに向いているサイトというのはどのようなキャンプサイトでしょうか。それは「車やバイクが乗り入れできないフリーサイト」です。

団体用のキャンプ道具は大型で量も多くなります。設営場所までの運搬が重労働になるため車が横付けできるかどうかは重要な条件であり、ファミリーや団体客には敬遠されがちな上記のサイトはソロキャンプに適した静かな環境が確保しやすいためです。

具体的におすすめする場所としては、林間サイトなど木が伐採されずに残っており視界を遮ることができるようなサイトは落ち着いた空間を確保しやすいです。また、均一に整地されておらず自然の地形が強く残っているサイトは大人数用のテントを設営するスペースが確保しにくいためコンパクトなソロ用のテント向きです。

ただ、女性ひとりの場合は先ほどの条件より安全性を重視しましょう。管理人が常駐しており、ある程度ファミリー客がいるキャンプ場を選び孤立しすぎない場所に設営すると安心です。

・ソロキャンプはバックパックキャンプがおすすめ

ソロキャンプ向きのキャンプ場について紹介しましたが、ただ運搬に不便な場所をあえて選択しただけでは何か損をした気分になってしまいます。そのような思いをしないためにはソロキャンプに対応した装備を用意しましょう。

そのためにはバックパックキャンプと呼ばれるスタイルがおすすめです。登山のようにバックパックに道具をすべて入れて運搬する身軽なキャンプスタイルのことで、場所を選ばず、車から遠い場所でも往復せずに運搬が完了できます。

まずは基本的にどのような道具が必要なのか紹介していきます。

  1. バックパック
  2. テント
  3. 寝袋
  4. マット
  5. イス、テーブル
  6. LEDランタン
  7. ヘッドライト
  8. クッカー、カトラリー(食器類)
  9. 焚き火台
  10. バーナー
  11. クーラーボックス

ソロ用のキャンプ道具はお手軽にそろえることができます。実際にキャンプを行った後で各道具の重要性に気付くことが多いので、最初の道具の予算は控えめにするのがおすすめです。

また、電源確保が難しい場所では、ポータブル電源をおすすめしたいです。

ソロキャンプにお役たつJackeryポータブル電源

・バックパックキャンプ向けの道具選び

クーラーボックス以外をバックパックの容量(50L程度)に合わせて軽量でコンパクトに収納できるものを条件に選んでいくと良いでしょう。基本的に用途にあったもので収納サイズを重視して選ぶとバッグパックに対して収まりがよい道具がそろうと思います。

具体的な目安としてはテントでは2kg以内、寝袋はダウン製、イスやテーブルのポールがコンパクトにたためる収納サイズが小さいものを選ぶと良いでしょう。ただ、見た目の好みなどでコンパクトではない物を持っていきたくなるかもしれません。その場合は不便を覚悟で荷物を減らすか、無理せず数回に分けて運搬しましょう。

 

・ソロキャンプを始めるための知識

ソロキャンプを始める前の方はさまざまな疑問があると思います。代表的な質問をピックアップして回答していきます。ソロキャンプに必要な知識を深めるための参考にしてください。

設営がちゃんとできるか不安
現地に行く前に事前に練習することをおすすめします。その時設営ポイントをスマートフォンの写真に撮って後で復習できるようにすると便利です。動画サイトなどで設営方法を確認しながら行うのもいいでしょう。

夜中にひとりで過ごすのが怖い
暗闇を恐ろしく感じるのは当然です。環境に関しては慣れが必要なのですぐに解決とはいきませんが、精神的に安心できるものを準備してみてはどうでしょうか。いつも見ている動画などを楽しめるようにイヤホンとタブレットを用意する。大好きなお酒や飲み物を持っていく。

焚き火はひとりきりの夜に重要な役割があります。それはパチパチとはぜる音と風に揺れるあたたかい炎が安心させてくれるのです。そして何が起こるかわからない不安の中でも無事に過ごすためにさまざまな道具があります。しっかり準備していけば問題ないはずです。

燃え残った炭の処分はどうしたらいいのか?
燃え残った炭が処分できるキャンプ場を選びましょう。処分できるキャンプ場ではない場合はビニール袋に入れて持ち帰り、自宅で燃えるごみとして処分することになります。その場合翌朝焚き火を起こしてしまうと燃えた炭を冷ますことが難しいため焚き火は控える。朝食を用意する時はバーナーを利用し調理しましょう。その場に炭を放置することは厳禁です。

まとめ

道具をそろえてソロキャンプに挑戦

キャンプギアを駆使して自然という非日常の中に溶け込むことができた時、自由を感じることができます。そしてたったひとりで計画し実際に自然の中で朝を迎えた達成感は自分に自信を与え、日々の生活に必ずプラスな効果をもたらします。まずはやってみることが重要です。最初は安価でもいいので道具をそろえてソロキャンプに挑戦してみてはいかがでしょうか。


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