1.初心者必見!リン酸鉄リチウムイオンバッテリーとは?仕組みや採用製品を解説

リン酸鉄リチウムイオンバッテリーとは、下記3つを主な材料として作られたバッテリーです。
・リチウム(Li)
・鉄(Fe)
・リン(P)
リチウムイオンバッテリーの多くはコバルト・ニッケル・マンガンといった、いわゆる「レアメタル」と呼ばれる元素を用いています。しかしレアメタルのコスト削減やバッテリー化した際の安全性の向上など多数のメリットがあるため、最近ではリン酸鉄リチウムイオンバッテリーを搭載した機器が続々と登場し始めました。
●リン酸鉄リチウムイオンバッテリーの仕組み
リン酸鉄リチウムイオンバッテリーは、リチウムイオンが電解液の中で正極・負極の間を移動する際に発生する電流を用いる仕組みです。正極から負極に移動した際には充電、逆の場合には放電が行われます。
基本的な仕組みは、他のリチウムイオンバッテリーとまったく違いはありません。違いは、正極にコバルトやニッケルのようなレアメタルではなく、リン酸を用いている点。性質の違いから、リチウムイオンバッテリーの長時間利用で起こりうる過放電や過充電による熱暴走のリスクを抑えているのです。
●リン酸鉄リチウムイオンバッテリーと従来のリチウムイオン電池との違い
リン酸鉄リチウムイオンバッテリーと三元系リチウムイオンバッテリーの主な違いは以下のとおりです。
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項目 |
リン酸鉄リチウムイオンバッテリー |
三元系リチウムイオンバッテリー |
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充放電サイクル数 |
2,000〜6,000回程度 |
500〜2,000回程度 |
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熱安定性 |
高い(約600℃まで熱分解しにくい) |
低い(約220℃で熱分解のリスク) |
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エネルギー密度 |
低い(サイズが大きくなりやすい) |
高い(コンパクトに設計しやすい) |
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動作温度 |
−20℃〜45℃程度 |
−10℃〜45℃程度 |
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自己放電率 |
非常に低い |
やや高い |
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原材料 |
リチウム・鉄・リン(レアメタル少) |
コバルト・ニッケル・マンガンなど |
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製品価格 |
やや高め |
比較的安い |
性能面では多くの点でリン酸鉄リチウムイオンバッテリーが優れていますが、エネルギー密度の低さから製品サイズが大きくなりやすく、製造コストも高めです。
ただし、近年は技術の進歩により、リン酸鉄リチウムイオンバッテリーのコスト・サイズのデメリットも解消されつつあります。むしろ最新のリン酸鉄リチウムイオンバッテリー搭載モデルの方が安くてコンパクトなことも。そのため、基本的にはリン酸鉄リチウムイオンバッテリー搭載モデルを優先するのがおすすめです。
2.リン酸鉄リチウムイオンバッテリーを採用する主な製品
リン酸鉄リチウムイオンバッテリーは、主に下記のような製品に採用されています。
・EV車
・農業・工業機械
・充電式LED機器
・モバイルバッテリー
どのような使い方をされているのか、それぞれ詳しく見てみましょう。
①EV車
リン酸鉄リチウムイオンバッテリーは電気自動車のバッテリーとして採用が広がっています。中国・BYDの電気自動車はすでに大半がリン酸鉄リチウムイオンバッテリーを採用しており、テスラも一部モデルで採用。三元系と比べると同じ重量で走れる距離がやや短くなりますが、発火リスクの低さと充放電サイクルの長さが評価されています。毎日充電を繰り返す路線バスやタクシーなど業務用途での採用例も増えている状況です。
②車用バッテリー
リン酸鉄リチウムイオンバッテリーは、アイドリングストップ車の補助バッテリーとして普及が進んでいます。従来の鉛バッテリーは1〜3年で交換が必要なケースも多い一方、リン酸鉄リチウムイオンバッテリーは充放電サイクルが長く自己放電も少ないため、長期的なコストを抑えられるのがメリット。重さも鉛バッテリーの3分の1程度に抑えられるので、燃費にも貢献します。
③農業・工業機械
電動トラクターや電動フォークリフトに採用されています。農業機械は夏の炎天下での作業が多く、フォークリフトは毎日充電と放電を繰り返すため、熱への安定性と充放電サイクルの長さが欠かせません。三元系では安全上の問題から採用が難しい高温環境でも安定して稼働できるのが、農業・工業機械でのリン酸鉄リチウムイオンバッテリー採用の理由です。
④充電式LED機器
工事現場や夜間の屋外作業で使う充電式LED投光器でも、リン酸鉄リチウムイオンバッテリーの採用が広がっています。夏の炎天下に置かれたり毎日充電したりといった過酷な使い方でも劣化しにくいためです。三元系製品より本体価格は上がるものの、交換頻度が下がるため長期的なコストは抑えられています。
⑤モバイルバッテリー
スマートフォンを毎日何度も充電するヘビーユーザー向けに、リン酸鉄リチウムイオンバッテリーを搭載したモバイルバッテリーも登場しています。何百回と繰り返し充電しても劣化しにくく、購入時と同じ充電能力を長期間保ちやすい点が特長です。三元系と同容量で比べると本体がやや大きくなりますが、使用頻度が高い人ほど長寿命の恩恵を受けられます。
⑥ポータブル電源
防災・キャンプ・車中泊の普及に伴い、ポータブル電源へのリン酸鉄リチウムイオンバッテリー採用が急速に広がっています。
キャンプや屋外イベントなどで活躍するポータブル電源は気温が高い屋外で長時間稼働するケースが多く、従来の三元系リチウムイオンバッテリーにあった「熱による発火リスク」を無視できませんでした。
リン酸鉄リチウムイオンバッテリーは約600℃まで熱分解しにくく、過充電・過放電への耐性が高いため、屋外使用時の安心感が格段に上がります。充放電サイクルが2,000〜6,000回程度と長く、1台を数年以上使い続けられる点も、容量が大きく価格が高めのポータブル電源の用途と相性がよいです。
3. リン酸鉄リチウムイオンバッテリーの6つのメリット
リン酸鉄リチウムイオンバッテリーには、従来のリチウムイオンバッテリーと比較して主に以下の6つのメリットがあります。
・寿命が長い
・自己放電率が低い
・安全性が高い
・耐久温度が高い
・環境にやさしい
・原材料価格が安い
それぞれ詳しく見ていきましょう。
メリット①:寿命が長い
リン酸鉄リチウムイオンバッテリーは、従来のリチウムイオンバッテリーと比較して圧倒的な長寿命を実現しています。バッテリーの寿命を表す「サイクル回数(フル充電して繰り返し使える回数)」で、もっともメジャーな三元系リチウムイオンバッテリーと比較してみましょう。
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種類 |
サイクル回数※ |
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リン酸鉄リチウムイオンバッテリー |
2000回~6,000回 |
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三元系リチウムイオンバッテリー |
500回~2,000回 |
※繰り返しフル充電して使って70%以上の最大容量を維持できる回数
三元系リチウムイオンバッテリーの倍以上のサイクル回数となっており、繰り返し使える回数がはるかに多いです。つまり「長寿命により長く使えるため、買い替えの頻度が低くなりコストを抑えられる」のが使用者にとってのメリットといえます。
メリット②:自己放電率が低い
リン酸鉄リチウムイオンバッテリーは、放置していると勝手に放電してしまう電力量の割合を示す「自己放電率」が従来製品よりはるかに低いです。例えば、自動車などに搭載されている「鉛バッテリ」の場合、1ヶ月放置すると約20%の電力が減ってしまう場合があります。
しかしリン酸鉄リチウムイオンバッテリーなら、同じ条件でも1パーセントほどしか電力が減りません。そのためオフシーズンにまったく使わない農業機械や、防災のために放置しているポータブル電源でも「使いたい」と思ったときにすぐ取り出して使えます。
メリット③:安全性が高い
リン酸鉄リチウムイオンバッテリーは安全性の高さが大きなメリットです。従来のリチウムイオンバッテリーに使用されているコバルト・ニッケル・マンガンは、220℃以上で熱分解を起こしてしまうため、極端な高温環境や想定外の長時間利用はおすすめしません。
しかしリン酸鉄リチウムイオンバッテリーに使われるリン酸は、リン・酸素間の結合が非常に強いため、600℃に到達するまでほとんど熱分解が起こりません。高温環境でも安定して動作し、安全に利用できるというわけです。
メリット④:耐久温度が幅広い
リン酸鉄リチウムイオンバッテリーは、耐久温度が幅広い点も大きなメリットです。先述したように高温環境での安定性が高いのはもちろん、低温環境への強さも備えています。
従来の三元系リチウムイオンバッテリーは氷点下で保存できても-10℃ほどまでが限界でした。しかしリン酸鉄リチウムイオンバッテリーは、-20℃の低温環境でも保存できます。寒冷地で今まで以上に活躍するでしょう。
メリット⑤:環境にやさしい
環境にやさしい点もリン酸鉄リチウムイオンバッテリーのメリットです。実は従来のリチウムイオンバッテリーに使われるコバルト・ニッケルなどのレアメタルの採掘には、土・空気・水などの環境汚染を伴います。
リン酸鉄リチウムイオンバッテリーにもレアメタルであるリチウムを使用するので、環境汚染は0ではありませんが、多数のレアメタルを使用する従来の製品よりは、圧倒的に環境汚染のリスクを軽減できるでしょう。
メリット⑥:原材料価格が安い
リン酸鉄リチウムイオンバッテリーは原材料価格が安い点もメリットです。レアメタルは「レア」というだけあり、希少性が高く価格も相応に高いものとなっています。それに対してリン酸鉄は普遍的な原材料のみで生成できるので、圧倒的にコストを抑えられるのです。
ただし現時点では、バッテリー化する工程にコストがかかっているため、最終的に消費者の手に渡る製品価格は少し高め。今後、技術の進歩によるさらなる低コスト化が期待されます。
4. リン酸鉄リチウムイオン電池の2つのデメリット
リン酸鉄リチウムイオンバッテリーには、現時点で明確なデメリットが2つあります。
・エネルギー密度が低い
・製品価格が高め
メリットだけでなく、デメリットについてもぜひ知っておきましょう。
デメリット①:エネルギー密度が低い
リン酸鉄リチウムイオンバッテリーは、エネルギー密度が低い(=容量あたりの体積が大きい)という欠点があります。難解な化学的根拠は割愛しますが、大まかにいうと「これ以上に圧縮できない」からです。エネルギー密度が低いので、最終的な製品のサイズがどうしても大きくなります。
デメリット②:製品価格が高め
リン酸鉄リチウムイオンバッテリーを使用した製品は、価格が高めです。先述したように原材料は大きく抑えられますが、最終的なバッテリー化の工程に大きなコストがかかってしまいます。
もうひとつの価格を上げている要因が特許料です。現在、リン酸鉄リチウムの基本特許をアメリカのテキサス大学が有しており、さらに製造の過程でカーボンコーティングする工程の特許はあるカナダ人が持っています。製造のための安くはない特許料が、最終的な製品価格を押し上げる原因となっています。
5.リン酸鉄リチウムイオンバッテリー火災のリスクはないの?
「リン酸鉄リチウムイオンバッテリーは安全」という説明を見かけることがありますが、正確には「三元系と比べて安全性が高い」という意味であり、火災リスクがゼロになるわけではありません。
実際に、大阪府の枚方寝屋川消防組合では、ポータブル電源に内蔵されたリン酸鉄リチウムイオン電池から出火した火災が報告されています。
参考:枚方寝屋川消防組合「リン酸鉄リチウムイオン電池から出火」
それでも三元系と比べた安全性の差は明らかです。三元系リチウムイオンバッテリーは約220℃で熱分解が始まります。一方でリン酸鉄リチウムイオンバッテリーは約600℃まで熱分解しににくいです。過充電・過放電による熱暴走のリスクも大幅に低くなっています。正しく使えば、従来の三元系バッテリー搭載製品よりも安全に長く使い続けられるでしょう。
関連記事:リン酸鉄リチウムのポータブル電源でも火災は起きる?事例と原因・安全な使い方
6.リン酸鉄リチウムイオンポータブル電源おすすめ3選

Jackeryのポータブル電源はリン酸鉄リチウムイオンバッテリーを採用しており、最大6,000回の充放電サイクルを実現しています。
また高速充電技術「ChargeShield 2.0」による62種類の保護機能を搭載。そして防災安全協会の「防災製品等推奨品認証」の取得など、安全性の面でも第三者機関の評価を受けています。
さらに5年間長期保証も揃っており、長く安心して使い続けられる設計が強みです。用途や必要な容量に合わせて以下の3モデルから選んでみてください。
①Jackery ポータブル電源 3600 Plus
Jackery ポータブル電源 3600 Plusは、約6000回充放電サイクル数と業界トップレベルの長寿命リン酸鉄リチウムイオンバッテリーを採用した、家庭防災や企業、介護施設などのBCP対策におすすめの超大容量ポータブル電源です。毎日1回充放電しても、約16年間使えます。
容量3,584Whで、消費電力900Wのエアコンなら約3.3時間の稼働が可能。また、消費電力150Wの冷蔵庫と消費電力10WのLED照明を同時に使いながらスマートフォンも充電しても、一晩(8時間)を余裕で乗り越えられます。
専用拡張バッテリーを最大5台追加すれば、最大21,500Whまで容量を増やすことが可能です。使用シーンに応じて段階的に容量を増やせます。
また、別売りのJackery コネクタで3600Plus2台を並列接続すれば200V出力にも対応します。最初は1台から始めて、必要に応じてバッテリーや2台目を「Plus」していく段階的な備えが可能です。
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製品スペック詳細 |
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容量 |
3584Wh |
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定格出力 |
3000W(瞬間最大6000W)(50hz/60hz両方対応) |
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充電速度 |
ACコンセント充電:3時間 ソーラーパネル充電:6.5時間(800W入力時) シガーソケット充電:40時間 |
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出力ポート数 |
AC出力×5、 USB-A×2(最大18W) USB-C×2(それぞれ最大100W) |
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家電への稼働 時間目安(例) |
電子レンジ(960~1160W):約2.6時間 冷蔵庫(570Wh/24h):4~5日間 炊飯器(330W):7.5時間 スマホ(29W):約130回 電気バーベキューグリル(1600-1700W):1.8時間 草刈機(1100-2200W):約3.6時間 高圧洗浄ガン(1400W):約2.5時間 |
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充放電サイクル数 |
6,000回 ※4000回充放電後も工場出荷時の70%の容量を維持 |
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サイズ&重量 |
約 375 × 317 × 229 mm(約25kg) |
●Jackery ポータブル電源 1500 New
Jackeryポータブル電源1500Newは、ファミリーキャンプや2~3人の家族防災におすすめのモデルです。
容量1,536Whで、たとえば消費電力960Wのエアコンなら約6時間、55Wの電気毛布なら約18時間、消費電力90Wの冷蔵庫なら約12時間使えます。
定格出力2,000W(瞬間最大4,000W)で電子レンジやドライヤーなど消費電力の高い家電も問題なく動かせます。
また、充放電サイクルは6,000回で、毎日充電しても10年以上持つ圧倒的な高耐久です。
重さらに重さは14.5kgと、1500Whクラスで業界最軽量レベルを実現。大容量ながら片手で自由に移動して使える小回りの良さで、キャンプや屋外DIYなど動かして使いたい用途にもぴったりフィットします。
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製品スペック詳細 |
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容量 |
1536Wh |
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定格出力 |
2000W(瞬間最大4000W) |
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充電速度 |
ACコンセント充電:1.5時間(緊急充電モードなら1.3時間) ソーラーパネル充電:4.5時間(400W入力時) ドライブチャージャー:4.5時間 |
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出力ポート数 |
AC出力×3、 USB-A×1(最大18W) USB-C×2(それぞれ最大100W) DC出力×1:12V⎓10A |
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家電への稼働 時間目安(例) |
液晶テレビ(60w):約18時間 電動ドリル(150W~350W):約6時間 スマホ(29W):約79回 電気ケトル(850W):約1.5時間 小型冷蔵庫(90W):約12時間 |
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充放電サイクル数 |
6000回 ※4000回充放電後も工場出荷時の70%の容量を維持 |
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サイズ&重量 |
約330×221×242 mm(約14.5 kg) |
③Jackery ポータブル電源 500 New
いつものアウトドアや1〜2日程度の防災備蓄として、コンパクトに使いたい方にはJackeryポータブル電源500 Newがおすすめ。
容量は512Whで、消費電力15Wのスマートフォン充電なら約27回、消費電力10WのLED照明なら約40時間、消費電力50Wの電気毛布なら約8時間稼働します。
定格出力は500Wで電子レンジなどの消費電力が大きい家電の動作は難しいですが、小型の電気ケトル・炊飯器など500W以下の家電は動くので用途はさまざま。
毎日使っても10年以上持つ6,000回の充電サイクル、さらにわずか5.7kgの女性や子供でも持てる軽さで、キャンプや車中泊での手軽な電源として使い勝手がよい1台です。
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製品スペック詳細 |
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容量 |
512Wh |
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定格出力 |
500W (瞬間最大1,000W) |
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充電速度 |
ACコンセント充電:1.3時間 ソーラーパネル充電:3.3時間(200W入力時) シガーソケット充電:6時間 |
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出力ポート数 |
AC出力×2 USB-A×1(最大18W) USB-C×2(それぞれ最大100W、30W) DC出力×1:12V⎓10A |
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家電への稼働 時間目安(例) |
電動ドリル(400W):約1.1時間 テレビ(60W):約8時間 電気毛布(55W):約7時間 スマホ(29W):約24回 ノートパソコン(80W):約4回 車載冷蔵庫(60W):約18時間(0度保冷) |
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充放電サイクル数 |
6000回 |
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サイズ&重量 |
311x205x157 mm(約5.7 kg) |
7.リン酸鉄リチウムイオンバッテリーを長持ちさせる方法
リン酸鉄リチウムイオンバッテリーは適切に使えば充放電サイクルを最大限に活かせます。逆に誤った使い方をすると寿命が縮まるリスクも。以下の3点を守るのが長持ちさせるポイントです。
①過充電や過放電を避ける
バッテリー残量が0%になった状態のまま放置すると、バッテリーの劣化が進みます。残量が20%程度になった段階で充電を始めるのが理想的です。
また、満充電になったあともコンセントを挿しっぱなしにし続けると過充電が起こりバッテリーの劣化につながります。充電が終わったらコンセントを抜くようにしてください。
②極端な高温・低温環境で使わない
リン酸鉄リチウムイオンバッテリーは三元系より温度への耐性が高いですが、極端な高温・低温は劣化を早めます。夏場の車内など高温になりやすい場所での長時間保管・使用は避けてください。
また、氷点下になる真冬の屋外などもバッテリーの性能低下のリスクが高いです。専用のケースなどに入れて、温かい状態を維持して使うことをおすすめします。Jackeryでは「ヒーティングキャリーバッグ」という寒い環境専用のケースを用意しているので、東北・北海道などをはじめとする寒い地域で使う方はご検討ください。
③パススルー充電しない
パススルー充電とは、ポータブル電源に充電しながら同時に機器へ給電することです。充電と放電が同時に行われるためバッテリーに負荷がかかり、劣化の原因になります。
なお、Jackeryのポータブル電源は充電しながら給電するパススルー充電を使っても、バッテリーが劣化しにくい設計です。停電時のバックアップ電源としてコンセントに常時接続しておく使い方でも、安心してお使いいただけます。
関連記事:リチウムイオン電池の寿命はどのぐらい?確認方法や寿命を伸ばす6つのコツも解説
8. リン酸鉄リチウムイオンバッテリーに関するよくある質問
①リン酸鉄リチウムイオンバッテリーの廃棄やリサイクルの方法は?
リン酸鉄リチウムイオンバッテリーは、一般のゴミとして廃棄することはできません。リチウムイオン電池は資源有効利用促進法により、適切な方法でのリサイクルが定められています。廃棄・リサイクルの主な方法は以下のとおりです。
● 家電量販店の回収ボックスに持ち込む
● メーカーの回収サービスを利用する
● 自治体の小型家電回収窓口に持ち込む
膨張・破損・液漏れがあるバッテリーはそのままの持ち込みが断られるケースがあるため、事前に各窓口に確認しましょう。また、ポータブル電源のような大型のリン酸鉄リチウムイオンバッテリーは、いずれの窓口でも回収していないことが多いです。産廃業者に依頼して処分してもらいましょう。
なお、Jackeryでは公式サイトからポータブル電源の無料回収の申し込みができます。産廃業者に依頼する費用は不要です。
関連記事:リチウムイオン電池の廃棄方法は?電池種類別の捨て方と注意点を解説
③リン酸鉄リチウムイオンバッテリーの充電方法を教えて。
リン酸鉄リチウムイオンバッテリーの主な充電方法を、Jackeryポータブル電源を例に紹介します。
● AC充電(コンセント):家庭のコンセントから充電する方法。充電速度がもっとも速い
● ソーラー充電:専用のソーラーパネルを接続して太陽光で充電する方法。電源がない屋外や停電時に役立つ
● 走行充電(シガーソケット):車のシガーソケットから充電する方法。約100Wと充電速度は遅めなのがデメリット
● 走行充電(ドライブチャージャー):車のバッテリーに専用充電器を接続して充電する方法。最大600Wとシガーソケットの約6倍の速さで充電できる
Jackeryの一部の対応モデルでは、AC(コンセント)とソーラーパネルを同時に入力する「ハイブリッド充電」も利用でき、充電時間をさらに短縮しています。
関連記事:リチウムイオン電池を長持ちさせる充電方法は?充電できない理由や対策も紹介
④リン酸鉄リチウムイオンバッテリーをキャンピングカーに後付けするならどれがおすすめですか?
キャンピングカーへの後付けにはJackery ポータブル電源 3600 Plusがおすすめです。容量3,584Whで、ポータブルエアコンや冷蔵庫・照明などを長時間使い続けられます。
専用拡張バッテリーを最大5台追加すれば最大21,500Whまで容量を増やせるため、「今シーズンは1台で様子を見て、必要なら来シーズンはバッテリーを追加する」という使い方も可能。充放電サイクルは6,000回で毎日使っても10年以上持つ長寿命設計で、長期旅行や連泊で繰り返し使う方も安心です。
関連記事:リチウムイオン電池を長持ちさせる充電方法は?充電できない理由や対策も紹介まとめ
リン酸鉄リチウムイオンバッテリーは、三元系リチウムイオンバッテリーと比べて充放電サイクルが長く熱安定性も高い、現在のポータブル電源では主流のバッテリーです。使用方法を守れば安全に長く使い続けられます。
Jackeryの全モデルはリン酸鉄リチウムイオンバッテリーを採用しており、5年間の長期保証と最大6,000回の充放電サイクルを備えています。近年は設置型の蓄電池に負けない大容量モデルも登場中。これから蓄電池・ポータブル電源を導入しようと考えているなら、Jackeryのポータブル電源も選択肢に入れてみてください。



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