華やかな演劇を裏で支えるジャクリのポータブル電源

「ライフスタイル×Jackery」をテーマに、自分らしいライフスタイルを楽しむ人と、そこで活躍するJackery製品にスポットを当てる連載企画。

今回は演劇を中心に、舞台監督や演出部、大道具として活躍する組織、株式会社スマイルステージにフォーカス。同社代表の唐崎修さんとともに、舞台監督や演出部として活躍している橋本加奈子さんにお話を伺い、芝居や公演の裏方としての仕事や、実際に現場で使用しているJackeryのポータブル電源について語っていただきました。

大道具や舞台演出の現場も信頼を寄せる、Jackeryのポータブル電源

大道具や舞台演出の現場も信頼を寄せる、Jackeryのポータブル電源

取材に訪れたのは、埼玉県内にある株式会社スマイルステージの倉庫。さまざまな資材や工具などが格納された棚の前で、まずはおふたりの仕事について伺いました。

 唐崎「私たちは主にお芝居の舞台監督や演出部、大道具を担っています。舞台監督や演出部というのは、お芝居の細かい演技指導の他に、本番までの稽古のスケジュール管理や準備、そして本番を滞りなくまわせるように携わっていく仕事。大道具は実際にそのお芝居で使う情景や建物といったセットや、書き割りなどを作るのが主な仕事です」

橋本「私の肩書きは舞台監督・舞台監督助手です。作品ごとに演出部というチームを編成して、ひとつのお芝居や公演を全体的に進行していくのが主な仕事になります。お芝居の場合、1ヶ月前からのお稽古にも必ず参加しますし、劇場に行って仕込みをしたりもしつつ、本番をまわすのが仕事。ときにはダンスやパフォーマンスの公演を手掛けることもあります。

唐崎「いろいろな現場に共通して言えることですが、舞台やセットを作るためには電動工具は不可欠です。劇場にも電源はありますが、照明や音響にも電源は使いますし、現場の隅で材料を加工しなければならない場合もある。そんなときに役立つのがポータブル電源なんです」

橋本「電源の確保は、舞台を行ううえでは必要な要素です。でも例えば、以前にダンサーをはじめとるするダンスカンパニーが、小学校をまわって体育館で公演をしたことがあるのですが、会場となる小学校によっては、体育館で電源が必ず確保できるとも限りません。その際には、Jackeryのポータブル電源を使って対応したことがあるんです。ほかにも、医療系のお芝居で手術室を表現するため、小道具の心電図やモニターなどの機器を光らせる必要があった際には、セットのなかに隠せるコンパクトなJackeryのポータブル電源を仕込んだこともありました。ポータブル電源を導入する前は、小道具を光らせるような演出をする場合は、電源やコードなどの配線を気にする必要がありました。ですが、ポータブル電源はワイヤレスなので、配線を気にする必要がありません。それだけでも、演出の幅はすごく広がったと思っています」

芝居好きのメンバーでスタートした、舞台のプロ集団&舞台専門店

芝居好きのメンバーでスタートした、舞台のプロ集団&舞台専門店

現在は舞台づくりのプロフェッショナルとして、多くの作品に携わっているおふたり。彼らがこの世界で働くようになったきっかけは、何だったのでしょうか? それぞれのルーツについても伺います。

橋本「幼少期から父親とD.I.Yをしていたので、木を触ったり、手を動かすという作業がもともと好きだったんですね。進路を考えるタイミングで漠然と建築の世界に興味を惹かれ、ちょうど高校生くらいからお芝居を見る機会が増えたこともあって、舞台美術の世界に入ってみたいと思ったんです。当時は建築科に行けば舞台美術になれると思っていたのですが、“美術”の世界なので、しっかりと絵が描けないとなれないことにあとから気づいたんです(笑)。そんなとき、舞台美術と一緒に作品を手掛けながら進行するセクションがあることを知り、そっち側へと舵を切りました」

唐崎「僕は中学生のときに演劇部で、そこがこの世界へのスタートになっています。当時からお芝居が大好きで、思い切って少しだけ演技にも挑戦してみたのでが、セリフは覚えられないし、舞台に立つということが向いていなかったようで……。すぐに裏方のスタッフになって、そこから現在まで走り続けてきたという感じです(笑)」

ともに学生時代にお芝居の世界の素晴らしさを知ったことがきっかけとなり、この世界の門を叩いたというおふたり。現在のお仕事で感じるやりがいについても聞いたところ、次のような答えが返ってきました。

橋本「稽古に準備と大変なこともたくさんありますが、お芝居が本番を迎え、自分が手掛けた演出や小道具がお客さんにウケたりすると、やっぱり嬉しいんですよね」

唐崎「僕らの仕事はゼロから作り上げるものなので、例えばお芝居の場合、公演初日を迎えたときの達成感というのはひとしおです。それに、チームで作品をつくりあげるなかでいろいろな人と出会うこともできるので、そこが楽しいですし、やりがいにもなっています」

 彼らが仕事仲間と株式会社スマイルステージを立ち上げたのは、2016年のこと。それと同時に、演劇の街・下北沢に海外の工具やワーキングウェア、舞台雑貨が揃うショップ「スマイルステージ イクイップメント」もオープンさせました。

 唐崎「もともと僕はアメリカの工具が好きで、個人的に輸入してネットショップで販売していたんですね。2016年にスマイルステージを法人化しようとなった際、会社としてやるなら本格的にお店にしちゃおうと思ってオープンさせたのが現在の店舗です」

階段を上った先にある隠れ家のようなショップの店内には海外仕様の工具やギア、ワーキングウェアがズラリ。演劇の舞台などで使用するテープやヘルメット、ハーネスといった専門的な商品もあつかうことから、舞台関係者や大工さんといった“プロのお客さん”も多く訪れると言います。

ポータブル電源は、現場作業の可能性を広げてくれる心強い存在

ポータブル電源は、現場作業の可能性を広げてくれる心強い存在

舞台づくりの現場でも実際にJackeryのポータブル電源を使って作業しているというおふたり。仕事をするなかで「こんなことに活かせるのでは?」と思う事例もいくつかあると教えてくれました。

 橋本「私が以前から使っているJackeryポータブル電源240は、充電時間とサイズ感、そして容量のバランスがとても良いと思っています。例えば舞台のリハーサルでは、照明の調整も同時に進めるため、リハーサル時にもポータブル電源を使いながら調整をします。だいたいリハーサルは本番の4倍ほどあるので、2時間の舞台なら8時間リハーサルをする。その両方に対応できるスタミナと、短時間で手軽に充電できるJackeryのポータブル電源は、現場に安心をもたらしてくれる頼れる存在でした」

橋本「ワイヤレスで使えるという意味でも、舞台上の離れた場所に電源を使う小道具を設置できるのはいいですね。また、舞台上の小道具は、幕が開いてしまうとONOFFのスイッチを押せないことが悩みなのですが、Jackeryの最新機種はスマホと連動してONOFFの操作ができると聞いたので、それはぜひ使ってみたいと思います」

唐崎「そのほかには、屋外の公演にも良さそうです。屋外で舞台をする場合は『電源車』と呼ばれる電気を動かす車を手配するのが一般的なのですが、そこから電源を引き回すまでの間は電気を使えませんし、電元社を使うためには、ケーブルの養生をしたりクルマが通れるように重たいプレートを敷いたりと、付随する作業が実は大変で、そのためにスタッフをひとり確保しておかなければならない。Jackeryポータブル電源1000 Plusのように容量や出力が大きなポータブル電源があれば、電源車が来て電源を引き回すまでの時間、そして撤収した後の片付けの時間でも電気つかえますし、仮設プレハブやテントなどで複数使いたい場合もワイヤレスでそれぞれにひとつ置いてしまえばいいので、手間もコストも削ることができると思いました」

実際の現場での状況を交えながら、Jackeryのポータブル電源を使うことで便利になると教えてくれたおふたり。最後に、工具やギアを扱うショップの専門家として感じるJackeryポータブル電源のポテンシャルとは?

唐崎「まず、デザインが可愛いと思いますね。無骨なツールに囲まれて働く現場のプロですらも現場に持って行って自慢したくなるような、そんなデザインだと思います。無骨すぎないので、家族でキャンプを楽しみたい人や防災として持っておきたい人など、シーンや使い手を選びません。ポータブル電源としての機能性も高いので、一般の現場仕事の人にもありがたいのではないでしょうか。まだ電気が通っていない現場で作業する内装工事の方とか、現場に灯りが欲しい方などにも、すごく便利だと思いますよ」

今回スマイルステージのおふたりが使ったのは、Jackery のポータブル電源 1000 Plus。この機種は合計出力2000W(瞬間最大4000W)の高出力で、工具のバッテリー充電はもちろん、掃除機やドライヤーなど、ほぼすべての電化製品を使うことができ、約1.7時間でフル充電ができる高速充電が魅力。現場で工具や照明を使う職人さんたちだけでなく、キャンプを楽しみたいファミリーや、災害時の非常用電源としても十分に使えます。

お芝居や公演を裏で支える現場のプロも、実際に使ってオススメするJackeryのポータブル電源。どんな使い方にも対応する安心なギアとして、ぜひ使ってみてはいかがでしょうか。

<プロフィール>

株式会社 スマイルステージ

舞台監督・演出部/大道具

舞台監督や大道具として活動していたメンバーたちにより2016年に法人化。これまでに多くの舞台作品、公演などに携わり、裏方として支えてきた。多くの劇場が集まる演劇の街・下北沢に、舞台雑貨をはじめ、ユニークな海外の工具やワーキングギアなどを扱うショップ「スマイルステージイクイップメント」も展開中。厳選されたギアは多くの舞台人をはじめ、ギア好きの一般ユーザーも訪れる下北沢の隠れた人気スポットとなっている。


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