停電対策はポータブル電源と発電機どちらがおすすめ?

家電製品に囲まれて暮らし、すっかり電気なしでは成り立たないのが私達の生活です。エアコン、炊飯器、電子レンジといった家電製品はもちろん、スマホやタブレットの充電も電気がなければ動きません。いざという時に電気が止まると、家庭内のWi-Fiも動かないため、情報が取れず不安になる可能性も。災害時にも安心できる環境づくりのために、電気を供給してくれるのがポータブル電源や発電機です。同じように電気を供給してくれる両製品、一体どちらがおすすめなのでしょうか。

停電の平均的な日数は?

停電の平均的な日数は?

停電の平均的な日数は?
停電の平均的な日数は?

停電対策について考える前に、まずは過去の台風や地震などの災害時の停電について把握しておきましょう。

阪神淡路大震災や東日本大震災、新潟地震や熊本地震等など、日本では大規模地震の後に長期間の停電が起こっています。また、近年台風や豪雨による災害でも停電が起こっていますが、これらの自然災害による停電は、復旧に2日から3日程度の時間が掛かるのが特徴です。

記憶に新しいところでは、2022年3月に関東地方で大規模停電が起きました。

3月17日午後11時36分、宮城県と福島県で震度6強の地震があり、関東でも震度5弱の揺れを観測しました。この地震の影響で、東京電力管内の東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県で200万戸が一時停電しました。原因は、福島県広野町にある火力発電所の5号機と6号機が、地震の影響で停止したことでした。

停電によって病院では人工透析ができなくなるところがあり、また老人ホーム等各施設、学校では断水も起こりました。また夜遅い時間だったので、街灯も消えた歩道を携帯の明かりで足元を照らしながら家路を急ぐ人が大勢出ました。

停電
停電

携帯電話会社では一部の地域で通信に支障が出たため、家族との連絡がつかない事態も発生しました。同居の家族はもちろんですが、離れて暮らしている家族の無事の確認ができずに困った人が多く出ました。それに、そもそも携帯の充電が切れてしまっては、連絡もできません。

停電は、翌日午前2時半頃、つまり3時間程で解消しましたが、電気が無い、わずかの時間にいくつかの混乱が発生してしまいました。

このように、電気なくしては成り立たないのが、我々の生活です。いざと言う時のために電気を自分で確保しておくのは、非常に大切なことなのです。

ポータブル電源と発電機の違い

ポータブル電源と発電機の違い

停電時に強い味方となるのが、停電時でも電気が使える、ポータブル電源や発電機です。

それぞれの違いを見ていきましょう。

ポータブル電源

ポータブル電源

発電機

発電機

1. サイズ・重量の違い

ポータブル電源は、キャンプや車中などアウトドアで使うことを想定しているため、コンパクトで持ち運びがしやすいのが特徴です。また、本体の重量は、コンパクトモデルなら2㎏から、大容量モデルで10~15㎏程度になります。

発電機は、ガソリンを燃料としているため、重さがあり、さらにサイズも大きいため、重量は最低でも10㎏以上。そのため、あまり持ち運びには向かないといえるでしょう。

2. エネルギー源の違い

ポータブル電源は、家庭のコンセントやソーラーパネルを使って充電して使います。

一方の発電機は、ガソリンを燃料として電気を作り出します。ガソリンの保管には充分な注意が必要です。最近では、家庭用のカセットボンベが使える機種も出ていますが、発電力はガソリンほど高くはありません。

3. 使用可能時間の違い

ポータブル電源は充電していた電気が無くなった場合は、コンセント、シガーソケットまたはソーラーパネルを使って充電を行います。大容量・高出力モデルのJackery ポータブル電源 2000 ProJackery ポータブル電源 1500であれば、携帯の充電だけではなく、テレビや冷蔵庫、エアコン、炊飯器、電子レンジ、電気ケトルやホットプレートなども利用でき、停電時も3~6日間使えます。ポータブル電源の充電は使用すれば電池残量が減っていくので、いざと言う時のために、ソーラーパネルを用意しておくと、太陽光があれば充電することができます。

発電機は連続で10時間以上の運転が可能で、ガソリンを足せば、その分長く電気を作り続けることができます。また、冷蔵庫、エアコン、炊飯器など消費電力が高い家電品を使うことも可能です。ただし、1カ月以上使用しなかったら、目詰まりしないようにガソリンを抜いておく必要があります。また、定期的にメンテナンスを行い、停電時に正常に動くようにすることが推奨されています。

4. 使用場所の違い

ポータブル電源は、音が静かで臭いやガスなども発生しないため、室内、屋外に関わらず使用できます。

一方の発電機は、運転時に大きな騒音を発し、同時に排気ガスも出ます。一酸化炭素中毒への注意が必要なので、室内での使用にはあまり適していません。近所のことも考えると、人がいる場所では使いづらいと言えるでしょう。

発電機の使用場所
ポータブル電源と発電機の違い

こうして見てくると、普段から置き場所を取らず、停電時に素早く使える、また家が危険な場合は手軽に持ち運びできるポータブル電源が便利なことがわかります。また、発電機は騒音と排気ガスの問題があるので、一般家庭ではポータブル電源がオススメと言えるでしょう。

ポータブル電源と発電機のメリット、デメリットとは

ポータブル電源と発電機の
メリット、デメリットとは

ポータブル電源と発電機には、それぞれメリット、デメリットがあります。

メリット
ポータブル電源は大容量モデルであれば、最大で6日間程使用出来ます。充電は家庭のACコンセントや、ソーラー発電、車のシガーソケットで手軽に行えます。給電は、シガーソケットが使えるため、車載冷蔵庫が使用できます。またUSBポートでスマホの充電、AC出力で家電製品を使うことができます。また、使う場所を選ばず持ち運びができるうえ、排気ガスや騒音の心配がないので、充電さえしてあれば、いつでもどこでも使うことが出来ます。

ポータブル電源のメリット
ポータブル電源のメリット

発電機はガソリンがあれば、何日でも電気を作り続けます。大型家電も確実に動かせる点もメリットと言えるでしょう。

デメリット
ポータブル電源は充電式であるため、停電になってしまった場合は、家庭用のコンセントが使えず、ソーラーパネルが無ければ途中で電気がなくなってしまう可能性があります。

発電機は、稼働時の排気ガスと騒音の問題がありますが、ガソリンがあれば継続して電気を作れます。ただし、災害時にはガソリンが手に入りにくいうえに、ガソリンの保管方法に注意がいり、定期的なメンテナンスも必要といった問題もあります。

これらを比較したのが下の表です。

項目 ポータブル電源 発電機

エネルギー源

稼働時間

音・ニオイ

×

使える家電

使用場所

持ち運び

×

メンテナンス

ポータブル電源の備えを

ポータブル電源の備えを

ポータブル電源を停電の備えに
ポータブル電源を停電の備え

現在の生活に向いているポータブル電源は、大容量・高出力のものであることは先述しました。Jackery ポータブル電源 1500などの大容量ポータブル電源なら、AC、USBの各出力口が複数付いているので、照明、テレビ、エアコンを使うことができます。また、充電もコンセント以外にソーラーパネル、車のシガーソケットにも対応しているので、災害時であっても充電が可能です。

このように、ポータブル電源はとても便利になってきており、発電機よりも使いやすく、大容量・高出力なものが増えてきました。昨今の電気不足や大規模災害によって、大規模停電の可能性も否定できません。

停電が起きた時に、3日程度は電気が使えなくなります。そんな時は温かい食べ物が欲しくなりますが、ポータブル電源があれば電気ケトルでカップラーメンを食べたり、電子レンジを使うこともできます。もしもの時のためにポータブル電源を一家に一台備えておくのは、もはや常識の時代になってきているのかもしれません。

Jackery ポータブル電源 1500 PTB152 (6550936813646)

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