キャンプで電気圧力鍋を使って豚角煮を作る
暖かな日差しが少しずつ増え、いよいよ春を感じます。どこからともなく漂ってくる、ふんわりとした春の香りに心も軽やかになりますね。
そんな春の訪れとともに、外へ出かけてピクニックはいかがでしょうか。定格出力が1000W以上の大容量ポータブル電源があれば、ホットプレートやIH調理器具なども使用できます。今回は電気圧力鍋を使って、キャンプで作れる豚の角煮をご紹介します。
圧力鍋に放り込むだけ
かんたん調理の豚角煮
キャンプの楽しさの一つが料理。色々と手の込んだものを作るのは楽しいですが、作業に追われ、少し忙しくなってしまうこともあるのでは。
豚角煮といえば、甘辛いしっかりとした味付けで白いご飯にぴったりの定番おかず。ゴロっと大きな豚肉は、お酒のおつまみとしても人気の一品です。でも、作るのにけっこう時間がかかるイメージもあるのではないでしょうか。
そんな時、電気圧力鍋が使えれば、鍋に材料を放り込むだけで時短で美味しい料理を作ることができます。今回は、豚肉の下茹でもせず、そのまま煮込んでいくので、さらに簡単です。
長ネギの青い部分とスライスしたショウガを一緒に煮込むことで、豚肉の臭みを抑え、香味野菜を入れることで風味も良く仕上がります。お家では捨ててしまうことの多い、長ネギの青い部分も何かと使えるので捨てずに取っておくと便利です
【材料】作りやすい分量
材料 | 量 |
豚バラブロック |
600g |
ゆで卵 |
4~5個 |
ショウガ |
1片 |
長ネギ(青い部分) |
1本分 |
長ネギ(白い部分) |
1本分 |
からし |
お好み適量 |
(A)
材料 | 量 |
醤油 |
100ml |
酒 |
100ml |
砂糖 |
80g |
水 |
300ml |
①ショウガは皮ごと薄切りにし、豚バラブロックは食べやすい大きさに切る。
②圧力鍋の内鍋に、①を入れ、その上から(A)と長ネギの青い部分も入れて蓋をする。
③機種によってオートの「角煮」メニューボタンがあれば押し、無い場合には取扱説明書にある時間をセットしてスイッチを入れる。
④長ネギの白い部分を長さ5cmに切り、長ネギの中央まで縦に切り込みを入れ、芯と外側の白いネギの部分に分けたら、外側の白いネギの部分を細い千切りにして水にさらす。水気を切ってキッチンペーパーで拭き取る。
⑤煮込みが終わったら、一度蓋を開け、茹で卵を加えて蓋はせずに10分加熱する。
⑥器に⑤の角煮と卵をよそい、④の白髪ネギを上に盛り、お好みでからしを添えて出来上がり。
白いおにぎりやレトルトご飯を持って行き、角煮丼にして食べてみるのもオススメ。春の草花を眺めながらの大満足ごはんです。
アウトドアで豚の角煮を作ろうと思うと、大変な煮込み時間がかかりますが、圧力鍋を使用すれば本当にあっという間に美味しく出来上がります。
豚肉や野菜の下ごしらえを自宅で済ませ、調味料も合わせて持参すれば、現地では圧力鍋に入れてスイッチを押すだけ。
ポータブル電源があれば、外で家電を使えるので、家で作るような料理があれもこれも気軽に作れます。火も起こさずにスイッチ1つで作り立てを食べられるのは感動ものですね。
※屋外で調理家電を使用する際は、対応する消費電力や電圧をお確かめの上ご使用ください。
※使用状況により、調理家電やポータブル電源の保証の対象外となる場合がありますので、取扱説明書や注意書きなどを十分ご確認ください。
※長時間使用時などで万が一安定的な電圧・電流が供給できなくなった場合、仕様通りの加熱ができない、または想定外の動作を起こす可能性があります。
著者プロフィール
山本リコピン
横浜在住。雑誌、書籍、web連載、コラム執筆、企業のレシピ開発などで活躍。著書に「山本リコピンのうちごはん/ワニブックス」「ちゃちゃっとかわいい毎日おかず/主婦と生活社」など。インスタグラムは、こちらへ
コメント