ワイワイ楽しむタコスパーティー
キャンプやバーベキューなど、アウトドアでの調理といえば炭火を用いた料理が一般的ですが、もしも屋外にいながら自宅のキッチンで作る時のような調理家電を使用した料理ができたら・・・それを実現してくれるのがポータブル電源です。大容量タイプであれば長時間使用でき、AC電源搭載モデルであれば家電の使用が可能です。
青々と茂った緑が眩しく、1年の中でも特に良い気候の5月。せっかくの休日、家に閉じこもっているには少々もったいない季節です。食材とホットプレートを持って、外でタコスパーティーなんていかがでしょうか。
というわけで、今回のテーマはタコスです。ホットプレートを使用してトルティーヤを作ります。生地から作ると聞くと、とても大変なように思いますが、生地作りに必要な材料は、強力粉、オリーブオイル、塩、水、これだけです。
あとは混ぜてこねるだけ。特に難しいことはしないので、ぜひ試してみてください。生地を手作りする代わりに、ソースは簡易的に作りますが、ささっと作ったとは思えない美味しさです。
お手軽だけど彩あざやかで美味しい
みんなで楽しむタコスパーティー
タコスといえば、トウモロコシの粉で作ったトルティーヤで、肉や野菜などを包んで食べるメキシコ料理です。日本でもタコス専門店がかなり増え、すっかりおなじみの食べ物となりました。タコスの具をご飯の上にかけた沖縄のソウルフード・タコライスは、日本らしくアレンジされ、今や学校の給食でも登場するほど人気の料理です。
そんなタコスを今回は皮から作っていきます。手軽に作れるよう、トウモロコシ粉は使用せずに強力粉を使い、オリーブオイル、塩、水とともに混ぜてこねます。ボウルの中で、手でこねても良いですし、ポリ袋に入れてまな板の上でこねれば手も汚れません。
生地をねかす間に、3種のソースを作ります。1つはタコミート。市販のミートソースにチリパウダーを加えて簡単に作ります。チリパウダーはメキシカンな料理には欠かせないミックススパイスなので、ミートソースに加えるだけでメキシコ料理風の味になってくれます。ミートソースは、具のひき肉がごろっと多めのものを選ぶと良いです。
2つ目は、トマトサルサ。トマトと刻んだタマネギに、タバスコと塩コショウで味付けした即席サルサです。お好みでキュウリやピーマンを追加してもいいですよ。
最後はワカモレです。ワカモレはアボカドベースのサルサソースの一種で、トマト、タマネギ、コリアンダーなどが入りますが、今回はコンソメとレモン汁で作る即席タイプです。
ソースが作り終わったら、生地をのばしてホットプレートで焼きます。中火で焼けば、あっという間に両面こんがりと良い香りとともに焼き上がり。好きなソースを包み、お好みでレタスやチーズもご一緒に。ライムをひと絞りして味に変化をつけても美味しいです。
【材料】タコス6枚分
材料 | 量 |
強力粉 |
200g |
オリーブオイル |
大さじ1 |
塩 |
1つまみ |
水 |
100ml |
レタス、チーズ、ライム |
お好みで適量 |
【材料】タコミート
材料 | 量 |
市販のミートソース |
140g |
チリパウダー |
大さじ1 |
【材料】トマトサルサ
材料 | 量 |
トマト |
1個 |
玉ねぎのみじん切り |
大さじ2 |
タバスコ |
小さじ2 |
塩こしょう |
適量 |
【材料】ワカモレ
材料 | 量 |
アボガド |
1個 |
コンソメ |
4.5g |
レモン汁 |
大さじ2 |
①ボウルに、強力粉と塩を入れて混ぜたら、オリーブオイルと水を加えてひとまとまりになるまでよく混ぜてこね、密閉袋に入れて30分ねかす。
②ソースを作る。
(ワカモレ)アボカドは皮をむいて種を取り除き、フォークで潰す。コンソメとレモン汁を加えてよく混ぜる。
(タコミート)市販のミートソースとチリパウダーを混ぜる。
(トマトサルサ)トマトは2cmのざく切りにし、タマネギのみじん切り、タバスコとともによく混ぜ、塩コショウで味をととのえる。
③生地を6等分にしたら、めん棒を使って直径10cmの円形にのばす。
④ホットプレートに薄くオリーブオイルをひき、③を中火でこんがりと焼けるまで両面焼く。
⑤④のトルティーヤに、レタスやチーズとともに3種のソースをお好みでのせる。
太陽の光を浴びながら、キンキンに冷えたドリンクと一緒に頂くタコスは最高です。暑くなってくると、スパイシーなものがより一層美味しく感じますね。
3種類のソースは、別でトルティーヤチップスを用意してディップソースにしても格別です。
焚き火だと、火の調節が難しいのでトルティーヤが焦げてしまいがちですが、ホットプレートなら、火の調節もつまみ1つで自由自在。トルティーヤ作りも失敗知らずで簡単です。ポータブル電源があることで、外にいながら家電の使える便利さは感動ものです。
家で作るような料理が、手軽に外で食べられるのも嬉しいですね。火の後始末もなく、片づけも楽な点もポータブル電源の魅力の一つです。
ぜひ、外の風を感じながら、タコスパーティーを楽しんでみてください。
※屋外で調理家電を使用する際は、対応する消費電力や電圧をお確かめの上ご使用ください。
※使用状況により、調理家電やポータブル電源の保証の対象外となる場合がありますので、取扱説明書や注意書きなどを十分ご確認ください。
※長時間使用時などで万が一安定的な電圧・電流が供給できなくなった場合、仕様通りの加熱ができない、または想定外の動作を起こす可能性があります。
<ポータブル電源の充電の目安>
Jackeryポータブル電源 1000をフル充電から使用した場合→調理時間1時間・およそ15%を使用
※使用する調理家電や環境によって消費電力は異なります。充電残量を十分ご確認の上、ご利用ください。
著者プロフィール
山本リコピン
横浜在住。雑誌、書籍、web連載、コラム執筆、企業のレシピ開発などで活躍。著書に「山本リコピンのうちごはん/ワニブックス」「ちゃちゃっとかわいい毎日おかず/主婦と生活社」など。インスタグラムは、http://instagram.com/yamamoto_ricopin
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