家でもキャンプは楽しめる!自宅でアウトドアを満喫するおすすめ6つの装備品
キャンプや車中泊など、最近ではアウトドアに人気が集まっています。時間がなくてキャンプに行けない人が、家でキャンプを楽しむ「家キャン」も、自分なりのキャンプの楽しみ方として注目されつつあります。
今回は、家でもキャンプが楽しめる「家キャン」について、自宅でアウトドアを楽しむ方法をくわしくまとめています。
「え?自宅でもできるの?」
と意外に感じる方もいらっしゃるかもしれません。「家キャン」の注意点も踏まえて解説していますので、興味のある方は最後までじっくり読んでくださいね。
アウトドアを家で楽しむ1つの方法「家キャン」
これからキャンプをやってみようと考えている方や、なかなかキャンプ場に出かけることができない方におすすめなのが、家でキャンプ用品を使って過ごす「家キャン」です。
「家でキャンプ?」
と、思ってしまうかもしれませんが、やってみるといつもと違うキャンプを楽しむこともできます。ある意味普段のキャンプより快適に過ごせるかもしれません。だってお風呂とトイレはすぐ近くにあるのだから。まずは家キャンについてくわしく解説します。
●家でキャンプを楽しむ「家キャン」とは
家キャンとは、家の中をキャンプ用品でデコレーションすることによってキャンプ気分を味わうことです。自室やベランダ、リビングなど、まるでキャンプ場のサイトを選ぶかのようにキャンプ地を決めて、実際にキャンプ道具を持ち込み料理をしたりして楽しみます。庭にテントを張ってキャンプするなら「庭キャン」とも言いますが、いわゆる「なんちゃってキャンプ」のことです。
●家でのキャンプはこんな人にオススメ!
キャンプは自然の中で。アウトドアとして楽しむもの。本来は、「テントを張って野営する」など屋外で生活することを目的としています。しかし、行きたくてもなかなか機会がなく行けない方もいらっしゃるでしょう。家キャンは、
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・キャンプ場に出向いてまでキャンプを楽しむ時間があまり取れない方
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・キャンプには興味はあるけれど、行動に移せていない方
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・キャンプをやったことがない方の予行演習として道具を自宅で練習したい方
こんな人にとくにおすすめの楽しみ方です。固定概念はぶち壊して、あなたなりのキャンプを楽しんでみるのも良いのではないでしょうか。
家でキャンプをする場所は?
家キャンをまだやったことがない方は、1つの疑問が生まれてくるのではないでしょうか。
「自宅のどこでキャンプをするの?」
そんな疑問を解消するために、自宅で選ぶキャンプサイト(キャンプ地として設営する場所)のおすすめを4つご紹介します。
●リビング
自宅の中で一番の広さがあるスペースで、くつろげる場所でもあるリビングは家キャンにとって一番選びやすい場所です。ある程度の広さがあるなら「テントを張って実際にテント内で寝る」のも良いですね。
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・キャンプに使うテーブルやチェアを使ってキャンプ感を演出する
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・コンパクトバーナーやガスコンロを使って簡単な調理やお湯を沸かしてみる
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・室内の照明は使わず、ランタンなどのキャンプで使用する照明器具を使う
キャンプ道具を使用することで、自宅でも雰囲気は十分出せます。焚火などはできませんが、小型の火鉢を使って網でお肉や野菜を焼くくらいなら可能です。ただ、締め切った室内では一酸化炭素中毒の危険性があります。定期的に換気を行って楽しみましょう。
●自室
自分の部屋の居心地が良いなら、部屋をキャンプ道具でデコレーションしてキャンプ感を出して楽しむのも良いものです。
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・アンティーク雑貨で部屋を飾ってみる
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・キャンプ道具を配置してキャンプ感を出す
アウトドアが好きな方であれば、いっそのこと部屋の感じをアウトドア風にアレンジしてしまうのもアリですね。とくにランタンなどの小物類を木製の棚に飾るだけでも、部屋の雰囲気は変わるものです。
●庭
自宅にある庭をキャンプサイトに見立てて、キャンプを楽しむのも良いものです。自宅内とは違ってよりキャンプに近い過ごし方ができます。ある程度の広さも見込めるため、テントを張ることができますし、屋外なので焚火台を使って焚火を楽しむことも可能です。
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・アウトドアで使っている調理器具を用意する
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・テーブルやチェアをセッティングする
アウトドア用品をセッティングして屋外でBBQをしたり、焚火台を使って実際に火を起こしたりすると、よりキャンプ感が出て楽しく過ごせます。就寝時はテント内で寝袋に入って寝ると、自宅に居ながらキャンプに行った雰囲気を味わえます。
●ベランダ
自宅にお庭がない場合や、自室やリビングでは生活感がどうしても気になる方は、ベランダをキャンプサイトに選んでみるのも「家キャン」の1つの方法です。「ベランピング」という造語までできている、マンションで暮らしているキャンプ好きの方におすすめの自宅サイト。テントは無理かもしれませんが、フェンスを使って木製の棚を吊り下げてみたり、ランタンを設置するとキャンプ感を演出できます。
家でキャンプするときの雰囲気づくりにおすすめ6つの装備品
家の敷地内でキャンプを楽しむなら、可能な限り生活感は消し去りたいものです。キャンプの雰囲気を出し、アウトドアを演出するためにも、いつもキャンプで使用している装備品を使ってキャンプ感をだしていきましょう。
ここではキャンプの雰囲気づくりにおすすめの装備品をご紹介します。もし、まだキャンプにはいったことがない方は、これらの装備を購入して自宅で実践し予行練習するのも、キャンプ感も味わえて一石二鳥でおすすめです。
●キャンプならやっぱりこれ!「テント」
そもそもキャンプとは、屋外で野営することを目的としていることから、テントの設営はキャンプ感を出すのに最適な装備品です。市販されているテントの中には一人用の小さいテントも販売されていますし、お手頃な値段で購入できます。
天井が低いもので簡単に設営できるものがおすすめ。初心者用のテントであれば片づけるのも簡単です。
●キャンプでの就寝と言えば「寝袋(シュラフ)」
キャンプでの就寝時に利用する寝袋も、キャンプ感を味わうには最適なアイテム。少し窮屈に感じるところが、「キャンプ独特の不便さ」を引き立たせてくれます。また、屋外での就寝を目的としているため、室内で使用すると意外と暖かいことも。よりキャンプ感を味わいたい方は、ハンモックを設置すると良いでしょう。お庭やベランダであれば、自立式ハンモックもあります。
●アウトドア感を出す「テーブル&チェア」
自宅の中に手軽に置けて、アウトドア感を引き立たせてくれるのがテーブルとチェアです。場所を選ばず設置でき、雰囲気づくりにも一役買ってくれます。いつもキャンプに持っていくものを使用することで、よりキャンプ感を味わえるでしょう。
●雰囲気づくりに最適「ランタン」
昼夜問わずアウトドア感を引き立たせてくれるのがランタンです。アンティーク雑貨としても人気がありますね。部屋に置くだけでも雰囲気がでます。日が暮れて暗くなってきたら、いつもの部屋の電気を使わずに簡易照明とランタンの灯りだけで過ごすとより効果的です。
オイルを入れて付けるランタンは、誤って転倒させてしまうと火事の原因になってしまいます。使用するときは設置場所と取扱いに十分注意しましょう。
● アウトドア調理を満喫「ミニ火鉢」
リビングや自室でする家キャンでは、焚火をすることができません。このミニ火鉢なら室内利用も不可能ではないので、ミニBBQを楽しむことができます。ただ、一酸化炭素中毒の危険性があること。火の扱いには十分気を付けることが大切です。
● 庭で家キャンするなら「ポータブル電源」
お庭で本格的なキャンプを演出するなら、ポータブル電源から電源を取ってキャンプを楽しむのもより雰囲気が出て家キャンを満喫できます。キャンプでは電気の利用は簡易照明や気温対策に活躍します。テント内で寝袋を使って寝るとき、寒さ対策として電気毛布やホットカーペットを使用するときに便利です。そのほか、
・もしもの災害対策に利用できる
・自宅の節電対策に活用できる
・屋外作業や屋外DIYにも電源として利用できる
というメリットもあります。アウトドアが好きで、自宅でも趣味でDIYなどをされる方であれば、一家に一台あると活躍の幅が広がるのでおすすめです。
〇Jackeryポータブル電源なら安心・安全に利用できる
Jackeryは一般社団法人防災安全協会の定める防災製品等推奨品認証を受けたポータブル電源です。もしもの災害対策のためにも、一台は持っておいて損はありません。そのほか
・PLUSシリーズはリン酸鉄リチウムイオン電池を採用し長寿命
・BMS(バッテリーマネジメントシステム)搭載で、過充電及び過放電を防止
・3~5年の長期保証が付いていて、アフターサービスも充実
などの安全・安心感もあります。家キャンをやってみようと考えている方でまだ持っていない方は、アウトドアをより満喫するためにも装備品に加えるのも良いのではないでしょうか。
家でキャンプを楽しむときの4つの注意点
家でのキャンプは場所によっては室内で楽しむことになります。また、お庭やベランダでキャンプでも、家ならではの近隣のご近所様に迷惑のならない気配りが必要になってきます。
家キャンでトラブルにならないよう楽しむためにも注意点については十分対策を考えておきましょう。
●室内での火気使用は一酸化炭素中毒に注意
室内でガスの利用や火鉢を使った火気の使用は一酸化炭素中毒の危険性があります。
・一酸化炭素中毒警報機を用意する
・換気をして空気を入れ替える
などの対策が必要です。長時間同じ部屋に居ると、慣れてしまってガスの充満や部屋の空気の汚れに気づきにくくなります。実際にトイレに行って戻ってきたときに、部屋の空気の汚れに気づくことも。
「事前に窓を開けておく」
「サーキュレーターを利用して空気を循環させる」
などをしておくと、効果的に新鮮な空気を循環させることができます。家でのキャンプは油断してお酒も入ってそのまま寝てしまうことも考えられます。寝てしまうと余計に気付かないため、換気には十分気を配っておきましょう。
●賃貸契約のある家は規則を必ず確認しておく
マンションやアパートなどの賃貸住宅で家キャンするときは、管理規約を確認しておくことが大切です。ベランダや専用庭は、入居者の専有部分ではなく建物の善区分所有者の合意のもと、特定の居住者が使う権利を認められているとしている位置づけになっていることが多いです。
ベランダに大きなもの(例:テントなど)を置き、長時間滞在することを禁止しているところもあるため、下記の書類は必ず確認しておきましょう。
・「貸室賃貸契約書」
・「管理規約」
・「使用規則」
などには、住んでいる建物のルールが記載されています。賃貸住宅での家キャンは管理規約違反にならないように注意が必要です。
●近隣の住宅への配慮
都心部や住宅街の中には隣の家との距離が近い物件が多いこともあります。「隣の家の声がよく聞こえる」など一戸建てに住んでいる方には経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。家でキャンプを楽しむときは、近隣の住宅に住んでいる方の迷惑になることは避けたいですよね。配慮する点は「ニオイ」・「煙」・「騒音」の3点です。
〇ニオイや煙の発生への配慮
お庭でキャンプを楽しむ場合、屋外だから焚火台を使って焚火を楽しむこともあるでしょう。焚火を使ってBBQをするのも、キャンプ感が出て満喫できると思います。
・BBQで発生するニオイ
・焚き火台を使用するときの煙
は、近隣住民の迷惑にならないようにすることが大切です。風向きによって隣接する家に流れてしまうと、近所迷惑になってしまう恐れがあります。
〇話し声や音楽などの騒音に対する配慮
家でキャンプするとなると、お酒も進んで夜遅くまで話し込んでしまうこともあるかと思います。
普通に話している程度では問題ありませんが、羽目を外してどんちゃん騒ぎをしてしまうと近所迷惑に発展してしまいます。
また、音楽を大音量で流すことも騒音被害に発展します。キャンプ場でのルールやマナーと同じように、自宅で行うキャンプも節度を守って楽しみましょう。
●庭キャンプでもテントやタープの固定はしっかりと行う
お庭でキャンプをするときでも、テントやタープはしっかり固定しておくことが大切です。
・「庭に穴を開けたくない」
・「庭でやっているから大丈夫」
など、そう思う気持ちもわからなくないですが、突風によってテントやタープが飛ばされてしまうと近隣住民のご迷惑になってしまいます。たとえば、「ちょっと荷物を取りに部屋に戻っている間に風でテントがお隣さんの敷地に飛ばされてしまった」ことにもなりかねません。
家キャンで設営するテントは軽くて手軽に張れるものを選んでしまいがち。その分風で飛ばされやすいこともあるので、固定はしっかり行うことが大切です。
まとめ:家でのキャンプは良い予行演習になる
今回の記事では、家でのキャンプを楽しむ方法について、注意点も含めてまとめました。
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アウトドアを自宅で楽しむ「家キャン」とは
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・家でキャンプをする場所
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・雰囲気づくりに役立つキャンプ道具
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・家キャンするときの注意点
など、キャンプに興味はあるけれど、なかなか時間が取れなくてキャンプ場に行けない方や、まだキャンプをしたことがない方の予行練習にも役立つように解説しています。
近隣住民の方への配慮も必要ですが、それはキャンプ場でも同じですよね。ルールとマナーを守ったうえで、あなたなりのキャンプを楽しんでみてください。
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