庭キャンプの魅力とは?安全に楽しむための対策やおすすめのグッズを紹介

庭キャンプの魅力とは?安全に楽しむための対策やおすすめのグッズを紹介

「キャンプがしたいけど、時間もお金もない」「キャンプ場と自宅の行き来が一番疲れる…」 このような悩みを抱えている方には庭キャンプがおすすめです。移動時間やサイト代がかからず、自宅にいながら手軽にキャンプが楽しめます。

この記事では、庭キャンプの魅力や始め方について解説します。庭キャンプならではのリスクと注意事項やおすすめのアイテムも紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

庭キャンプの6つの魅力

自宅に広めの庭をお持ちの方の特権とも言えるのが庭キャンプ。これまでキャンプに行ったことがない方や手軽にキャンプを楽しみたい方にぴったりのスタイルです。まず初めに、庭キャンプの魅力を6つ紹介します。

①移動時間がかからない

庭キャンプの一番の魅力と言えるのが、移動時間をショートカットできる点です。キャンプといえば、重たい荷物を持ち、電車や車で時間をかけて現地に行くというイメージがある方は多いと思います。

庭キャンプでは自宅でキャンプを行うので、移動時間がかかりません。また、重たい道具を準備して、体力を削られながら持ち運ぶ必要もないのです。これまで移動が面倒に思っていた方にとって、庭キャンプは最適な選択肢と言えるでしょう。

②交通費がかからない

交通費を節約できるのも庭キャンプの魅力です。移動する必要がないので、電車賃やバス代がかかりません。車で行く方もガソリン代を節約できます。キャンプでは何かとお金がかかり、金銭面で躊躇していた方にも、もってこいと言えます。

また、キャンプの練習としても庭キャンプは最適です。キャンプ場でキャンプをするのには相応のお金が必要なので、キャンプ場を本番としたときの事前練習として、お金がかからない庭キャンプを利用するのはいかがでしょうか。

③サイト使用料がかからない

庭キャンプでは交通費だけでなく、サイト使用料もかかりません。一般的なキャンプ場では、入場料として一人2,000円程、サイト代として3,000円程かかる場合が多いです。また、サイトの種類によっても価格設定は異なります。

キャンプ場ではその地でしか味わえない自然があるので、料金を支払う価値はありますが、料理にかかる食材代や交通費を踏まえると、できるだけカットしたいです。庭キャンプでは、サイト使用料がかからないので、気軽に楽しめます。

➃トイレやお風呂にすぐ入れる

庭キャンプでは、行きたい時にトイレに行けて、入りたい時にお風呂につかれます。キャンプ場を選ぶ際に気にすることとして上位に挙げられるのが、トイレとお風呂です。キャンプ場によってはサイトからトイレまでが離れていたり、お風呂ではなくコインシャワーしかなかったりします。

また、キャンプ場のトイレやお風呂といえば、虫が頻繁に発生したり、お金がかかったりするので良いイメージがない方も多いでしょう。庭キャンプでは清潔なトイレとお風呂が常に近くにあります。その分ストレスなく、キャンプが楽しめるので、おすすめです。

⑤自宅にある調理道具をフル活用できる

一般的なキャンプでは、できるだけ荷物を軽量化して、道中疲れずに現地で楽しめるかが肝です。しかし、庭キャンプでは荷物の軽量化を気にすることなく、自宅にある全ての調理道具を好きな時に好きなだけ使用できます。

庭キャンプだからこそできる、調理道具の使い道は次のとおりです。

  • ・重さのある大型のスキレットやダッチオーブンを使った豪快料理

  • ・大型のBBQコンロを使った自宅バーベキューパーティ

  • ・自宅にある複数の調味料を活用したキャンプ料理

⑥設営・撤収が楽に行える

庭キャンプでは設営・撤収作業が簡単です。キャンプ場のようにテントを張る必要がなく、ゴミはすぐに処分できます。また、使い終わったキャンプギアはその場で洗って収納できるので、手間を最小限に抑えられます。

雨が降ってきたらすぐに撤収できるので、キャンプ場特有の「ずぶ濡れになったキャンプギアが乾くのを待ってからの撤収作業」が不要です。

庭キャンプは危ない?注意すべき3つのリスクと対策

庭キャンプにはメリットがある一方で、注意しなければならないこともあります庭キャンプが危ないと言われる理由について、注意すべきリスクと対策を紹介します。

①騒音トラブルになる

家と家の間隔は狭い場合が多く、隣人は自分たちと同じように庭キャンプをしているとは限りません。近所迷惑を考えずにキャンプを楽しんでいると、隣人から苦情が来て、騒音トラブルになる可能性があります。

騒音トラブルを避けるための対策としては、次のとおりです。

  • ・声のボリュームには気をつけて楽しむ

  • ・隣人に少しうるさくなる恐れがある旨を説明しに行く

  • ・静かな夜の時間帯を避ける

  • ・日頃からご近所付き合いをしておく

日頃から隣人とはコミュニケーションを取るようにしておき、庭キャンプをやる前に必ず了承を得ましょう。また、周りも静かな夜の時間帯を避けるのが望ましいです。

②煙や火の粉が近隣住居まで届く

キャンプ場では意識しない煙や火の粉ですが、近隣住居まで到達する可能性があります。それを見た人は火事を心配して、大事に発展する可能性もあるでしょう。煙は臭く、住居や洗濯物に染み付く恐れもあるので、近隣トラブルの原因にもなります。

炭と食材によって煙が発生するので、ガスコンロを使用したり、鉄板料理にしたりすることで煙と火の粉を抑える工夫をしましょう。

もしくは、庭で排気ガスが一切ないポータブル電源で調理家電に給電して料理することもおすすめです。

③火の粉が燃え移り火災が起きる

最も避けなければならないのが、火の粉が燃え移ることによる火災です。重要なのが、火を使う際は周りに燃え移りやすい物がないことを十分に確認しましょう。庭キャンプで焚き火を行うことは違法ではありませんが、家庭ごみを焼却することは禁止です。

安全を確保した上で、ルールを守って火を扱いましょう。火災まではならなくても、燃えやすい衣服を着ていると火傷の原因にもなります。特にお子さんがいる場合は、親御さんが火の係を担当するのが良いです。

または、自宅の庭で火を使わないポータブル電源で調理家電を稼働して調理することもおすすめです。

初心者必見!庭キャンプの始め方ガイド

初心者必見!庭キャンプの始め方ガイド

庭でキャンプする魅力とリスクが分かれば、あとは始める手順を頭に入れましょう。キャンプ場に行かない分、手順は省略され、初心者に最適です。それでは、庭キャンプの始め方ガイドを紹介します。

①焚き火の安全な設置場所を確保する

まずは、庭で焚き火をする場合、庭に燃えやすい物が置いてある場合は全て室内に退避させましょう。その後、近隣住居に煙がいかないようできるだけ庭の中央に焚き火を設置します。焚き火陣幕で焚き火の周りを囲うと、火の粉や煙が周囲に行きづらいです。

また、庭の地面に直接薪を置いて火を付ける「直火」は、火災の原因にもなるので止めましょう庭キャンプで使用する焚き火台は、土台が4本脚で安定した深型のタイプがおすすめです。

②食材・キャンプギアを準備する

火元の確保ができれば、食材・キャンプギアを準備します。庭の広さにもよりますが、火元の近くにキャンプギアを設置するのはできるだけ避けましょう。

また、長時間の庭キャンプは近隣住人の迷惑になる可能性があるので、食材の買い過ぎには注意が必要です。庭キャンプでは、サイト代や交通費が浮いているので、普段なら買わない少し高めのステーキやローストチキンはいかがでしょうか。

③庭キャンプを楽しむ

食材とキャンプギアの準備が整ったら、いよいよ庭でキャンプを始めます。ランタンを使用することで、おしゃれなアウトドアの雰囲気を出せます。車を使用しないので、みんな揃ってお酒が飲めるのも魅力です。

庭キャンプではいつでも室内に入れるので、好きな時に休憩がとれます。庭と室内で2つのグループに分けることもでき、庭キャンプで作った料理を室内にいる方にふるまうのも楽しいでしょう。夜になると、みんなで焚き火を囲み、普段できないような深い話をすることで絆も深まります。

④ゴミを分別して地域の規則に従って処分する

庭キャンプを楽しんだら、ゴミを分別して処分する必要があります。焚き火で燃えた灰を処分する方法は、主に次の2つです。

  • ・自治体の規則に従って廃棄する

庭キャンプで出たゴミの分別ルールは自治体によって異なります。自治体のホームページで各ゴミの分別先を確認しましょう。

  • ・リサイクルする

焚き火で出た灰はリサイクルが可能です。家庭菜園の肥料や山菜・きのこのアク抜きなどの活用方法があります。リサイクルする場合は、臭いが気にならないよう密閉容器に入れて、庭で管理しましょう。

庭キャンプを楽しむためのおすすめアイテム5選

庭キャンプを楽しむためのおすすめアイテム5選

庭キャンプを安全に快適に楽しむためには、普段のキャンプ場ではあまり使用しないようなアイテムが大活躍します。庭キャンプを楽しむためのおすすめアイテムは次のとおりです。

①カセットコンロ

庭キャンプのキャンプ料理の必需品とも言えるのが「カセットコンロ」です。カセットコンロは、カセットボンベを燃料にして簡単に着火できます。カセットコンロを使用するメリットは次のとおりです。

  • ・薪や炭を使わないので、灰や火の粉が舞うことがない

  • ・火を起こす作業が簡単にできる

  • ・自宅でも普段使いできる

特に庭キャンプ初心者の方は、近隣トラブルを避けるためにまずはカセットコンロを使用しましょう。火の管理が楽になるので、安心してキャンプが楽しめます

②焚き火リフレクター

カセットコンロではなく、どうしても焚き火がしたいという方に焚き火リフレクターは必須です。焚き火リフレクターとは、焚き火用の反射板のことで、風や火の粉を防ぎ、火災を防止してくれます。

焚き火リフレクターは布タイプにすることで、広範囲を囲えます。また、綿100%やファイバーグラスといった素材を選ぶことで、火の粉で穴が空くのを防止でき、おすすめです。

③自立式ハンモック

スタンドを組み立てるだけで設営できるのが自立式ハンモックです。庭キャンプにハンモックがあるだけでアウトドアの雰囲気が出ます。子供も普段使用できないハンモックにテンションが上がること間違いなしです。

庭キャンプにおすすめの自立式ハンモックの選び方を紹介します。

  • ・クラシックタイプ

体のフィット感が強く、風に揺られる気持ち良さを体感できます。

  • ・素材がネットタイプ

通気性がよく、外にいても不快感を感じません。夏場に重宝します。

  • ・2m以上の長さがあるフレーム

子供と親御さんの二人で寝られるスペースを確保できます。

➃ランタン

庭キャンプを一気にキャンプの雰囲気に変えてくれるのが、ランタンです。複数のランタンを使用することで、おしゃれな庭キャンプ空間を作り出せます。庭キャンプにおすすめのランタンの種類は「LEDランタン」と「キャンドルランタン」です。それぞれの長所と短所を解説します。

 

LEDランタン

キャンドルランタン

長所

・火災の危険がない

・点灯時間が長い

・いつでも電池を替えられる

・種類が豊富にある

・やわらかい明かりがおしゃれ

・炎ならではの味が出る

・リラックス効果が高い

短所

・光の色が人工的

・光量が弱い

・火災の危険が多少はある

 

⑤ポータブル電源

庭キャンプを楽しむためのおすすめアイテム

庭キャンプを快適且つ安全に過ごすには「ポータブル電源」の活用が一番おすすめです。

ポータブル電源とは、モバイルバッテリーよりも大容量の電気を蓄え、電源のない場所でも、AC電源出力を始めとする多彩なポートから電化製品へ給電できる機器を指します。

庭キャンプでポータブル電源が使えるメリットは、次のとおりです。

  • ・室内に戻ることなく、電気給電が庭で完結する

  • ・電気ケトルや電子レンジを用いることで、火災や煙による近隣トラブルのリスクを避けて、加熱料理ができる

  • ・タブレットやスマホを常にフル充電にしておけるので、動画や音楽を楽しみながら庭キャンプができる

  • 夏の暑さ対策、冬の寒さ対策が扇風機や電気毛布を用いることで、容易に行える

Jackery(ジャクリ)が製造するポータブル電源は、世界累計販売台数が300万台以上を突破した実績を誇り、複数の安全基準を満たしているので、庭キャンプに最適です。

Jackery ポータブル電源 3000 Pro

容量:2160Wh
定格出力:2200W

Jackery ポータブル電源 2000 Pro

容量:2160Wh
定格出力:2200W

Jackery ポータブル電源 1500 Pro

容量:1512Wh
定格出力:1800W

Jackery ポータブル電源 1500

容量:1,534.68Wh
定格出力:1800W

Jackery ポータブル電源 1000 Plus

容量:1264Wh
定格出力:2000W

Jackery ポータブル電源 1000 Pro

容量:1002Wh
定格出力:1000W

Jackery ポータブル電源 1000

容量:1002Wh
定格出力:1000W

Jackery ポータブル電源 708

容量:708W
定格出力:500W

Jackery ポータブル電源 400

容量:400Wh
定格出力:200W

Jackery ポータブル電源 300Plus

容量:288Wh
定格出力:300W

Jackery ポータブル電源 240

容量:241.9Wh
定格出力:200W

まとめ|庭キャンプは安全に注意して楽しもう

庭キャンプは、費用を抑えて手軽にできるので、キャンプ初心者にもおすすめです。ただし、火を使用する際には十分に注意する必要があります。火が燃え移りにくい衣服を着用し、煙や火の粉が出にくい対策を取りましょう。この記事で紹介した庭キャンプのイロハを参考に、ぜひ安全に楽しんでみてください。


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