おすすめのポータブル電源とは?容量や節電効果とともに家庭、キャンプ、災害シーン別の使い道を紹介

ポータブル電源の使い道

ポータブル電源は防災用のイメージがついていましたが、近年幅広いニーズが発見されています。テレワークに庭掃除、建設現場といった様々な場面で活用できます。しかし、シーンごとに最適とされる容量のポータブル電源があります。Jackery商品をもとにポータブル電源の使い道と最適容量を紹介します。

ポータブル電源とは?

ポータブル電源とはAC電源での出力が可能な大容量電源のことをさします。

ポータブル電源は持ち運びが簡単で、使い道としては、防災や車中泊だけでなく、家庭内や建設現場と様々な場面で活用されています。幅広いニーズに合わせて使い方を応用できる点がポータブル電源が人気の理由になります。

ポータブル電源とモバイルバッテリーを誤って認識しているケースも多くありますが、両者は「コンセント供給であるAC電源が搭載されているのか」「バッテリーの容量」といった点に違いが見られ、区別が仕切られています。

実際にポータブル電源とモバイルバッテリーの「容量」「出力」を比較してみましょう。

 

ポータブル電源

モバイルバッテリー

容量

240Wh以上

40Wh

出力

AC電源・USB・DC・シガーソケット

USB

ポータブル電源は大型の家電用、モバイルバッテリーはスマートフォン用と認識していると間違えることはなくなるでしょう。

さらに、小型の太陽光発電・風力発電といった再生可能エネルギーや燃焼による上昇気流を併用したしたエコなポータブル電源も多く販売されてきています。

充電を再生可能エネルギー由来にすることで、電気代ゼロでポータブル電源が使えるような日がいつか来るのかもしれません。

9人に1人がポータブル電源の新しい用途を発見!シーン別ポータブル電源の使い道とは?

ポータブル電源はどうしても防災用のイメージが強い商品ですが、ポータブル電源の使い道はそれだけではありません。キャンプや現場作業、日常のありとあらゆる場面でポータブル電源は活躍します。その証明にJackery社が購入者に向けた「使い道アンケート(購入前)」の結果を見てみましょう。

ポータブル電源の使い道

上位から順に「防災」28%、「車中泊」20.1%、「キャンプ」18.9%となっています。

その他にも「釣りやスポーツ」「DIY」「電気代の節約」など様々な利用用途を目的としてポータブル電源の購入を検討していることがわかります。

しかし、ポータブル電源購入後の使い道アンケートの調査をすると意外なことがわかります。

購入後ポータブル電源の使い道(男性)

男性は購入後「防災グッズとして」24.8%「車中泊として使うため」19%「キャンプとして使うため」18%と回答しています。

購入前のアンケートと比較して「電気代の節約として(9%)」の利用割合が増えている点や「自宅のコンセントがない場所の電源として(8%)」と、ポータブル電源の新しい用途を見つけたお客様がいることがわかりました。

購入後ポータブル電源の使い道

一方で女性も「防災グッズとして」25%「車中泊として使うため」12%「キャンプとして使うため」20%と回答しています。

さらにポータブル電源購入前の調査と比較して「環境に良いから」は4%の増加、「自宅のコンセントがない場所の電源として(14%)」は男性よりも多い割合で用途を発見しています。

 

購入前

購入後(男性)

購入後(女性)

防災グッズとして

28%

24%(-4%)

25%(-3%)

キャンプで使うため

20.1%

18%(-2.1%)

20% (-0.1%)

車中泊で使うため

18。9%

19%(-1.9%)

12% (-6.9%)

自宅のコンセントがない場所の電源として

 

8%(+8%)

14% (+14%)

電気代の節約として

5.4%

9%(+4.6%)

15% (+9.6%)

環境に良いから

3.5%

2%(-1.5%)

4%(+0.5%)

グラフでまとめるとこのようになり、

・自宅のコンセントがない場所の電源として
・電気代の節約として
・環境によいから

と男性は約14%、女性は24%もの方がポータブル電源の新しい用途に気づいています。

「自宅のコンセントがない場所の電源として」に関しては、男女平均で9人に1人と高い割合で「こんな用途があったんだ」と発見しています。

ポータブル電源の使用頻度

年に0~2回

22.3%

年に3~5回

22.9%

年に5~10回

19.1%

年に11~20回

20.2%

ほぼ毎日

15.5%

次にポータブル電源の利用頻度についても見ていきましょう。

購入者の半数以上が年に5回以上ポータブル電源を利用し、15.5%はほぼ毎日使っていることがわかります。この結果からもポータブル電源の新しい用途はこれからも増えていくのではないでしょうか?

では実際にどんなポータブル電源の使い道があるのか紐解いていきましょう。

・家庭での使い道

ポータブル電源の使い道ーー家庭編

家庭にコンセントがあるから十分なんて思っていませんか?

コンセントが無い場所に家電を設置したり、延長コードがないスッキリとした部屋を作るにはポータブル電源はかかせません。

家庭にもたくさんのポータブル電源の使い道があるんです。

①テレワーク(コンセントの届かない場所で)

コロナをきっかけに急激にテレワークが浸透したことで、多くの方が自宅での働きやすさにこだわりを持ったのではないでしょうか?

しかし、テレワークのためだけに家を変えることは難しく、限られた条件でお部屋のレイアウトを変える程度しかできません。そんな時に厄介なコンセントの位置問題をポータブル電源は解決してくれます。

例えば南向きの日差しがよい方向に電源を集めたい、しかしコンセントが近くにない。こんな家庭にポータブル電源を導入することで延長コードを使わずスッキリな家電配置ができます。

②家族パーティ-(庭園)

コロナで外出はできない代わりに庭でパーティーをする際、キッチンで調理したものを運んでいませんか?

室内で調理したものを運ぶのは手間がかかりますし、せっかくのパーティーなら外での調理が醍醐味です。ポータブル電源を用いると外でパーティーの準備を一から行えます。もちろんコテージやキャンプなどでも同様に活用できます。

③芝刈り

庭を持つ家庭は夏場にかけて庭の手入れが厄介ではありませんか?庭にコンセントがなかったり、コンセントの位置が遠いと大変不便です。

室内のコンセントを使う場合、窓をあけてコードを繋げないといけなくなります。そうすると室内に虫や枯れ葉などがたくさん入ってきてしまいます。

ポータル電源を使うとコンセントの位置を気にせずストレスフリーに庭の手入れをできます。また、サーキュレーターをかけながら庭の手入れをかけるなど熱中症対策も同時にできます。

➃停電時の対策(非常用電源)

災害や停電が発生した際、必要な情報を取得するためのテレビやラジオ、スマートフォンは電気が必要になります。避難所でも多少の電源はあるものの、奪い合いに発展するなど満足して電気を得ることは難しいでしょう。しかしポータブル電源を持っているとどうでしょうか?

ポータブル電源は避難所に持ち込みが可能ですし、稼働音も小さいので、周囲を気にせず安心して電気が使えます。もちろん自宅で待機している場合でも非常用電源として力を発揮してくれます。

・キャンプ/車中泊での使い道

ポータブル電源の使い道ーアウトドア編

充電方法や出力先の数、容量によって大きく変わるものの、キャンプや車中泊にはポータブル電源は欠かせないものです。長期的な宿泊の場合や大型家電を使う際は容量が大きいポータブル電源があると安心です。

調理・冷暖房機器・照明

アウトドアが好きな方はキャンプの質を上げるために、調理家電や家電製品を使っていませんか?キャンプ場やコテージなどの設備を利用しない場合、電源がないことがほとんどです。

そういった際に、コンパクトかつパワフルなポータブル電源があると安心です。車のエンジンを切ったとしてもポータブル電源は動き続けるので、安心してキャンプを続けることができるでしょう。

・現場作業でも使い道

ポータブル電源の使い道ー現場作業編

現場作業でもポータブル電源は活躍します。作業の効率性アップや低コストで仮設電源を設置することができるなど、職人さんにとってうれしい内容が満載です。また一酸化炭素中毒の心配がいらない点もポータブル電源の魅力でしょう。

①建築現場

建設現場では大型の発電機が持ち込めないのはもちろん、閉鎖空間での作業を強いられることがあります。閉鎖空間では一酸化中毒への配慮をしながら電源を確保しなくてはなりません。

ポータブル電源では一酸化中毒を発生させることはないため安全に電源を確保することができるので建設現場におすすめです。

②土木現場作業

土木工事は木材・鉄材などを用いてさまざまな場所で施工します。山中やトンネルなどが現場になることもあり、そういった場所では大型の発電機の持ち込みが難しくなります。また仮設の事務所を立てる際にも簡易電源が必要です。

ポータブル電源は大型の発電機が持ち込みにくい場所にも設置でき、商品によってはホイールが付いている移動性の高いものもあるのでこういった事に悩まされることはありません

③夜間照明

夜間の建築・土木作業には夜間照明が欠かせません。天候が悪くなった際も長時間照らし続けるために、大容量のバッテリーかつ移動性が求められます。

ポータブル電源の中には業務用ポータブル電源があり、長時間の利用やパワフルな器具を使うように考えられていたり、耐衝撃、耐低温のデザインもあるので検討してみてもよいでしょう。

・防災対策

ポータブル電源使い道ー防災編

防災対策としてポータブル電源もよく使われています。持ち運び安いので、かつ様々な電気製品に対応できるので、自然災害が起こり停電になっている際は、ポータブル電源で家電やスマホなどに電気を供給することができるので、災害への不安も少し解消できるでしょう。

用途別のおすすめのポータブル電源の容量目安

ポータブル電源のバッテリー容量は「Wh(ワットアワー、1時間の消費電力)」という数値で表します。

例えば、消費電力100Wの液晶テレビを2時間使用した場合の消費電力

⇒ 100W(0.1kW) × 2時間 =200Wh

消費電力100Wの液晶テレビを2時間使いたい場合は、200Whのバッテリー容量が必要ということになります。

このように使う家電によって必要な電力があり、ポータブル電源の最適な容量が判明します。そこでシーン別に最適な容量を日本製Jackery社のポータブル電源をもとに紹介していきます。

・家庭で使う時は400Whがおすすめ

ポータブル電源家庭での使い道

家庭や日帰りでの活用に便利なポータブル電源の容量は200Wh~400Whほどとされています。

400Whの場合、スマートフォン(18W)約22回、ノートパソコン約5.5回分の充電が可能でテレワークや家庭でのちょっとした作業に最適な容量といえるでしょう。

Jackery ポータブル電源 400」では112200mAh/400Whの容量で1~2日ほどの緊急電源を想定した商品になります。

スマホやタブレットなどが充電できるUSB-Aや、パソコンの充電や電気毛布などに利用できるAC100Vコンセント、車載冷蔵庫などが使用できるシガーソケットを搭載しています。

ポータブル電源初心者にとって最適な入門品です。

・キャンプ・車中泊には1000whがおすすめ

ポータブル電源のキャンプや車中泊での使い道

連泊キャンプや車載冷蔵庫など大型家電の使用には最低でも400Wh~1000Whの容量が必要になってきます。特に調理関連の家電は多くの出力を要求します。また、キャンプの期間や家電の利用具合によって容量を多めに見積もることが一般的です。

3日程度であれば1000Whほどの容量を用意すると万が一にも対応できます。

Jackery ポータブル電源 1000 Pro」では定格出力は1000W、1002Whの容量を誇ります。

ドライヤーや電気ケトルなどの電化製品の使用やノートパソコンの急速充電が行え、コンセントや太陽光発電を使い高速充電が可能になっています。

・防災対策に1500Whがおすすめ

ポータブル電源の防災での使い道

防災目的としての使用を想定する場合は最低でも500Wh~1500Whほどが必要になります。災害時などの緊急電源として検討している場合は、停電が長引くことを想定しなくてはならないため、大きい容量の確保が最善です。

Jackery ポータブル電源 1500」は426300mAh/1534.68Whの大容量を備え、災害時の緊急電源として3~6日程度使用することができます。ファンヒーターや電子レンジなどの使用もできるほどパワフルで、冬場の被災でも大いに活躍してくれます。

・現場作業には大容量の2000Wh以上がおすすめ

ポータブル電源現場作業での使い道

現場作業ではなんといっても大容量及びパワフルさが必要です。高出力家電や複数の器具を同時に利用できるほどの出力が必要で、1500Wh以上の容量をおすすめします。

さらに大容量だけでなく、ホイールによる移動性が高いもの、高速充電対応しているポータブル電源を選ぶようにしましょう。

Jackery ポータブル電源 2000 ProはJackery最高クラスの2160Whの大容量と定格出力2200Wの高出力になります。

サーキュレーターやポータブルクーラーなどが同時に利用できるため仮設テントなどの電源にも最適です。大容量にもかかわらず軽量で、最速2時間での充電も現場にうれしいポイントです。

太陽光発電をポータブル電源と併用することで使い道を広げる!

最新のポータブル電源は電力の独立や非電力下での長時間利用を実現するためにソーラー発電で充電できるポータブル電源が多く発売されています。

・環境に配慮しながら電気を使いたい
・できるだけ非電源下でポータブル電源を使いたい

こういった方はぜひ太陽光発電に対応したポータブル電源をおすすめします。

太陽光発電とポータブル電源を併用するメリット

ポータブル電源・ソーラーパネル

太陽光発電パネルとポータブル電源を併用することで大きく2つのメリットが得られます。·

・ポータブル電源のバッテリー低下を防ぐ
・電源がない環境でも充電が可能

ポータブル電源は便利がゆえに多くの電化製品を使用し、いつのまにか充電が減っていいてピンチになることは少なくありません。

また、ポータブル電源が活躍する場面では、充電がいつできるかもわからないことが多いでしょう。そんな時にソーラーパネル併用のポータブル電源があると充電ができるので安心です。

太陽の日照時間やソーラーパネルの持ち運びやすさなどの注意点もありますが、折り畳み式のソーラーパネルなどが開発されて便利になってきているので不安は最小限に抑えられています。

まとめ

ポータブル電源はキャンプや防災の商品だけでなく、日常のあらゆる場面で使われる物へと変化してきています。

自身の生活スタイルをもとにポータブル電源を購入してみると新たな用途が見つかるかもしれません。ぜひ検討をしてみてはいかがでしょうか?


1 コメント

  • リュウマンタロウ

    最初は防災対策の一環として300PLUSを購入しました。日常の節電対策としてスマホ・PCはもちろんスティッククリーナー充電•扇風機などに通常から使用してます。電気代も2,000円/月安くなりました。2年強で購入代金が賄えそうです。今回は1000PLUS購入しました。電子レンジ等幅広く使えそうで使い道を考えるのが楽しみです。


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