【最強】ポータブル電源おすすめランキング3選 | コスパ・急速充電・超大容量での選び方を徹底解説!
ポータブル電源は、レジャーやアウトドアなどをはじめ、電力供給が途絶えてしまった災害時、あるいはコンセントがない庭やベランダでも使用できるため、多くの方が活用するようになりました。ただ、ニーズの高まりから、さまざまな製品が販売されるようになったため、用途にあったものがどれなのか、迷ってしまう方も少なくありません。
そこでここではポータブル電源のスペックについて詳しくお伝えし、種類別のメリット・デメリットなどから、コスパ・急速充電・超大容量で最強のポータブル電源を徹底解説していきます。ぜひポータブル電源選びの参考にしていただければ幸いです。
ポータブル電源のスペックについて徹底解説
・容量
ポータブル電源の容量は『Wh(ワットアワー)』という単位で表記されており、1時間あたりの消費電力を知ることができます。
例えば、消費電力が100Wの家電製品を、1時間活用する場合の消費電力は、100W × 1時間 = 100Whとなり、
レジャーなどでこの家電製品を4時間活用する場合には、『400Wh』のバッテリー容量を備えているポータブル電源が必要になります。
ポータブル電源の使用時間は、実際に使う電化製品によって異なり、複数同時に接続することもあるので、用途に応じた最強のポータブル電源を選ぶようにするといいでしょう。
目安として、1~2日程度のキャンプや車中泊、防災時の緊急電源であれば200~400Wh程度、2~4日程度の使用であれば400Wh以上、防災目的であれば500Wh以上のものを用意すると便利です。
・定格出力
ポータブル電源における『定格出力』とは「指定された条件において安定して出力できる電力量」のことを指します。
例えば、1,000Wの消費電力の家電製品に、500Wのポータブル電源で接続しても、その家電製品を動かすのに十分なパワーが足りず、電気を送ることはできません。
そのため、ポータブル電源を選ぶ際には、どのような用途で使用するのかを明確にし、活用する製品の消費電力がどのくらいなのかをチェックしておくことが大切です。
よく使われる電化製品の消費電力は、
- スマートフォン:5~30W
- 車載冷蔵庫:60~300W
- 炊飯器:100~300W
-
ドライヤー:600~1200W
などとなっています。 - もちろん、定格出力の高いポータブル電源であれば安心なのですが、容量が大きくなると本体のサイズも大きくなりますので、用途にあったスペックを明確にするのが大事です。
また、ポータブル電源には『最大出力(または瞬間最大出力)』が設定されています。これは継続的ではなく、瞬間的に出力できる最大電力を表しています。
家電製品の起動時には、平常時よりも大きな電力が必要とされており、ポータブル電源の最大出力は、この電力に応じて瞬発的に出力できるようになっています。ただし、最大出力はあくまで一時的なもののため、定格出力を基準に選択するようにしましょう。
・入力ポート
ポータブル電源には、充電のための差込口として『入力ポート』が設置されており、ACアダプター(電源アダプター)などを活用して供給することができます。
ポータブル電源に充電する方法として、
- 家庭用のコンセント
- 車のシガーソケット
- ソーラーパネル
- 発電機
があり、ポータブル電源ではACアダプターをはじめ、シガーソケット用コンセントなどが用意されています。また、ポータブル電源の中には、専用のソーラーパネルが用意されているものもあります。
・出力ポート
ポータブル電源には、充給電する製品や端末に応じた『出力ポート』が搭載されています。
出力ポートによくみられるものには『AC出力ポート』『DC出力ポート』『USBポート』の3種類があり、複数の機器を同時に充給電することが可能となっています。
ポータブル電源を選ぶ際には、実際の利用シーンを思い浮かべてみることが大切です。実際の利用シーンをイメージし、用途に応じたポート数が搭載されているか、チェックしておくといいでしょう。
・AC出力
上記で説明した出力ポートの中には『AC出力ポート』が搭載されており、扇風機や炊飯器、電気毛布など、家庭用の電気製品が使用できるようになっています。
ただ、ポータブル電源を選ぶ際には、波形を必ず確認しておきましょう。ポータブル電源は「矩形波」「修正波」「正弦波」という3つの波形があり、この波形の違いによって使用できる家電製品が異なります。
例えば「正弦波」であれば家庭用の電気の波形ですから冷蔵庫や炊飯器などの利用が可能ですが、「修正波」であれば正弦波に依存している電気毛布などの電気機器では利用できません。
家電製品はおおむね「正弦波」を前提につくられているために、ポータブル電源を選ぶ際においても「正弦波」のものを選んでおくのが確実だと言えます。
・シガーソケット
ポータブル電源には、車内でも活用できるように、シガーソケット出力を備えているものも数多く提供されています。
レジャーやキャンプをはじめとして、ドライブでの車中泊などの際に、炊飯器やケトル、扇風機など、車用のDC12V電源で動作する機器が利用できます。
もちろん、車に搭載されているシガーソケットから電源を供給することは可能なのですが、どうしてもバッテリーがあがってしまうリスクがあります。
そのため、車でのポータブル電源の利用を検討しているのであれば、シガーソケット出力が搭載されているものを選択するといいでしょう。
・USB出力
ポータブル電源に搭載されているUSB出力ポートは、主にモバイル製品に対する充給電がスムーズであり、スマートフォンやタブレットをはじめ、USBで動作する扇風機やライトなどが利用できます。
レジャーなどはもちろんですが、特に電力供給が途絶えてしまった災害時において、スマートフォンの利用はとても重要になります。近年においては、Type-Cに対応するポータブル電源も提供されるようになりましたので、お使いのタイプに応じて選択するといいでしょう。
また、急速充電規格に対応しているモバイル製品をお使いの場合には、ポータブル電源のUSB出力においても対応しているものを選ぶことが大切です。
・サイズ&重量
ポータブル電源を選択する際に、上記で説明した容量を踏まえて検討することが多いのですが、容量が多ければそれだけサイズや重量も大きくなります。
容量の違いでどれくらいサイズや重量に違いがあるかご紹介しましょう。
製品 |
容量 |
サイズ |
重量 |
241.9Wh |
230×133×167mm |
3.1㎏ |
|
403Wh |
230×153.2×167.3mm |
4.1㎏ |
|
708Wh |
299.7×191.5×190.5mm |
6.8㎏ |
|
1002Wh |
332×233×243mm |
10.6㎏ |
|
1534Wh |
355×265×253mm |
16㎏ |
|
2160Wh |
384×269×307.5mm |
19.5㎏ |
Jackery ポータブル電源を、『容量』『サイズ』『重量』を抽出して比較してみました。
レジャーやキャンプなどによって1~2日程度の使用であれば、『Jackery ポータブル電源 240』『Jackery ポータブル電源 400』なら、20㎝四方程度のコンパクトな大きさで、重要は3~4㎏程度で持ち運びに向いていると言えます。
2~4日程度の使用では『Jackery ポータブル電源 708』『Jackery ポータブル電源 1000』が適していますが、上記のものと比較すると一回り大きくなり、さらに重要も7~10㎏程度と持ち運ぶ際に重さを感じるようになります。
3日以上の使用では『Jackery ポータブル電源 1500』『Jackery ポータブル電源 2000 Pro』が適していますが、こちらはさらに大きくなり、重量も16~20㎏程度と、頻繁な持ち運びよりは、キャンプサイトや屋内に据え置きのような形が向いているでしょう。
そのようなことから、持ち運びや移動を想定しているのか、あるいは長期にわたって電力の充給電を想定しているのか、それぞれの用途によって選択することが大切です。
・サイクル数
『サイクル数』とは、ポータブル電源の寿命を図る指標を指しているもので、一般的には500回から2500回ほどの充電、および放電が可能だと考えられています。ただし、ポータブル電源で使用されているリチウムイオン電池には明確な寿命というものはありません。
サイクルの数え方は、ポータブル電源が0%の空の状態から満タンの100%の状態まで充電し、0%になるまで使い切った状態を1サイクルとして数えます。
Jackeryのポータブル電源(240/400/700/708/1000)においては、500サイクルで80%の容量を保証しており、ポータブル電源1500では800サイクルで80%を保証しています。
長く安定して活用するためにも、ポータブル電源のサイクル数に着目することも重要です。
ポータブル電源の種類
・リチウムイオン電池
『リチウムイオン電池』は、スマートフォンやノートパソコンの充電池として採用されている素材で、
- ・軽量でコンパクト
- ・繰り返しの充電に強い(サイクル数は500回程度)
といったメリットがあります。またデメリットとして、
- ・高温で発火する危険性
-
・満タンで放置すると劣化しやすい
- といったものが挙げられます。
・リチウムポリマー電池
『リチウムポリマー電池』もリチウムイオン電池の一種ですが、さらに安全性・品質を高めるために、素材や加工法が異なっています。
- ・液漏れしにくく安全性が高い
- ・高出力
といった特徴を持っています。デメリットとして、
- ・高温の場所で使用すると液漏れや発熱、発火の恐れがある
- ・コストダウンが困難
といった側面も有しています。
・リン酸鉄リチウム電池
『リン酸鉄リチウム電池』は、正極にリン酸を採用した電池のことで、
- ・安定性・安全性が高い
- ・寿命が長い
といった優れた特徴を持っており、近年ではリン酸鉄リチウム電池を活用したポータブル電源が登場しています。
デメリットとして、
- ・電池の定格電圧が低い
といった点が指摘されています。
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おすすめな最強のポータブル電源3選
No.1 コスパ最強のポータブル電源:Jackery ポータブル電源 240
■Jackery ポータブル電源 240の特徴・サイクル数
『Jackery ポータブル電源 240』は容量が240Wh、キャンプや車中泊、防災時など、1~2日程度の利用に適しているコスパ最強で小容量ポータブル電源です。
AC100Vコンセントが1口、USB-Aを2口、シガーソケットを1口搭載しているため、身近な家電をはじめ、スマホ、車載冷蔵庫、扇風機や電気毛布、パソコンなどが使用できます。
サイズは230×133×167mm、重さは3.1Kgと軽量コンパクトであり、上部にハンドルが設置されていますので手軽に持ち運びが可能となっています。500サイクル(100%から0%まで使用した回数)で80%の容量が保証されています。
■Jackery ポータブル電源 240のメリット
充電はACアダプターによるコンセントからだけではなく、シガーソケットも搭載されており、さらにはソーラーパネルと組み合わせることもできますので、エコに充電できるのもメリットだと言えます。
一般社団法人防災安全協会の定める防災製品等推奨品認証を取得しており、さらには電気用品安全法の基準に適合したPSEマーク、リチウムイオン電池の国際基準「UN38.3」(国連特別輸送試験)の認証も取得しているため安心です。
また、バッテリーマネージメントシステム(BMS)によって使用時には適切に管理されているため、高い安全性を実現しています。
No.2 急速充電できるJackery ポータブル電源 1000 Pro
Jackery ポータブル電源 1000 Proは市販の消費電力1kWhのポータブル電源の中では軽量タイプであり、上部のハンドルによって手軽に持ち運んで使用することができる最強ポータブル電源です。
バッテリーマネージメントシステム(BMS)によって過充電や過放電は防止されており、さらには『耐振動』『耐衝撃』『耐低温』に対応しているため、安心して使用することができます。
保管時の自然放電が少ないため、災害時の非常用電源として活用でき、LEDライトも搭載されているため、停電時でも便利です。
■Jackery ポータブル電源 1000 Proの使い道
コンセント/ソーラーパネルから最速1.8時間でフル充電が可能であり、しかも保管時にも自然放電が少ないため、災害時の利用はもちろんのこと、太陽光発電によって電気代0円生活も目指せます。
定格出力は1000Wの高出力のため、キャンプや車中泊でとても便利に電化製品を活用でき、さらにUSB出力はデュアルPD100W出力に対応しているため、ノートパソコンやスマートフォンへの急速充電も可能です。
No.3 超大容量で最強なポータブル電源:Jackery ポータブル電源 2000 Pro
『Jackery ポータブル電源 2000 Pro』は2160Whの最強大容量、しかも定格出力は2200Wの高出力であるため、あらゆるシーンで長時間使用可能な最強大容量ポータブル電源です。
電気ケトルやコーヒーメーカーなどアウトドアで使用するのはもちろん、家庭においてもホットプレートや家庭用冷蔵庫といった消費電力の高い家電製品も使えます。アウトドアにおいては、最大8つのデバイスに同時給電が可能であるため、家族やグループでのキャンプや車中泊、さらには、災害時の緊急電源としても利用可能です。
1000サイクルにて80%の容量が保証されており、仮に月に3回キャンプに行く前に充電する場合では、約20年以上使用することができます。家庭用コンセントを使ったAC急速充電なら、2時間でフル充電が可能で、専用のソーラーパネルを使った場合には、わずか2.5時間でフル充電できます。
さらに、デュアルバッテリーチップを搭載したバッテリーマネージメントシステム(BMS)によって過充電や過放電を防止し、さらに4つの温度センサーで異常発熱などを確実に防ぐため、安心して使用できます。
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ポータブル電源に関するFAQ
・ポータブル電源の寿命はどれぐらい?
ポータブル電源の寿命を測る指標として『サイクル』というものがあり、0%のカラの状態から100%の満タンの状態まで充電し、さらに0%になるまで使い切った状態を1サイクルとして数えます。
一般的には500サイクルから2500サイクルがポータブル電源の寿命であると言われていますが、ポータブル電源で使用されているリチウムイオン電池には明確な寿命はありません。
Jackeryのポータブル電源(240/400/700/708/1000)は、500サイクルで80%の容量を保証、ポータブル電源1500では800サイクルで80%を保証しています。
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・ポータブル電源と電気製品との関係を教えてください。
ポータブル電源は、家庭用コンセントと同じAC出力が搭載されているため、基本的には家庭用の家電でも使用することができます。ただ、使える電気製品の基準は、ポータブル電源の『定格出力』によって異なります。
例えば、定格出力が500Wのポータブル電源では、消費電力が1000~1400Wといったドライヤーやホットプレートを活用することはできません。とはいえ、定格出力が1000Wのポータブル電源であれば、消費電力が1000Wのドライヤーを使えるか、というと注意が必要です。家電製品は起動時に、消費電力の数倍もの起動電力が必要になるためです。そのため、定格出力だけではなく、瞬間最大W数も含めて判断することが大切です。
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・不要となったポータブルバッテリーをどのように処分する?
ポータブル電源の処分は、
- ・ポータブル電源メーカーによる回収・処分
- ・自治体が定めている方法で処分
といった方法があります。
上記でもご紹介した通り、ポータブル電源は繰り返し活用することによって、劣化が生じ、電源としての機能が果たせなくなります。不要となった場合に一般ごみに出してしまうことや屋外に放置していると、火災が発生してしまう可能性があります。必ず、メーカーや自治体に相談し、適切な方法で処分するようにしましょう。
まとめ
ポータブル電源のスペックをはじめとして、おすすめで人気な最強のポータブル電源をコスパ・急速充電・超大容量に着目して紹介しました。ポータブル電源は、レジャーやアウトドアなどをはじめ、電力供給が途絶えてしまった災害時、あるいはコンセントがない庭やベランダなどで活用されています。ぜひ記事を参考にして、自分の用途にあった最適なポータブル電源を選びましょう。
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