事故や故障を防ぐ!ポータブル電源の正しい充電方法とは?
ポータブル電源を正しい方法で充電しないと事故や製品の故障に繋がることがあります。いつもどおりの充電はもしかすると間違った充電方法かもしれません。そこで今回はポータブル電源の正しい充電方法やそれにまつわる知識について紹介していきます。
時間短縮!ポータブル電源のスマートな充電方法とは?
ポータブル電源の充電が長く感じたりしたことはありませんか?もっとスマートな方法でノンストレスでポータブル電源を充電したい方におすすめの方法があります。「高速充電機能」「太陽光パネル」をうまく活用することでポータブル電源をスマートに充電することができます。
①高速充電機能を搭載
ポータブル電源によっては「高速充電機能」というものがあります。この高速充電機能とはポータブル電源本体を通常の充電スピードよりも早く充電できる機能になります。
例えばJackery社のポータブル電源には高速充電機能が搭載されている商品が販売されています。
それはproモデルポータブル電源と称され、同社、同容量のポータブル電源と比較して充電速度が76%も向上しているほどです。
このように高速充電機能が搭載されているポータブル電源を使うことで、充電に必要な時間が大幅に短縮されるため、スマートな充電を実現できます。
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②できるだけポータブル電源付属のACアダプターを利用して充電する
ポータブル電源の充電に使うアダプターはポータブル電源購入時に付属しているものを使いましょう。なぜなら、ポータブル電源とACアダプターの互換性が認証されているからです。
ポータブル電源とACアダプターが同じメーカーではない場合、うまく充電することができない可能性があります。
③太陽光発電パネルを使用する
ポータブル電源とセット販売されている太陽光発電パネルを使用することで、太陽光だけでポータブル電源を充電することができます。環境にも優しく、クリーンでスマートなポータブル電源を充電することができます。太陽光発電でポータブル電源への充電時間を短縮したい場合は、変換効率が高く、出力の大きいソーラーパネルを選ぶことをおすすめします。
ただし天候や時間帯によって充電速度が遅くなったり、充電が足りなくなることがあります。場所に限らず充電できるものの、そういった欠点があることは把握しておきましょう。
充電しっぱなしは危険!ポータブル電源を充電するときに注意することとは?
ポータブル電源はコンセントから簡単に充電をすることができますが、正しい充電をしていないと、製品の故障や事故の原因になってしまいます。「充電器」「充電タイミング」「温度管理」のカテゴリーで分けてポータブル電源の充電方法や注意点を紹介します。
あくまでも、ポータブル電源は、製品に記載された適正な使用方法を守ることで、正常な動作が期待できます。
また、過剰な負荷をかけたり、異常な使用方法をすることで、バッテリーの劣化を招くことがあるため、正しい使い方を心がけましょう。
①正しい充電器やアダプターを用意する
ポータブル電源には最適な充電器やアダプターがあります。基本ポータブル電源付属のアダプターは最適だと判断してよろしいです。ポータブル電源に対応している充電器やアダプターを使うことで正しい電圧や電流で充電ができます。
また間違ったアダプターを使うと過充電や加熱のリスクが上がり、ポータブル電源の故障の原因になります。取り扱い説明書を注意深く読み、使うようにしましょう。
②定期的な充電でメンテナンス
ポータブル電源は定期的に充電を行うことでバッテリーの寿命を長くすることができます。
例えばポータブル電源を使わずに長時間保存する場合は、定期的にメンテナンスとして使ってあげることが最適です。
また、充電しっぱなしにすることで、バッテリーが劣化してしまうこともあるため、充電が完了したらすぐに充電器から外すようにしましょう。
③適切な温度管理を行う
ポータブル電源の充電や使用時には、過度の温度変化や高温・低温の環境下での使用を避けるようにしましょう。
特に、高温環境下での使用や充電は、バッテリーの劣化を加速させることがあります。そのため、適切な温度でポータブル電源を保管するようにしましょう。
ポータブル電源の管理に適した温度は、一般的に5℃〜35℃の間です。さらに乾燥していて湿気が少なく、風通しの良い場所がおすすめです。
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充電したポータブル電源の便利な活用方法とは?
ポータブル電源は携帯性が高く、あらゆる場面で電源として活用することができます。例えば「アウトドア」や「災害時」、「イベント会場」、「テレワーク」などの場面で使うことができます。
なぜなら、ポータブル電源はUSBポートやAC電源などの多様な充電ポートがあったり、高い出力で様々なデバイスに給電できるためです。
こういった特徴があるため、様々なシーンでポータブル電源を使うことができます。紹介したシーン以外でのポータブル電源の使い道は以下になります。
アウトドア |
キャンプやハイキングなどで電子機器の充電、調理機器などの車載家電を稼働させるために使うことができます。 |
災害時や緊急時 |
地震や洪水によって停電が起きた際の電源として使うことができます。 |
イベント会場 |
工事現場やイベント会場での照明や電動工具のために使うことができます。 |
テレワーク |
コンセントが近くに無い室内や電源環境がない場所での電源としてテレワークをサポートします。また、節電のためにも使うことができます。 |
ソーラーパネルで自然エネルギー活用!ポータブル電源の充電方法とは?
ポータブル電源の充電にはコンセントから充電する一般的な充電以外にも、ソーラーパネルを使用して充電する方法があります。
そこでポータブル電源をソーラーパネルで充電する方法を紹介します。
ステップ①ソーラーパネルの選定 |
ポータブル電源に対応したソーラーパネルを選定します。 適切なソーラーパネルの容量や出力、複数のパネルを接続できるのかチェックします。 複数のパネルを繋げることで充電速度を早くすることができます。 |
ステップ②ソラーパネルの設置 |
ソーラーパネルを、太陽に最も直角になるように配置します。直角が一番効果を期待できます。 |
ステップ③ポータブル電源と接続 |
ポータブル電源には、ソーラーパネル専用の入力端子がある場合があります。 |
ステップ④充電の確認 |
LEDインジケーターやアプリを通して充電状況を確認して完了です。 |
容量目安で選ぶ!ポータブル電源の充電時間とは
ポータブル電源の充電時間は、その容量によって異なります。
一般的に、ポータブル電源の充電時間は、ポータブル電源の入力電流制限、充電器の効率、ポータブル電源の充電制御回路、充電器とポータブル電源の接続ケーブルの品質などによって変化していきます。
一般的なポータブル電源の充電時間の目安はこのようになります。
・1000Wh未満のポータブル電源:約4〜6時間の充電時間
・1000Wh〜2000Wh程度のポータブル電源:約6〜8時間の充電時間
・2000Wh以上のポータブル電源:約8〜12時間の充電時間
ただし、ポータブル電源の充電時間は、充電機(アダプター)の使い具合などによっても左右されます。
アダプターなどはポータブル電源の付属の物を使い、アダプターが壊れた際は公式の物と交換するようにしましょう。
ポータブル電源の充電に該当する安全基準とは
ポータブル電源の充電に該当する安全基準はいくつかあり、その安全基準に該当している商品は安心して利用することができます。そこでいくつか安全基準を紹介していきましょう。
基準①充電器の安全基準
ポータブル電源に付属する充電器は、電気用品安全法に基づく安全性の基準をクリアしていなければなりません。
電気ショックや発火などの危険を抑えるためにも確認しましょう。
基準②過充電保護
過充電保護機能とは充電が完了した場合に自動的に充電を停止することで、バッテリーの寿命を延ばし、発火の危険を回避する役目になります。
基準③過放電保護
過放電保護機能とはバッテリーの残量が一定以下になった場合に自動的に電源を切ることで、バッテリーの寿命を延ばし、電池の膨張や発火の危険を回避する役目になります。
基準④過電流保護
過電流保護機能とは電流が過剰に流れた場合に自動的に電源を切ることで、バッテリーの寿命を延ばし、発火の危険を回避する役目になります。