ポータブル電源は走行充電可能!シガーソケットでの充電方法や注意点を解説

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何らかの理由により、移動中にポータブル電源を充電して、現地で給電したいとお考えではありませんでしょうか。そもそもポータブル電源は走行充電に対応しているのか、どれくらいの充電時間が必要なのかを知っている人は少ないはずです。今回は、ポータブル電源で走行充電が可能なのか、そのメリットや走行充電にかかる時間、及び走行充電できるポータブル電源の選び方とおすすめ製品を紹介します。
目次
 

1.ポータブル電源はシガーソケットで走行充電可能!方法やメリット

ポータブル電源はシガーソケットで走行充電可能!方法やメリット

結論から言いますと、ポータブル電源は走行充電が可能です。車内に搭載されているシガーソケットにポータブル電源のケーブルをつなぎ、エンジンをかければ走行充電が可能となります。

そもそも、ポータブル電源の走行充電は何のためにするのでしょうか。天候や時間に関係なく、ポータブル電源が充電できるというメリットがあります。

ソーラーパネルを用いた充電の場合、天候が悪かったり夜間だったりする場合は最大限のパフォーマンスを発揮できません。

ですが、シガーソケット経由であれば天候が悪くても深夜でも、車を走行しながら充電が可能です。

2.【容量別】ポータブル電源で走行しながらの満充電時間は?

ポータブル電源の種類と容量により、走行充電にかかる時間も下記のとおり異なります。基本的に、車のシガーソケットからの走行充電はAC充電やソーラー充電より時間がかかります

製品名

Jackeryポータブル電源2000New

Jackeryポータブル電源1000New

Jackeryポータブル電源600Plus

容量

2042Wh

1070Wh

632Wh

走行充電時間

約24時間

約12時間

約7.5時間

また、充電スピードは配線の長さによっても異なります。配線ケーブルが長ければ長いほど、それだけ充電速度が遅くなります。

できるだけはやめに充電したい場合は、ケーブルを短くするか直接シガーソケットにさし込んで対応しましょう。

3.ポータブル電源をシガーソケットで走行充電する際の注意点6つ

走行中にポータブル電源を使う際のチェック項目

シガーソケットでポータブル電源を走行充電する際にいくつかの注意事項があります。何も知らずに使っていると、ポータブル電源が壊れたり寿命が縮まったりするため知っておきましょう。

〇高温環境では使わない

時期によっては、車内は予想以上に高温となり人間ですら耐えられない暑さになります。そんな場所でポータブル電源を充電したり使用したりすると、バッテリーの劣化につながります。

基本的にポータブル電源を充電すると本体の温度が上昇する場合がありますが、車内の高温によりポータブル電源が故障しかねません。もし炎天下の時期にポータブル電源を充電したり使用したりする場合は、車内で冷房をONにして負担のないようにしましょう。

〇ポータブル電源を置きっぱなしにしない

ポータブル電源を車内に置いておけば、次回使うときに自宅から運ばなくてもいいため、そのまま置いておこうと考えるかもしれません。

しかし、ポータブル電源は電子機器ですから熱に弱いという特徴があります。とくに真夏日に車内でポータブル電源をそのままにしておくと、故障の原因につながります。

かなり危険な方法ですので、ポータブル電源は車内に放置しないようにしましょう。

〇コードは曲げすぎない

ポータブル電源を走行充電する際に、コードが曲がってしまう場合があります。

しかし、コードを曲げての走行充電はおすすめしません。なぜなら、コードから発火や発熱などにつながる可能性があるからです。

また、コードを束にしてまとめての充電も、コード同士の熱が逃げなくなってしまうためやめておくべきです。

〇ソケットの複数使用を避ける

みなさんのご自宅にあるコンセントをたこ足配線にした場合、火災の原因につながるというのは知っているはずです。車内でも、ソケットを利用してポータブル電源やほかのデバイスとつないで同時に充電をすることが考えられます。

複数使用は発火につながり大変危険ですので、なるべく単体で充電するようにしましょう。

〇急発進・急停車に気を付ける

ポータブル電源は、メーカーによっては頑丈に作られているため、多少のことがあっても壊れません。

しかし、だからといって車の急発進や急停車を繰り返していると、何かの拍子にポータブル電源が倒れてしまいます。

当たりどころが悪ければ故障につながりますので、できるだけ急発進や急停車は避けるようにするか、ポータブル電源が動かないようしっかり固定しておくべきです。

車のアイドリングストップはオフにしておく

車のアイドリングストップはオフにしておきましょう。アイドリングストップでエンジンが停止すると電圧の乱高下が発生し、ポータブル電源につないでいる機器が壊れる可能性があります。 

ポータブル電源のバッテリーにも負荷を与えかねないため、アイドリングストップをオフにして走行充電しましょう。

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