1.ソーラー充電器とは?メリットやデメリット
ソーラー充電器とは、太陽光エネルギーを電気に変換するソーラーパネルがついた充電器のことを指します。よく住宅などの屋根についている、大型のソーラーパネルをコンパクト化したイメージです。一般的にソーラー充電器は下記の2種類に分類されます。
・折りたたみタイプ
・小型タイプ
折りたたみソーラー充電器は、ソーラーパネルが文字通り折りたためるようになっており、広げればパネルの面積を広く取れる製品。パネルの面積が広い分、出力や充電の効率が良い傾向があります。ただし、単体で直接スマホやタブレットに充電できるモデルは少ないです。
それに対して小型ソーラー充電器は、一般にモバイルバッテリーにソーラーパネルがついている製品です。バッテリーの充電は、コンセントから・ソーラーパネルからと使い分けられます。この記事では主に高出力・高効率の、さまざまなシーンで使える「折りたたみソーラー充電器」について見ていきましょう。
●ソーラー充電器のメリット
ソーラー充電器の主なメリットは下記の通りです。
・コンセントなしで給電できる
・エコで社会貢献できる
・電気代が浮く
最大のメリットはコンセントなしで家電に給電できること。コンセントから電気を引かない分、当然電気代も浮きます。再生可能エネルギーである太陽光を活用するので、地球環境にも優しく「エコ」の視点で社会貢献にもつながります。
●ソーラー充電器のデメリット
ソーラー充電器の主なデメリットは下記の通りです。
・活用度合いが天候に左右される
・単体ではそこまで役に立たない
ソーラー充電器をどの程度活用できるかは、どうしても天候に左右されます。雨やくもりの日はほとんど発電できないため、停電時にスマホすら充電できないというケースもありえるでしょう。そして単体では出力が小さいため、活用シーンは非常に狭まります。
やはり「ソーラー充電器でポータブル電源を充電して、ポータブル電源から家電に給電する」というのがソーラー充電器活用のセオリー。ぜひソーラー充電器はポータブル電源とセットで用意しましょう。
2.ソーラー充電器の使い方・活用シーンは?
折りたたみソーラー充電器は、大容量・高出力の蓄電池「ポータブル電源」とセットで使われるケースが多いです。ソーラー充電器は一般的に出力が小さいため、単体では用途が大きく狭まります。ソーラー充電器とポータブル電源をセットで使用した場合の活用シーンを、それぞれ見ていきましょう。
活用シーン①:キャンプ・アウトドア
ソーラー充電器がよく活用されるのは、キャンプやアウトドアなどのコンセントが使えない外出のシーンです。ソーラー充電器とポータブル電源を組み合わせれば、下記のようなことができます。
・炊飯器や電子レンジを使った調理
・プロジェクターを活用したシアター
・スマホ・パソコン・ゲームなどの充電
・電気毛布や扇風機の使用
一般的にポータブル電源には、家庭のコンセントと同じAC100V電源がついているので、炊飯器や電子レンジをはじめとした家電が普通に使えます。使っていない時間はソーラー充電器を接続して、ポータブル電源を充電すればOK。ソーラー充電器もポータブル電源も持ち運べるので、日当たりの良いところに設置すれば効率的に充電できます。
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活用シーン②:防災
ソーラー充電器は防災の面、特に停電が起きた場合にも活躍します。停電時は当然ながら、あらゆる電気が必要なものが使用できなくなってしまいます。スマホの充電が切れてしまえば、避難・物資に関する情報を集めることすら困難になってしまうでしょう。
しかしソーラー充電器があれば、スマホを接続してコンセントがなくても充電可能です。さらにポータブル電源をセットなら、下記のこともできます。
・電気毛布や扇風機など冷暖房の使用
・照明の確保(LEDランタンなど)
・冷蔵庫・冷凍庫の維持
冬季・夏季の停電は、寒さ・暑さを原因とする体調不良に直結します。ポータブル電源とセットでソーラー充電器を用意しておけば、充電切れの心配なく復旧まで冷暖房が使えるでしょう。また夜間の照明や、夏季の冷蔵庫や冷凍庫の維持に使えるのもポイントです。
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活用シーン③:節電
ソーラー充電器は太陽光発電により電力供給できるので、節電効果が期待できます。ソーラー充電器単体ではフル活用しても月100円~1,000円の節電がやっとですが、ポータブル電源をセットで使えば数千円の節電効果が得られることも。昼間にソーラー充電器でポータブル電源を充電して、夜間の電力をポータブル電源でまかないましょう。
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活用シーン➃:DIY
ソーラー充電器はDIYでも活躍します。DIYは一般的に屋外で行いますが、場所によってはコンセントから電源をうまく引けず、作業効率が落ちてしまうケースも。ポータブル電源があれば、好きな場所にコンセントを設置できるので下記のような工具が使えます。
・電動ノコギリ
・電動ドリル
・電動ドライバー
ソーラー充電器をポータブル電源に接続して使えば、長時間の屋外diy作業でも簡単には充電切れを起こしません。ソーラー充電器とポータブル電源の組み合わせは、流行りのDIYをスタイリッシュにこなすために重要なアイテムです。
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3.ソーラー充電器とポータブル電源の選び方
ここからは、実際にソーラー充電器を選ぶ際のポイントを解説します。ソーラー充電器はポータブル電源と一緒に使ってこそ真価を発揮するので、「ソーラー充電器をポータブル電源とのセット購入」を想定した選び方を見ていきましょう。下記の5つに着目して選ぶのがポイントです。
・太陽光変換効率
・耐久性
・容量・出力が要望通りか
・出力ポートが用途に合っているか
・安全性が確保されているか
それぞれ詳しく解説します。
①太陽光変換効率
ソーラー充電器は、変換効率に着目して選びましょう。変換効率とは、太陽光エネルギーをどれだけ電気に変えられるかの割合のことです。変換効率が高いほど、ソーラーパネルの面積に対する発電量が大きくなります。
目安としておきたいのは「変換効率20%以上」です。一般に流通しているソーラー充電器の変換効率は20~25%程度なので、19%以下のモデルは想像以上に充電スピードが遅くなります。安さにつられて、変換効率の悪いものを購入しないように注意しましょう。
ちなみに、Jackery(ジャクリ)ソーラー充電器は、業界トップクラスの発電効率(最大25%)を実現できて、曇りの日も効率よく発電できます。
②耐久性
ソーラー充電器・ポータブル電源ともに、耐久性を重視して選びましょう。具体的には下記のような点に着目してみてください。
・ポータブル電源の耐衝撃性・耐震動性
・ソーラー充電器の防水性
・ポータブル電源・ソーラー充電器の耐低温性
キャンプなどのアウトドアで使うなら、車で運ぶのでポータブル電源の耐衝撃性や耐震動性が必須。またソーラー充電器には防水加工されていないモデルがあり、ソーラーパネルに雨が当たると故障してしまう可能性があります。
そしてポータブル電源とソーラー充電器ともに耐低温性を確認しておきましょう。0℃以下でほとんど動作しない製品もあるので、東北など寒い地域に住んでいる場合は冬季間まともに動作しないことも。マイナス10℃程度まで対応できる製品を選ぶのがおすすめです。
③容量・出力
ポータブル電源は容量や定格出力が要望通りのものを選びましょう。キャンプなどで使うなら、充電しなくても一晩乗り越えられるだけの容量が必須です。また、定格出力が家電の消費電力を上回っている必要があります。
またソーラー充電器の最大出力にも製品ごとに限界があるので、出力が大きいソーラーパネルは、より短時間でフル充電できます。何時間でフル充電できるかチェックしておくのがおすすめです。
Jackeryのソーラー充電器には、出力が40W~200Wの製品を取り扱っております。
➃出力ポート
ポータブル電源の出力ポートが用途に合っているか確認しましょう。製品によって、下記のポートのどれが使えるかが異なります。
・AC
・DC
・USB
・シガーソケット
ほとんどのポータブル電源はAC出力を備えていますが、USBやシガーソケットでの出力は製品による差が大きいです。購入前にしっかり確認しておきましょう。
⑤安全性が確保されているか
ポータブル電源は安全性を必ず確認しましょう。安全性の指標はさまざまですが、最低限「バッテリーマネジメントシステムBMS」がついている製品を選んでください。バッテリーマネジメントシステムとは、過放電や過充電が原因で回路がショートし、発火するのを防ぐ機構のことです。
こうした機構がないポータブル電源は海外製造品によく見られるため、消費者庁も「製造・販売元がはっきりしている製品を選ぶ」というのを注意点として挙げています。国内で広く流通する安全なポータブル電源を購入しましょう。
Jackeryのソーラー充電器とポータブル電源の全機種は、一般社団法人防災安全協会で定められた「防災製品等推奨認証」を取得できて、災害や緊急時に有効に活用でき、安全・安心できる製品として認められています。
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選び方のポイント |
Jackery製品の特徴 |
変換効率がよいか |
◎高い |
耐久性があるか |
◎ソーラー充電器・ポータブル電源ともに高耐久 ソーラー充電器:防水・マイナス10℃耐久 ポータブル電源:耐震動・耐衝撃・マイナス10℃耐久 |
容量・出力が要望通りか |
◎柔軟に選択可能 容量:1,000W~2,160W 出力:1,000W~3,000W |
出力ポートが用途に合っているか |
◎3種類の出力を全部搭載 ・AC出力 ・DC出力 ・USB出力 |
安全性が確保されているか |
◎安全性が高い ・バッテリーマネジメントシステム採用 ・防災製品等推奨品認証取得 |
4.発電効率の高いソーラー充電器おすすめ4選
Jackery(ジャクリ)の折り畳みソーラー充電器は業界トップクラスの発電効率を実現し、曇りの日でも効率的に電気を生み出すことが可能です。耐久性や持ち運びやすさにもこだわっており、誰でも簡単に、かつ安全に使えます。 ここでは、おすすめのソーラー充電器を4モデル紹介します。自分の条件に合った折りたたみタイプソーラー充電器を探していきましょう。
●Jackery SolarSaga 40 Mini ソーラーパネル
Jackery SolarSaga 40 Mini ソーラーパネルは超軽量モデルで、リュックに取り付けて歩きながらの充電が可能。IP68レベルの防水防塵に対応し接続口も防水仕様となっているため、雨の日でも壊れるリスクが低いのが魅力です。
●Jackery SolarSaga 100W ソーラーパネル
Jackery SolarSaga 100W ソーラーパネルはUSBポートを搭載し、ソーラーパネル単体でスマホやタブレットを充電できるのが魅力です。
また、Jackeryポータブル電源の全シリーズに対応しているため、他の製品とあわせてより効率良く家電を充電できます。
●Jackery SolarSaga 100 Prime ソーラーパネル
Jackery SolarSaga 100 Prime ソーラーパネルは、ベランダや庭、車の屋根に取り付けることができるDIYソーラーパネルです。長距離の車中泊や、いざという時の防災の際にも活用可能。工業用の完全強化ガラス素材を採用し、10年間使っても80%以上の発電力を保つので、取り付けっぱなしで大丈夫です。
●Jackery SolarSaga 200W (JS-200C)ソーラーパネル
Jackery SolarSaga 200W (JS-200C)ソーラーパネルを6枚繋げた場合、ポータブル電源 2000 Pro(2,160Wh)なら2.5時間でフル充電できます。
また、磁気折りたたみ式でコンパクトにたためるため、持ち運びや収納時に荷物にならないのが特徴です。
5.高速充電対応できるソーラー充電器とポータブル電源セット8選
高速充電に対応できる、おすすめのソーラー充電器&ポータブル電源は「Jackery(ジャクリ)」の製品です。あらゆる面で優れたJackery(ジャクリ)製品は、12年以上の販売実績があり、世界で400万台以上使用されています。その中でもリン酸鉄リチウムイオンバッテリーを採用して、10年間以上も使える長寿命で人気なソーラー充電器とポータブル電源セットをご紹介します。
●Jackery Solar Generator 100 Plus 40 Mini ポータブル電源 ソーラーパネル
小型のJackery Explorer 100 PlusとJackery SolarSaga 40 Miniソーラーパネルがセットになった商品です。バッテリー容量が99Whのため、飛行機に持ち込んでノートPCを充電できます。
また、リン酸鉄リチウムイオン電池を採用しているため、超小型モデルながら約2,000回の充放電サイクルを実現し長く使い続けられるのがポイントです。
●Jackery Solar Generator 240 New 100W ポータブル電源 ソーラーパネル
小容量のJackery ポータブル電源240 NewとJackery SolarSaga 100Wソーラーパネルがセットになった商品です。ポータブル電源は、リュックに入るぐらい軽くてコンパクトなため、災害時やアウトドア時などに持ち出せば役立つこと間違いなしです。
約4,000回の充放電サイクル数を実現でき、毎日充電しても10年間長持ちする高耐久性のため、長く安心して使い続けられます。
●Jackery Solar Generator 300 Plus 40W Mini ポータブル電源 ソーラーパネル
小容量のJackeryポータブル電源300 PlusとJackery SolarSaga 40 Miniソーラーパネルがセットになった商品です。軽量型のポータブル電源とタブレットサイズに折り畳めるソーラーパネルのセットなため、どこにでも持ち運べます。
軽量型ながらスマホは約14回充電できるため、大人数のキャンプでも役立ちます。
●Jackery Solar Generator 600 Plus 100 Prime ポータブル電源 セット
中容量のJackeryポータブル電源600 PlusとJackery SolarSaga 100Primeソーラーパネルがセットになった商品です。軽くてコンパクトな中容量モデルで、ソーラーパネルは車の屋根などの場所に取り付けたまま使えます。UPS機能を搭載し停電時でも給電し続けられるため、緊急時に備えて普段から冷蔵庫や照明などに繋げておくと良いでしょう。
●Jackery Solar Generator 600 Plus 100W ポータブル電源 ソーラーパネル セット
中容量のJackery ポータブル電源 600 Plusと直接スマホやタブレットに充電できるJackery SolarSaga 100Wソーラーパネルがセットになった商品です。本体は約7.3kgでソーラーパネルは約4kgと軽量で、災害時にも手軽に持ち出して電気を使えます。
UPS&パススルー機能を搭載しているため、停電時でも自動で電源供給をポータブル電源に切り替えて継続的に給電してくれるのが大きな魅力です。
●Jackery Solar Generator 1000 New 100W ポータブル電源 ソーラーパネル セット
大容量のJackery ポータブル電源 1000 NewとJackery SolarSaga 100W Newソーラーパネルをセットにした商品です。自然放電を抑える「超ロングスタンバイモード」を搭載しており、通常の1.5倍も長く使用できます。
また、4000回の充放電サイクルを実現し10年以上も使える長寿命がおすすめのポイントです。
●Jackery Solar Generator 1000 Plus ポータブル電源 セット
大容量のJackery ポータブル電源 1000 PlusとJackery SolarSaga 100Wソーラーパネルがセットになった商品です。拡張バッテリーに対応しており、最大3つのバッテリーを使用すれば、容量を1,264Whから5,000Whまで拡張できます。
また、リン酸鉄リチウムイオン電池を採用を採用することによって約4,000回サイクルの長寿命を実現し、10年以上も使用可能です。
●Jackery Solar Generator 2000 Plus ポータブル電源 セット
超大容量Jackery ポータブル電源 2000 PlusとJackery SolarSaga 200Wソーラーパネルがセットになった商品です。4,000回サイクルの超長寿命を実現し10年以上も使い続けられます。またJackery SolarSaga 200を6枚に増やせば、最速2時間でフル充電が可能です。
6.ソーラー充電器のよくある質問
ここでは以下のようなソーラー充電器のよくある質問と回答をご紹介します。
- ・ソーラー充電器に危険性はある?
- ・災害時に役立つソーラー充電器のおすすめは?
ソーラー充電器に関する疑問を無くすための参考にしてください。
①ソーラー充電器に危険性はある?
壊れたままのソーラー充電器に電気を送り続けると、発火する可能性があります。ソーラー充電器を購入する際は、安全装置が付いているものや、過充電や高温に耐えうる安全性の高い製品かを確かめなくてはなりません。
Jackeryのソーラー充電器は、バッテリーマネジメントシステムを搭載し、衝撃・過電流・過充電・高温・過負荷を防いでくれます。安全なソーラー充電器をお探しの方は「Jackery Solar Generator」の中から選びましょう。
②災害時に役立つソーラー充電器のおすすめは?
大人数家族やオフィス防災で役立つソーラー充電器のおすすめは、大容量で、自然放電が少なく、高速ソーラー充電も対応できているJackery Solar Generator 2000 Plusポータブル電源セットです。2,042Whの大容量と定格出力3,000Wでほぼすべての家電を稼働できるし、長時間使用できます。
まとめ
ソーラー充電器があれば、キャンプやアウトドア、DIYなどのシーンで電源を確保できます。普段使いして節電したり、防災対策として持っておいたりするのも良いでしょう。ソーラー充電器をフル活用するなら、セットで「ポータブル電源」を用意するのはほぼ必須です。
「Jackery Solar Generator」シリーズなら、安全性や耐久性が高く、用途に合ったソーラー充電器とポータブル電源がセットで手に入ります。世界で認められているJackery製品を、ぜひ1家に1台導入してみてください。