屋外で電源を確保する方法4選!DIYやキャンプなどシーン別に解説

屋外で電源を確保する4つの方法

庭先でのDIYやキャンプなど、屋外で電気を使いたいときに、簡単に電源を確保できたら便利ですよね。自然災害が多い日本では、災害時の対策も考えなければなりません。今回は、屋外で電源を確保する4つの方法を紹介します。シーン別に最適な方法を考え、ぜひ取り入れてみてください。

屋外電源確保方法①:屋外コンセントを増設する

屋外コンセントを増設する

自宅の屋外で電源を確保する方法としてまず考えられるのが、屋外コンセントを増設する方法です。作業はリフォーム業者などに相談する必要がありますが、一度設置すれば自宅の庭先での電力確保には困りません。

庭の芝刈りやDIYのチェーンソー、ドライバーなどを使う際、屋外で電力を確保できれば便利ですよね。屋内のコンセントから増設する方法に加えて、分電盤から新しくコンセントを設置する方法を紹介します。

・屋内のコンセントから配線する方法

屋内コンセントから屋外コンセントへ電源を分岐する作業時間自体は、1時間程度で完了します。

まずは屋外コンセントを設置する場所を決め、分電盤の空きを確認します。建物の構造上、天井にまで配線を通す作業をしなければなりません。屋外へ配線を確保したらコンセントを設置したい場所に穴を開け、コンセントを設置します。屋外コンセントを雨風から守るためにカバーを取り付けたら完成です。

建物の構造上複雑な作業が必要になるケースもあり、コンセントを増設するためには電気工事士という資格を取得していなければなりません。DIYで個人的な作業をするのは難しいので、業者に依頼しましょう。屋外コンセントの設置は配線を通す作業など工程が多く、工事費が高額になる可能性もあります。

・分電盤から新たに電源を作る方法

分電盤から新しく屋外コンセントを設置する方法もあります。屋内からコンセントを増設する方法よりもやや複雑で、作業は3時間程度かかることもあります。分電盤にブレーカーの空きがあれば設置できますが、そうでない場合は設置できない可能性があります。

分電盤から新しくコンセントを設置すると、屋内のコンセントから増設するのとは違い、ブレーカーが落ちる心配がなくなります。

設置費用は8万円前後になるケースが多いですが、分電盤の状態によって費用は変動するため、事前に業者に見積もりを依頼しましょう。

屋外電源確保方法②:ポータブル電源を利用する

おすすめの屋外電源確保方法

屋外で電源を確保する方法の中でも特におすすめなのが、ポータブル電源を使用する方法です。

ポータブル電源とは、事前に充電しておけばいつでもどもでも電力を確保できるアイテムです。モバイルバッテリーよりも対応電力が高く、スマホの充電だけでなくさまざまな家電を利用することもできます。

キャンプやアウトドアにも最適で、屋外でのDIY作業、ガーデニングの他、災害時の備えとしても一台あると安心です。

ポータブル電源には対応電力や寿命などによってさまざまな種類があります。どのような使い方をしたいかによって選ぶべきポータブル電源も違うので、ぴったりの一台を慎重に探してみましょう。

・屋内から屋外まで電源の利用が便利

ポータブル電源は屋内はもちろん、屋外でもどこでも利用可能な電源アイテムです。

電力容量の大きいポータブル電源はサイズも大きく重さもありますが、持ち運びやすいように取っ手やローラーがついているポータブル電源もあります。

また、車に積んでおけば、車から近い場所でアウトドアやキャンプをする場合は持ち運ぶ必要はありません。

屋内でも、コンセントが届かない場所で家電を使ったり、停電時に使ったり、さまざまな使用用途があります。

・ACアダプタやUSBケーブルで接続可能

ポータブル電源はACアダプターやUSBケーブルに接続して利用するのが一般的です。

家電であればACアダプターで良いですし、スマホやパソコンの充電ならUSBで対応可能です。

ポータブル電源によっては複数の接続口があるものも多いです。キャンプやアウトドア、災害時など、いくつの接続口が必要なのかをよく考えた上で、最適なポータブル電源を選びましょう。

・太陽光パネルで屋外でも充電可能

災害時の備えとしても活用できるポータブル電源ですが、事前の充電を怠っていると停電時に使えなくなってしまいます。そんなときに便利なのが太陽光パネルです。

太陽光パネルで充電すれば、電源を確保できない場所でもすぐにポータブル電源を利用できます。太陽光パネルもポータブルタイプのものが多く、電源にも比較的簡単に接続できます。災害時だけではなくキャンプ場や数日に及ぶ車中泊でも、電源サイトを探さずに電力を使い続けることが可能です。

ポータブルタイプの太陽光パネルは折りたためて場所を取らないので、ポータブル電源と一緒に車や倉庫に収納しておくといいでしょう。

屋外電源確保方法③:アクセサリーソケットから電源を確保する

屋外での電源確保方法として、車のアクセサリーソケットから電源を確保する方法もあります。

アクセサリーソケットはシガーソケットとも呼ばれており、昔は電子ライターでたばこに火をつけるために設置されていました。近年はアクセサリーソケットと呼ばれることが一般的で、専用の端子を取り付ければ電源を確保できます。

電力は車によって違いますが、スマホやタブレットの充電、冷蔵庫、加湿器など、使える家電はたくさんあります。車から電源を確保できれば、キャンプなどのアウトドア時や外出中に充電が必要になったときなども便利です。

大きなデメリットもないため、車での移動が多いならこの方法がもっとも手軽と言えるでしょう。

増設用ソケットも販売されている

アクセサリーソケットは通常、車一台につきひとつしか設置されていません。ですが、増設用ソケットを取り付ければ、複数の電化製品を利用することも可能です。

増設用ソケットは数千円で販売されており、取り付けも簡単です。車移動が多く、スマホの充電や家電の利用などを検討している方は、増設用ソケットの購入もおすすめです。

屋外電源確保方法➃:キャンプ場の電源サイトを利用する

キャンプ先での電源確保方法

キャンプ場には電源サイトが用意されている場所も多いです。電源サイトを利用すれば、車のアクセサリーソケットでは対応できないような電力消費の激しい家電も利用できます。

ガスコンロや電子ケトルなどは電力消費が激しいものの、キャンプには欠かせないアイテムですよね。すべてのキャンプ場に電源サイトがあるわけではないので、事前に電源の有無を確認しておきましょう。屋外電源サイトを利用する際の注意点は下記です。どうぞご確認ください。

・電力容量の上限を確認する

電源サイトがあるキャンプ場でも、電力を使い放題というわけではありません。電力の上限はキャンプ場によっても違いますが、多くは1サイトにつき1000W程度までが上限です。

電力消費の激しい家電を複数使いたい場合はすべての家電を使えない可能性もあるので注意してください。使う家電の電力の合計や、大人数でキャンプ場を利用する場合は、複数のサイトを予約しておく必要もあります。

・東西での周波数の違いに注意

東日本と西日本では電源周波数が違い、キャンプ場の電源サイトもその地域の周波数に応じていることがほとんどです。東日本から西日本、または西日本から東日本など、エリアをまたいで遠方までキャンプに行く際は電源周波数も確認してください。

電源周波数は、東日本は50ヘルツ、西日本は60ヘルツです。かつて東西で使用していた発電機が違っていたことが原因です。

電源周波数が合わない家電を使った場合、きちんと動かなかったり故障したりする可能性もあります。

最近は東西どちらにも対応している電源サイトを用意しているキャンプ場も多いですが、すべてのキャンプ場が最新の電源サイトに対応しているわけではないので、注意してください。

・延長コードの用意が必要

電源サイト近くのスペースを確保できるとは限らないため、延長コードの用意は必須です。延長コードは屋内で利用する一般的なものではなく、屋外用のものを用意しましょう。

屋外用の延長コードは屋内用のものよりも丈夫にできています。踏みつけられたり、雨水に濡れたりしても故障せず安全に利用できます。キャンプをする機会が多い方は、持っておいて損はないでしょう。

屋外電源の確保で一番おすすめなポータブル電源は?

一番おすすめの屋外電源は?

ポータブル電源のメーカーは多数あります。その中でもおすすめしたいのが、Jackeryです。

Jackery(ジャクリ)はアメリカで生まれた企業で、ポータブル電源、およびポータブル太陽光パネルを開発、販売しています。世界での累計販売台数は200万台を突破しており、個人での使用はもちろん、多くの団体にも利用されています。2012年に創業し、2019年には日本でも株式会社Jackery Japanを設立しました。

海外メーカーのアイテムは故障やトラブルの際に迅速に対応してもらえないというデメリットがありますが、Jackeryなら日本の支社のスタッフが迅速に対応してくれるので安心です。

Jackeryのポータブル電源の魅力を一つずつチェックしてみましょう。

・電源のない屋外でも様々な電化製品を利用可能

Jackeryのポータブル電源は対応電力によって豊富なラインナップがあります。

対応電力が2000や1500、1000などのタイプを選べば、消費電力の多い電子ケトルやホットプレートなども十分に利用できます。

キャンプでの利用、停電時の利用でも安心です。

初めてポータブル電源を購入する際はどれくらいの電力容量のものを選べばいいか迷ってしまいますが、電子ケトルやホットプレート、ドライヤーなどを使いたい場合は1000W以上のものを選ぶことをおすすめします。

・安全性の高い仕組みで屋外電源としての利用に最適

Jackeryのポータブル電源は、安全性の確保にも注力しています。

8基の温度管理システムを搭載し、さらにスマートチップの設置により、温度の上昇を防ぎます。ポータブル電源は使用を続けると熱を持ち、発火、漏電などの危険性が高まります。ですが、このように温度を制御するシステムが充実していれば安心して使いやすいです。

さらに、Jackeryのポータブル電源に搭載されているマルチダクト設計は、特許取得済みの高性能な機能です。これによって冷却機能が30%上昇しました。防水機能も備えており、屋外での利用もしやすいという特徴もあります(電源の接続ポートは防水できませんので、どうぞご注意ください。)

・2000サイクルの長寿命を実現