夏のキャンプはポータブル電源とソーラーパネルで快適に!
夏はキャンプに行く人が年間を通して一番増える時期。すでに計画を立てている人も多いのではないでしょうか。その一方で、暑さでキャンプに行くのが不安になっている人もいるのでは。そこで今回は夏キャンプを快適に過ごすコツに加えて、ポータブル電源を取り入れた新しい夏のキャンプスタイルについてご紹介します。
近年、アウトドア人口が増加したこともあり、キャンプや防災で活用されるポータブル電源の認知度も上がってきました。キャンプ場でポータブル電源を見かける機会も増えてきて気になっている方もいるのではないでしょうか。その一方で、いざ購入を検討してみたが、何を基準に選べばよいのか、迷っている方もいるでしょう。そこで、この記事では使用用途に応じておすすめのモデルを解説いたします。
夏キャンプを快適にするコツとは
ポータブル電源でどんな家電が使えるのか?
キャンプのトップシーズンとなる夏がやってきました。夏のキャンプを快適に過ごすためには、キャンプ場選びが重要です。
夏におすすめのキャンプ場は以下の3つになります。
・標高が高い
・水辺に近い
・木陰が多い
特に標高1000mを超えるエリアは虫も少なくなるので、おすすめです。避暑地と呼ばれている地域のキャンプ場を探してみるとよいでしょう。
さらにキャンプ場に着いた後も、できるだけ直射日光が当たらないキャンプサイトを選ぶようにしましょう。
設営にあたっては以下の4つを心がけるだけで、かなり快適さは変わります。
・風向きを意識して、風が通る向きにテントを張る
・日光を避けるためにタープを張る
・テントは熱がこもるので夕方から設営開始
・寝具に冷感パッドなどを取り入れる
さらに、今回はもう一歩進んでポータブル電源をキャンプに取り入れた夏キャンプについて、ご紹介します。
キャンプでポータブル電源を導入する一番のメリットは、家電の電源として使用できる点にあります。
夏であれば、扇風機やポータブルクーラー、冬であれば電気毛布やホットヒーターなども使用できます。また、ポータブル電源はコンセントだけではなく、USBやシガーソケットも使用できるので、スマートフォン、タブレット、ランタンの充電に加えて、車載冷蔵庫をキャンプサイトに持ち込めば、夏でも冷えた飲み物を楽しむことができます。
電化製品は小型のものから大型のものまで様々あり、電力消費量も異なりますが、適切なモデルを選択することによって、ご家庭で使用している電化製品をキャンプ場や電源のない場所でも使用できるようになります。
例えば、シャワーを浴びた後はドライヤーで髪を乾かしたくても、キャンプの時は我慢している人も多いのでは。そんな時でもポータブル電源があれば、ドライヤーを使用することができるのです。
その他にも、電子レンジやコーヒーメーカー、ホットプレートやIH調理器、電気圧力鍋などの調理家電も使用できるため、屋外にいながら、まるで家の中にいるような快適なキャンプを楽しむことができるのです。
ポータブル電源のモデルの違いをスペック表で確認
ポータブル電源のモデルの違いをスペック表で確認
Jackeryのポータブル電源は240、400、708、1000、1500、2000 Proの6種類のモデルをご用意しております。
下の表にモデルの主なスペックをまとめておりますのでご覧ください。
Jackeryのポータブル電源は240、400、708、1000、1500、2000 Proの6種類のモデルをご用意しております。
下の表にモデルの主なスペックをまとめておりますのでご覧ください。
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モデル | バッテリー容量 | 定格出力 | 瞬間最大出力 | 使用目安 | 想定用途 | |
|
242Wh |
200W |
400W |
電気毛布は4時間、スマホなら14回充電が可能 |
ソロキャンプ |
|
|
403Wh |
200W |
400W |
電気毛布は6時間、スマホなら22回充電が可能 |
ソロキャンプ、災害時のスマートフォンの充電 |
|
708.18Wh |
500W |
1000W |
電気毛布は10時間、スマホなら40回充電が可能 |
2~3人のキャンプ、災害時の非常用電源 |
||
1002Wh |
1000W |
2000W |
|
ファミリーキャンプ、災害時の非常用電源 |
||
1534.68Wh |
1800W |
3600W |
電気毛布は22時間、スマホなら87回充電が可能 |
ファミリーキャンプ、高出力家電の使用、災害時の非常用電源 |
||
2160Wh |
2200W |
4400W |
電気毛布は31時間、スマホなら122回充電が可能 |
大人数、連泊のキャンプ、高出力家電の使用、災害時の非常用電源 |
モデル | バッテリー容量 | 定格出力 | 瞬間最大出力 | 使用目安 | 想定用途 | |
242Wh |
200W |
400W |
電気毛布は4時間、スマホなら14回充電が可能 |
ソロキャンプ |
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403Wh |
200W |
400W |
電気毛布は6時間、スマホなら22回充電が可能 |
ソロキャンプ、災害時のスマートフォンの充電 |
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708.18Wh |
500W |
1000W |
電気毛布は10時間、スマホなら40回充電が可能 |
2~3人のキャンプ、災害時の非常用電源 |
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1002Wh |
1000W |
2000W |
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ファミリーキャンプ、災害時の非常用電源 |
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1534.68Wh |
1800W |
3600W |
電気毛布は22時間、スマホなら87回充電が可能 |
ファミリーキャンプ、高出力家電の使用、災害時の非常用電源 |
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2160Wh |
2200W |
4400W |
電気毛布は31時間、スマホなら122回充電が可能 |
大人数、連泊のキャンプ、高出力家電の使用、災害時の非常用電源 |
ポータブル電源があれば使える夏キャンプを快適にする家電
ポータブル電源で使いたい主な家電のワット数
ポータブル電源があれば、電源サイトが無い場所でもコンセントが使用できるため、家にある家電をキャンプ場で使用することができます。
具体的に、夏キャンプに使える家電を挙げてみましょう。
・サーキュレーター、扇風機
夏場のキャンプ場で困りがちなのが、テントの中の熱気問題。そんな時にサーキュレーターがあれば、こもった空気を循環してくれます。また、就寝時には扇風機を体に当てれば快適に眠ることができます。
・ポータブルクーラー
テントの中をしっかり冷やしたい、という方にはポータブルクーラーがオススメです。導入すれば、寝るときの暑苦しさから解放され、快適な睡眠を得ることができます。
・車載冷蔵庫
キャンプ用には大型のクーラーボックスを用意している人も多いでしょう。クーラーボックスは冷たさをキープすることができますが、夏の飲み物はできるだけ冷やしたいもの。そんな時、車載冷蔵庫が使えれば、まさにキンキンまで冷やすことができます。肉などの生モノもしっかり保存できるため、食あたりなどのリスクを避けることができます。
・ポータブルシャワー
暑い夏は、水遊びができるキャンプ場を選ぶ人も多いでしょう。また設営しただけで汗をかいてしまうことも。そんな時にポータブルシャワーを使えば、どこでも素早く水浴びをして、さっぱりすることができます。
キャンプで使用する場合、大事なポイントは自分が使用したい電化製品のワット数です。
主な家電のワット数は以下の通りです。
■高出力家電(1000W以上)
■100~1000W
夏キャンプを思いっきり楽しむ
利用イメージで最適なモデルを考える
利用イメージで最適なモデルを考える
ここまではキャンプを快適にするためのアイテムを紹介してきましたが、さらに一歩進んで夏キャンプをもっと楽しむためのグッズもご紹介します。
・かき氷機でかき氷を食べる
夏といえば、かき氷です。家庭用のかき氷機もポータブル電源があればキャンプ場で使用することができます。外で食べる、かき氷は格別です。
・ミキサーでスムージーを楽しむ
さっぱりする飲み物としては、果物を使ったスムージーもおすすめです。スイカ割りの後に、スイカのスムージーを作ってみるのはいかがでしょうか。ミキサーがあればスムージーも手軽に作ることができます。
・ホットプレートでBBQ
焚火を使ったBBQは楽しいですが、ポータブル電源があればホットプレートという選択肢もあります。テーブルの真ん中にホットプレートを置いて、BBQを楽しめるのもポータブル電源があるメリットの一つです。
・電気圧力鍋で煮込み料理を作る
ポータブル電源があれば電気圧力鍋も使用可能。キャンプの定番メニューのカレー以外にも、豚肉の角煮なども材料を入れるだけで手軽に作ることができます。
■ソロキャンプの場合
ソロキャンプで、調理は焚火を使ってバーベキューなど。電源はランタンの充電やスマホの充電、タブレットで動画の視聴程度。
この場合はエントリーモデルの240でも十分ですが、冬の寒い時期に電気毛布を使用したい場合には、240の場合、連続使用4時間、400の場合は連続使用が6時間となるため、朝まで使い続けるなら10時間使用できる708がおすすめとなります。
■ファミリーキャンプの場合
ポータブル電源を選ぶ際は、使用人数も選定時のポイントになります。スマートフォンの充電回数が14回あったとしても、複数人で使用すれば足りなくなる可能性もあります。
家族で電気を使ってキャンプをする場合は、708、1000、1500がおすすめとなります。
特に1500以上を使用すると、ホットプレートやIH調理器、電子レンジなどの高出力製品が使用できるので、焚火を使わなくても料理が作ることができ、キャンプの中身が様変わりします。
また、ポータブルクーラー、ドライヤーなども長時間使用できるようになりますので、家族で快適に過ごしたい場合は大容量の1500、また連泊キャンプもあるのであれば、2000 Proも選択肢に入ってくるでしょう。
■車中泊の場合
近年、車中泊をする人が増えてきて、メディアで取り上げられる機会も増えてきました。
車の場合はエンジンがかかっていれば、エアコンが使えるうえにシガーソケットから電気が得られますので、ポータブル電源は必要ない、と思われるかもしれません。
しかし、キャンプ場など多くの方が利用している場所でエンジンをつけたまま、アイドリングをしていると騒音で周囲に迷惑が掛かりますので、マナー違反となるうえに、昨今の環境保護の観点からもアイドリング状態は避けた方が良いでしょう。
また、車には100V用のコンセントは付いていないので、ポータブル電源を持っていることで車内ではできなかったパソコンの充電などができるようになります。さらに夏の暑い日にはスーパーで買った生肉や飲み物などの食材を車載型冷蔵庫で冷やすことで、安全に美味しくいただくことができます。
車の中で液晶テレビを使って、ゲームを楽しむなど、ポータブル電源があることで、車中泊でできることの幅が大きく広がります。
車中泊の場合も基本的な選び方は、キャンプと同様に使いたい家電、使用人数、使用日数を基準に選ぶと良いでしょう。
また、何日もかけて車中泊をする場合は、シガーソケットからも充電はできますが、ソーラーパネルも合わせて用意しておくことで太陽の力でポータブル電源の充電が可能になりますので、こちらも選択肢に入れて検討する必要があるでしょう。
■停電時に使用する場合
ポータブル電源の活用法の一つに災害時の非常用電源があります。もしも停電になった時には、テレビや冷蔵庫、エアコンも使えなくなり、スマートフォンの充電もモバイルバッテリーだけでは、心もとなくなってしまうでしょう。
そんな時に、ポータブル電源があれば家電が動かせるうえに、スマートフォン、タブレットの充電も可能になります。
防災向けでモデルを選ぶ場合は、2人家族なら1000、4人家族なら1500または2000 Proとなります。
また、大地震などで停電になった場合は、復旧まで数日かかる場合もあります。そんな時におすすめなのが、ソーラーパネルとの組み合わせです。
日中に太陽光で発電した電力でポータブル電源を充電すれば、電力の供給が止まっていても、電池残量を回復することができるのです。
特に最新の「Jackery Solar Generator 2000 Pro」であれば、パネルを6枚使えば、最速2.5時間で大容量の2000 Proをフル充電することができます。
晴れの日であっても太陽光エネルギーが100%に近い状態で充電できる時間は、1日3時間程度のため、パネルが6枚あれば、晴れの日であれば毎日フル充電まで回復することが可能になるのです。
ポータブル電源のモデルの違いとソーラーパネルの活用法
まとめ
ここまで様々なポータブル電源で動かせる家電をご紹介してきましたが、すべてのポータブル電源でこれらが動くわけではありません。
ポータブル電源の各モデルには、定格出力が設定されています。定格出力とは、安定して出力し続けられる電力の量のこと。
1000Wを超えるIH調理器やホットプレートなどの高出力家電は、定格出力が1800WのJackery ポータブル電源 1500が必要となります。
説明書などを確認して、自分が使いたい家電の出力を把握したうえで「Jackery ポータブル電源のおすすめモデルを解説」などを参考に最適なポータブル電源を選ぶようにしましょう。
また、ポータブル電源を使う場合にオススメなのが、ソーラーパネルとの組み合わせです。
大容量のポータブル電源であっても家電をたくさん使えば、次の日には電池残量が不安になるもの。そんな時にソーラーパネルがあれば、ケーブルをつないで太陽に向けて設置するだけでポータブル電源が充電できるため、連泊キャンプやグループキャンプも安心して楽しむことができます。
ポータブル電源を選ぶ際は、使用する人数や使用目的、連続使用の日数、使用したい電化製品のワット数を基準に選ぶと良いでしょう。
また、保証年数やアフターサポートの内容も大切な判断基準です。購入後も安心して使い続けるために、その点も考慮に入れて、最適なモデルを探してみてはいかがでしょうか。
節電にも活用できるソーラーパネルとポータブル電源
今回は夏キャンプでポータブル電源を活用する方法についてご紹介しましたが、実はポータブル電源とソーラーパネルを日常の中に取り入れることで節電対策にも貢献することができます。
使い方は簡単。日光の出ている時間帯にベランダや庭などにソーラーパネルを設置して、ポータブル電源に電気をためるだけ。
ポータブル電源にたまった電気を夜に使うことで、月々の電気代削減にもつながります。
電力不足が叫ばれる今こそ取り入れたいソーラーパネルとポータブル電源。
夏キャンプ、そして節電対策に取り入れてみてはいかがでしょうか。
夏の安全な利用法について
ここまで夏キャンプを快適に過ごす方法について、ご案内してきましたが、夏は気温が高くなるため、車の中に長時間放置する場合は、直射日光が当たらないようにするなど、安全に使うための工夫が必要な時期でもあります。詳細は、「Jackery ポータブル電源の安全性について」をご確認ください。
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