1.ポータブル電源で使える家電の見分け方について
ポータブル電源の使える家電は、各モデルの「定格出力」によって異なります。Jackeryポータブル電源の場合、各人気モデルの定格出力は以下の通りです。
製品名 |
定格出力 |
最大瞬間出力 |
2200W |
4400w |
|
1500W |
3000w |
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3000W |
6000w |
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2000W |
4000w |
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800W |
1600w |
|
300W |
600w |
Jackeryポータブル電源1000Newを例にとると、定格出力が1500Wとなっているので、ドライヤー、ホットプレートなどの1000~1400Wの高出力家電も使えます。
一方で定格出力300WのJackeryポータブル電源240Newは、サーキュレーターや車載冷蔵庫、電気毛布、液晶テレビなど消費電力低い家電を使えますが、高出力家電は動かせません。
使いたい家電の消費電力については、製品のホームページなどに〇〇Wと記載されているので、そちらを確認すればW数は把握できます。
もしもJackeryポータブル電源に定格出力を超えた電化製品を接続した場合は、電気回路が自動的に調整され、電力が低減、または保護機能が作動し、自動で遮断することで異常に熱が発生する、などの事態を防ぐ設計になっています。
関連記事:1500wクラスのポータブル電源おすすめ製品6選!使い道やデメリットも解説
2.定格出力内でもポータブル電源で家電を使えない場合がある
基本的に、ポータブル電源の定格出力内であれば、ほとんどの家電を使えます。ただし、次のような場合には使用できません。
- ・通常のコンセントで使用できない200Vを必要とするもの
- ・起動時の瞬間消費電力がポータブル電源の最大瞬間出力より高いもの
- ・コンセントと周波数が違うもの
ポータブル電源を購入しても、使いたい家電が動かないというトラブルを防ぐため、事前に確認しておきましょう。
●通常のコンセントで使用できない200Vを必要とするもの
通常のAC100Vコンセントで使用できないAC200Vが必要な家電は、ポータブル電源の定格出力内であっても使えない可能性があります。基本的にポータブル電源のコンセントはAC100V出力のみ対応です。AC200V電源が必要な給湯器などの家電は使えません。
ポータブル電源を使う際は、通常のコンセント(AC100V)で使用できる家電を選びましょう。
●起動時の瞬間消費電力がポータブル電源の最大瞬間出力より高いもの
起動時必要な瞬間消費電力が、ポータブル電源の最大瞬間出力を超えた高い家電は、ポータブル電源の定格出力内であっても使えない場合があります。 例えば、
- ・エアコン
- ・冷蔵庫
- ・電子レンジ
- ・ドライヤー
これらの家電は起動時に高い電力(消費電力の1.2倍~3倍)を瞬間的に必要とし、ポータブル電源の最大瞬間出力を超えてしまう可能性があります。ポータブル電源を購入する際は、定格出力だけでなく瞬間最大出力の数値も確認しましょう。
●コンセントと周波数が違うもの
コンセントと周波数が異なる家電は、ポータブル電源の定格出力にかかわらず使用できません。
一般的に、自宅のコンセントの周波数は東日本では50Hz、西日本では60Hzです。そのため、地域によって使っている家電の周波数が異なる場合があります。購入する前に、ポータブル電源の周波数と家電の周波数が一致しているか確認しましょう。
なおJackeryのポータブル電源は周波数の切り替えができるため、地域を問わず使用可能です。
関連記事:ポータブル電源で周波数を切り替えよう!50Hz・60Hz対応モデル6選
3.200Wのポータブル電源で使える家電一覧
ここでは、定格出力200Wのポータブル電源で使える家電とおすすめの機種を紹介します。それぞれ見ていきましょう。
●使える家電一覧|LEDライト・スマホ・扇風機など
200Wの定格出力で使える家電例とその消費電力は、以下のとおりです。
- ・LEDライト(5W)
- ・スマホ(29W)
- ・ノートPC(87W)
- ・扇風機(15W)
- ・電気毛布(55W)
-
・ミキサー(120W)
・液晶テレビ(60W) - ・プロジェクター(100W)
・車載冷蔵庫(60w) - ・魚群探知機(100w)
- ・ハイブリッド式加湿器(170W)(※)
※熱を加えて効率的に加湿するタイプの加湿器
200Wぐらいのポータブル電源では、大型の家電を動かせません。しかし、旅行中にスマホやノートPCを充電したり、夏のキャンプで扇風機を使用したりするには十分です。
●Jackery ポータブル電源 240 New:長寿命のリン酸鉄リチウムイオン電池を搭載により10年以上も使用できる
Jackery ポータブル電源 240 Newは、約3.6kgとコンパクトサイズながらスマホを約11回、ノートPCを約2回も充電できます。ソロキャンプやおひとりさまの災害対策に最適なコスパの良いモデルです。
●Jackery Solar Generator 240 New 100W ポータブル電源 ソーラーパネル
4.500Wのポータブル電源で使える家電一覧
ここでは、500Wの定格出力で使える家電とおすすめのポータブル電源を紹介します。それぞれ見ていきましょう。
使える家電|車載冷蔵庫・ウォーターサーバー(冷水・温水)・ホットカーペットなど
定格出力500Wのポータブル電源が使える家電は、上記200Wで稼働できる家電以外、以下家電も使えます。
- ・ゲーム機(19W~250W)
- ・冷蔵庫(60W~300W)
- ・ウォーターサーバー(80W〜450W)
- ・ミキサー(300W)
- ・ホットカーペット(200W~500W)
- ・製氷機(500w)
- ・電動ドリル(150W-350W)
500Wともなると使える家電が大幅に増えます。キャンプはもちろん、自宅の寝室や台所、洗面台で家電を使う際にも役立つでしょう。
●Jackery ポータブル電源 708:複数のポートを搭載しており同時に複数のデバイスを充電可能
Jackery ポータブル電源 708は複数のポートがあるため、アウトドアに持ち込めばスマホと電気毛布など複数の家電を同時に使えます。また、急速充電技術であるQuick Charge 3.0を搭載しているため、スマホやノートPCなどを急速に充電できる点も魅力です。
関連記事:多くの家電を使える!500Wポータブル電源おすすめ5選|選び方を解説
5.700W~800Wのポータブル電源で使える家電一覧
ここでは、700〜800Wの定格出力で使える家電とおすすめのポータブル電源を紹介します。それぞれ見ていきましょう。
使える家電|ミキサー・冷蔵庫・小型炊飯器など
定格出力700〜800Wのポータブル電源で使える家電の例は、以下のとおりです。
- ・冷蔵庫(15W〜520W)
- ・小型炊飯器(530W)
- ・たこ焼き器(700W)
- ・電気ケトル(700W)
- ・ブロワ(400W-700W)
- ・アングルグラインダー(400W~800W)
- ・コーヒーメーカー(550w)
- ・トスター(650W)
700〜800Wのポータブル電源は大容量ながら、コンパクトサイズの製品が多いです。アウトドアに持ち運べば、いつもよりワンランク上のキャンプや車中泊、屋外DIYを体験できるでしょう。
●Jackery ポータブル電源 600 Plus:632Whの中容量モデルながらコンパクトで持ち運びやすい
Jackery ポータブル電源 600 Plusは、632Whの中容量モデルながら約7.3kgと軽量なため、アウトドアに手軽に持ち運べます。また、リン酸鉄リチウムイオン電池を搭載し、毎日使っても約10年間使い続けられる点も魅力です。
●Jackery Solar Generator 600 Plus 100W ポータブル電源 ソーラーパネル セット
6.ほぼすべての家電が使えるポータブル電源2選
定格出力が1500W以上のポータブル電源なら、ほぼすべての大型家電を使えます。急に停電が起きた際でも、安心でき、防災対策としても最適です。
高定格出力のポータブル電源をお探しの方には「Jackery」の製品がおすすめです。Jackeryはのポータブル電源なら、防水機能や耐衝撃性などに優れているため、壊れることなく使い続けられるのが特徴です。
これから、高定格出力でおすすめのJackery ポータブル電源を2つ紹介するので、気になる商品がないか見ていきましょう。
●Jackery ポータブル電源 2000 New(定格出力:2200W)
使用できる家電の例は、以下のとおりです。
- ・アイロン(2200W)
- ・ヘアドライヤー(1200W)
- ・草刈り機(1100-2200W)
- ・高圧洗浄器(1400W)
Jackery ポータブル電源 2000 Newは2200Wの定格出力で、99%の電化製品を動かせます。2042Whの超大容量ながら17.9kgで、持ち運べる点も魅力の一つです。
普段使いに加えて家族の防災対策としてもポータブル電源を活用したい方は、高定格出力で超大容量のJackery ポータブル電源 2000 Newを購入すると良いでしょう。
●Jackery Solar Generator 2000 New ポータブル電源 セット
●Jackery ポータブル電源 1000 New(定格出力:1500W)
使用できる家電の例は、以下のとおりです。
- ・電子レンジ(960〜1160W)
- ・コーヒーメーカー(1080W)
- ・ルームエアコン(1000W)
Jackery ポータブル電源 1000 Newは、60万人に選ばれた大人気モデルであるポータブル電源1000の新作モデルです。1500Wの高定格出力ながら、約10.8kgと業界トップクラスの軽量コンパクト設計を実現しています。
また、長寿命のリン酸鉄リチウムイオン電池を搭載し、毎日使っても10年以上使い続けられる点も大きな魅力です。
●Jackery Solar Generator 1000 New 100W ポータブル電源 ソーラーパネル
7.キャンプにポータブル電源あれば使いたい家電
キャンプでポータブル電源を使って家電を動かしたい、という場合、2種類のニーズが考えられます。
1、夏はサーキュレーター、冬は電気毛布などを使う+スマホの充電ぐらいで十分
2、ホットプレート、IH調理器、炊飯器などを使ってキャンプをグレードアップしたい
キャンパーが冬にポータブル電源を使う時の使用目的として多いのが「電気毛布」です。
寒い時期のシェラフ+電気毛布の組み合わせは一度使うと手放せないほど。また、夏場のサーキュレーターも、暑くて風が無い時期には使いたいところでしょう。このようにキャンプの補助的に使いたい、というのが1のニーズです。
一方の2を想定している人は、これまでキャンプで使えなかったものを使ってキャンプをより快適にしたい、という方が多い印象です。
使いたい家電として、意外に多いのが「ドライヤー」です。ポータブル電源 708を購入したけど、一緒にキャンプに行く家族の女性陣がドライヤーを使いたいからと、ポータブル電源1000Newに買い替えた人もいるほど。
そのほかに、ポータブル電源1000Newになれば、調理家電に加えて、ポータブルクーラーやファンヒーターまで使用できるので、キャンプでできることの幅が一気に広がります。
もしも製品選びに迷っている人は、キャンプでどんな家電を使いたいのかを決めたうえで選ぶのも一つの手でしょう。
関連記事:1000Whクラスのポータブル電源5選!最高に便利な3つの使い方も解説
8.停電時にポータブル電源で使いたい家電
ポータブル電源で家電を動かす、もう一つの可能性としては自然災害による停電時があるでしょう。
生命を維持する、という意味では食事、寒さ、暑さへの対策が必要となるでしょう。
食事という点で真っ先に浮かぶのが冷蔵庫です。もしも電気が止まったら一時的に保冷バッグやクーラーボックスに逃がしたとしても、すべてが食べきれるわけではなく、食品が無駄になる可能性があります。
家庭用の冷蔵庫を動かせるのは、Jackeryポータブル電源1000 New(定格出力1500W)になりますが、ポータブル電源はシガーソケット出力もできるため、車載冷蔵庫(60W)であればすべてのモデルで使用可能となります。
火を使う食事はガスコンロがあれば対応できますが、電子レンジやIH調理器が動かせるJackery ポータブル電源 2000 Newがあれば、家族の食事もスムーズに用意できます。
寒さ暑さへの対策としては、電気毛布、ファンヒーター、扇風機などもポータブル電源で動かすことができます。
また、何より貴重な連絡手段であり、情報源となるスマートフォンを複数回充電できる点は大きいでしょう。一番容量の少ないポータブル電源240 Newであっても、約11回のスマートフォン(29w)の充電が可能であり、ポータブル電源1000 Newであれば、45回の充電が可能となっています。
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