電気ストーブは電気代が高いけどあたたかい!電気ストーブの電気代と節約術

電気ストーブ

「電気ストーブの電気代って高い?安い?」「他の暖房器具と比べて電気代はどうなんだろう」「電気ストーブってどんな種類があってどれがいいの?」寒い冬を快適に過ごすうえで、電気ストーブは必須アイテムです。しかし、電気ストーブって実は電気代が高いって知っていました?1200Wのハロゲンヒーターを1日3時間しようすると、およそ110円も電気代がかかるんです。ここでは電気ストーブの電気代や種類、ほかの暖房との比較、おススメの使用方法などを紹介します。

電気ストーブ種類ごとの電気代と特徴

電気ストーブ

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家電量販店の電気ストーブコーナーに行くと、さまざまな種類の電気ストーブがラインナップされています。ここでは主流な電気ストーブの種類と特徴、電気代の求め方について紹介します。

まずは種類ごとの電気代を表にまとめました。

ヒーターの種類

1時間の電気代

1日の電気代(1日3時間使用)

1ヶ月の電気代(1日×30日)

ハロゲンヒーター

800w~1200w

24.8円~37.2円

74.4円~111.6円

2,232円~3,348円

カーボンヒーター

500w~1000w

15.5円~31.0円

46.5円~93円

1,395円~2,790円

セラミックヒータ

650w~1200w

20.1円~37.2円

60.3円~111.6円

1,809円~3,348円

ニクロム線ヒーター

330w~1150w

10.2円~35.6円

30.6円~106.8円

918円~3,204円

●電気ストーブの電気代の求め方

電気ストーブの電気代は【kW(消費電力)×使用時間×電気料金 (円)】で求められます。消費電力は、電気ストーブに表示されているので確認してみてください。注意点としては、家電製品の消費電力はWで表記されていることが多いため、1000で割ってkWに変換する必要があります。

※電気料金単価は、各電力会社が設定していますが、ご家庭ごとに違うので、ご契約のプランを確認してみてください。この記事では、全国家庭電気製品公正取引協議会が定める、目安単価31円/kWhで計算することとしています。

(出典:全国家庭電気製品公正取引協議会)

●ハロゲンヒーター

ヒーターの種類

1時間の電気代

1日の電気代(1日3時間使用)

1ヶ月の電気代(1日×30日)

ハロゲンヒーター

800w~1200w

24.8円~37.2円

74.4円~111.6円

2,232円~3,348円

ハロゲンヒーターはハロゲンランプを熱源とし、輻射熱でヒーターの前方を暖める暖房器具です。

メリットは、電源を入れてからすぐに暖かくなります。暖める範囲は狭いですが、立ち上がりが早く温度も高いので、朝起きてすぐに暖を取りたいときにはおすすめです。また、安価に手に入れることができ、本体サイズもいろいろあるので持ち運びに便利です

デメリットは、ヒーター前方のみで、暖める範囲も狭いので、部屋全体を暖めるのには向いていない点です。また、消費電力も高いため、長時間の使用はおすすめできません。

●カーボンヒーター

ヒーターの種類

1時間の電気代

1日の電気代(1日3時間使用)

1ヶ月の電気代(1日×30日)

カーボンヒーター

500w~1000w

15.5円~31.0円

46.5円~93円

1,395円~2,790円

炭素繊維に電気を流すことで発生する熱を利用して暖める暖房器具です。

メリットは、ハロゲンヒーターよりも遠赤外線放出量が多いので暖かく感じられ、消費電力も控えめなので省エネになります。

デメリットは、ヒーター前方のみで、暖める範囲も狭いので、部屋全体の暖房としては使用できません。また、ガラス管を使用しているので、強い衝撃を与えるとガラス管が破損し、破片でケガをしてしまう恐れがあります。

●セラミックファンヒーター

ヒーターの種類

1時間の電気代

1日の電気代(1日3時間使用)

1ヶ月の電気代(1日×30日)

セラミックヒータ

650w~1200w

20.1円~37.2円

60.3円~111.6円

1,809円~3,348円

電熱線を耐熱性の高いセラミックで覆い、電熱線に電気を流すことで加熱され、遠赤外線を放射し暖める暖房機具です。

メリットは、ファンが付いているため、電源を入れてからすぐに温風が出てきます。それに加え、灯油やガスも使用しないため、一酸化中毒を起こすリスクもなく、換気不要で安全性も備えています。

デメリットは、ヒーター前方には効果はありますが、温風の効果範囲が狭く、部屋全体の暖房としての効果は期待できません。また、ファンで温風を出すので、空気の乾燥やホコリがまってしまう恐れもあります。

●ニクロム線ヒーター(シーズヒーター)

ヒーターの種類

1時間の電気代

1日の電気代(1日3時間使用)

1ヶ月の電気代(1日×30日)

ニクロム線ヒーター

330w~1150w

10.2円~35.6円

30.6円~106.8円

918円~3,204円

ニクロム線をシーズと呼ばれる金属パイプで覆い、電気を流して抵抗による熱で周囲を暖める暖房器具です。
 

メリットは、カーボンヒーターよりも遠赤外線放射量が多く、しっかりと暖まれる点です。また、ニクロム線が金属パイプで覆われているため耐久性が高く、寿命も長く長期間使用できます。

デメリットは、電源を入れてから暖まるまで、5分ほど時間が必要であり、すぐ暖まりたい方には不向きです。また、ヒーター前方を暖めるので、部屋全体の暖房としては不向きです

電気ストーブとその他暖房器具の電気代を比較

電気ストーブ

電気ストーブの種類と特徴を見てみましたが、エアコンやこたつなど他の暖房器具との電気代の違いはどうでしょう。まずは冬の生活の必需品である暖房器具ごとの1か月の電気代を表にして比較しました。

 

エアコン

こたつ

ホットカーペット

ファンヒーター

電気代

(1か月あたり)

約4,470円

1日18時間使用

(出典:Panasonic

約1,032円

1日8時間使用

(出典:無印良品 楕円こたつ MJ-KD3-N

約5,431円

1日8時間使用

3畳用、定格電力730w使用時

石油ファンヒーター

約6,325円

(灯油代含む)

電気ストーブとの差

1日8時間、強使用

-4,458円

-7,896円

-3,497円

石油:-2,603円

※使用条件、メーカーや機種によって電気代は若干変わりますので、参考値としてご確認ください。

※電気ストーブはハロゲンヒーター(1200W  1日8時間 1ヶ月30日で8,928円)との比較です。

●エアコンとの比較

1か月あたりの電気代の比較としては、エアコンが4,470円、電気ストーブは8,928円となりエアコンがお得といえます。エアコンは一部の場所だけでなく、部屋全体を暖めることができ、部屋の温度を一定に保つことができる暖房器具の一つです。今や一家に一台はあるといってもいい暖房器具で、電気代を見てみても暖房器具の中でも比較的に安く使用できます。

しかし、設置には工事が必要になったり、本体の価格が高かったりとデメリットも存在します。

エアコンの電気代の求め方(例)

769kWh(暖房期間消費電力)÷160日(暖房期間)×30日(1か月)×31円(電気料金)

●こたつとの比較

こたつの1か月の電気代は1,032円と、できストーブに比べてかなり安いことが分かります。

こたつは暖房器具の中でも電気代が安いという大きなメリットがあります。また、部屋全体の空気を暖めないので、部屋の空気を乾燥させません。空気の乾燥をさせないことは風邪や肌のトラブルを招きにくいというメリットもあります。

デメリットとしては、こたつを置くスペースが必要であったり、掃除がしづらいことがあげられます。また、一度入るとなかなか出られなくなってしまうこともあります。

こたつの電気代の求め方(例)

140w(1時間当たりの消費電力)×8時間×30日×31円(電気料金)

●ホットカーペットとの比較

ホットカーペットの1か月の電気代は5,431円となり、電気ストーブ程は高くありません。ホットカーペットは敷く範囲に合わせてサイズが選べます。また、電源を入れなければそのままカーペットとして使用でき、お手入れも簡単にできるところがメリットです。

しかし、部屋全体を暖めることができない割に電気代は高めであり、使い方によっては低温やけどの恐れもあるので注意が必要です。

ホットカーペットの電気代の求め方(例)

730w(3畳用消費電力)÷1000×8時間×30日×31円(電気料金)

●ファンヒーターとの比較

石油ファンヒーターの1ヶ月の6,325円。ですが、石油、ガスともにファンヒーターは部屋全体をパワフルに暖めることができ、かつ点火してすぐに暖まる即暖性が魅力です。

一方、デメリットとして石油ファンヒーターはニオイが若干あること、給油の手間が発生すること、灯油燃料が必要になることが挙げられます。

ファンヒーターの電気代(燃料費含む)の求め方

石油ファンヒーター

98w(消費電力)÷1000×8時間×30日×31円(電気料金)=729円

0.2ℓ(灯油:消費燃料/h)×8時間×30日×116.6円(灯油1ℓあたり)+729円(電気代)

(出典:一般財団法人日本エネルギー経済研究所 石油情報センター)

電気ストーブのおススメ使用方法

電気ストーブ

電気ストーブの特徴を見ると、電気ストーブのみで冬を過ごすことは難しいです。そこで、ここでは電気ストーブのおススメな使用方法を紹介します。

●脱衣場やトイレなど個室で使用する

電気ストーブは狭い範囲を暖めるのに適しています。電力の消費量も高いので、狭い場所や空間かつ短時間の使用が効率的です。そのためトイレや脱衣場などの狭い空間を使用している間のみ使用するのがおススメです。

電気ストーブの切り忘れが不安な方は、人感センサー搭載の製品をチェックしてください。切り忘れ防止に一役買ってくれます。

●エアコンと電気ストーブを掛け合わせて快適な朝を実現

エアコンで部屋が暖まるまでの時間を電気ストーブでカバーすると、朝の寒さストレスが激減します。

リビングなど広い部屋をエアコンやファンヒーターなどで暖める際、十分に暖まるまで時間がかかります。そんな時は部屋が暖まるまでの間、電気ストーブを使用し暖を取ることもおススメです。電気代は高いが速暖性の高い電気ストーブで短時間だけ体を温めている間に、部屋を暖める作戦ですね。

エアコンと電気ストーブを併用して、快適な朝を実現させましょう。

●ヒートショック予防にも

電気ストーブは冬場に多く見られるヒートショック予防にも適しています。電気ストーブの即暖性を利用し、冬の冷えた脱衣場やトイレで体を暖めることで急激な温度変化を抑えることができます。

特にヒートショックの危険性が高いと言われている高齢者の方にはおススメです。

電気ストーブの電気代をおさえる節約術

電気代

いくら電気代が高いからといっても、寒さを我慢してまで冬を過ごすのはイヤという方もいらっしゃいます。そこで、電気ストーブの電気代をおさえる節約術を紹介します。

●他の暖房器具と併用する

電気ストーブの消費電力は大きいので、エアコンや石油ファンヒーター、ガスファンヒーターなどの暖房器具と併用して使用することをおススメします。

エアコンや石油ファンヒーター、ガスファンヒーターで部屋が暖まるまでの間、電気ストーブを使用することによってすぐに暖まりを感じることができ、かつ部屋が暖まれば電気ストーブの電源を切れば、常に暖かく電気代を節約することができます。

いろいろな暖房器具との併用で、電気ストーブの電気代をおさえて暖かく過ごしましょう。

●タイマーを使用し切り忘れを防止

タイマー付きの電気ストーブであればタイマーを使用しましょう。電気ストーブは、使用条件が同じだと電気代が他の暖房器具より高いです。それによって切り忘れによる電気代の高額請求などの恐れもあります。

特に、狭い空間の足元などは切り忘れのリスクも高くなります。また、つけっぱなしによる過加熱で火災の危険性もありますのでタイマーを活用しましょう。

電気ストーブの電気代を安くするならJackery Solar Generatorがおすすめ

電気ストーブの電気代は、暖房器具の中でも比較的高いとわかりました。そんな電気ストーブも、Jackery Solar Generatorを活用すれば、電気代0円で使うことも夢ではありません。

Jackery Solar Generatorについて、紹介していきます。

●Jackery Solar Generatorとは?

Jackery Solar Generatorとは、ポータブル電源とソーラーパネルがセットになった商品です。

ポータブル電源は持ち運びができる蓄電池で、蓄えた電気で電化製品を動かすことができるものです。さらにJackery Solar Generatorはこれに太陽光で充電させるためのソーラーパネルがセットになっています。

日中にソーラーパネルで発電、蓄電しておくことでその電気でパソコン、電気ストーブなど様々な生活家電を使用することができます。また、コンパクトで持ち運びにも便利ですので防災やアウトドアはもちろん、家庭での節電対策にも使用できます。

●Jackery Solar Generatorで電気代を節約する方法

電気ストーブの電気代は暖房器具の中でも高いものでした。電気代を節約する方法としてこのJackery Solar Generatorを使用して電気代を節約することができます。

Jackery Solar Generatorを毎日充電し、電気ストーブを使った場合を計算し、表にまとめました。

ポータブル電源種類

電気ストーブ種類

消費電力

使用可能時間

節約できる電気料金(1時間あたり)

Jackery Solar Generator 1000Plus

ハロゲンヒーター

800w

1200w

1.3時間

0.8時間

約29円

約48円



カーボンヒーター

500w

1000w

2.0時間

1.0時間

約74円

約31円

Jackery Solar Generator 2000Plus

ハロゲンヒーター

800w

1200w

2.0時間

1.4時間

約49円

約51円



カーボンヒーター

500w

1000w

3.3時間

1.6時間

約51円

約49円

上記の表を元に1か月使い続けた電気代を計算すると、およそ約1,000円~2,000円の節約になります。2000円あれば、欲しかった雑誌や雑貨が一つ買えますね。Jackery Solar Generatorで電気代を削減し、日常のちょっとした贅沢を手に入れましょう。

1.ソーラーパネルで充電したポータブル電源で電気ストーブを動かす

ポータブル電源をソーラーパネルで充電し、電気ストーブに使うことで電気代は0円となります。

約1時間~1.5時間程度電気ストーブを動かせるので、エアコンで部屋が暖まるまでの間の電気代をカバーできます。

2.夜間電力でポータブル電源を充電して電気ストーブを動かす

電気代の安い夜間電力で充電し、電気料金の高い昼間にポータブル電源から電気ストーブを使うことで電気代の節約になります。東京電力の夜トク8は、23時〜7時までの電気代と日中の電気料金単価の差がおよそ9円もあります。

(出典:東京電力)

日中に1200Wの電気ストーブを、ポータブル電源で1時間動かせば、10.8円お得な計算となります。

ただし、現在自分の電気料金プランが24時間一律の従量電灯プランの場合は、電力プランの見直しが必要になってきますので注意が必要です。

●家庭におすすめのソーラー発電機2選

Jackery Solar Generatorは電気代の節約に役立つだけでなく停電や災害時、アウトドアなどで電源を確保してくれるアイテムです。

今回は、Jackery Solar Generatorからおすすめの2商品を紹介します。

  • ・Jackery Solar Generator 1000 Plus

  • ・Jackery Solar Generator 2000 Plus

一つずつ紹介していきます。

Jackery Solar Generator 2000 Plus

製品名 Jackery Solar Generator 2000 Plus

容量

2042.8Wh(最大12kWhまで拡張可能)

定格出力

3000W/正弦波(最大瞬間出力:6000W)

出力ポート数

ACⅹ5、DCⅹ1、USBⅹ4

充電時間

AC充電:2時間
ソーラー充電:最速2時間
シガーアダプター:25時間

寿命/サイクル数

約4000回サイクル
※4,000回サイクル放充電後も工場出荷時の容量の70%以上をキープできます。

保証期間

5年間

Jackery Solar Generator 1000 Plus

まとめ

電気ストーブの電気代は暖房器具の中では高額でした。

ただ、即暖性に関しては、暖房器具の中でも高い実力を誇っています。暖房器具も色々ありますがそれぞれメリット、デメリットがあり使用条件も様々です。

ここで紹介した項目を参考に寒い冬を乗り切りましょう。


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