暖房器具を節電して電気代を安くしたい!最強コスパの組み合わせを紹介
「冬の電気代高すぎ…」とお悩みではないでしょうか。多くの場合、原因はやはり「暖房器具の選び方や使い方」です。どうしても多くの電力を消費する暖房器具ですが、使うものを変えたり少し使い方を工夫したりするだけで節電できる場合があります。
そこでこの記事では各暖房器具の電気代の目安や節電するための8つの方法、おすすめの暖房器具の組み合わせについても解説するので、冬の電気代が気になる方は必見です。
暖房器具ごとの電気代の目安をチェック!
まずは主な暖房器具の電気代の目安をチェックしていきましょう。
●8畳用エアコン:1時間あたり20円前後
8畳用エアコンの暖房時消費電力は600~700W。電気代に換算すると、1時間あたり20円前後です。エアコンは部屋を効率的に暖められるうえ、夏は冷房として使えるのがポイントですが、消費電力が大きいためかなりの電気代がかかります。節電を意識するなら、どうしても寒くて耐えられない場合などに限定して使うのがおすすめです。
●ホットカーペット:1時間あたり7~10円
ホットカーペットの消費電力は、実運転時200~350Wほどです。電気代に換算すると、1時間あたり7~10円となります。広範囲を暖められるものの、部屋全体を暖められない割に電気代が高めです。家族だんらんで使うこたつ・テーブルの下のみに使うことをおすすめします。
●ハロゲンヒーター:1時間あたり12~25円
ハロゲンヒーターは400~800Wほどの電力を消費し、電気代に換算すると1時間あたり12~25円です。暖房器具の中では暖まりが速いのが最大のメリットですが、温風が出るわけではないので広範囲は暖められません。電気代を抑えるなら短時間のデスクワーク中に足元を温めるなど、限定的な使い方をしましょう。
●セラミックファンヒーター:1時間あたり25円~
セラミックファンヒーターは強運転で1,000~1,200W、弱運転で500~600Wほどの消費電力。電気代に換算すると25円~となるのが一般的です。非常に消費電力が大きいため、暖房用途ではエアコンのほうが節電できます。セラミックファンヒーターをメインの暖房として使用しているご家庭は、別の暖房器具への置き換えもおすすめします。
●オイルヒーター:1時間あたり約22円
オイルヒーターの消費電力は「中」運転で700W程度が一般的です。電気代に換算すると、1時間あたり約22円となります。オイルヒーターは温風や火を用いないため、子ども部屋などの安全な暖房として最適。ただし電気代は高いため、可能であれば他の暖房器具への置き換えを検討すると良いでしょう。
●石油・ガスファンヒーター:1時間あたり3.1円+燃料代
石油・ガスファンヒーターは平均100Wほどの電力を消費し、電気代に換算すると1時間あたり3.1円ほどです。ただし石油・ガスファンヒーターは、電気のほか燃料も使用します。燃料代は1時間あたり25円前後となることが多く、電気代と合算するとセラミックファンヒーターよりも高くつくので注意。
●電気毛布:1時間あたり1~2円
電気毛布の消費電力は30~60Wが一般的で、電気代に換算すると1~2円ほどです。暖房器具の中では非常に電気代が安く、節電目的におすすめします。1人で使う分には十分に暖かく、寝る場所に敷くのはもちろんひざ掛けなどの使い方もできるのがポイントです。電気代を節約したいなら積極的に活用しましょう。
●こたつ:1時間あたり2.5~3.1円
こたつの消費電力は強運転で160W・弱運転で80W前後が一般的。電気代に換算した場合、1時間あたり2.5~3.1円ほどとなります。複数人で使用でき保温性も非常に高いですが、暖房器具の中ではトップクラスに電気代が安く済むのがこたつのメリット。節電したいなら積極的に取り入れてみてください。
暖房器具の節電は「こたつ×電気毛布」が最強
どうしても部屋を暖めたい!他の暖房器具でも節電する方法8選
「こたつと電気毛布だけでは耐えられないから部屋を暖めたい」という方は、下記8つの方法で暖房器具の節電を目指しましょう。
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・エアコンやヒーターは「自動運転」にする
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・買い替え時は「省エネ家電」にする
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・フィルターを頻繁に掃除する
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・窓に断熱シートを貼る
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・サーキュレーターで部屋の空気を循環させる
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・加湿器を併用して設定温度を1~2℃下げる
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・消費電力に余裕があるならアンペア数を切り替える
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・ポータブル電源とソーラーパネルを使う
それぞれ詳しく解説します。
●節電方法①:エアコンやヒーターは「自動運転」にする
エアコン・ヒーターは「自動運転」にするのがおすすめです。自動運転にすると、エアコンやヒーターは最適な風量・温度で部屋を暖めようとします。つまり少ない電力のロスで、効率よく部屋の温度を上げられるわけです。
特に「部屋の温度が低い状態で、高い温度設定・大きな風量で動作させる」のは非常に大きな電力を消費します。節電を意識するなら「自動運転」を積極的に取り入れてみてください。
●節電方法②:買い替え時は「省エネ家電」にする
もし古い家電を買い替えるなら、ぜひ「省エネ家電」を購入しましょう。最近の省エネ家電は消費電力が小さく、古いモデルや安価なモデルよりも電気代を抑えられます。環境省によると、たとえば2020年の冷蔵庫は2010年のモデルと比較し約37~43%の省エネ効果が期待できます。
引用元:環境省
特に冷蔵庫や洗濯機など使用頻度の高い家電は、省エネ家電に切り替えると電気代の削減効果も大きくなります。買い替え予定がある方は「省エネ家電」をチョイスしてみましょう。
●節電方法③:フィルターを頻繁に掃除する
エアコンのフィルターは頻繁に掃除をするのがおすすめです。メーカーの「ダイキン」による調査では、3年分のホコリが溜まったフィルターを掃除すると、実に800円(※)の電気代削減効果がみられました。
※調査当時の電力料金目安単価(27円/kWh)を基準としたもの。なお2023年11月現在の電力料金目安単価は31円/kWh。
参考:ダイキン「フィルター掃除と室外機周辺の片付けによるエアコンの節電効果を検証」
フィルター掃除は以下の手順で簡単に行えます。
・エアコンの蓋を開けてフィルターを取り出す
・掃除機で表面のホコリを吸い取る
・シャワーでお湯をかけながら歯ブラシで汚れを落とす
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・水分を拭き取ってから陰干しする
20~30分もかからない単純作業ですので、ぜひ電気代節約のために試してみてください。
●節電方法④:窓に断熱シートを貼る
窓に断熱シートを貼る方法も暖房効率アップの効果が期待できます。部屋の温度が上がらない原因のひとつは「窓からの冷気」ですが、断熱シートを貼れば冷気をシャットアウトできるためです。窓全体に貼るとそれなりの値段がするので、100均で購入できる緩衝材で代用してもOK。断熱シートほどではありませんが、冷気の侵入を抑える効果が期待できます。
●節電方法⑤:サーキュレーターで部屋の空気を循環させる
サーキュレーターで部屋の空気を循環させるのも冬の節電におすすめの方法です。冷たい空気は下に、温かい空気は上に集まる性質があるため、足が冷えて体感温度が下がってしまうケースがよくあります。そこでサーキュレーターを使って空気をかき混ぜれば、部屋の上下の温度差が小さくなるため暖かく感じられるでしょう。
暖房器具を製造・販売するアイリスオーヤマによれば、サーキュレーターはエアコンと対角線に当たる位置に置くのがもっとも効果的です。サーキュレーターで暖房効率を上げて、電気代を節約しましょう。
●節電方法⑥:加湿器を併用して設定温度を1~2℃下げる
加湿器を併用して、設定温度を1~2℃下げることで節電を狙う方法もあります。ヒーターや加湿器のメーカー「ダイニチ工業」の検証では、同じ室温25℃でも湿度30℃と50℃では体感温度が1.7℃も変わると分かりました。
参考:ダイニチ工業
そしてエアコンメーカーの「ダイキン」によれば、エアコンの設定温度を1℃下げると電気代が約10%削減されます。
参考:ダイキン
仮にエアコンメインの家庭で月の暖房費が5,000円とすると、加湿器併用で月500円の電気代削減効果が期待できます。加湿器は安いものだと1,000円~2,000円程度で購入できるので、ぜひ積極的に併用しましょう。
●節電方法⑦:消費電力に余裕があるならアンペア数を切り替える
あまり暖房器具以外の家電を使っておらず、消費電力が少ないならアンペア数の切り替えを検討するのも良いでしょう。電気のアンペア数契約を1段階下げるだけで、月に150~300円の基本料金が削減されます。たとえば東京電力の場合、アンペア数ごとの基本料金は下記のとおりです。
アンペア数 | 基本料金 |
10A | 295.24円 |
15A | 442.86円 |
20A | 590.48円 |
30A | 885.72円 |
40A | 1,180.96円 |
50A | 1,476.20円 |
60A | 1,771.44円 |
参照:東京電力
アンペア数を上げるには工事が必要となる場合がありますが、下げるのは工事不要で非常に簡単です。元のアンペア数に戻すのも容易なため、ぜひ検討してみましょう。
※ただし、多くの電力会社でアンペア変更は1年ごとの制限があるので注意。
●節電方法⑧:ポータブル電源とソーラーパネルを活用
ポータブル電源とソーラーパネルを使えば、電気代0円で暖房器具が使えます。ポータブル電源とは大容量・高出力の蓄電池で、電気毛布やこたつはもちろんヒーター類なども動作可能。ソーラーパネルで発電した電気を貯めておけるので、容量の限り電気代は0円というわけです。
よく太陽光発電でイメージされる「屋根に取り付けるタイプのソーラーパネルと、家に取り付けるタイプの蓄電池」と比較し圧倒的に安価で、設置工事も必要ありません。一度購入すれば長く使えるので、ぜひポータブル電源とソーラーパネルを用意して冬の暖房器具の大幅節電を始めましょう。
暖房器具の節電に役立つポータブル電源&ソーラーパネルセット2選
暖房器具の節電に使うポータブル電源とソーラーパネルには「Jackery Solar Generator」がおすすめです。当社「Jackery(ジャクリ)」の製品は全世界で300万台以上の販売実績があり、多くのお客様から高い評価を得ています。200Wソーラーパネルのエネルギー変換効率は24.3%と業界トップクラスに高く、大きな節電効果に期待できます。
今回はこの「Jackery Solar Generator」から、特に暖房器具の節電に向いた2モデルをピックアップしました。ぜひ用意して電気代を大幅に抑えた生活を始めましょう。
●Jackery Solar Generator 2000 Plus:拡張でエアコンの電気代0円も実現可能!
Jackery Solar Generator 2000 Plusは2,042Whの大容量ポータブル電源と、出力200Wのソーラーパネル1枚がセットになったモデルです。最新の「リン酸鉄リチウムイオンバッテリー」を内蔵しており、一度購入すれば10年以上にわたって使い続けられます。大容量のおかげで電気毛布なら30時間以上、こたつなら15時間以上も使用可能です。
さらに本モデルは「拡張バッテリー」に対応しており、最大12,000Whまで容量を増強可能。12,000Whの容量があれば、平均消費電力500Wのエアコンが20時間以上動かせます。ソーラーパネルを2枚以上に増設すれば昼間の時間だけでフル充電も可能で、夕方~夜間のエアコンの電気代0円も実現可能。ぜひ「Jackery Solar Generator 2000 Plus」で冬の電気代を圧倒的にセーブした生活をスタートしましょう。
製品名 | Jackery ポータブル電源 2000 Plus |
容量 | 2042.8Wh(最大12kWhまで拡張可能) |
定格出力 | 3000W/正弦波(最大瞬間出力:6000W) |
出力ポート数 | ACⅹ5、DCⅹ1、USBⅹ4 |
充電時間 | AC充電:2時間 |
寿命/サイクル数 | 約4000回サイクル |
保証期間 | 5年間 |
●Jackery Solar Generator 1000 Plus:安価でもパワフルで節電効果が高い!
先ほどの「2000Plusはちょっと高いなあ…」という方におすすめなのが「Jackery Solar Generator 1000 Plus」。容量1,264Whのポータブル電源と出力100Wのソーラーパネル1~2枚がセットになっています。2000Plusと同じく「リン酸鉄リチウムイオンバッテリー」内蔵で、10年以上の寿命を実現したモデルです。
容量は小さくなっても定格出力は2,000Wとパワフルで、セラミックファンヒーターやハロゲンヒーターも動作可能。さらに「拡張バッテリー」で最大5,000Whまでの容量増強にも対応します。少し初期費用は抑えつつ、本格的な暖房器具の節電をスタートしたいなら「Jackery Solar Generator 1000 Plus」を使ってみましょう。
製品名 | Jackery ポータブル電源 1000 Plus |
容量 | 1264Wh(5kWhまで拡張可能) |
定格出力 | 2000W/正弦波(最大瞬間出力:4000W) |
出力ポート数 | ACⅹ3、DCⅹ1、USBⅹ4 |
満充電時間 | AC充電:1.7時間 |
寿命 | リン酸鉄リチウムイオンバッテリー採用 |
保証期間 | 5年間 |
まとめ
冬の電気代の高さは、やはり「暖房器具」が最大の原因。電気代を安くしたいなら使う暖房器具を変えたり、使い方を見直したりして節電が必要です。もし部屋が暖かくなくても耐えられるなら、「こたつ+電気毛布」がもっとも電気代を抑えられます。
暖房器具の節電の方法はさまざまですが、ポータブル電源とソーラーパネルを使えば暖房器具の電気代0円も可能です。ぜひ「Jackery Solar Generator」で節電をスタートしましょう。
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