震度5弱の揺れはどれくらい?過去の地震や被害例、おすすめの防災対策を解説

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震度5弱の揺れはどれくらい?過去の地震や被害例、おすすめの防災対策を解説

近年、全国各地で震度5弱・5強の地震が増えてきていることもあり、日本中で地震に対する関心が高まってきています。しかし一方で、震度5クラスの地震が実際に発生した際にどれくらいの被害が生じるのか想像がつかない方も多いでしょう。 

そこで本記事では、震度5弱の揺れや被害がどれくらいなのか、震度ごとの揺れ・被害の目安などを解説していきます。おすすめ防災対策も紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

目次

震度5弱の揺れはどれくらい?被害例と過去の地震



地震は、地震の揺れの強さを表す「震度」と地震のエネルギーの大きさを表す「マグニチュード」で発表されます。震度5弱の地震が発生した際のマグニチュードは「4.5以上5.0未満」とされているのですが、実際の揺れの体感や被害がどのくらいなのかその目安を見てみましょう。

震度5弱の揺れの体感

震度5弱の地震が発生した場合、以下のような揺れを感じるとされています。 

・大半の人が恐怖を覚える揺れ

・大半の人がしゃがんだり、ものにつかまりたいと感じる揺れ 

上記の2点から、震度5弱といえども大半の人が恐怖を覚えるほどの大きな揺れであることがわかります。高さのあるマンションに住んでいる方だと、さらに大きな揺れに感じることもあるかもしれません。

震度5弱の被害例

震度5弱の地震が発生した場合、以下のような被害が想定されています。 

・棚にある食器や本が落下することがある

・固定されていない家具が転倒、移動するとこがある

・不安定なものが転倒する、移動する

・窓ガラスが割れたりドアが開かなくなる

・壁のタイルや窓ガラスが破損する 

震度5弱の地震は「中規模地震」と言われていますが、上記の被害例を見るととても危険であることがわかります。倒れてきた家具の下敷きになってしまったり、ドアが開かなくなることで避難ができなくなる可能性も考えられるため、防災対策はしっかりと行っておきましょう。

過去に起きた震度5レベルの地震 

実際に発生した震度5レベルの地震で記憶に新しいのは、2024年1月1日 16時6分ごろに石川県能登地方で発生した地震ではないでしょうか?石川県能登地方の地震では、この約4分後に「最大震度7」を観測。その後、1月1日〜1月16日にかけて震度5弱〜6弱の余震が繰り返し発生し、甚大な被害をもたらしました。 

地震はいつ起こるかわからない災害であり、大きさや被害も実際に起こってみないとわかりません。近年では、震度5レベル以上の地震が頻繁に発生しています。2023年に実際に起きた震度5レベルの地震を表にまとめたので見てみましょう。 

2023年に実際に起きた震度5レベルの地震

 

2月25日 22時27分ごろ

震源地:釧路沖

マグニチュード:6.0

最大震度:5弱

 

5月5日 21時58分ごろ

 

震源地:石川県能登地方

マグニチュード:5.9

最大震度:5強

 

5月11日 4時16分ごろ

震源地:千葉県南部

マグニチュード:5.2

最大震度:5強

 

5月13日 16時10分ごろ

震源地:トカラ列島近海

マグニチュード:5.1

最大震度:5弱

 

5月22日 16時42分ごろ

震源地:新島・神津島列島

マグニチュード:5.1

最大震度:5弱

 

5月26日 19時3分ごろ

震源地:千葉県東方沖

マグニチュード:6.2

最大震度:5弱

 

6月11日 18時55分ごろ

震源地:浦河沖

マグニチュード:6.2

最大震度:5弱

参考:日本気象協会 

上記の表のように2023年だけでも、震度5レベルの地震が7回発生しています。いつ発生するかわからない地震だからこそ、事前にしっかりと防災対策を行うことが大切です。

地震の震度ごとの揺れ・被害の目安



気象庁の震度階級は、震度0〜7の10階級です。気象庁が発表する震度は、気象庁や地方公共団体及び国立研究開発法人防災科学技術研究所が全国各地に設置した震度観測地点で観測されています。震度ごとの揺れや被害の目安は以下の通りです。 

階級ごとの揺れ・被害

震度0

 人は揺れを感じない

震度1

 室内で静かに過ごしている人の中にはわずかに揺れを感じる人がいる

震度2

 室内で静かに過ごしている人の大半が揺れを感じる

震度3

 室内にいるほとんどの人が揺れを感じる

震度4

 ほとんどの人が驚く

 電灯などのつり下げ物が大きく揺れる

 安定していない置物が倒れることがある

震度5弱

 大半の人が恐怖を覚え、物につかまりたいと感じる

 棚にある食器や本が落下することがある

 固定していない家具が移動、不安定なものが倒れることがある

震度5強

 物につかまらないと歩行が困難

 棚にある食器や本の多くが落下する

 固定していない家具が倒れることがある

 補強されていないブロック塀が崩れることがある

震度6弱

 立っていることが困難になる

 固定していない家具の大半が移動、転倒することがある

 ドアが開かなくなることがある

 壁のタイルや窓ガラスが破損、落下することがある

 耐震性の低い木造建物は瓦が落下、建物が傾くことがある

震度6強

 這わないと動くことができなくなる

 固定していないほとんどの家具が移動、倒れるものが多くなる

 耐震性の低い木造建物は傾くものや倒れるものが多くなる

 大きな地割れや大規模な地滑り、山体の崩壊が発生することがある

震度7

 耐震性の低い木造建物は傾くものや倒れるものがさらに多くなる

 耐震性の高い木造建物でも稀に傾くものがある

 耐震性の低い鉄筋コンクリート造の建物は倒れるものが多くなる

震度とゆれの状況

引用元:気象庁

 震度5レベルの地震は、計測震度の違いから「5弱(4.5〜4.9)」と「5強(5.0〜5.4)」にわけられます。揺れの感じ方や被害にも違いがあり、震度5強になると揺れは非常に強く、物につかまらないと歩行が困難になるほど。物の落下や家具の転倒も5弱に比べて起こりやすくなり、重いタンスの転倒やブロック塀が崩壊する可能性もあります。倒れた家具や崩壊したブロック塀の下敷きとなる可能性も高くなるため、非常に危険です。しっかりと防災対策を行うことで、こうした危険から身を守りましょう。

震度5弱以上の地震に備えて4つの防災対策をしよう!



何度も言うように地震などの災害は、いつ起こるかわかりません。いざ災害が起きたときに自分自身や家族の安全を守れるよう、日頃から災害に備えて対策しておくことが大切です。以下の4つの防災対策を参考に、災害に備えましょう。

防災対策①家具の転倒を防止する

地震が発生した際の負傷原因の3〜5割は家具類の転倒や倒壊、落下によるものとされています。家具の転倒や倒壊は避難経路をふさいで家から出ることが困難になるケースもあるため、家具や大型家電は固定しておきましょう。ソファーやベッドに倒れない位置にするなど、配置を工夫すると落下や転倒した家具の下敷きになる危険性を減らすこともできます。

参考:総務省消防庁

防災対策②防災グッズを揃える

災害によって電気やガス、水道などのライフラインが停止してしまった場合に備え、普段から飲料水や保存のきく食料などを備蓄しておきましょう。「備蓄用に購入する→賞味期限が近くなったら食べる」というサイクルを作るため、防災のために特別なものを用意するのではなく、できるだけ普段の生活の中でも利用できるものを備えておくのがポイントです。

防災グッズを揃える

 

引用元:首相官邸

自宅が被災した場合、安全な場所に避難して避難生活を送ることになるかもしれません。そんなときのために、「非常用持ち出しバッグ」を用意しておきましょう。非常時に持ち出すべきものをあらかじめリュックに詰めておくことで、緊急時にも必要なものをすぐに持ち出すことができます。首相官邸の『災害の「備え」チェックリスト』を参考に、非常用持ち出しバッグを準備してみてください。

災害の「備え」チェックリスト

引用元:首相官邸

防災対策③家の耐震性を高くする

震度5弱以上の地震への対策として、住宅の耐震性を高めるのもおすすめです。住宅の耐震性は建築申請を受けた年月日によって「旧耐震基準(1981年5月31日まで)」と「新耐震基準(1981年6月1日以降)」に分けられており、震度5クラスの地震に対する耐震基準が以下のように異なります。 

旧耐震基準

震度5程度の揺れに対して、建物が倒壊・崩壊しない。

新耐震基準

震度5程度の揺れに対して、建物の各部材がほとんど損傷しない。

旧耐震基準に該当する年月日に建てられた住宅は、震度5クラスの地震が発生した際に倒壊こそしないものの損壊やひび割れなどの破損が起きる可能性があります。自宅の耐震基準が旧耐震基準に該当する場合や耐震等級が低い場合には、耐震改修などを行って耐震性を高くしましょう。 

参考:日本耐震診断協会

防災対策④非常用電源を用意する 

2011年に発生した東日本大震災では、電力が9割復旧するまでに6日かかりました。震度5弱以上の大規模災害では停電が長期化することを考え、非常用電源を用意しておきましょう。 

非常用電源には、下記3つの条件を満たしたものがおすすめです。

・軽くてコンパクトなもの

・スペースを取らないもの

・ソーラー充電機能が搭載されているもの

軽くてコンパクト、かつスペースを取らないものなら自宅はもちろん避難所でも使えます。ソーラー充電ができるものなら、繰り返し使えて長期の停電対策もバッチリです。これらの条件を満たした非常用電源「Jackery Solar Generator」もぜひ検討してみてください。

震度5弱以上の大地震対策に使える非常用電源の種類3つ



震度5弱以上の大地震に備えるための非常用電源の種類は、下記の3つです。 

・据付型蓄電池

・ガス、ガソリン発電機

・ポータブル電源 

それぞれの特徴やデメリットを理解した上で、自分に合うものを選択しましょう。

据付型蓄電池:自宅の決まったスペースで発電

「据付型蓄電池」とは、決まったスペースに設置する据え置き型の蓄電池です。屋内型と室内型の2種類がありますが、いずれも設置と配線のために工事が必要になります。設置するには広いスペースが必要となり、ソーラーパネルと組み合わせた場合の費用相場は「150〜200万円」と非常に高額です。持ち運ぶこともできないため、災害時に避難先で使用できないというデメリットもあります。

ガス・ガソリン発電機:燃料によって電力を作り出す

「ガス・ガソリン発電機」は、燃料によってすぐに電力を作り出すことができる発電機です。燃料を使用するため、密閉空間で稼働させると一酸化炭素によって健康を害する危険性があります。 

また燃料は火元があると引火してしまう恐れもあり、爆発や火災の原因となる危険物です。さらに燃料の入れ間違いをすると故障の原因につながるので注意してください。 

ガス・ガソリン発電機は燃料を使用する分、取り扱いには十分注意する必要があります。こうしたデメリットがあることをしっかりと理解して使用するようにしましょう。

ポータブル電源:燃料いらずで持ち運びもできる

非常用電源の中でもとくにおすすめなのが、据付型蓄電池とガス・ガソリン発電機のデメリットをすべてカバーした「ポータブル電源」です。ポータブル電源はコンパクトサイズのものが多く、設置のための工事も必要ありません。 

燃料もいらず軽量で持ち運びにも便利なので、災害時にも手軽に利用可能。また容量1,000Whあたり10〜20万円が相場で、安価にソーラーパネルとセットになったものも販売されています。安全で屋内・屋外どちらでも使えるポータブル電源で、ぜひ地震対策をスタートしましょう。

震度5弱以上の大地震対策には「Jackery Solar Generator」がおすすめ!



震度5弱以上の大地震対策には、ポータブル電源とソーラーパネルがセットになった当社の「Jackery Solar Generator」がおすすめです。軽量でコンパクトながら、10年以上の長寿命が魅力。容量・出力のラインナップも豊富で、家族の人数に合わせたアイテムが必ず見つかるでしょう。 

震度5弱以上の大地震が発生したときのために非常用電源を確保しておきたい方に、「Jackery Solar Generator」のおすすめポイントを4つ解説していきます。おすすめ機種も紹介するので、ぜひ参考にしてください。 

おすすめポイント①手軽に停電対策が可能!ソーラーパネルで繰り返し使える

Jackery Solar Generator」は、ポータブル電源とソーラーパネルがセットになった太陽光発電製品です。設置工事やメンテナンスの必要はなく、誰でも手軽に防災対策が行えます。ソーラーパネルによる太陽光発電ができるので、長期間停電が起こっても繰り返し充電して使えて安心です。スマホの充電切れの心配がなくなるのはもちろん、炊飯器で温かいご飯を炊いたり、電気ケトルでお湯を沸かしてカップラーメンも食べたりできます。

おすすめポイント②防災安全協会にも認められた安全性の高さ!

「Jackery Solar Generator」は、電気用品安全法に基づく電気用品安全法適合性検査に合格した製品です。一般社団法人防災安全協会が定める「防災製品等推奨品認証(※)」を取得しているため、とても安全性の高い製品と認められています。 

※防災製品等推奨品:災害時に有効活用でき、安全であると認められた防災用品に対して推奨する制度

参考:防災安全協会

おすすめポイント③自然放電が少ない!緊急時にもすぐ使える安心感 

充電した電気は、自然放電によって次第に電池残量が減っていくのが一般的です。しかし、「Jackery Solar Generator」は自然放電が少なくなるように設計されているため、100%充電した状態で1年間放置しても約20%電池残量を残すことができます。2〜3ヶ月に一度充電しておくだけで、緊急時にすぐ使用できる安心感が嬉しいポイントです。

おすすめポイント④普段使いもOK!節電からアウトドアまで大活躍

「Jackery Solar Generator」は災害時だけでなく、普段使いも可能な製品です。ソーラーパネルで充電した電気を生活家電に使用すると、家庭の出力電量がまかなえて電気代の節約につながります。 

また「Jackery Solar Generator」は、キャンプなどのアウトドアにもおすすめ。電気毛布やヒーター、車載冷蔵庫や扇風機などの家電が使用できるようになります。キャンプの「寝るとき暑い・寒い問題」も解決するでしょう。

10年以上の長寿命!ほぼすべての家電が動かせる「Jackery Solar Generator 1000 Plus」がおすすめ 

・1264Whの大容量

・2,000Wの定格出力

・追加バッテリーを最大3つ追加でき、バッテリー容量を拡張できる

・10年以上の長寿命

・ほぼすべての家電が稼働できる

・充電スピードが速い 

Jackery Solar Generator 1000 Plus」は本体容量が1,264Whに限られていますが、別売りの「Battery Pack 1000 Plus」を3つ追加することで5,000Whまで拡張が可能です。拡張を行うことでスマホやノートパソコンの充電から、電子レンジやホットプレート、電気ケトルなどさまざまな家電を長時間動かせるようになります。 

内部のバッテリーは最新のリン酸鉄リチウムイオン電池を使用しているため、10年以上使っても70%の容量を保持できる長寿命ポータブル電源となっています。充電を85%に抑えられるJackeryアプリを使用すれば、さらにバッテリーの寿命を伸ばすことも可能です。 

また、充電スピードの速さも「Jackery Solar Generator 1000 Plus」のおすすめポイント。ソーラーパネルを4枚使用すると、2時間で充電が完了します。停電時に便利な家電を全て動かせて容量も十分、さらに長寿命でソーラーパネル充電まで可能な「Jackery Solar Generator 1000 Plus」で、家族の安心と安全を守りましょう。

まとめ



いつ起きてもおかしくないと言われている巨大地震。「南海トラフ巨大地震」など、災害に対する関心が高まっている今だからこそ防災対策をしっかりと見直しましょう。自宅の耐震性を高めることも重要ですが、実際に災害が起こったときのことを考えて飲料や食料の備蓄だけでなく、非常用電源も準備しておくと安心です。 

本記事でも紹介したポータブル電源とソーラーパネルのセット製品「Jackery Solar Generator」は設置や配線の工事も必要がなく、コンパクトで持ち運びにもピッタリ。設置に広いスペースが必要がないため、自分や家族の安心を守れる非常用電源をお探しの方におすすめです。災害時の非常用電源には、ぜひ「Jackery Solar Generator」を選びましょう。

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