1.冬の車中泊に必要なもの10選【装備編】
冬の車中泊に欠かせないといっても過言ではない必需品やグッズを10つ紹介します。
● 冬用の寝袋&マット
● FFヒーター・ガスヒーター
● 断熱シェード
● ポータブル電源
● 湯たんぽ・電気毛布
● 防寒着
● マフラー・ニット帽・ネックウォーマー
● バッテリーチャージャー
● スタッドレスタイヤ(タイヤチェーン)
● スコップ&ダンボール
冬の車中泊では温度自体を高めるのはもちろん、手首や足首など「首」のつく部分の防寒対策も欠かせません。 また人間だけでなく、愛車を厳しい寒さから守るためのアイテムも必要不可欠です。
上半身から足元まで、満遍なく温められる環境を作るのに欠かせないアイテムを揃えるう
えでの参考にしてください。
①氷点下に適応する冬用の寝袋&マット
真冬の夜ともなると、氷点下にまで気温が下がってしまいます。外気温の影響を受けやすい車内での就寝は、まさに外で寝るのと同じ気温の中で眠るのと同じと考えるべきです。
車中泊の三種の神器とも言われる寝袋とマットも、冬の車中泊で必ず必要とするグッズです。
·適応温度が氷点下に対応している寝袋を用意する
·マットの厚みが10cm以上あるものを用意する
ことが大切です。寝袋にも種類があり、「封筒型」・「マミー型」があります。マミー型の方がカラダに密着して暖かいので、少し窮屈に感じるかもしれませんが、マミー型を選ぶと暖かいです。マットは底冷えを防ぐために厚いものを選ぶと良いでしょう。
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②冬の車中泊で車内温度を保つために必要なもの
冬の車内はクルマのヒーターを付ければ暖かいですが、車中泊ではエンジンは切って過ごすのがマナーです。その分、エンジンを切った状態でも暖かく過ごせる装備が必要となります。冬の車中泊で寒さから身を守る方法として、車内温度を守ることが1つの方法です。これからは、
·温めた車内温度を逃がさない装備
·車内を暖める装備
·装備を使うための動力源
と冬の車中泊で必要なものを紹介します。
〇FFヒーター・ガスヒーター
FFヒーターは、換気のことも考えた燃料を使用して利用するヒーターのことです。燃費も良く1L(㍑)もあれば一晩中車内を暖めてくれる万能ヒーターです。高価で取り付け費用もかかるため、本格的な車中泊仕様にクルマを改造したいガチ製向けの装備と言えるでしょう。
ガスヒーターは、カセットガスを使って使用する簡易ヒーターです。値段もお手頃で装備しやすいヒーターですが、定期的に換気しないと一酸化炭素中毒の危険性があるため注意しましょう。
一番安全なのがセラミックファンヒーターです。電気の力で車内を暖めてくれます。別に動力源としてポータブル電源が必要になりますが、換気の必要もなく扱いやすい特徴があります。
〇断熱シェード
クルマの構造上、外気温の影響を受けやすい車内での車中泊は、外の冷気を遮断して温めた車内温度を外に逃がさない装備が必要不可欠となります。とくに、窓ガラスは影響を受けやすいため、断熱シェードを取り付けて車内温度を守る対策を施しましょう。また、
·床からの底冷えを防ぐためのアルミシート
·断熱素材のカーテン窓ガラス、側面を覆う
ことで、より断熱効果を上げることが可能です。寒いのが苦手な方は、より強固な対策を取った方が車内を快適に過ごせるようになります。
〇ポータブル電源

ポータブル電源とは、モバイルバッテリーよりも容量が大きく、様々な媒体に電力を供給できる万能な装備として車中泊には欠かせない装備です。
一番は家庭用コンセントが使えるようになるので、車中泊でも自宅で使用している家電製品が使えるようになること。
車中泊で冬の寒さ対策に必要な装備は、電気を使ったものが多いです。換気の必要がなく手軽に装備できることもあり、寒さ対策品への電力供給源もセットで装備することがベストです。
これさえあれば、自宅と同じ環境を車内に作れるため、車中泊の快適さを追求したい人におすすめの装備品と言えます。
③冬の車中泊で体温を守るために必要なもの
自分の体温を守ることは、体調管理をするうえでとても重要です。人は、35℃以下になると体温調節機能が減退し、多くの身体機能が低下します。30℃~28℃以下になれば調節機能は失われ、活動停止状態に陥ってしまうのでとても危険な状態と言えます。
関連情報:「人間は、暑くても寒くても、何℃まで生きていられますか?」
「人体の限界」
とくに睡眠状態では体温は外気温の影響を大きく受けてしまうので、車中泊でクルマの中で眠るときは十分対策を取った方が良いでしょう。ここでは寒い車内で過ごすときや、就寝時に体温を守る装備を紹介します。
〇湯たんぽ・電気毛布
湯たんぽや電気毛布は、就寝時に寝袋の中を暖めてくれるとても便利な装備品です。寝袋に入るとき、冷えた寝袋に入ると一気に体温が下がってしまいます。眠る前に寝袋の中に湯たんぽや電気毛布を忍ばせておくと、あたたかいです。また、気温によっては
·冷え症でなかなか手足が温まらずに寝つきが悪い
·寝袋だけでは寒くて眠れない
·封筒型の寝袋の場合、密着性がなく冷たい空気が入り込んで寒さを感じる
ときもあります。そんなときは、毛布や電気毛布を寝袋の中に入れて気密性を高めることであたたかくなります。電気毛布は温度切替機能付きのものを選んでおくと、その時の寒さの程度によって調節できるので、低体温症になるのを防いでくれます。
関連記事:冬の車中泊でおすすめの電気毛布6選|選び方と使い方を徹底解説
〇防寒着
防寒着としては、冷たい風を通さない厚手のダウンジャケットやフリース素材の服を用意しておくと良いでしょう。インナーにヒートテックを着ておくと効果抜群です。重ね着することで、温度調節ができるように、段階別に用意しておくと、体感する寒さで調節できます。ほかには、
·電熱ベスト
·貼るカイロ
があれば、防寒着対策はバッチリですね。カイロは安価で用意しやすく、部分的にも暖かくできるので、冷え切った手を暖めるのにも効果的です。
〇マフラー・ニット帽・ネックウォーマー
首筋や耳元、顔などは、就寝時に外に出ている部分です。耳にしもやけができてしまった経験がある方もいらっしゃるかと思います。真冬の車中泊では、首元や耳部の寒さも気になります。
·ブランケットやマフラーで首元を保護する
·ネックウォーマーやニット帽で目や耳を覆う
ことで、寒さを和らげ暖かく眠ることができます。ネックウォーマーを使って顔を覆うことで、サンシェードの隙間から差し込む朝日や、駐車場の照明などの光、車外から聞こえる足音、話し声もある程度遮断してくれるので、おすすめです。
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➃冬の車中泊で車を守るために必要なもの
寝る前は雪が降っていなくても、朝起きたら辺り一面雪景色になっていることもある冬の車中泊。何度か経験していれば遭遇することでしょう。冬の車中泊では、寒さ対策のほかに雪対策もしておく必要があります。
ここでは冬の車中泊における大事な車両を守るために必要なものをご紹介します。とくに、雪の降る地域で車中泊をされる方は必ず装備しておく必要があるものをまとめました。
〇バッテリーチャージャー
バッテリーは寒さに弱く、冷えると蓄電されている電気がなくなってしまったり、電圧不足に陥ることもあります。基本的に、標準装備されている車のバッテリーの寿命は2~3年と言われており、古い車ほど気を付けておく必要があります。
「朝起きてエンジンをかけようとしたらかからなかった」
なんてことも冬の車中泊には良く聞く話です。JAFなどのロードサービスを呼ぶことにならないためにも、バッテリーチャージャーは装備しておくと安心です。
関連記事:ポータブル電源で車のバッテリー上がりを対策!操作方法やジャンプスターターとの違いまとめ
〇スタッドレスタイヤ(タイヤチェーン)
冬の車中泊では、雪は降らずとも凍結した道路を走る可能性を考えなければなりません。スタッドレスタイヤを装備しておくと安心です。とくに、雪がよく降る地域で車中泊をするなら、タイヤチェーンも持っていく心構えが必要です。
せっかくの楽しい車中泊旅で事故を起こすと全てが台無しです。自分を過信せず、徹底した備えが楽しい車中泊を送るうえで重要な心構えとなります。
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〇スコップ&ダンボール
スコップとダンボールは、雪道を走行中に雪に乗り上げてしまったときや、朝起きたら車が雪に埋もれてしまっていたときの脱出に使用する装備品です。もし、雪に埋もれて脱出の必要が出たときは、以下の手順で脱出を試みてください。
·STEP1:雪に乗り上げてしまったら、まずスコップで車体の下の雪を取り除く
·STEP2:タイヤの下にダンボールを敷いて、クルマを動かす
·STEP3:ダンボールがタイヤの上で動いてくれるので、脱出できる
このとき、ダンボールは必ず駆動するタイヤにかませることです。前輪駆動なら前のタイヤ。後輪駆動なら後ろのタイヤにかませましょう。降雪装備も一緒に積んでおくと雪対策はバッチリですね。
2.冬の車中泊に必要なもの【知識編】
冬の車中泊に必要なものは装備品だけではありません。冬の車中泊で安全な車中泊を楽しむために下記4つのポイントに注意しましょう。
● 冬の車中泊でエンジンのつけっぱなしに注意
● 冬の車中泊では冷え込みと積雪・凍結に注意
● 駐車する場所はトイレの位置、傾斜、他者の存在に注意
● ガスを使うときは換気に注意
特に暖房器具を使うときは、空気のこもりによる一酸化中毒に注意が必要です。たとえ寒さを凌げても、身体を壊してしまっては元も子もありません。
車の寒さ対策を怠った場合も、エンジンの故障や路面の積雪・凍結により動かなくなるリスクがあるので注意が必要です。他人への配慮も忘れず、冬のアウトドアを楽しむためのポイントをしっかり押さえておきましょう。
●冬の車中泊でエンジンのつけっぱなしにご用心
寒さを防ぐために、クルマのヒーターをつけるのはとても効果的です。しかし、RVパークやオートキャンプ場ではエンジンのつけっぱなしはマナー違反ですし、つけたまま寝ることで起こるリスクも発生することは知っておくべきでしょう。リスクは以下の通りです。
·寝ている間に雪が降り積もると、マフラーが雪で詰まって排気ガスが逆流し、車内に入り込んでしまう(一酸化中毒の危険性がある)
l ·燃料を予想外にたくさん消費してしまう(燃料切れのリスク)
とくに1つ目は命に危険のあるリスクなので、十分注意が必要です。エンジンをかけずとも車内温度を調節できる装備を整えましょう。
●冬の車中泊では冷え込みと積雪・凍結にご用心
冬の車中泊の天敵ともいえるもの。それは「雪」です。雪がよく降る地域では、最悪のケースだと閉じ込められてしまうことだってあります。
·雪が降り積もって凍結し、ドアが開かず出られなくなってしまう
·除雪車が除雪した雪のせいでクルマが動かせなくなってしまった
無料の駐車場や公園の駐車場で車中泊をする場合、クルマがあまり通らないこともあって、予想以上に雪が降り積もって動けなくなることもあります。脱出できる装備、雪対策は必ず準備しておきましょう。
●駐車する場所はトイレの位置、傾斜、他者の存在にご用心
無料の車中泊が可能な道の駅や、公園で車中泊するときの注意点。寒さでトイレに行きたくなる回数が増える傾向にあります。トイレの場所は必ず確認し、近場に停めたいものです。
ただ、ここで注意するべきことは、
·近すぎると他人の存在が気になって眠りを妨げる
·窓ガラスの凍結した場合のことを考えて、朝日が当たりやすい場所を選ぶ
ことです。隣に車が停まっていると、人の気配(物音や話し声)が気になってなかなか寝付けない場合があります。また、日当たりの良い場所の方が、窓ガラスが凍結しても朝日ではやく溶けやすくなります。
●ガスを使うときは換気にご用心
ポータブル電源の容量が心もとないときは、カセットガスを利用した装備を活用して使い分けることも1つの方法です。車内でガスを使うときは、換気をすること。冷気を遮断するために締め切りたい気持ちもありますが、一酸化中毒になる恐れがあります。
·ガスを利用するときは、左右の窓ガラスを少し開けて、空気に流れを作ってあげること
·車載用の換気扇を付けることで、車内の空気を外に逃がしてくれる
·一酸化炭素警報機を必ず設置すること
この3つの注意事項を守ることで、あなたの大切な命を守ることになります。窓ガラスを少し開けただけではうまく空気が外に出てくれないので、換気扇やサーキュレーターで空気に流れを作ってあげることも上手い換気の仕方の1つです。
3.快適な冬の車中泊に必要なもの「ポータブル電源」
冬の車中泊で電気の力は暖を取る手段として有効な方法です。ガスの利用は一酸化炭素中毒のリスクがあるため、危険性の少ない安全な電気の力の利用することが最良です。
そのためには、ポータブル電源は必要不可欠となります。冬の車中泊にポータブル電源があれば、車のエンジンを切った後でも、車内で電気毛布やヒーターなどの暖房器具を安全に使えます。
寒さ対策以外でも、下記のような使い方があります。
·電気ケトルを使ってお湯を沸かし、温かい飲み物を飲むことができる
·車内で長時間過ごすときの娯楽(スマホやプロジェクター、タブレットなど)にも電気を使用できる
ポータブル電源があれば、あなたの必要な電力を車内でも供給してくれます。さらにソーラーパネルと一体型のセットなら、日中に蓄えた電気を暗い夜に使えます。ポータブル電源本体にも電気を供給できるため、長期間におけるコンセントのない車中泊旅でも重宝されるのが大きなメリットです。
ここでは、冬の車中泊の必需品としてポータブル電源のおすすめ製品を紹介します。
①「Jackery Solar Generator 1000 New 100W ポータブル電源 ソーラーパネル」
「Jackery Solar Generator 1000 New」は、大容量ポータブル電源1000Newと100W出力のソーラーパネルがセットになった製品で、冬の車中泊をするうえで、十分な容量を持っています。エンジンをかけずに長時間車内に居ても、快適に過ごせるだけの電力を供給してくれます。
·1070Whの大容量と、1500Wの定格出力があり、ほとんどの家電製品を稼働可能。
·電気毛布(55W)なら約12時間、スマホ(29W)なら約45回フル充電できる
·7つの出力ポートを搭載して、電化製品を複数同時に電力供給可能なため、寒さ対策に幅ができる
寒さ対策の電力消費に柔軟に対応できます。たとえば、電気毛布を使用しつつ、電気ケトルでお湯を沸かして温かいコーヒーを飲む。複数同時に電力供給が可能なことで、様々な用途に使えて、高い定格出力の家電製品もラクラク動かせる製品です。
| 製品名 | Jackery Solar Generator 1000 New |
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容量 |
1070Wh |
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定格出力 |
1500W/正弦波(最大瞬間出力:3000W) |
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出力ポート数 |
ACⅹ3、DCⅹ1、USBⅹ3 |
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満充電時間 |
AC充電:最速1時間 |
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寿命 |
リン酸鉄リチウムイオンバッテリー採用 |
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保証期間 |
5年間 |
②Jackery Solar Generator 500 New 100Wポータブル電源セット
「Jackery Solar Generator 500 New 100Wポータブル電源セット」は、軽量・高出力を両立する人気モデルです。容量は512Wh、定格出力は500Wと、寒い季節のキャンプや車中泊でも安定して電力を供給できます。
スマホやPCはもちろん、電気毛布やセラミックヒーターなどの防寒グッズも使用可能です。定格消費電力55Wの電気毛布なら約7時間程度、ノートパソコン(80W)なら約4回充電できます。
● 500Wの定格出力で小型家電や調理器具もスムーズに動かせる
● ソーラーパネル(SolarSaga 100W)で走行中や屋外でも本体の自家発電が可能
● 2Lペットボトル約3本分(5.7㎏)の軽さで圧倒的に持ち運びやすい
軽量ボディで持ち運びも簡単なため、車中泊やアウトドア初心者でも扱いやすいモデルです。
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製品名 |
Jackery Solar Generator 500 New ポータブル電源セット |
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容量 |
512Wh |
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定格出力 |
500W/正弦波(最大瞬間出力:1000W) |
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出力ポート数 |
AC×2、DC×1、USB×3 |
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充電時間 |
AC充電:約1.3時間 ソーラー充電(SolarSaga 100W×2使用時):約3.3時間 シガーアダプター:約6時間 |
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寿命/サイクル数 |
約6,000回サイクル |
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保証期間 |
5年間 |
関連記事:電気毛布におすすめのポータブル電源とは?|2枚使える容量や一晩に必要な容量を紹介!
4.冬の車中泊グッズに関してよくある質問(Q&A)
最後に、冬の車中泊グッズに関するよくある下記の質問へ回答します。
①冬の車中泊は電源なしでもできる?
冬の車中泊は電源なしでも可能ですが、人・車の両方の防寒対策が欠かせません。車内の冷気対策として「銀マット」や「断熱シェード」を窓に貼り、外気の侵入を防ぎましょう。
寝具には保温性の高い寝袋や、電気を使わない湯たんぽを活用するのがおすすめです。ただし寒冷地では夜間の気温が氷点下まで下がることもあるため、電源を使わない器具だけでは低体温症の危険が伴います。
気温が−5℃以下になる地域での車中泊は、電気毛布やヒーターの活用が必要不可欠です。コンセントがない場所でも家電を動かせるよう、Jackeryポータブル電源を用意しておくと安心です。
②冬の車中泊で必要な“安全グッズ”は何?
冬の車中泊では、下記の安全グッズが必要不可欠です。
● スコップ
● スノーブラシ
● 牽引ロープ
● ポータブル電源
● LEDランタンなど照明器具
● 非常時・飲料水など
スコップやスノーブラシ、牽引ロープがあれば、万が一車が積雪や路面凍結で動かなくなったときに対処しやすくなります。
想像以上の厳しい寒さに直面したときに備えて、いつでも暖房を動かせるようポータブル電源も用意しておきましょう。
安全グッズは「使わないのが理想」ですが、持っているだけで心強い備えになります。
関連記事:冬の車中泊は危険がいっぱい?寒さ対策を万全にするための6つの方法
③冬の車中泊で窓の結露対策で効果的なグッズは?
冬の車中泊における窓の結露対策で必要なものは、下記などがあります。
● 結露防止シート|窓に貼って外気との温度差を抑えると同時に水滴の発生を予防
● 断熱サンシェード|外気を遮断して結露の原因となる冷気をブロック
● 除湿剤・吸湿シート|車内の湿気を吸収して空気中の水分量を減らす
● 結露ワイパー・マイクロファイバータオル|発生してしまった水滴を素早く取り除いてガラス面のカビや水跡を防止
結露を防ぐには、湿気を抑えつつ外気との温度差を小さくするのがポイントです。放置するとカビや臭いの原因になるため「事前予防+事後の拭き取り」の二段構えで対策しましょう。
関連記事:放置は危険?侮れない車中泊の結露|7つの対策と予防措置
④冬の車中泊でエンジンを切った状態でどうやって暖を取ればいい?
冬の車中泊でエンジンを切った状態で暖を取るには、下記のような電気を使わないアイテムの活用がおすすめです。
● 湯たんぽ|寝袋や毛布の中に入れると体を長時間じんわりと温められる
● カイロ|手や腰まわりなど冷えやすい部分をピンポイントで温めるのに便利
● 断熱マット|床からの冷気を遮断して体温が地面へ逃げるのを防ぐ
● サンシェード|窓からの冷気や放射冷却を防ぎ車内全体の温度低下を抑える
首元・足元を重点的に温める「分散保温」を意識すると、身体全体の冷えを押さえやすくなります。電気を使わないアイテムだけでは寒いと感じたら、ポータブル電源を使って電気毛布や小型ヒーターを稼働させましょう。
⑤冬の車中泊で温かい食事を作るために必要なグッズは?
冬の車中泊では、小型で安全な調理グッズを用意するのがおすすめです。
● IHコンロ
● 電気ケトル
● ガスバーナーなど
鍋・スープなど水分を多く含む料理は、冷えた体を芯から温めてくれます。Jackeryのポータブル電源があれば、車のエンジンを切った後やコンセントがない場所でもIHコンロや電気ケトルを動かせます。 寒い夜に温かい食事をとり、車中泊のQOLを高めましょう。
まとめ:ガスと電気を使い分けて快適な冬の車中泊を満喫する
今回の記事では、冬の車中泊に必要なものとして、装備品とともに知っておかなければならない知識も含めてくわしくまとめました。
·冬の車中泊に必要なもの【グッズ編】
·冬の車中泊に必要なもの【知識編】
冬の車中泊では、寒さ対策以外にも雪対策が必要になってきます。降雪装備や脱出装備も含めた冬の車中泊対策を整えましょう。
また、電気の力だけを頼ってしまうと消費量も気にしなければなりません。知識を十分に身につけたうえで、FFヒーターなどの燃料を使用するものやガス製品も視野に入れるのも良いでしょう。ガスや電気をうまく使い分けることも、冬の車中泊で快適さを追求するうえで大切なことです。
