【普段使い】家庭の停電対策にSolar Generatorを活用

【普段使い】家庭の停電対策にSolar Generatorを活用

Jackeryのポータブル電源とソーラーパネルを組み合わせたJackery Solar Generator(以下、SG)のユーザーの方に、前回はパン作りについてご紹介していただきました。今回は防災編です。今回はSGによる家庭の防災対策についてご紹介いただきました。

我が家の災害対策

我が家の災害対策

災害、それは突然やってきます。「巨大地震」「洪水などの水害、大雨」などの地域全体に影響を与えるものもあれば、局地的なものもあります。

これは実際に我が家が体験したことですが、近隣の住宅が火事になったために電柱の電線が切れてしまい、約2日間「停電」になってしまったのです。

その時につくづく、電気に依存していることを痛感しました。私たちはいつの間にか「電気がある」ことが当たり前になってしまったのです。

電気を使っているものといえば、家の中でいえば「冷蔵庫」「テレビ」「スマホ」「電子レンジ」「お風呂の電源」「Wi-Fi ルーター」。さらに部屋を照らしてくれる「照明」も電気です。「ノートPC」も電気がなくしては動かず、ただの鉄とプラスチックの塊と化します。

電気の無い暮らしを仮想体験

電気の無い暮らしを仮想体験

以前、いかに電気が大切かを知るために「もし電気がなかったらどうなるのか?」という実験をやってみたことがあります。

それで分かったのですが、正直、何もできませんでした。そして、恐怖さえ感じました。テレビもインターネットも無い世界にいると、なんだか世間から取り残されてしまったかのような、不思議な感覚でした。

これがもし「災害」によって起こってしまったとしたら? と考えると、改めて電気の重要性を感じることができる、貴重な経験となりました。

この実験を経て、我が家では「大容量ポータブル電源」の購入を決めました。また、コンセントからの供給(充電)ができない状態になることも想定し、「ソーラーパネル」も同時購入したのです。

 

我が家の家族構成は、夫婦2人と子供1人(2歳)の合計3人です。

使用している商品は、
●1台は『Jackery ポータブル電源 1500(426300mAh/1534.68Wh)』(以下1500)。こちらはほぼ据え置き状態。

●もう1台が「Jackery ポータブル電源 400」(112200mAh/400Wh)(以下400)。こちらは気軽に家の中で必要な場所に移動できるように配置しています。

●ソーラーパネルは『Jackery SolarSaga 200』という非常にコンパクトながら最大200Wという発電量を誇り、さらには防水・防塵性能は最高基準に近いIP67という製品を使用しています。

電気の無い暮らしを仮想体験
ソーラーパネル

家庭の防災対策で電気がない時に必要なアイテムは?

家庭の防災対策で電気がない時に必要なアイテムは?

さて、ここからは防災対策の中でも「電気」に絞って書いていきます。

電気が突如使用できなった場合、まず困るのはなんでしょうか? これは時間帯によっても大きく変わってくるかとも思いますが、まずは「明かり」を重視していただきたいです。もしも夜間に停電になったら、漆黒の闇となるわけです。

都会ですと街明かりでフォローできる部分もあるかもしれませんが、停電によっては街全体がダウンすることも想定できますし、田舎ではそもそも常夜灯なんてほぼありません。

スマホのライトを使って手元を照らすという方法もありますが、もしも停電になったらスマホの電池残量は貴重となります。そうなると、スマホは長時間の使用はできないと思ってください。

そのために必要なのは消費電力の少ない明かりです。災害でライトといえば懐中電灯が一般的ですが実は広範囲が照らせるランタンや両手が使えるヘッドライトがおすすめです。我が家では、家の中にUSBで点灯するLED電球を多く備えています。

LED電球
LED電球

LED電球は使用電力が非常に低く、「5~10W」なので、1500を使った場合、単純計算ですが、約300時間も点灯をさせることができます。電球を2つ点けても150時間ですので、5日程度は使用することができます。

さらにいえば昼間は消しておけますし、上記の「ソーラーパネル」でさらに電力が回復できることを考えると、LED電球なら残りの電池残量をほぼ気にしないで使えると言っても過言ではないです。

部屋が明るくなれば人間は安全に動くことができるようになりますので、次に大事なものができています。

それはやはりスマホ、そしてインターネットではないでしょうか? 災害がどれぐらいの範囲で起きているのか、親類は無事なのか、などスマートフォンやインターネットで得られる情報はかなり貴重です。

我が家は冒頭で書いた停電の時、Wi-Fiルーターが止まってしまったのですが、1500があったおかげで給電ができ、快適にネットを使用することがで停電の範囲などを確認することができました。

家庭の防災対策で電気がない時に必要なアイテム

ちなみに、Wi-Fiルーターの使用電力ですが、約20Wですので、こちらもあまり気にすることなく使うことができます。

ピクニックで災害に備える

ピクニックで災害に備える

ここまでは家の中での停電時の対応についてお伝えしましたが、災害というのは停電だけではありません。大震災の可能性もありますし、上記したように近隣で火災が発生し、それから逃げることも十分に考えられます。

その際、車で移動することもあるかと思いますが、1500やこのソーラーパネルは比較的簡単に車載することが可能です。

我が家では車で避難するような事態にはまだ遭遇していませんが、それを「半分仮定」してピクニックに行くことがあります。子供はピクニックに行けると喜んでいますが、実は防災訓練の側面もあるんです。

ピクニックで災害に備える①
ピクニックで災害に備える②
ピクニックで災害に備える③

このように、車載は非常に簡単ですので、車の中で数日過ごすことも問題ありません。特に驚いたのが防寒具の中でも非常にコストパフォーマンスが高い「電気毛布」をポータブル電源で使用することです。

ポータブル電源で電気毛布を稼働

電気毛布の消費電力は「50W」程度(弱、強で変わります)ですので、1500以上くらいの大容量のものを使えば、30時間程度は暖を取れる計算になります。

一方でセラミックヒーターなどは非常に多くの電力を消費し「300W」を超えるものもあります。その場合、電池残量が数時間で尽きてしまいますのでご注意を。おすすめは「電気毛布」です。

このように本当に小さいことの積み重ねですが、これが実際の緊急時には「小さいことではなくなり」、安全を守る大事な要素になってきます。

もちろん全てを機材に依存するのも危険です。しかし、「あって損はない」ことだけな間違いありません。何よりも停電になっても電気の備えがあるという「安心」は何にも代えがたいものです。皆様もそういった事態を想定して安全で素敵な生活をお送りくださいませ。