震度4の地震はどれくらい揺れる?発生する5つの被害と10の対策を解説

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震度4の地震はどれくらい揺れる?発生する5つの被害と10の対策を解説

「震度4の地震はどれくらい揺れるの?」「震度4の地震は気づかない?」と疑問に思っていませんか。震度4の地震が発生すると、テレビが倒れたり食器棚から食器が落ちて割れる危険性もあります。

日本は2024年1月1日〜4月6日までで、震度4以上の地震が53件も発生している地震大国です。

参考:気象庁

本記事では、震度4の地震はどれくらい揺れるのか、発生する5つの被害と家庭・企業の対策も解説します。

目次

震度4の地震の揺れで発生する5つの被害

 

震度4の揺れが発生すると、眠っている人のほとんどが目を覚まします。考えられる地震の被害や影響は以下の通りです。 

・家具が大きく動く

・テレビが倒れる

・照明器具が揺れる

・食器棚の食器類が音を立てる

・電車が止まる場合がある 

参考:気象庁「震度について」

参考:防災情報ナビ「気象庁震度階級」

参考:北海道余市町「的確に情報を入手して落ち着いて行動しましょう」 

一般的に震度4は小さな地震とされていますが、上記の通りさまざまな被害や影響を受けます。さらに目に見える部分だけでなく、建物の見えない部分に損傷を受けるケースも珍しくありません。震度4の地震でも、家具や照明を固定するなどの対策が必要でしょう。

震度4は震度階級10段階の中ではどれくらい?

 

地震

震度4は地震階級10段階の中でどれくらいなのか見ていきましょう。 

震度階級

人の体感・行動

屋内の被害

屋外の被害

震度0

気づかない

被害はない

被害はない

震度1

わずかに気づく

被害はない

被害はない

震度2

静かにしていると気づく

被害はない

被害はない

震度3

歩いている人で気づく人もいる

電灯などの吊り下げ物がわずかに揺れる

電線が少し揺れる

震度4

ほとんどの人が気づいて目を覚ます

電灯などの吊り下げ物が大きく揺れる

電線が大きく揺れる

震度5弱

恐怖に思う

電灯などの吊り下げ物が激しく揺れる

まれに窓ガラスが割れて落ちることがある

震度5強

物につかまらないと歩くのが難しい

棚にある食器類など落ちる物が多い

窓ガラスが割れて落ちることがある

震度6弱

立っているのが困難になる

固定してない家具の大半が移動する

壁のタイルや窓ガラスが破損することがある

震度6強

立つことができない

倒れる物が多くなる

壁のタイルや窓ガラスが破損する建物が多くなる

震度7

飛ばされる可能性がある

ほとんどが倒れたり飛んだりする

壁のタイルや窓ガラスが破損する建物がさらに多くなる

参考:気象庁「震度階級関連解説表」

参考:千葉県警察「震度について」 

震度4は10段階中、真ん中の強さです。震度5弱以上に比べて震度4の地震が発生して起きる被害は少ないですが、ほとんどの人が気づいて目を覚まします。 

また震度4の揺れが長時間にわたって発生した場合は、被害が大きくなりやすく津波の危険性もあります。2024年4月3日に台湾付近で発生した地震では沖縄地域の最大震度は4でしたが、与那国島・宮古島で津波を観測しました。震度4程度の揺れであっても、津波注意報が出た場合は直ちに安全な高台に避難することを覚えておきましょう。

日本で震度4以上の地震はどれくらい起きている?

 

2023年の日本で起きた震度4以上の地震を6つの地域別に紹介します。 

地域名

地震の回数

北海道地方

5回

東北地方

12回

関東・中部地方

16回

近畿・中国・四国地方

2回

九州地方

9回

沖縄地方

1回

その他(日本周辺)

19回

参考:気象庁「令和5年(2023年)の地震活動について」 

上記の通り2023年の日本で震度4以上の地震は、64回も起きていました。特に東北や関東で地震が多い傾向です。 

また直近30年以内に起こる可能性が高いとされている「南海トラフ地震」では、西日本〜東日本の太平洋側で最大震度7の強い揺れや10mを超える大津波が予想されています。いつ大規模な地震が起きても対応できるように、日頃からできる対策を行いましょう。

【家庭編】震度4以上の地震の被害を最小限に抑える7つの対策

 

地震

家庭における震度4以上の地震被害を最小限に抑える、7つの対策を見ていきましょう。

タンスに金具をつける

地震対策に有効なのがタンスに金具をつけることです。ネジでL字の金具を壁とタンスの両方に固定します。タンスに金具をつけるのは、専門業者に家具の固定を依頼した際もメインで使われる手法です。L字の金具は下向きに取り付けると強度が上がるとされているので、試してみましょう。

本棚の下段に重い本を入れる

本棚の転倒を防ぎやすくするには、重心を下にすることが重要です。百科事典などの厚みがある本を下段に入れると、本棚が倒れにくくなります。また滑り止めシートもあわせて本の下に敷くことで、さらに倒れにくくできます。

テレビは低い位置に固定する

テレビを倒れにくくするには、低い位置にネジを使って壁に取り付けしましょう。震度4の地震が発生するとテレビが落下して破損するだけでなく、怪我を負う危険性もあります。 

最も確実な方法は、ネジでL字金具を壁とテレビの両方に固定することです。賃貸契約のマンションなどで難しい方は、突っ張り棒と粘着マットを組み合わせて代用すると転倒防止に効果が高まります。

窓ガラスに飛沫防止フィルムを貼ると身を守れる

地震対策として窓ガラスに飛沫防止フィルムを貼ることが大切です。たとえば地震が発生した際、窓ガラスに物が当たって家の中に細かいガラスの粉や破片が飛び散ると危険です。最悪の場合、目にガラスの粉が入ると失明する可能性もあります。 

そこで飛沫防止フィルムを貼ると、地震で割れたガラスが落下するのを防げます。自分と家族の身を守るためにも、窓ガラスにフィルムを貼っておきましょう。

吊り下げ式の照明器具は金具を使って固定する

吊り下げ式の照明器具は金具を使って固定しましょう。照明器具が落下した場合は電球のガラスの破片が飛び散って危険です。怪我を防止するためにも、金具を使って固定する対策を行ってください。

ストーブは耐震自動消火機能付きを使う

地震や強い衝撃を受けた際に自動で消化する「耐震自動消火機能」付きのストーブを使うと安心です。 

耐震自動消火機能があれば、地震によって発生する二次災害である「火災」へ対策できます。これからストーブを購入する人は、耐震自動消火機能のモデルを選びましょう。

冷蔵庫は転倒防止用の専用ベルトを巻く

地震が発生して冷蔵庫が倒れると、避難経路をふさいでしまったり怪我につながったりと危険です。そこで、冷蔵庫に転倒防止用の専用ベルトを巻くと、壁に固定できて転倒を防ぎやすくなります。

【企業編】震度4以上の地震の被害を最小限に抑える3つの対策

 

企業の震度4以上の地震の被害を最小限に抑える3つの対策を見ていきましょう。

建物の屋根や最上階を軽い構造にする

地震に対して頭が軽い建物ほど被害を最小限に抑えられます。例えば、重い瓦屋根よりも金属板やスレート(※)を使用した建物は頭が軽くなります。

※スレート:厚さ5mm程度の薄い板状の屋根材 

ただし軽さだけを求めると強風時に屋根が飛ばされやすくなるため、あわせて屋根の野地板を補強するなどの対策も必要です。

建物の床や基礎を強化する

地震が多い日本では床や基礎の補強工事は重要です。建物の床や基礎を強化することで、建物の変形を防止できます。 

とくに築30年を過ぎた建物は基礎が弱くなっている傾向があります。崩れてからでは手遅れなため、定期的な床下の調査をして、問題があれば補強をしていくことが大切です。ただし、基礎強化をする際は、壁も補強しないとあまり高価が得られない点に注意しましょう。

建物に制振装置を設置する

建物に制振装置を設置すると、建物の損傷と変形を減らしやすくなります。制振(制震)装置とは、地震の揺れを吸収して建物の損傷を守る技術が施された装置です。 

制振装置は繰り返し発生する揺れに強く、一度設置すると性能の低下もありません。後付けも可能なため、建物に地震対策をしたい方は制振装置を設置しましょう。

地震に備えるべき防災グッズ15選

 

防災グッズ

震度4以上の地震を想定して、備えるべき防災グッズを15個紹介します。

備蓄品

目安量

1人当たり:3Lを3日分(9L程度)

食料

最低3日分

ポータブル電源

1,000W出力・1,000Wh容量~

常備薬

最低3日分

ラジオ

1世帯・1事業所につき1台

毛布

1人1枚

懐中電灯

家族・従業員1人につき1個

カセットコンロ

カセットコンロ:1台

カセットボンベ

カセットボンベ:6本以上

軍手

1人1双(革製・ゴム製)

トイレットペーパー

4人で約16ロール(約1ヶ月分)

ヘルメット

1人1個

防災頭巾

1人1枚

現金

できるだけ多く

簡易トイレ

1日5〜7回分

参考:農林水産省経済産業省

備蓄品の中でも、水と食料は命をつなぐために必要不可欠です。しかし大規模な災害が発生すると3日以上、支援物資が届かない可能性もあります。そこで最低でも3日分以上、自宅に水と食料をストックしておくのがポイントです。

また停電を想定しポータブル電源をあわせて用意すると、電気ケトルで沸かしたお湯を使って温かいカップラーメンを食べながら、テレビを見て避難に関する情報を得られます。体力を温存できるので、安全な場所への避難もスムーズです。

自分の命と従業員・家族の命を守るためにも、日頃から防災グッズを備えておきましょう。

震度4以上の地震に備える非常用電源おすすめ4選

 

震度4以上の地震に備える非常用電源は、当社Jackeryのポータブル電源とソーラーパネルがセットになった「Jackery Solar Generator」がおすすめです。ポータブル電源とは、持ち運んで家電製品を動かせる大容量バッテリーのことで、災害時の非常用電源やアウトドア用の電源として注目を集めています。 

Jackeryのポータブル電源なら、災害時に有効活用できて安全性の高い製品のみが認められる「防災製品等推奨品マーク」を取得済みです。 

11年間で300万台以上の「ソーラーパネル・ポータブル電源」を販売しており、圧倒的な信頼と実績もあります。震度4以上の地震に備えるポータブル電源を探している方は、Jackeryのポータブル電源を選びましょう。

Jackery Solar Generator 2000 Plus:震度4以上の地震で長期間停電しても安心な容量

Jackery Solar Generator 2000 Plusは、定格出力3,000Wの高出力で被災時に動かせない家電はありません。 

合計10個の接続ポートで、同時に最大10人スマホの充電(30W)ができるだけでなく電気ケトル(1,200W)や電子レンジ(1,300W)も動かせます。 

2,042Whの大容量で、たとえば炊飯器でごはんを約13回も炊ける(炊飯1回150Wの場合)ハイスペックなモデルです。5つまで拡張バッテリーに対応しており、最大で12,000Whまで容量を増やせます。停電が3日間以上に長引いた場合でも、充電切れの心配はありません。 

またソーラーパネルを使用すると、停電中も太陽光の光で充電しながら電気の供給が可能です。6枚にソーラーパネルを増設すると、たったの2時間でフル充電が完了。冷蔵庫の保冷時間は約2〜3時間といわれているため、万が一充電が切れても即座にソーラーパネルを使って充電すれば、災害時には貴重な食料を長い時間維持できます。 

震度4以上の地震で長期間停電しても安心して生活できる容量を求める方は、「Jackery Solar Generator 2000Plus」を備えましょう。

Jackery Solar Generator 1000 Plus:家庭・企業にある一般的な家電はすべて稼働OK

一般的な太陽光発電は据置型タイプで100万円以上の費用がかかりますが、Jackery Solar Generator 1000 Plusならポータブル電源とソーラーパネルのセットで定価30万円以下と高コスパで備えられます。また災害時はソーラーパネルで充電しながら冷蔵庫に給電可能です(※)。冷蔵庫の中にある食品が腐ってしまう心配はありません。 

※接続した冷蔵庫の消費電力や気象状況によっては、ソーラーパネルで充電しながら使っても途中で充電が途切れてしまう場合があります。 

また定格出力は2,000Wと高く、家にある家電をほぼすべて稼働できます。たとえば、冷蔵庫(500W)とテレビ(60W)を同時に動かして、さらにエアコン(1,200W)も動かせる十分な出力です。 

バッテリー容量は通常の1,264Whから最大5,000Whまで拡張可能で、1日以上テレビやラジオを情報収集のために見たり聴いたりしても問題ありません。 

一般的な家電をすべて稼働できるポータブル電源とソーラーパネルのセットをコスパ良く揃えたい方は、「Jackery Solar Generator 1000 Plus」を選びましょう。

Jackery Solar Generator 600 Plus:コンパクトで手軽に持ち運べる 

定格出力800Wと容量632Whをもったポータブル電源と、100Wのソーラーパネルを兼ね備えたモデルが「Jackery Solar Generator 600 Plus」です。バックに入るコンパクト設計で、大規模な地震が発生して避難しなければならない場面でも手軽に持ち運べます。女性や体力に不安のある方でも移動がラクラクです。 

また高性能な4,000回の充電サイクルのリン酸鉄リチウムイオンバッテリーを搭載しており、10年後も工場出荷時の70%を維持できます。10年間毎日使える長寿命で、頻繁に買い替える必要はありません。 

ソーラーパネルは3.2kgと軽量で折りたたみ式のため、災害時やアウトドアなどの幅広いシーンで手軽に持ち運びできます。ソーラー充電の変換効率は業界最高レベルの最大25%と、わずかな太陽光でも効率的に発電可能です。 

震度4以上の地震に備えて、避難時もコンパクトで手軽に持ち運びできるモデルを探している方は、「Jackery Solar Generator 600 Plus」を導入しましょう。

Jackery Solar Generator 3000 Pro:大人数の企業や介護施設向け 

定格出力3,000Wの高出力・3,024Whの大容量のポータブル電源とソーラーパネルがセットになったモデルが「Jackery Solar Generator 3000 Pro」です。定格出力は3,000Wと企業や介護施設にある家電をほぼすべて動かすことができ、容量は3,042Whとエアコンを約3〜4時間動かせる圧倒的なスペックを実現しています。 

また停電時にはソーラーパネルを使って太陽光で充電が可能です。さらに6枚まで増設すると最速3時間でフル充電できます。ソーラーパネルは業界最高峰の変換効率を誇る25%で、曇りの日や太陽光が当たりにくい場所でも効率よく発電ができる点も魅力的です。 

また購入日から最大5年間の無料保証に対応しています。初めてのポータブル電源で故障の不安がある方にもおすすめです。 

大規模な地震に備えたい大人数の企業や介護施設の方は、圧倒的なスペックの「Jackery Solar Generator 3000 Pro」でぜひ災害対策を始めてください。

まとめ

 

震度4の地震はどれくらい揺れるのか、発生する4つの被害と対策も解説しました。震度4の揺れが発生すると、眠っている人のほとんどが目を覚まします。また2023年の日本で震度4以上の地震は64回も起きているため、家庭・企業でそれぞれ対策が必要です。 

地震対策には非常用電源として「ポータブル電源」の導入をおすすめします。持ち運びができて非常用電源を作れるポータブル電源と、ソーラーパネルがセットになった「Jackery Solar Generator」を揃えて地震に備えましょう。

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