ソロキャンプで使う14種の調理器具|使いやすさと素材のこだわり方

ソロキャンプで使う調理器具

家族や友人とワイワイ楽しむキャンプスタイルも楽しいですが、あなたなりのこだわりが出せるソロキャンプも良いものです。その中でもキャンプギアとして調理器具にこだわってみるのもソロキャンプを楽しむ1つの方法です。

今回の記事では、ソロキャンプを楽しむための調理器具にスポットを当てて、最低限必要な調理器具や便利アイテムとしての調理器具についてくわしく解説しています。また、調理器具にこだわりたい方向けに、素材についても特徴をまとめています。

ソロキャンプに最低限必要な5つの調理器具

ソロキャンプでの楽しみと言えば、キャンプ飯です。誰に気を遣うこともなく、自分の好きなものを好きなように調理して堪能する。これぞソロキャンプならではの醍醐味とも言えるでしょう。

そんなキャンプ飯を楽しむためには、最低限の装備は必要になってきます。ここではソロキャンプに必要な最低限の調理器具として5つご紹介します。

●クッカーセット

クッカーとは、キャンプや登山などのアウトドアシーンで調理するときに活躍する調理器具です。家庭用の調理器具よりコンパクトで軽量にできているのが特徴です。クッカーでも用途によって様々な大きさや素材などの種類があって、中でも便利なのが「クッカーセット」です。

様々な用途に使えるように、いくつか深さのバラエティがあり、コンパクトに収納できるようになっています。おすすめなのは、ケトルも一緒になったもの。クッカーセットがあれば、これ一式で様々な料理が作れるようになります。

●ナイフ&包丁

調理をするときに具材を好みのサイズに切り分けるために必要なナイフか包丁は、キャンプ道具として必要なものです。様々な料理に使えるように万能型を選ぶのがおすすめ。選び方としてのポイントは4つです。

  • ・用途

  • ・素材

  • ・サイズ

  • ・安全性

まずは「三徳包丁」や「牛刀」を最初に購入して、必要に応じて買い足していくと良いでしょう。あまり食材をカットしない方は、ナイフを包丁代わりに使うのもアリです。

●まな板

ソロキャンプで使用するまな板は、コンパクトに収納できるものがおすすめです。ソロキャンプで用意するとすれば、選ぶポイントとしては以下の2つです。

  • ・折りたたみ式の方がコンパクトで携帯しやすい

  • ・木製だとお皿代わりにも使える

あまり調理ギアが揃っていない状態であれば、セットになっているものや、コスパ重視で100円ショップで販売されているものを選ぶのもアリです。

●カトラリー(フォークやスプーン)

キャンプカトラリーの特徴は、持ち運びに便利なものが多いこと。折り畳み式のものや、自然のぬくもりが感じられる木製のものなど、様々な種類があります。ソロキャンプで使用するのであれば、一人用のカトラリーがセットになったものが装備も少なく抑えられて便利です。

●シングルバーナー&焚火台

調理する際に使うガスバーナーや焚火台も、ソロキャンプには欠かせない調理道具の1つです。中でも折りたたみ式でコンパクトに収納できるものがおすすめ。

〇持ち運びが簡単な一体型シングルバーナー

バーナー本体とガス缶を直結させて使用します。軽量で持ち運びやすいのが特徴ですが、若干安定感に不安があり、幅射熱がガス管に加わりやすくスキレットやダッチオーブンなど鉄製で重量のある調理器具には不向きな面があります。

〇調理の安定性が優れている分離型シングルバーナー

本体から伸びたホースにガス缶を取り付けて使用します。一体型と比べて五徳の重心が低いため安定感があり、大きめの調理器具を乗せても安心です。鉄製の調理器具を乗せても幅射熱を気にせず使用できるのが魅力。

〇ソロキャンプに向いている焚火台

持ち運びやすく軽量で、機能性に優れた焚火台を選ぶのがポイント。収納ケースがセットになっているものや、調理できる網や五徳が付属しているもの、安定感のあるものを選ぶのがポイントです。

ソロキャンプにあると便利な5つの調理器具

次に、ソロキャンプにあると便利な調理器具のご紹介です。ソロキャンプに慣れてくると、様々な料理を試したくなってくるもの。朝食メニューを増やしてみたり、調理器具にこだわってみたりするのもソロキャンプの楽しみではないでしょうか。

最低限必要な装備と合わせて用意したい調理器具を5つまとめましたので、「ソロキャンプで食べたい食事」を増やしたい方は、揃えてみてはいかがでしょうか。

●ホットサンドメーカー

ホットサンドメーカーは、手軽に様々な料理が楽しめるだけあって、キャンパーに人気の調理器具でもあります。大きく分けて「直火式」と「電気式」の2種類あり、それぞれの特徴をまとめると下記のようになります。

  • ・「直火式ホットサンドメーカー」:シンプルな仕組みで洗いやすく衛生的。パンにたくさん具材を挟んで焼きたい方は直火式がおすすめ。

  • ・「電気式ホットサンドメーカー」:火加減の調節が必要ないので失敗しにくい。ひっくり返す必要もないので初心者向けだが電力供給源が必要。

ホットサンドメーカーの良いところはその手軽さです。上蓋が取り外しの効くものであれば簡易フライパンとしても利用できるので、「炒める」・「焼く」こともこれ1台で可能になります。

●スキレット(フライパン)

スキレットとは、鋳鉄製の厚みのあるフライパンのことです。ステンレス製やアルミ製の一般的なフライパンより熱伝導や蓄熱性が高く、熱がゆっくりと均一に食材に伝わる特性があります。デザイン性も良く、そのままテーブルに並べて食事が楽しめるので、荷物を減らすことにもつながります。「焼く」・「煮る」・「蒸す」・「揚げる」など、幅広く調理ができるソロキャンプでは活躍する調理器具と言えるでしょう。

●ケトル

ケトルは、お湯を沸かすときに使うものとして知られていますが、これも様々な種類があり、お湯を沸かす以外にも、簡単な調理ができる万能型もある調理器具です。ケトルの種類は、

  • ・やかん型:素早くお湯を沸かすのに向いているが、容量は限られている。

  • ・縦長型:お湯をたくさん沸かしたいときに向いている形状

  • ・寸胴型:簡単な調理も可能な万能型

の3種類です。あなたの使用したい目的で決めましょう。やかん型は前述したクッカーセットに付属されている商品もある、必要最低限の調理器具としての役割も果たしています。

●シェラカップ

シュラカップは、基本的に金属でできたカップのことで、簡易的な取っ手のついたシンプルなつくりなものが多いです。飲み物やスープ、料理を入れて食器にしたり、火にかけてクッカーとして使うこともできます。キャンプ中に様々な用途で使用できる万能アイテムとして人気です。

  • ・目盛り付きのものだと計量カップとしても活用できる

  • ・スタッキング(積み重ね)ができるので収納性に優れている

などメリットもあります。大きさはベーシックな300mlサイズが扱いやすいでしょう。荷物をコンパクトにまとめたい方におすすめの調理器具です。

●ガストーチ

ガストーチとは、可燃性ガスを利用してノズルの先から炎を噴射できるアイテムです。焚火台の火起こしや、炙り料理に使えるキャンプの便利アイテムの1つ。簡単に操作できるモデルが多く、初心者でも安心して使えるのが魅力です。

  • 用途に合ったガス燃料のタイプをチェックする

  • ・小型の噴射式タイプがソロキャンプ向き

ガストーチは1つ持っているだけで様々な用途に使用できるので、ソロキャンプの便利アイテムとしてもおすすめです。

ソロキャンプでは調理器具も素材にこだわる

ソロキャンプを経験していくと、次第に装備品にこだわりたくなってくる方も多いのではないでしょうか。装備品としての調理器具についても同じですね。気に入ったデザインであったり、機能性について深く考えてみたり。その中で、調理器具の素材にも特性にこだわって、ソロキャンプをより楽しむために考えるのも良いものです。ここでは素材の持つ特性についてくわしく解説します。

●低価格で初心者向けな「アルミ素材」

アルミ素材は軽くて扱いやすく、比較的低価格で揃えられる特徴があります。フッ素樹脂加工のしてあるものであれば、こびりつきにくい仕様のものもあります。小型のガスバーナーコンロであれば問題なく使用できるので、初心者キャンパーにおすすめの素材として人気です。

●錆びにくく保温性の高い「ステンレス素材」

非常に錆びにくく、においも染み込みにくいのでいつまでも綺麗で清潔感があることで知られているステンレス素材。機械的性質の部分でも、耐熱性、強度、加工性において優れた特徴を持っています。キャンプの調理器具にも多く利用されており、鮮やかなシルバー色で清潔感のある調理器具を揃えたいキャンパーにおすすめです。

●軽量で耐久性に優れた「チタン素材」

チタン素材は軽さと強度が一番優れているため、1つの調理器具に愛着を持って使い続けたい方におすすめの素材です。チタンは融点が高いため、油を使った調理でも穴が空くことはありません。長年使用できる面もあって価格は少し高くなりますが、その分こだわり感も出てくる素材でもありますね。

雨天時のソロキャンプでテント内調理に役立つ便利アイテム

雨天時のソロキャンプでテント内調理に役立つポータブル電源

キャンプ場の予約は事前に取っておくことが多いため、天候によってその日の予定が大きく変わることがあります。あいにくの雨天時のキャンプでは、テント内で過ごすことになるでしょう。テント内で安全に調理をするとなれば、電気の力で利用するのがベストです。ここではテント内での調理に役立つ便利アイテムをご紹介します。

●IH調理器

テント内で安全に調理がしたいとなれば、火を使わなくても調理が可能なIH調理器が便利です。プレートを使用すれば、焼きものだって可能になります。IH調理器を使うメリットは、

  • ・お手入れが簡単

  • ・油が飛び散りにくい

  • ・高火力で加熱が早い

  • ・暑い夏でも快適調理

などがあげられます。まさにテント内で調理をしたい方にはおすすめの調理器具です。電源サイトで使用すれば、長時間の利用も可能。様々な調理にも使える便利アイテムとしておすすめです。

●電気ケトル

コーヒー1杯分ならものの数分でお湯を沸かすことのできる電気ケトル。火を使わずに手軽にお湯を沸かせます。手軽に食事を済ませたいときなど、電気ケトルでお湯を沸かしてカップラーメンなどを食べることもできます。テント内や車内で利用するのに重宝する便利アイテムです。

●小型炊飯器

持ち運びができて0.5合から炊けるサイズのものもあり、「1人分」の自分の欲しい分だけおいしいご飯が手軽に炊けるのが魅力的。小型な分、場所を取らないこともあり、狭いテント内では重宝します。機能性の高いものであれば、ご飯を炊く以外の簡単な調理が可能なものも販売されており、手軽に調理を楽しみたい方におすすめの調理器具です。

●ポータブル電源

キャンプ場の電源サイトでない場所でも電気を使いたい方におすすめなのがポータブル電源です。ポータブル電源は、モバイルバッテリーよりも容量が大きく、家庭用電源(AC100V)が使えるのが最大の魅力。キャンプで家電製品が使えるようになれば、

  • ・寒さ対策で電気毛布やホットカーペットが使える

  • ・スマホやタブレット、パソコンまで幅広い電化製品に電力供給ができる

  • ・手軽に持ち運びができるので、キャンプなどのアウトドアに電気の使用が可能

など、季節の気温対策や電気を使った調理器具への電力供給など、キャンプで感じる不便さを解消する便利アイテムとしておすすめの装備品です。

〇ソロキャンプにはアウトドア用に設計されたJackeryがおすすめ

数あるポータブル電源の中でもアウトドア用に設計されたJackery製品はキャンプに最適な性能を持っているのでおすすめです。

  • ・屋外用に適した「衝撃耐性」・「温度耐性」・「粉塵耐性」を持っている

  • ・リン酸鉄リチウムイオン電池を採用し、長寿命で10年以上使える

  • ・容量サイズの品揃えが豊富で、あなたに合った容量を選ぶことができる

携帯性に優れた小型なものから大型の容量のものまで幅広く品揃えがあって、好みのサイズを選べるのも魅力の1つ。キャンプ以外でも、もしもの災害対策や節電対策にも使える万能さで人気の高いポータブル電源です。

まとめ:コンパクトに収納できるものを選ぶのがベスト

今回の記事では、ソロキャンプの調理器具についてどんなものを揃えておくと良いのかをまとめました。その中で、

  • ・ソロキャンプで最低限必要な調理器具

  • ・ソロキャンプであったら便利な調理器具

  • ・雨天時のテント内で活躍する電気を使った調理器具

など、便利アイテムと共にご紹介しています。ソロキャンプでは荷物を極力抑えられる収納性を考えたキャンプ道具、調理器具が重宝します。独りキャンプを楽しむうえで、個人的に調理器具としてのギアにこだわりたい方もいらっしゃるでしょう。

あなただけのこだわりを最大限に発揮できるのもソロキャンプの楽しさです。素材や使い方にこだわって調理器具を選んでみるのも、ソロキャンプの楽しみ方として満喫できると良いですね。


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