冬におすすめのキャンプ飯9選!初心者や子供にぴったりの温かい料理を紹介
キャンプ飯が美味しい季節でもある冬。寒い冬キャンプでは、鍋料理が体を芯から温めてくれます。虫が少ないので、落ち着いて食べられるのも魅力です。冬のキャンプ飯を最大限楽しむためには、必要なキャンプギアを揃え、汁物を献立に組み込むのが良いでしょう。この記事では、冬のキャンプ飯についておすすめの献立を朝・昼・晩に分けて紹介します。美味しい冬キャンプ飯を作るポイントや揃えるべきアイテムも紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
冬キャンプ飯の3つの魅力
寒さから難易度が高い冬キャンプは、キャンプ飯を作るのには絶好の機会です。キャンプ初心者の方も一歩踏み出して挑戦してみると、その楽しさに魅了されるでしょう。冬キャンプ飯の魅力を3つ紹介します。
●冬鍋で体の芯から温まる
冬に食べる鍋料理は冷えた体を芯から温めてくれるのでおすすめです。また、具材と出汁を入れて温めるだけで完成するので、キャンプ初心者でも簡単に作れます。
キャンプ場付近の地元の野菜や海鮮を取り入れるのも楽しいです。毎食ごとに出汁の種類を変えることで味変できるので、飽きることもありません。締めで余った出汁を使い、雑炊やラーメンを作ることも鍋料理の楽しみです。
●虫が少ないから料理に集中できる
冬キャンプでは虫が圧倒的に少なくなります。恒温動物と違い、多くの昆虫は体温を維持する機能がないため、冬の寒さに耐えられないのです。
そのため、夏キャンプのように作った料理にハエが群がったり、蚊を跳ね除けながら食べたりする必要がありません。キャンプ飯をリラックスして落ち着いて食べられるのも冬キャンプの魅力と言えるでしょう。
●満天の星空を見ながら堪能できる
冬は空気が澄んでいるので、大自然の中、呼吸するだけで気持ちいいです。夜になると星がよく見えるので、夕食は満天の星空を眺めながら贅沢に食事できます。
冬に見える星座は、次のように他の季節に比べて多いです。天体観測ができる冬キャンプは、自然を感じたい方には外せません。
-
・オリオン座(ベテルギウス)
-
・おおいぬ座(シリウス)
-
・こいぬ座(プロキオン)
-
・おうし座(アルデバラン)
-
・ぎょしゃ座(カペラ)
-
・ふたご座(ポルックス)
美味しい冬キャンプ飯を作るための3つのポイント
冬キャンプ飯の魅力を引き出すためには、「寒さ」を生かす工夫が欠かせません。また、日照時間も考慮して、調理を始める必要があります。美味しい冬キャンプ飯を作るためのポイントは次の3つです。
●焚き火で暖を取りながら調理する
冬キャンプでは日中帯も冷え込むことが予想されます。焚き火で暖を取りながら調理することで、体を冷やさず快適に過ごせます。また、焚き火料理を取り入れることで、暖を取りながら調理もでき、一石二鳥です。
焚き火料理は薪の燃える香りやパチパチという薪の爆ぜる音を楽しみながら調理できます。また、薪によって火力を自由に調節できるのもキャンプならではの楽しみと言えるでしょう。
●温かい汁物を取り入れる
冬キャンプでは温かい汁物を毎食取り入れることをおすすめします。汁物が一つあるだけで、体がぽかぽかと温まり、快適に食事ができるでしょう。冬キャンプのキャンプ飯におすすめの汁物料理は次のとおりです。
料理名 |
特徴 |
ミネストローネ |
トマトベースで野菜がしっかりと摂れます。焚き火で焼いたフランスパンを付けて食べるのも美味しいです。 |
かぼちゃスープ |
かぼちゃの甘みからデザートにしても美味しい一品です。グラタンにしてアレンジもできます。 |
スープカレー |
キャンプには定番のカレー。辛めのスープカレーにすることで、体を急速に温められます。子供にも人気です。 |
●夕食の準備は早めに始める
冬は日照時間が短く、17時頃から日が落ちてきます。そのため、夕食の準備は手元が見やすい早めの時間帯から始めるのがおすすめです。特に具材を切ったり、ご飯を炊いたりといった下準備は早めに済ませておくのが良いでしょう。
夜の時間が長い冬は、焚き火を楽しめる時間が長いということです。暗くなったタイミングで調理を終えていると、後は焚き火と料理を楽しむことだけに時間を使えます。
【朝食編】簡単に作れるおすすめの冬キャンプ飯3選
朝食はチェックアウトの時間が近いので、簡単に済ませたいという方におすすめの冬キャンプの朝ごはんを紹介します。せっかくのキャンプですので、美味しい朝食を作ってみてはいかがですか。
①豚汁
野菜をふんだんに使った豚汁は、栄養素を豊富に含んでいる上に冬キャンプの朝ごはんとして最適です。
■材料(3人分)
食材 |
分量 |
大根 |
5㎝ |
にんじん |
1/2本 |
玉ねぎ |
1個 |
豆腐 |
1丁 |
ごぼう |
1/2本 |
しめじ |
1パック |
豚バラ肉 |
200g |
こんにゃく |
1袋 |
水 |
750㎜ |
出汁の素 |
小さじ1 |
味噌 |
大さじ2 |
ネギ |
適量 |
塩 |
小さじ1 |
■作り方
-
1.大根・にんじんをいちょう切り、玉ねぎはくし切り、ごぼうは斜め切りにする
-
2.こんにゃくは一口サイズにちぎる
-
3.熱したダッチオーブンで豚肉、ごぼうを炒める
-
4.しめじ・こんにゃく・玉ねぎを加え、混ぜながら炒める
-
5.水と出汁を加えたら、豆腐と味噌を溶かし入れ、ひと煮立ちさせる
-
6.ネギを散らして完成!
②焼きおにぎり茶漬け
カリカリに焼いた焼きおにぎりをお茶漬けにして食べる、体が温まる一品です。
■材料(2人分)
食材 |
分量 |
ごはん |
300g |
しょうゆ |
大さじ1 |
ごま油 |
大さじ1 |
細ねぎ |
適量 |
白いりごま |
適量 |
☆みりん |
小さじ1 |
☆塩 |
少々 |
☆しょうゆ |
小さじ2 |
☆和風顆粒だし |
小さじ1/3 |
☆水 |
200cc |
■作り方
-
1.ダッチオーブンに☆を入れて、沸騰するまで中火で熱する
-
2.ごはんは、1/2量ずつ手に取り、おにぎりをにぎる
-
3.おにぎりを中火で両面がきつね色になるまで焼く
-
4.しょうゆを両面にぬり、こんがりとするまで焼く
-
5.器に焼きおにぎりを入れて出汁を注ぐ
-
6.細ねぎ、白いりごまを乗せて完成!
③フレンチトースト
フレンチトーストは冬キャンプの朝にぴったりの料理です。珈琲と一緒に食べてみてください。
■材料(2人分)
食材 |
分量 |
卵 |
2個 |
砂糖 |
大さじ1 |
牛乳 |
200cc |
食パン |
2枚 |
バター(有塩) |
15g |
■作り方
-
1.卵2個、砂糖、牛乳を混ぜる
-
2.食パンを半分に切る
-
3.クッカーに食パン並べて卵液を全部流し入れる
-
4.食パンを裏返してまんべんなく卵液を染み込ませる
-
5.フライパンを温めてバター入れ、食パンを中火が焼く
-
6.目が付いたら裏返して2〜3分熱する
-
7.お皿に盛り付けて完成!
関連人気記事:冬キャンプを快適に過ごすポイントを専門家に聞く
【昼食編】初心者におすすめの冬キャンプ飯3選
キャンプの昼食と言えば、豪快な肉料理を思い浮かべる方は多いのではないでしょうか。冬キャンプ初心者におすすめのキャンプ飯を3つ紹介します。
①焚き火パエリア
海鮮と野菜を豪快に焼き上げるパエリアは、色味豊かで盛り上がること間違いなしです。
■材料(4人分)
食材 |
分量 |
エビ |
12匹 |
ムール貝 |
8個 |
玉ねぎ |
1/2個 |
パプリカ |
1/2個 |
水 |
100ml |
コンソメ |
1個 |
パエリアの素 |
2袋 |
米 |
300g |
■作り方
-
1.エビの背わたを取る
-
2.ムール貝をきれいに洗う
-
3.玉ねぎをみじん切りにする
-
4.フライパンに油を引き、玉ねぎを炒める
-
5.炊いたお米を入れ、さらに炒める
-
6.水、コンソメ、パエリアの素を入れ、エビ・ムール貝を乗せる
-
7.沸騰したら火から離し、アルミホイルを被せて18分ほど炊く
-
8.火から離したら、10分ほど蒸らして完成!
②豪快ローストチキン
キャンプの豪快肉料理としておなじみのローストチキン。安価でできるので冬キャンプにおすすめです。
■材料(4人分)
食材 |
分量 |
丸鶏 |
1羽 |
玉ねぎ |
2個 |
ローズマリー |
1本 |
塩 |
適量 |
胡椒 |
適量 |
お好みのスパイス |
適量 |
■作り方
-
1.丸鶏は羽や内臓を取り除き、お腹の中まで洗う
-
2.丸鶏全体に塩、胡椒、お好みのスパイスを擦り込む
-
3.お好きな野菜の半量をカットし、お腹の中に入れる
-
4.爪楊枝を使い、お尻と首の付け根を縫う様に閉じる
-
5.ダッチオーブンの底にアルミホイルを敷く
-
6.全体に白い灰がかぶるくらい炭を付ける
-
7.1時間30分ほど焼き続ける
-
8.火から下ろして30分ほど放置して完成!
③担々餃子鍋
キャンプブームの火付け役となった「ゆるキャン△」でも有名な坦々餃子鍋です。
■材料(1人分)
食材 |
分量 |
冷凍餃子 |
1袋 |
にら |
1/2束 |
白菜 |
1/4 |
長ネギ |
1本 |
もやし |
1袋 |
しめじ |
100g |
ごま坦々鍋の素 |
1袋 |
にんにくのチューブ |
1袋 |
胡麻油 |
大さじ3杯 |
■作り方
-
1.白菜・長ネギ・にらを食べやすい大きさに切る
-
2.ダッチオーブンに胡麻油・にんにくのチューブ・長ネギを入れ、約3分ほど炒める。
-
3.ダッチオーブンに白菜、もやし、にらをまんべんなく入れる
-
4.冷凍餃子をダッチオーブンに並べる
-
5.ごま坦々鍋の素をいれ、中火で約10分ほど煮込んで完成!
【夕食編】子供も喜ぶおすすめの冬キャンプ飯3選
夜が長い冬キャンプにおいて、キャンプ飯が最も楽しめるのが夕食です。子供も喜ぶおすすめの冬キャンプ飯を3つ紹介します。
①けんちん汁
根菜類をふんだんに含んだけんちん汁は、寒い冬キャンプにぴったりの汁物料理です。
■材料(4人分)
食材 |
分量 |
大根 |
1/2本 |
人参 |
1/2本 |
シイタケ |
3枚 |
ゴボウ |
1/3本 |
里芋 |
3個 |
こんにゃく |
1/2枚 |
油揚げ |
1枚 |
小松菜 |
1/2本 |
水 |
500ml |
めんつゆ |
70ml |
ごま油 |
少々 |
■作り方
-
1.大根・人参を半月切りする
-
2.ゴボウは輪切りにして水に浸ける
-
3.里芋、シイタケを乱切り、小松菜は3cmに切る
-
4.油揚げは細切りにし、こんにゃくは一口大にちぎる
-
5.ダッチオーブンで小松菜以外の野菜を炒める
-
6.水とめんつゆを加え、残りの材料を入れる
-
7.10分ほど中火で煮込んで完成!
②もつ鍋
福岡名物のもつ鍋は体が温まるだけでなく、腹持ちも良く、なにより美味しいです。
■材料(2人分)
食材 |
分量 |
牛もつ |
200g |
キャベツ |
200g |
ニラ |
50g |
水 |
360ml |
鍋の素 |
2個 |
とうがらし |
少々 |
■作り方
-
1.水360mlに鍋キューブを入れる
-
2.沸騰したら牛もつとキャベツを入れる
-
3.キャベツに火が通ってきたらニラを加える
-
4.火を止めて赤唐辛子を入れたら完成!
③おでん
子供も大人も好きなおでん。簡単に作れるので、ファミリーキャンプでもおすすめの冬キャンプ飯です。
■材料(1人分)
食材 |
分量 |
大根 |
1個 |
こんにゃく |
1枚 |
たまご |
1個 |
その他お好きな具材 |
適量 |
昆布 |
8g |
かつお節 |
10g |
水 |
600ml |
■作り方
-
1.鍋に水と昆布を入れて30分放置する
-
2.昆布を取り出し、かつお節を入れて鍋を火にかける
-
3.沸騰したら火を止める
-
4.かつお節を取り除いたら出汁が完成
-
5.出汁にお好みの具材を入れ、火が通ったら完成!
冬キャンプ飯の調理に欠かせない3つのアイテム
冬キャンプでは温かいキャンプ飯が美味しいです。そのため、火を通すためのキャンプギアが大活躍する季節でもあります。冬キャンプ飯の調理に欠かせないアイテムは次のとおりです。
①スキレット
冬キャンプの無水料理に重宝するアイテムが鋳鉄で作られた厚手のミニフライパン「スキレット」です。ムラなく全体に火が通るので、豪快な肉料理に向いています。
ドリアやアヒージョ、パエリアなど料理の幅が格段に広がります。全体が黒の鋳鉄で作られた見た目は、キャンプにふさわしいカッコよさを放ち、キャンパーなら一度は手にしてみたいアイテムでしょう。
②ダッチオーブン
煮る・焼く・蒸すといった調理方法に対応した万能鍋「ダッチオーブン」。鍋料理が美味しい冬キャンプでは欠かせないキャンプギアです。ダッチオーブンは密閉性が高く、圧力鍋のような効果を発揮します。
料理が美味しいだけでなく、おしゃれな見た目も人気の秘訣です。ご家庭でも使用できるので、日々の料理にも活用できます。
③ポータブル電源
冬キャンプは寒さ対策が必須なので、他の季節に比べると荷物が多くなり、難易度が高いです。冬キャンプの初心者はキャンプ飯にこだわる余裕がないかもしれません。そんな方でも簡単に美味しい冬キャンプ飯が作れるアイテムが「ポータブル電源」です。
ポータブル電源とは、大量の電気を蓄え、電子機器や家電製品に対して給電・充電する機器を指します。冬キャンプにポータブル電源があることで、次のようなメリットがあります。
-
・電子レンジや電子ケトルが使えることで、安全・簡単にキャンプ飯が作れる
-
・電気毛布やヒーターを用いることで、冬キャンプの寒さ対策が容易になる
-
・スマホを常にフル充電にしておけるため、冬キャンプでの防災にも役立ちます
「Jackery(ジャクリ)」は世界販売台数300万台を突破し、創業11年の実績を誇る有名なポータブル電源メーカーです。Jackeryのポータブル電源には次のような特徴があります。
-
・高い安全基準をクリアしている
-
・収納可能なハンドル付きとコンパクト設計により、持ち運びしやすい
-
・リチウムバッテリーを搭載し、長寿命を実現している
冬キャンプに最適なJackery製のポータブル電源として「Jackery ポータブル電源 1000 Plus」を紹介します。
■Jackery ポータブル電源 1000 Plus
Jackery ポータブル電源 1000 Plusは1264Whの大容量と2000Wの定格出力により、電子レンジやホットプレートなどの多くの電力を要する家電を使い、冬キャンプ飯が家庭のように簡単に作れます。
商品の特徴
-
・バッテリー容量を1.2kWhから5kWhまで拡張できるので、連泊する場合やファミリーキャンプでもキャンプ終了まで大活躍する
-
・ソーラーパネルを使うと最短2時間でキャンプ場でフル充電が可能なので、キャンプ場で電気を使い切っても心配いらない
-
・多彩な出力ポートから同時に8台の給電が可能なので、電化製品を使った寒さ対策とキャンプ飯作りを両立できる
-
・EPS機能搭載により、雪崩などの災害時にも電気を給電し続けられる
-
・冬キャンプ飯作りの最中でも、Jackery専用アプリを用いると、充電状況の確認や電源のオンオフ操作を遠隔で行える
製品名 | Jackeryポータブル電源1000Pro |
容量 |
1264Wh(5kWhまで拡張可能) |
定格出力 |
2000W/正弦波(最大瞬間出力:4000W) |
出力ポート数 |
ACⅹ3、DCⅹ1、USBⅹ4 |
満充電時間 |
AC充電:1.7時間 |
寿命 |
リン酸鉄リチウムイオンバッテリー採用 |
保証期間 |
5年間 |
まとめ|冬キャンプ飯は温かい料理が醍醐味
冬キャンプ飯では、鍋料理などの汁物が冷えた体を温めてくれます。虫が少ないので、調理や食事に集中できるのも冬キャンプの魅力と言えます。この記事で紹介したメニューを参考に、ぜひ冬キャンプ飯を堪能してください。
コメント