キャンプにポータブル電源は必要か?メリット・使い道・選び方・おすすめ商品を徹底解説
「キャンプにポータブル電源は本当に必要なの?」とお悩みではないでしょうか。昨今キャンパーに人気の大容量・高出力蓄電池「ポータブル電源」。あるとキャンプの利便性を大幅に上げてくれます。
今回は「キャンプにポータブル電源は必要か?」という議論に対する結論や、キャンプでポータブル電源を使うメリット・キャンプ以外の用途・キャンプ用ポータブル電源の選び方などを徹底解説します。
キャンプにポータブル電源は必要か?結論!
ポータブル電源とは、大容量・高出力が可能で、家庭のコンセントと同じAC100V電源を備えた蓄電池です。結論、キャンプにポータブル電源は「必須」ではありませんが、あると圧倒的に利便性が増します。キャンプでポータブル電源を使うことには、間違いなくメリットがあるといえるでしょう。
たとえば「自然を楽しむことに重きを置いたキャンプ」では不要かもしれません。しかし快適に楽しみたい場合や、初心者でも安心してキャンプをスタートしたい場合にはおすすめです。
また、ポータブル電源の用途はキャンプだけではありません。まずはポータブル電源のメリットや、キャンプ以外の用途について見ていきましょう。
キャンプでポータブル電源の使い道
キャンプでポータブル電源の使い道は下記の3つです。
・冷暖房を使って快適に過ごせる
・調理家電をフル活用した時短・手の込んだ料理ができる
・容量を気にせず電子機器を充電できる
それぞれのメリットについて、詳しく見ていきましょう。
メリット①:冷暖房を使って快適に過ごせる
キャンプでポータブル電源があれば、冷暖房機器を駆使して快適に過ごせます。AC100V電源があるので、持ち運べるタイプの機器ならほとんど動作可能です。具体的には、下記のような冷暖房機器が使えます。
・ポータブルクーラー
・電気ストーブ
・電気毛布
・扇風機
ポータブル電源があれば、暑さ・寒さ対策はバッチリ。暖房にも火を使わなくて済むので、一酸化炭素中毒のリスクもありません。快適性を上げたいなら「ポータブル電源×冷暖房機器」の組み合わせを用意しましょう。
メリット②:調理家電をフル活用した時短・手の込んだ料理ができる
キャンプでポータブル電源があれば、調理家電をフル活用した時短料理や手の込んだ料理が可能です。ポータブル電源の容量・出力にもよりますが、下記のような調理家電が利用可能です。
・炊飯器
・電子レンジ
・電気圧力鍋
・電気ケトル
・ホットプレート
特に炊飯器や電子レンジが使えるのは大きなメリットでしょう。火を使ってお米を炊いた場合は、焦げ防止や安全のためにずっと火元を確認している必要がありますが、炊飯器なら放置でOK。また電子レンジがあれば、何品か冷凍食品でまかなって時短できます。
火を使わなくて済むので、安全性を確保できるのもポイントです。初めてのキャンプや、小さいお子さんがいるキャンプでも安心でしょう。
メリット③:容量を気にせず電子機器を充電できる
ポータブル電源があれば、ほとんど容量を気にせずスマホやタブレットなどの電子機器を充電できます。モバイルバッテリーは容量が小さいので、キャンプ中に充電が切れてしまうケースも少なくないでしょう。
例えば10,000mAhのモバイルバッテリーでは、iPhoneを1~3回しか充電できません。1人ならまだしも、複数人いる場合は何台も用意する必要があります。対して1,000Whのポータブル電源なら、約55回の充電が可能です。
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キャンプだけじゃない!ポータブル電源が日常生活やDIY、防災などでも活躍できる
ポータブル電源はキャンプ以外の場面でも活躍します。それなりの金額なので、キャンプのためだけに買うのは気後れするかもしれません。しかし他の用途まで考えると十分にお得感のあるアイテムといえます。主な3つの活躍シーンを見ていきましょう。
日常的に使って節電できる!
日常的にポータブル電源を上手く使えば、節電効果が得られます。もっともおすすめなのは、電力プランのもっとも安い時間帯でポータブル電源を充電し、それ以外の時間はポータブル電源から家電へ給電する方法です。例えば東京電力の「夜トク8」プランの場合、電気料金は下記のように設定されています。
・23時~7時:21.75円
・7時~23時:32.71円
参考:東京電力「夜トクプラン」
23時から7時の夜間にポータブル電源を充電しておいて、昼間の家電への給電をポータブル電源から行えば、理論値で33.5%も節電できます。現実的にすべての家電にポータブル電源から給電するのは難しいですが、10~20%の節電は十分に可能でしょう。
DIY用電動工具への電力供給にも!
ポータブル電源を活用して、DIY用の電動工具へ電力供給できます。自宅でDIYをしようと思っても、コンセントを引っ張れないためにコード式の電動工具が使えず、断念する人は少なくありません。しかしポータブル電源があればどこでもコンセントが使えるので、持っている電動工具を活用してDIYができます。
防災グッズとしても活躍!
ポータブル電源は地震や台風などの防災グッズとして活躍します。スマホの充電はもちろん、冷暖房の使用や冷蔵庫の維持などに活用可能です。
なおソーラーパネルも用意しておくと、長期の停電にもしっかり対応できます。予算的に余裕があるなら、ぜひソーラーパネルも揃えてみてください。
キャンプでポータブル電源が必要な人・おすすめな人は?
ここまで、ポータブル電源のメリットやキャンプ以外の用途について解説しました。しかし「自分に必要かどうか、イマイチ分からない」という方もいるでしょう。そこでキャンプにポータブル電源が必要な人や、おすすめな人を解説します。
おすすめな人①:暑さ・寒さに弱い
暑さや寒さに弱い人は、ポータブル電源を用意するのがおすすめです。ポータブル電源があればポータブルクーラーや電気毛布などの冷暖房機器が使えるので、暑さ・寒さ対策が簡単にできます。
よくあるのが「昼間は暑かったけど、夜に冷え込んで風邪を引いてしまった」というケース。ポータブル電源と冷暖房器具をキャンプに持っていけば臨機応変に対応でき、体調を崩さず過ごせるでしょう。
おすすめな人②:調理に時間をかけたくない
調理に時間をかけたくない人にはポータブル電源がおすすめです。炊飯器でお米を炊く時間を省略したり、電子レンジで冷凍食品をチンして食卓に1品増やしたりと、時短料理・調理で時間を有効に使えます。
特にお子さんと遊ぶ時間を目いっぱい確保したいパパ・ママにはおすすめです。ぜひポータブル電源をフル活用してご飯をサクッと用意し、空いた時間でお子さんと遊んであげてください。
おすすめな人③:ランニングコストを下げたい
ポータブル電源があれば、キャンプ場の利用料金などのランニングコストを下げることが可能です。電源付きのキャンプ場の場合、普通のキャンプ場の2~3倍程度の料金がかかってしまいます。しかしポータブル電源があれば、普通のキャンプ場でも電源付きのキャンプ場のように快適に過ごせるでしょう。
ポータブル電源を購入する時点で初期投資はかかってしまいますが、日常的な節電も含めてランニングコストは間違いなく下げられます。これから頻繁にキャンプに行きたい方は、ぜひ早めにポータブル電源を購入しておきましょう。
おすすめな人④:キャンプしながらパソコンで仕事がしたい
キャンプをしながらパソコンで仕事をしたい人にも、ポータブル電源はおすすめです。例えば1,002Whの容量を持つポータブル電源「Jackery ポータブル電源 1000 Pro」があれば、一般的なノートパソコン(消費電力25W)を約32時間使用できます。
それに対して一般的なモバイルバッテリーでは、大容量とされる25,000mAhのモデルでも3時間程度しか使用できません。キャンプで1泊しながらパソコンで仕事をするなら、ポータブル電源はもはや必需品といえるでしょう。
キャンプで使うポータブル電源の選び方
キャンプで使うポータブル電源は、下記の4つのポイントを押さえて選びましょう。
・容量
・定格出力
・出力ポート
・安全性
おすすめは、容量や定格出力を柔軟に選べて、豊富な出力ポートをもち、安全性が保証されている「Jackery」のポータブル電源です。詳しい選び方のポイントを見ていきましょう。
選び方①:容量
まずはポータブル電源の容量をチェックしましょう。どれだけの時間家電が使えるかは容量によって決まります。例えば60Wの電気毛布を使う場合、容量400Wのポータブル電源では最大でも6時間強しか使えませんが、容量1,000Wなら16時間ほど使用可能です。
Jackeryのポータブル電源は、容量241Wから2,160Wまで多彩なラインナップがあります。ぜひ「キャンプでどのくらいの時間、どれくらいの数の家電を使いたいか」をイメージして、それに合ったポータブル電源を選びましょう。
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選び方②:定格出力
容量とあわせて絶対にチェックしておくべきなのが定格出力です。ポータブル電源の定格出力を超える家電は基本的に使えません。例えば定格出力400Wのポータブル電源の場合、消費電力1,000Wのケトルは使用できないでしょう。
Jackeryのポータブル電源は、200W~2,000Wの間でモデルを選択できます。使いたい家電に合わせて選んでみてください。
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選び方③:出力ポート
出力ポートもチェックしておきましょう。一般的なポータブル電源の出力ポートは下記の通りです。
・DC
・USB
・AC100V
・シガーソケット
たいていのポータブル電源はすべての出力ポートを備えていますが、USBポートが1個しかないモデルがよくあります。Jackeryのポータブル電源はもっとも安価なモデルでもUSBポートを2つ備えているので、スマホなどの充電に便利です。
選び方④:安全性
安全性に配慮されたポータブル電源を選びましょう。製品の安全性を高め、故障や火災のリスクを抑える下記の装置が搭載されたモデルがおすすめです。
・BMS(バッテリーマネジメントシステム)
・NCM制御装置
Jackeryのポータブル電源は上記2つの装置を内蔵しており、さらに防災安全協会が認証する「防災製品等推奨品」を取得した安全な製品です。ぜひ安心してお使いください。
ソロキャンプにおすすめなポータブル電源2選
Jackery ポータブル電源 1000 Pro
「Jackery ポータブル電源 1000 Pro」は、1,002Wの容量と1,000Wの定格出力を備えたモデルです。電気毛布・ポータブルクーラーの使用やスマホの充電、炊飯器を使った時短など、ソロキャンプならフル活用しても一晩十分に保つ容量。また、高速充電機能を搭載しているので、大容量にも関わらず、わずか1.8時間でフル充電できます。急なキャンプにも便利です。お金をかけてでも、しっかり実用的なポータブル電源が欲しい人におすすめです。
製品名 | Jackeryポータブル電源1000Pro |
容量 |
1002Wh |
定格出力 |
1000W/正弦波(最大瞬間出力:2000W) |
出力ポート数 |
ACⅹ3、DCⅹ1、USBⅹ4 |
充電時間 |
AC充電:1.8時間 |
保証期間 |
5年間 |
Jackery Solar Generator 708|ジャクリソーラージェネレーター708
「Jackery Solar Generator 708」は、容量708W・定格出力500Wのポータブル電源に、最大出力100Wのソーラーパネルがついたモデルです。先ほど紹介した「1000 Pro」より安価ですが、ソーラーパネルがついたことにより、負けず劣らず活躍してくれます。
ソーラーパネルのおかげで容量の問題はありませんが、定格出力は500Wと小さめなので注意。「電気毛布の使用とスマホの充電程度で十分」という人におすすめです。
製品名 | Jackery Solar Generator 708 |
容量 |
708Wh |
定格出力 |
500W/正弦波(最大瞬間出力:1000W) |
出力ポート数 |
ACⅹ2、DCⅹ1、USBⅹ3 |
充電時間 |
AC充電:5時間 |
保証期間 |
3年間 |
ファミリーキャンプにおすすめなポータブル電源2選
Jackery ポータブル電源 2000 Pro
「Jackery ポータブル電源 2000 Pro」は、容量2,160W・定格出力2,000WとJackeryで最高峰のモデル(2023年5月時点)です。圧倒的な容量と高出力のおかげで、電子レンジや炊飯器などを使った時短料理はもちろん、家族全員のスマホの充電や電気毛布の使用もOK。安全で便利に過ごせるので、家族でキャンプに行くならぜひ用意してみてください。
製品名 | Jackery ポータブル電源 2000 Pro |
容量 |
2160Wh |
定格出力 |
2200W/正弦波(最大瞬間出力:4400W) |
出力ポート数 |
ACⅹ3、DCⅹ1、USBⅹ4 |
充電時間 |
AC充電:2.5時間 |
保証期間 |
5年間 |
Jackery Solar Generator 1500 Pro|ジャクリソーラージェネレーター1500プロ
「Jackery Solar Generator 1500 Pro」は、容量1,512W・定格出力1,800Wのポータブル電源と、最大出力200Wnoソーラーパネルがセットになったモデル。ポータブル電源の性能は先ほど紹介した「2000 Pro」に劣りますが、ソーラーパネルがあるおかげで天気が良ければ連泊キャンプも可能です。
製品名 | Jackery Solar Generator 1500 Pro |
容量 |
1512Wh |
定格出力 |
1800W/正弦波(最大瞬間出力:3600W) |
出力ポート数 |
ACⅹ3、DCⅹ1、USBⅹ4 |
充電時間 |
AC充電:2時間 |
保証期間 |
5年間 |
まとめ
キャンプにポータブル電源は必須ではありませんが、あると圧倒的に利便性が増します。暑さや寒さに弱い人、時短したい人、ランニングコストを下げたい人などにおすすめです。
キャンプに使うポータブル電源は、容量・定格出力・出力ポートが用途に合っており、安全性の高いモデルを選ぶのがポイントです。多彩なラインナップがあり、安全性が保証された「Jackery」のモデルをぜひ選んでみてください。
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