大容量バッテリーは「Wh」を見て容量を確認しよう
大容量バッテリーは、電力容量Wh(ワットアワー)を確認しましょう。1Whは、消費電力1Wの家電製品を1時間使用したときの電気の使用量です。容量が大きいほど家電製品に給電できる時間が長くなります。
一般的に知られているW(ワット)とは消費電力のことで、家電製品がどのくらいの電力を消費するのかを表す単位です。消費電力(W)に時間(h)をかけることで、電力容量(Wh)を求められます。
・電力(W)×時間(h)=電力量(Wh)
たとえば、消費電力100Wの家電製品を5時間使いたい場合は、500Wh以上のバッテリーを選択する必要があります。選ぶ際は用途を明確にして、何時間動かしたいかでバッテリーの容量を決めましょう。
大容量バッテリーにポータブル電源をおすすめする5つの理由
大容量バッテリーには「ポータブル電源」がおすすめです。ポータブル電源とは、持ち運びができて家電製品を動かせる大容量バッテリーのこと。ここでは、大容量バッテリーにポータブル電源をおすすめする5つの理由を解説します。
長寿命で一度買えば買い替えの心配がない
高性能の「リン酸鉄リチウムイオン電池」を搭載したポータブル電源の一般的な寿命は約10年です。非常に長い寿命で、一度購入すればしばらく買い替えは必要ありません。また「寿命が10年」といっても、実際には10年後も最大容量が減っているだけで繰り返し使えるケースがほとんどです。
たとえば当社のポータブル電源「Jackery Solar Generator 2000 Plus」は、リン酸鉄リチウムイオン電池内蔵で10年以上の長寿命。10年間毎日フル充電と空になるまでの使用を繰り返しても、初期の70%以上の容量を維持できます。このような長寿命ポータブル電源を選ぶと、単純な容量以上に防災・節電の用途で活躍するでしょう。
モバイルバッテリーでは使えない電気毛布や冷蔵庫まで使える
ほとんどのモバイルバッテリーはUSB出力しかありません。一般的なモバイルバッテリーはスマホやタブレットの充電に使用されるもので、パソコンや扇風機などコンセントの電源が必要な家電製品には使えません。
一方で一般的なポータブル電源なら、一般家庭の壁にあるコンセントと同じ方式の出力に対応しています。定格出力も高いため、モバイルバッテリーでは使えない電気毛布や冷蔵庫もラクラク動作可能です。アウトドア用や防災用など幅広いシーンで使いたい方には、ポータブル電源がピッタリでしょう。
ソーラーパネルで充電できる
ポータブル電源はコンセントがない場所でもソーラーパネルで充電できるため、以下3つのメリットが得られます。
・災害時の電源を長期間確保できる
・連泊のキャンプや車中泊にも対応できる
・普段使いすれば節電につながる
コンセントがない場所でもソーラーパネルがあれば充電できるので、災害時の電源を長期間確保できます。冬の被災でも夜は電気毛布を使って、暖まりながら安心しで眠れるでしょう。
本格的なアウトドアを楽しみたい人は、連泊のキャンプ・車中泊での電源確保にソーラーパネルとポータブル電源が使えます。普段からソーラーパネルで作った電気をポータブル電源にためて使えば、電気代も節約できるでしょう。ソーラーパネルとポータブル電源を手に入れれば、QOL(生活の質)が「爆上がり」すること間違いなしです。
災害や停電が発生した際の対策になる
地震など災害・停電が多い日本では、自分と家族の命を守るために万が一のときに生活できるように備えることが重要です。そこでポータブル電源なら以下のような災害対策ができます。
・電気ケトルを使ってお湯を沸かしてカップ麺が食べられる
・電気毛布を使うことで冬の寒い夜に低体温症を防止できる
・スマホを充電することで大切な人への連絡手段を確保できる
ポータブル電源は電気ポットや電気ケトルを動かせるため、寒い夜でも温かいお湯を沸かすことができて「ホッと」心から温まります。スマホの充電も維持でき、連絡手段や情報収集の手段もしっかりと確保できるでしょう。
配線が不要でストレスフリーに使える
ポータブル電源なら複雑な配線を敷く必要がないため、ストレスフリーに使えます。たとえば庭木を剪定する際に「レシプロソー」などの電動機器を使いたくても「家の電源が庭まで届かない……」と困ってしまう場合があります。そこでポータブル電源を使用すると、簡単にどこでも電源を作って快適に作業が可能です。
またキャンプや釣りなどのアウトドアでも活躍します。たとえば水辺の冷たい風が吹く凍えるような環境の中でも、コードを繋ぐだけの簡単な作業で電気毛布や簡易コタツを使用して温まれます。出先でストレスフリーに電源を確保したい方はポータブル電源を用意しましょう。
ポータブル電源の容量は目的にあわせて選ぼう
ここでは下記の目的別に、適切なポータブル電源の容量の目安を解説します。
・家庭用
・アウトドア用
・災害用
ポータブル電源の容量は製品によって幅があります。また大容量になるほど値段が高くなるため、目的にあった適切な容量を選びましょう。
家庭で使うなら400Wh以上
家庭で普段使いするなら、最低でも400Wh以上の容量があるポータブル電源を選びましょう。400Whの容量でできることの例は下記の3つです。
・スマホの充電(15W):25回
・電気毛布(50W):8時間
・炊飯器(300W):1時間強
一般にポータブル電源は容量が大きくなるほど定格出力が大きくなります。定格出力以上の消費電力の家電製品は動かせないため、「使いたい家電」と「使用する時間・人数」によっては、400Whよりも容量の大きいハイスペックモデルを選ぶと良いでしょう。
アウトドアなら1,000Wh以上
キャンプや車中泊などのアウトドアで使用する場合は、1,000Wh以上がおすすめです。たとえば、キャンプで消費電力1,000WのIH調理器を1時間使いたいなら、1,000W×1時間で1,000Whの容量が最低限必要になります。
もちろん使用時間を長くしたい場合やより多くの家電製品を使いたいなら、さらに大きな容量のポータブル電源を選ぶと良いでしょう。たとえば2,000Whのポータブル電源なら、消費電力1,000WのIH調理器を1時間使ったうえで、寝るときに50Wの電気毛布を4人で3時間使っても400Whほど余裕があります。
使いたい家電の消費電力と使用時間から、ポータブル電源の容量を決めてみてください。
災害に備えるなら1,500Wh以上
地震などの災害が多い日本では「電気・ガス・水道」などのライフラインが長期間、止まってしまう可能性があります。そこで容量が1,500Wh以上のポータブル電源があると、停電が起きた場合でもスマホの充電(15W)は目安として100回程度可能。電気毛布(50W)も約30時間動かせます。
一般的には停電が普及するのに3日間ほどかかるといわれています。そこで1,500Wh以上のポータブル電源があれば、スマホの充電をキープして情報収集しながら、電気毛布で毎日暖まる生活ができるでしょう。ただし家族の人数が多いとさらに大きな容量が必要になります。当社の「Jackery Solar Generator 2000 Plus」のように、後付けでバッテリー拡張ができるモデルを選ぶのもおすすめです。
容量以外もチェック!ポータブル電源選びの5つのポイント
ポータブル電源を容量だけで選ぶと失敗する可能性があります。ここでは、容量以外にチェックするべきポイント5つを紹介します。
使いたい家電に対して定格出力が足りているか
ポータブル電源を選ぶ際は定格出力が重要です。定格出力とは、安定して電力を出力できる電力の量を指します。消費電力の大きい家電を動かしたくても、ポータブル電源の定格出力が消費電力以上でないと正常に動きません。
たとえば電子レンジ(1,500W)を動かしたい際に、定格出力が500Wのポータブル電源を選んでも動作不可となります。また複数の家電製品を同時に使用したい場合は、それぞれの消費電力を足した分以上の定格出力が必要です。
同時給電したい機器の数に応じた出力ポートがあるか
ポータブル電源は大容量バッテリーで家電を動かせる特徴を最大限に活かすべく、さまざまな接続端子を搭載しています。
おもに利用できる出力ポートは以下の通りです。
・ACポート:家庭のコンセントと同じ
・DCポート:車載用の電化製品に対応
・USB-Aポート:パソコン接続の標準的なタイプ
・USB-Cポート:スマホやタブレットに採用される新しいUSB端子
上記のAC・DC・USB-Aのポートは基本的に搭載されていますが、発売日が古いポータブル電源の場合にはUSB-Cポートがない製品があります。最新のiPhone15にもUSB-Cタイプ(タイプC)が採用されるほど、近年では急速に普及しています。
USB-CポートでiPhoneを急速充電をすると大幅な時間短縮が可能です。ACアダプターだとiPhoneを満充電するのに約4時間かかるところ、USB-Cなら約1時間で完了できます。USB-Cポート対応のiPhoneを持っているなら、対応するポータブル電源を選ぶのもポイントです。
また端子の数が多ければさまざまな機器を同時接続して利用可能です。目的に合わせた端子の数があるかもあわせて確認しておきましょう。
バッテリー寿命が長いか
幅広い用途で使えるポータブル電源ですが、たいして使っていないのに「寿命を迎えていて充電がすぐ切れる…。」となっては困るでしょう。寿命を迎えても全く使えなくなるわけではありませんが、すぐに充電が切れてしまいます。
一般的なポータブル電源の寿命は長くて10年です。しかし当社のポータブル電源「Jackery Solar Generator 2000 Plus」なら、10年以上の長寿命を実現しています。買い替えの心配なく、長く愛用したい方はぜひ検討してみてください。
過放電・過充電を防止する機能はあるか
下記の「過放電・過充電」の状態になると、バッテリーを大きく劣化させてしまいます。
・過放電:ポータブル電源のバッテリー残量が0%の状態で放置すること
・過充電:ポータブル電源の充電が100%になっても充電をし続けること
ポータブル電源を選ぶ際は、バッテリー残量が0%になるのを防止する、または100%以上充電するのを防止する機能があるのかを確認しましょう。Jackery製品には、過放電・過充電を防止する最先端のBMS(バッテリーマネージメントシステム)機能が備わっています。ポータブル電源を長く使いたい方は、Jackery製品がおすすめです。
複数の充電方法に対応しているか
ポータブル電源を選ぶ際は、複数の充電方法に対応しているのかを確認しましょう。
・AC充電:コンセントからの充電
・DC充電:シガーソケットなど12V電源での充電
・ソーラーパネル充電:太陽光での充電
基本的なコンセントからのAC充電には、ほぼ全てのポータブル電源が対応しています。シガーソケットなどから充電できる「DC充電」に対応していれば、車内に積み込んで走行中の充電が可能です。
また通常、ソーラーパネルからポータブル電源を充電するには「チャージコントローラー」「インバーター」など、なじみのない機械を複数つないで配線作業を行わなければいけません。しかしソーラーパネルからの直接充電に対応していれば、面倒な配線なく災害時やアウトドアですぐに活用できるでしょう。
また充電しながら給電できる機能「パススルー」に対応していると、ポータブル電源が充電切れになっても完全に使えない時間が短くて済みます。ぜひ3つの充電方式に対応し、パススルー機能も搭載する「Jackery」を選びましょう。
大容量バッテリー「Jackery Solar Generator」のおすすめ5選
大容量バッテリーのポータブル電源を導入するなら「Jackery Solar Generator」がおすすめです。「Jackery Solar Generator」は折りたたみ式のソーラーパネルとセットのため、太陽光で充電しながら好きな家電製品を動かせます。またケーブル1本で給電・充電できるため、持ち運んで簡単に使えるのがポイントです。
Jackeryのポータブル電源は全世界で300万台以上売れており、圧倒的な信頼性もあります。大容量バッテリーをアウトドア用や災害用に揃えたい人に向けて、用途別におすすめのモデルを5つ紹介します。
Jackery Solar Generator 2000 Plus:12,000Whまで容量拡張できるハイスペックモデル
・大容量の2,042Wh
・定格出力3,000W
・最大12,000Whまでバッテリー拡張に対応
・10年以上の長寿命
・ソーラーパネル6枚ならたったの2時間でフル充電
「Jackery Solar Generator 2000 Plus」は、2,042Whの大容量で冷蔵庫(250W)を約8時間動かせるハイスペックな性能です。定格出力3,000Wのポータブル電源で、電子レンジ(1,200W)とエアコン(1,000W)のような非常に消費電力の大きい家電も同時使用ができます。
またこのモデルは後付けバッテリーによる容量拡張に対応。最大12,000Whまで容量を増やせるため「もっと容量があれば、使い道が広がるのに…」と後悔する心配はありません。さらにリン酸鉄リチウムイオン電池を搭載しており、10年以上の長寿命で一度購入したらしばらく買い替えの心配がない点も魅力です。
またソーラーパネルを6枚まで増設することで、たったの2時間でフル充電が完了します。節電から防災、アウトドアまで使える後悔しない性能のポータブル電源が欲しいなら「Jackery Solar Generator 2000 Plus」がおすすめです。
Jackery Solar Generator 1000 Plus:コスパ良く災害対策がしたい人におすすめ
・30万円以下と圧倒的なコスパ
・定格出力2,000Wで電子ケトル使用も問題なし
・容量1,264Whで拡張にも対応
「災害対策にすべての家電を動かせるようにしておきたいけど、価格も抑えたい…」という方におすすめなのが「Jackery Solar Generator 1000 Plus」。本格的な据え置き型タイプの太陽光発電は100万円以上かかりますが、「Jackery Solar Generator 1000 Plus」ならポータブル電源とソーラーパネルのセットで30万円以下と圧倒的なコスパです。定格出力は2,000Wと大きく、消費電力の大きい電子ケトルなどの使用も問題ありません。
容量は1,264Whと最初からそれなりの大容量。しかし先ほど紹介した「2000Plus」よりは小さいため、人によっては「ちょっと物足りなかった…」と感じるかもしれません。しかし「Jackery Solar Generator 1000 Plus」は最大5,000Whまでのバッテリー拡張に対応するため、容量不足で後悔する心配はないでしょう。
コスパ良くすべての家電を動かしたい方は「Jackery Solar Generator 1000 Plus」を選んでみてください。
Jackery Solar Generator 300 Plus 100W :リュックに入れて持ち運びたいならこれ
・バッグに入れて手軽に持ち運び可能
・容量288Wh
・定格出力300W
・安価なのにソーラーパネルがセット
リュックに入れて手軽に持ち運びしたい方にはJackery Solar Generator 300 Plus 100W がおすすめです。本体は小型ながら、容量288Whでスマホを約14回も充電できます。また定格出力は300Wと、小型のアウトドア用炊飯器や車載冷蔵庫、電気毛布などの家電製品を動作可能。車で一酸化炭素中毒のリスクなく炊飯器でご飯を炊いたり、電気毛布で暖まったりできます。
10万円以下の高コスパモデルながら、高性能のソーラーパネルを同梱しているのも魅力です。ソーラーパネルと組み合わせることで、充電しながら長時間使用することもできます。キャンプや車中泊へ手軽に持ち運んで使用したい方は、Jackery Solar Generator 300 Plus 100Wをバッグに入れましょう。
Jackery Solar Generator 600 Plus:アウトドア・防災用途におすすめの中堅モデル
・容量632Wh
・定格出力800W
・ソーラーパネルも3.2kgと軽量でコンパクト設計
・ソーラー充電の変換効率は最大25%と業界最高レベル
Jackery Solar Generator 600 Plusは軽くてコンパクトなモデルでありながら、容量は632Whと十分なスペックです。たとえばプロジェクター(100W)を動かして、テントの中で最大6時間も映画鑑賞を満喫できます。「暗くなってからのキャンプの楽しみ方にいつも悩んでしまう……」という人も、この1台があれば映画からゲームまで無限に楽しめるでしょう。親しい友人とのキャンプでは、むしろ盛り上がりすぎて夜更かししないように要注意です。
また定格出力が800Wと高いため、防災用として家庭に備えておけば地震や台風などの災害時による停電時に活躍します。たとえば冬の停電時に電気ケトル(800W)でお湯を沸かし、フリーズドライの食品やカップラーメンを食べれば、ライフラインが復旧するまで寒さを耐えしのげるでしょう。
ソーラーパネルも3.2kgの軽量設計で、簡単に持ち運びが可能です。ソーラー充電の変換効率は最大25%と業界最高レベルで、曇りや雨の日の少しの太陽光でも発電できます。「雨や曇りなどの悪天候時に少しでも発電したい」「日陰になりやすい場所に住んでいる」方にピッタリです。アウトドアの楽しみ方を広げたり、災害時に向けて最低限の対策をしたりしたい人は「Jackery Solar Generator 600 Plus」を備えましょう。
Jackery Explorer 100 Plus:手のひらサイズで持ち運べるコンパクト電源
・容量99Whとスマホを8回も充電可能
・飛行機内への持ち込みも制限なし
・手のひらサイズで邪魔にならない
「モバイルバッテリーではすぐ充電がきれてしまう…。」と容量に不満のある方は、手のひらサイズで持ち運べるJackery Explorer 100 Plusがおすすめです。
容量99Whとスマホを8回もフル充電できるため、二人でシェアする場合も出先で電池の残量を気にする心配はありません。また容量100Wh以上の機内持ち込みには制限がありますが、Jackery Explorer 100 Plusなら問題なく旅のお供に連れていけます。手のひらサイズのため、カバンに入れておいても邪魔にならないでしょう。
「コンパクトに持ち運べるのが良いけど、モバイルバッテリーよりは大容量が欲しい」方には「Jackery Explorer 100 Plus」が最高の相棒になるはずです。
まとめ
大容量バッテリーのおすすめ5つをアウトドア・災害時など用途別に紹介しました。ポータブル電源なら、モバイルバッテリーでは使えない電気毛布や冷蔵庫などの家電をラクラク動かせます。
大容量バッテリーのポータブル電源を導入するなら「Jackery Solar Generator」がおすすめ。折りたたみ式のソーラーパネルとセットのため、太陽光で充電しながら好きな家電製品を動かせます。アウトドア・災害時に長時間使いたい方は、「Jackery Solar Generator」を選びましょう。
また、ポータブル電源を短期間しか利用されない方には、ポータブル電源のレンタルもおすすめです。ポータブル電源製品を購入せずにレンタルで利用できます。
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