大容量ポータブル電源ランキングTOP10！用途別のおすすめモデルを紹介

「災害が怖いから大容量のポータブル電源が欲しい…」「キャンプ用に大容量ポータブル電源を検討しているけど、種類が多すぎて選べない…」ポータブル電源は防災やアウトドアなどに活躍する便利なアイテム。しかしラインナップが多いうえにそれなりの価格となっているため、どれを選ぶ悩んでいる人も多いはずです。そこで今回は、大容量のポータブル電源をランキング形式で紹介します。ポータブル電源の購入を検討している方は必見です。

そもそも「大容量ポータブル電源」は何Whかという明確な定義はありません。200～300Whクラスの小さめポータブル電源でも、モバイルバッテリーよりははるかに容量が大きいため「大容量」としている人もいます。それに対して、ポータブル電源の中でも容量が圧倒的に大きめな2,000～3,000Whのみを「大容量」と定義する人もいるでしょう。

本記事では、基本的に大容量ポータブル電源を「2,000～3,000Whクラスの製品」として解説します。ただし、記事の後半ではおすすめポータブル電源を「240Wh～3,024Wh」まで幅広く紹介するので、ぜひ用途に合った製品選びにお役立てください。

大容量のポータブル電源があれば、下記3つのようなことができます。

• ・キャンプや車中泊の利便性が一気にアップ

• ・長い停電が起きても安心

• ・イベントなどの「電源がないシーン」で大活躍

それぞれ見ていきましょう。

●キャンプや車中泊の利便性が一気にアップ！

大容量ポータブル電源があれば、消費電力の高い家電を動かしてキャンプや車中泊の利便性を大幅にアップできます。

• ・電気毛布

• ・ポータブルクーラー

• ・車載冷蔵庫

• ・電気ケトル

• ・電子レンジ

• ・炊飯器

• ・電気圧力鍋

• ・IHクッキングヒーター…など

日常使いしているほとんどの家電を動作できるので、圧倒的にキャンプの利便性が上がります。夜の冷え込みに電気毛布で対策したり、面倒な火おこしをIHクッキングヒーターで省略したり。電気ケトルでお湯を沸かして優雅なコーヒーブレイクも可能です。容量の小さいポータブル電源やモバイルバッテリーでは実現できないでしょう。

●長い停電が起きても安心！

長い停電時は下記のような家電を長時間に動かせるので安心です。

• ・冷蔵庫

• ・炊飯器

• ・扇風機

• ・電気毛布

• ・電子レンジ…など

夏に停電したら冷蔵庫の中身を腐らせてしまいがちですが、ポータブル電源を繋げば数時間～1日程度維持可能（※冷蔵庫の消費電力によります）。「米すら炊けない」「冷凍食品が食べられない」という問題も解決します。寒い冬は電気毛布で体温低下も避けられるので、災害におけるリスク回避にも役立つでしょう。

●イベントなどの「電源がないシーン」で大活躍！

屋外イベントなど「電源を用意するのが困難なシーン」では、大容量ポータブル電源が活躍します。照明やマイクなどの設備を動かせるので、イベントの運営がスムーズになるでしょう。

個人でも屋外DIYや、ベランダ・庭でキャンプ風に過ごす「ベランピング」で大活躍。あらゆる電源が欲しいシーンは、ポータブル電源ひとつで解決できます。

大容量のポータブル電源を選ぶ際は、下記5つのポイントをチェックしておきましょう。

• ・動かしたい家電に合った出力の物を選ぼう

• ・ソーラーパネルとのセット品は用途が増えるのでおすすめ

• ・安全にかかわる認証・認定を受けているものが安心

• ・充電速度がなるべく早いものを選ぼう

• ・重量とサイズが小さく持ち運びやすいものがベスト

それぞれチェックして、しっかりと自分に合ったポータブル電源を選んでみてください。

ポイント①：動かしたい家電に合った出力の物を選ぼう

動かしたい家電の「消費電力」に合った出力のポータブル電源を選びましょう。消費電力がポータブル電源の「定格出力」を超えた場合、家電は動きません。たとえば定格出力1,000Wのポータブル電源の場合、消費電力1,200Wの電子レンジは動作不能となります。

また複数の家電を動かす場合は、ポータブル電源の定格出力が消費電力の合計を上回っている必要があります。「どの家電を動かしたいか」「同時に使う可能性があるか」はしっかりチェックして、不便のない定格出力を備えたポータブル電源を選んでみてください。「Jackery ポータブル電源 2000Plus」の場合、定格出力が3,000Wとなり、全ての家電を動かせます。

ポイント②：ソーラーパネルとのセット品は用途が増えるのでおすすめ

ポータブル電源は太陽光発電ができるソーラーパネルとのセット品が多いですが、下記のような用途が増えるのでぜひ検討してみましょう。 

• ・日常使いで電気代の節約

• ・連泊キャンプ・車中泊での充電

• ・大規模災害時の電源確保 

日常的にソーラーパネルで充電して家電に給電すれば、電気代の節約効果が期待できます。またソーラーパネル充電ができれば、連泊でのアウトドアや長期停電をともなう大災害時にも電源確保が可能です。当然ソーラーパネルの分価格は上がってしまいますが、圧倒的な利便性と安心感が得られるのでぜひセット品を購入してみてください。

ポイント③：安全にかかわる認証・認定を受けているものが安心

ポータブル電源は構造上、過充電・過放電や高温環境での使用をした場合に発火などを伴うリスクがあります。しかし名の知れたメーカーの製品で、安全にかかわる認証・認定を受けた製品なら安心です。 

たとえばJackery（ジャクリ）のポータブル電源は防災安全協会の「防災製品等推奨品」認定を受けており、大規模災害時にも安全に使えるほどの品質が保証されています。安すぎるポータブル電源は認証・認定を一切受けていないケースが多いので、必ず確認しておきましょう。

ポイント➃：充電速度がなるべく早いものを選ぼう

充電速度がなるべく早いポータブル電源を選びましょう。ポータブル電源は容量が大きいほど充電時間が長くなるのは仕方ありませんが、かといって半日～1日かかるようだと使いたいシーンで使えません。

目安としては「コンセント（AC）充電で2,000Whクラスなら2.5時間、3,000Whクラスなら3時間」が充電速度の早いモデル。不便のないように、効率よく使える製品をチョイスしてみましょう。大容量で充電もスピーディーなポータブル電源なら、大容量にもかかわらずわずか1.7時間～2時間ぐらいでフル充電できるJackeryのProシリーズとPlusシリーズがおすすめです。例えば、「Jackery ポータブル電源 2000 Plus」の場合、2042Whの超大容量でもChargeShield技術により2時間でフル充電ができます。

ポイント⑤：重量とサイズが小さく持ち運びやすいものがベスト

最後にチェックしておきたいのが「重量とサイズ」です。大容量のポータブル電源は内蔵バッテリーの数が増えることにより、どうしてもある程度の重量とサイズになってしまいます。しかし、それでも軽量化や持ち運びやすさを追及しているメーカーも多いです。 

特に女性や子どもがポータブル電源を運ぶシーンが想定されるなら、サイズや重量のチェックは必須。「持ち手があるか」「他社の同類製品より軽いか」をぜひ確認して選んでみてください。特に持ち運びやすさを重視して選ぶなら、ハンドルとキャスターがついて転がせる「Jackery ポータブル電源 3000 Pro」や「Jackery ポータブル電源 2000 Plus」がおすすめです。

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ここからは、「Jackery（ジャクリ）」がもつ大容量ポータブル電源を容量ランキングで紹介していきます。「Jackery」のポータブル電源は、全世界で300万台以上販売されている人気の製品です。ぜひ豊富なラインナップから、気に入ったモデルをチェックしてみてください。

Jackery ポータブル電源 3000 Proは、Jackery製品でもっとも大きい「3,024Wh」の超大容量をもつポータブル電源です。災害時に数時間～1日冷蔵庫を維持したり、何度もご飯を炊いたりしても問題ない容量。定格出力も3,000Wとなっており、電子レンジを動かしながらケトルでお湯を沸かすような使い方をしても問題ありません。

さらにソーラーパネルがセットになった「Jackery Solar Generator 3000 Pro」もご用意。長期間の車中泊に使いたいや、超強力な防災対策をしておきたい人におすすめです。

Jackery ポータブル電源 2000 Proは、2,160Whの大容量をもつポータブル電源。同レベルの他社製品と比較して20％の軽量化に成功しており、さらに取っ手付きで持ち運びやすさはバツグンです。

たとえば最大消費電力60Wの車載冷蔵庫なら約120時間の動作が可能なため、長期間の車中泊でも飲み物の冷たさをキープ。車での長期旅を考えている人には、ソーラーパネルがセットになった「Jackery Solar Generator 2000 Pro」もおすすめします。ソーラーパネルを6枚まで増やせば、なんとわずか2.5時間でのフル充電も実現可能です。

Jackery ポータブル電源 2000 Plusは、2,042Whの大容量をもつ最新のポータブル電源。拡張バッテリーにより最大12,000Whまで容量を増やせるのがポイントです。サイクル数（ポータブル電源の寿命）も従来製品の2倍以上( 4000サイクル数）で、末永く使っていきたい人におすすめします。

さらに定格出力は3,000Wとなっており、「ドライヤー＆電子レンジ」のような消費電力の大きい家電の同時稼働も可能。充電速度もコンセントで2時間とスピーディーです。キャスターがついており、女性が運びやすいのも魅力でしょう。

普段から節電などに積極的に使いたいなら、ぜひソーラーパネルがついた「Jackery Solar Generator 2000 Plus」も検討してみてください。

Jackery ポータブル電源 1500 Proは1,512Whの大容量をもち、4人程度の1泊ファミリーキャンプにちょうどいいポータブル電源です。ホットプレートや電気ケトルなどを使って、快適なキャンプを実現できます。定格出力も1,800Wと大きく、複数の家電の同時可能もOKです。さらに同クラスの製品と比較して20％ほど軽いのは、特にキャンパー女子にとって嬉しいポイントといえます。

また最短2時間でフル充電が可能なため、出かける前の準備中にコンセントに挿しても十分間に合います。充電切れが心配なら、ソーラーパネルとセットの「Jackery Solar Generator 1500 Pro」を選ぶと良いでしょう。

Jackery ポータブル電源 1000 Plusは、1,264Whの容量をもつりん酸鉄リチウムポータブル電源。「2000Plus」と同様に拡張バッテリーに対応しており、最大5,000Whまで容量を増やせます。長寿命で毎日使っても10年以上使えます。

「とりあえず購入しておいて、もっと活用したかったら容量を増やそう」という使い方がおすすめ。1台で防災対策からアウトドア・節電までこなせる優れモノです。

Jackery ポータブル電源 1000 Proは1,002Whの大容量ポータブル電源で、同クラスの製品と比較しリーズナブルに購入できます。「容量1,000Whは欲しいけど、ちょっと予算的に厳しい…」という方は、ぜひ「1000Pro」をお安くゲットしましょう。

同クラス製品の中でも圧倒的にコンパクトで、取っ手付きで持ち運びやすいのもポイント。コンセントなら1.8時間、ソーラーパネルでも2枚あれば7時間とスピーディーな充電速度も魅力でしょう。アウトドアから防災まで幅広く活躍する人気のモデルです。

Jackery ポータブル電源 708は、708Whの容量をもち1泊のソロキャンプ・車中泊にピッタリのポータブル電源。たとえば電気毛布なら約10時間、車載冷蔵庫なら約50時間の動作が可能です。寒い冬も暑い夏も、この1台があればテントや車内で快適に過ごせるでしょう。頻繁に使いたい人には、ソーラーパネル付きの「Jackery Solar Generator 708」もおすすめです。

Jackery ポータブル電源 400は、400Whの容量を備えたポータブル電源。定格出力が200Wとなっているので消費電力の大きい家電は使えませんが、スマホやパソコン・カメラ・電気毛布や扇風機などの充電は可能。出先でカメラを充電して使いたいカメラマンにおすすめです。ぜひ1台用意して車に積んでおきましょう。

Jackery ポータブル電源 300 Plusは、容量288Whの小型ポータブル電源。最新の「リン酸鉄リチウムイオンバッテリー」を搭載し、小型ポータブル電源としては業界最高クラスの寿命3,000サイクルを実現しました。

公式サイトからの購入で5年保証もついており「安価なのに長く使える」ポータブル電源です。ソーラーパネル付きでも5万円以下となっているので、ぜひ売り切れる前に購入しましょう。

Jackery ポータブル電源 240は、なんと定価29,800円と圧倒的高コスパの大容量ポータブル電源です。容量は240WhとJackeryのポータブル電源の中では最小クラスですが、スマホなら14回、ゲーム機なら約8回の充電が可能。最低限の防災対策を、3万円以下の予算で実現したい人におすすめします。

大容量ポータブル電源は、キャンプや車中泊などのアウトドア・長い停電を伴う大災害時に大活躍します。本記事で解説した5つのポイントを押さえて選びましょう。今回は容量ランキングで大容量ポータブル電源を紹介したので、ぜひ自分にピッタリ合ったものを購入してみてください。