1.車中泊初心者必見!おすすめの100均グッズとできること13選

実際に100均の商品を使ってどんなことができるのか。まだ車中泊グッズを揃えるときに100均の商品を利用したことがない方におすすめの使用用途をご紹介します。紹介するのは下記です。
・目隠しカーテン
・サンシェード
・収納・整理整頓アイテム
・照明器具
・段差解消の車内マット
・テーブル
・ウェットティッシュ
・携帯用ミニトイレ
・調味料ボトル
・エアピロー
など。これらは車中泊をするうえで必需品とも言えるもの。それら車中泊グッズが100均を駆使すれば揃えることができるのです。車中泊の経験者たちが紹介する知恵と工夫をあなたの車中泊ライフに取り入れてみるのも良いですね。順にくわしく解説していきます。
その1:目隠しカーテンを自作できる!
車中泊をするなら、外から車内が見えないよう対策が必要となります。たとえプライバシーガラスになっているクルマであったとしても、夜中に車内で照明を付けていると、外から車内が丸見えに。そんな車中泊用の目隠しカーテンを100均のグッズで自作することができます。用意するものは下記の4つです。
・突っ張り棒(伸縮タイプ)70cm~120cm
・カーテンクリップ
・マグネットフック
・ドレープカーテン(100×140cm)
これだけのアイテムで目隠しカーテンを自作できます。マグネットフックを窓の上に取り付けて(マグネットが付かなければ粘着式を使用)突っ張り棒をひっかけます。突っ張り棒にはカーテンクリップを通しておき、取り付けられたらクリップにカーテンを取り付ければ完成です。
自作が「めんどくさい」と感じた方には、簡単取り付けできる車用カーテンも100均一で販売されているので、探してみてください。ただ、目隠しカーテンをしたままの走行は違反になってしまうので、サイドにまとめられるようにしておきましょう。
関連記事:初心者でもできる車中泊カーテンの作り方3選!自作するメリットや注意点も紹
その2:自作サンシェードが作れる!
断熱性も欲しいという方には、サンシェードを自作してみるのもアリです。用意するのは
・ダンボール
・アルミ保温シート70×180cm
この2つ100均アイテムさえ用意できれば車中泊グッズ「サンシェード」を自作できます。窓の大きさを測って型を取り、その型に合わせてダンボールとアルミ保温シートをカットします。あとはダンボールとアルミ保温シートを両面テープで貼り合わせればできあがりです。
軽バンだとひょっとしたら後部座席の窓の淵に引っかけられないかもしれません。そんな場合は4つの角に穴をあけて、吸盤を取り付ければ窓に取り付け可能です。
その3:収納・整理整頓も考えられる!
車中泊をするとなると、いろいろな荷物をクルマに乗せることになります。着替えや寝袋、照明器具や食料品など、車内で数日を過ごすための荷物は想像より多くなるでしょう。クルマが軽自動車だと、荷物を乗せる量も限られてきますし、自分が寝るスペースも確保しなければなりません。
収納スペースを工夫することは、快適な車中泊を実現するために必要不可欠です。収納スペースを確保するために便利な車中泊グッズも、100均の商品で用意することができます。たとえば、
・天井に収納スペースを確保できる「車用ラゲッジネット」
・小物を整理整頓できる「折り畳みコンテナ」
があれば、車内をスッキリ整理整頓できます。車用ラゲッジネットは4か所のアシストグリップに紐を結んで取り付けられます。軽バンなど車高が高い車に取り付けると空間を有効利用することができます。
その4:今は照明器具も100均で買える!
夜を車内で過ごすとき、照明器具が必要となってきます。いまや照明器具も100均で販売されていますので、ぜひ有効活用したいですね。たとえば、ダイソーで販売されているランタンや、クリップ式USBライトがこれにあたります。ただ100均で販売されているものの多くは、
「乾電池が必要となるもの」
「有線で電力供給ができるモバイルバッテリーを必要とするもの」
になってしまいます。充電式が欲しいとなると、100均では今のところ難しいかもしれませんね。少しの不便さは感じるものの、車内で使う分には明るさは十分です。ランタンは乾電池式なので置き場所に困ることはなく便利です。
関連記事:キャンプの照明で使えるランタンの種類と特徴を紹介!選び方や人気のLEDランタンの魅力も解説
その5:段差解消用の車内マットも100均で揃う!
車中泊を快適に過ごすために必要なのが、寝心地を良くするためのマットです。座席をフルフラットにして寝るのも良いですが、どうしても気になるのがシートの凹凸ですよね。
「朝起きるとカラダが痛い」
「快眠できなかった」
となることが多く、車中泊のマイナスイメージを持つ原因にもなってしまいます。可能な限り凹凸をフラットにするために、寝袋の下にマットを敷くことをおすすめします。このマットも実は100均で購入することができます。マットとして活用するのは、
・レジャーマット(185×57cm・ポーチ付き)
・ジョイントマット45×45cm
です。100均のレジャーマットだと、どうしても薄くてイマイチ凹凸をカバーすることができません。だから、ジョイントマットを繋げた上にレジャーマットを敷いて2重にするのです。ジョイントマットは弾力性があるので何枚か重ねて使うとより効果的にマットとして使うことができます。
その6:テーブルも100均で購入できる!
車中泊を快適に過ごすためには、小さなテーブルが必要です。100均では軽量で持ち運びやすい折りたたみテーブルが手に入ります。例えばダイソーでは「アウトドアミニテーブル」が税込770円で購入可能です。サイズもコンパクトで車内に収納しやすいのが魅力です。車内で食事をする際や、ちょっとした小物をおくのに重宝するでしょう。
またセリアの「折りたたみテーブル」や「ミニテーブル」も人気があります。折りたたみテーブルは、小さな紙皿が2枚置けるほどのコンパクトサイズ。折りたたむとリュックのサイドポケットに入るくらいコンパクトにまとまります。セリアで人気のMONTAGNEシリーズ「ミニテーブル」は、おしゃれで組み立てが簡単にできるのが魅力です。
その7:ウェットティッシュも100均で買える!
車中泊では、身の回りを清潔に保つためにウェットティッシュが欠かせません。100均では、車中泊で使えるさまざまな種類のウェットティッシュが揃っており、手や顔を拭くためのものから、除菌効果のあるものまで選べます。
特に車内で食事をした後や外出から戻ったときに手軽に使えるため、重宝するアイテムです。コンパクトなパッケージが多いので、車に積んでおくのにも場所を取りません。また車中泊する場所の近くに銭湯や温泉がない場合もあるため、からだふきシートも準備しておくのをおすすめします。
その8:携帯用ミニトイレも100均で揃う!
車中泊の際、トイレの問題は大きな悩みの一つです。そんな時に便利なのが、100均で手に入る携帯用ミニトイレです。軽量でコンパクトに収納でき、必要な時にサッと取り出して使用できます。
一般的にはキャンプ場やRVパークなどトイレがある場所で車中泊をしますが、万が一トイレが使用できない緊急時に役立ちます。使い終わった後は簡単に処理できるので、衛生面でも安心です。ダイソーの「トイレに困ったときに 携帯トイレ」やセリアの「ワンタッチ携帯トイレ」などが人気アイテムとなります。
その9:調味料ボトルも100均で準備できる!
車中泊での食事をより美味しくするためには、調味料が欠かせません。100均では、さまざまなサイズやデザインの調味料ボトルが揃っています。キャンプへの持ち運びにも便利で、小分けにしておけば車内での料理がスムーズになります。
ダイソーでは「スパイスボトル」や「調味料入れ」などさまざまなサイズやデザインの調味料ボトルを取り扱っています。実際に車中泊料理で使用する調味料を想像しながら選んでみてください。
その10:エアピローも100均で買える!
車中泊の快適な睡眠をサポートするためのグッズ「エアピロー」も100均で手に入ります。エアピローとは、空気を入れた膨らませるタイプの枕で車中泊時の睡眠に便利です。空気を入れるだけで簡単に膨らむため、持ち運びもストレスフリー。寝るときに首をしっかりサポートしてくれるので、快適な睡眠が期待できます。特に、長時間の移動やキャンプ時に役立つアイテムです。
ダイソーの「エアピロー」やキャンドゥの「トラベル用エアーまくら」などが人気があります。100均のエアピローを準備して、車中泊でも快適に睡眠をとりましょう。
その11:車中泊の冬の寒さ対策も100均で!
冬の車中泊では寒さ対策が欠かせません。100均では、簡単に取り入れられる車中泊寒さ対策グッズが揃っています。例えばアルミシートや断熱シートを、寝袋の下に敷いたり窓の形に切り抜き吸盤をつけて窓につけたりすることで、車内の熱を逃がさず外気の寒さを防げます。
また使い捨てカイロも100均で手軽に購入でき、体を温めるのに役立ちます。これらを組み合わせて使うことで、快適に冬の車中泊を楽しめます。
関連記事:冬キャンプにおける電源なしサイトの寒さ対策11選!おすすめグッズも紹介
その12:車用の網戸も100均グッズで自作!
夏の車中泊時に快適さを保つためには、虫の侵入を防ぐ網戸が役立ちます。100均で網戸用の素材が手に入るため、簡単に自作できます。例えば、ダイソーの「網戸替え用防虫網」を車の窓のサイズにカットしクリップや強力磁石で車の窓に取り付けることで、風を通しながら虫をシャットアウトできます。虫を避けつつ爽やかな風を取り入れられるため、夏の車中泊がより快適になるでしょう。
その13:100均の「ネックピロー」は快適枕に!
長時間の移動や車中泊では、快適な睡眠を得るためのネックピローが重宝します。ネックピローとは、主に旅行や長時間の移動時に使用される首をサポートするための枕のことです。軽量でコンパクトなので、持ち運びにも便利です。旅行中や車内での仮眠時にしっかりと首をサポートしてくれ、快適な睡眠が実現します。
100均では手軽にネックピローを購入できます。ダイソーには「低反発ネックピロー」や「マイクローズネックピロー」など豊富なラインナップがそろっているため、好みの硬さや形のモデルを選べます。リーズナブルで気軽に試せるのでいろいろと試して自分にぴったりのものを見つけるのも良いでしょう。
2.オートバックスやニトリの車中泊便利グッズもおすすめ!
オートバックスやニトリでは、アウトドアや車中泊に特化した便利なアイテムが豊富に揃っています。オートバックスは段差を解消できる「車中泊マット」を販売しており、シートの凹凸をカバーし快適な睡眠空間を提供します。オートバックスで買えるおすすめの車中泊便利グッズは以下のとおりです。
● GORDON MILLER フレキシブルカーゴ 18L :車中泊の整理整頓にぴったりのインナーボックス
● GORDON MILLER コーデュラシートバックポケット:小物を整理しやすいバックポケット
● EXEA 折りたたみテーブル EB-208:純正ハンドルに取付けできる折りたたみテーブル
● アウトドア炊飯器・タケルくん JPN-JR001:シガーソケットの電源でご飯が炊ける炊飯器
またニトリは、インテリアや生活雑貨を取り扱う店舗ですが、車中泊向けのアイテムも豊富です。特にクッションやマットレスは、快適な睡眠をサポートするために最適です。「エアーベッド」や「ウレタンマットレス」などマットレスの種類はもちろん、サイズも豊富にあるため、あなたの車にぴったりの車中泊マットが見つかるでしょう。
さらに、ニトリでは車中泊で使える「収納ボックス」や「オーガナイザー」もおすすめです。これらを使用することで、車内のスペースを有効に活用し、必要なものをすぐに取り出せるように整理できます。車中泊の際は限られたスペースでの効率的な収納が求められるため、これらのアイテムは非常に役立ちます。
関連記事:車中泊でバッテリー上がりが起きる原因は何?3つの対処法と予防策を徹底解説
3.100均では揃えられない?車中泊に必要なグッズ3選
車中泊を快適に過ごすためのアイテムを、すべて100均で揃えるとなるとかなり難しいでしょう。必ずどこかに妥協や不便さを感じてしまうことになります。100均では揃えられない必需品もあるということですね。
ここでは100均では得られない車中泊グッズを3つ紹介します。
・電源確保は必須装備「ポータブル電源」
・安眠を助ける必需品「寝袋(シュラフ)」
・夏の暑さを吹っ飛ばせ?「クリップ型扇風機」
車の中で一夜を過ごすとき、エンジンを切っておくのは車中泊における暗黙のマナーです。エンジンを切ったままの状態で、車内を快適な温度に保つには、電気の力は必要になってきます。たとえ外気温の影響を受けたとしてもそれに耐えうる装備があれば、体調を壊すことはありません。そんな必須装備をくわしく解説していきます。
①電源確保は必須装備「ポータブル電源」
車中泊を快適に過ごすためには何かと電気の力が必要になってきます。調理をするときや、日が暮れてからの照明であったり。また、外気温から身を守るために電気毛布や扇風機を利用するときも電気の力が必要です。
そんなとき、大活躍するのがポータブル電源です。ポータブル電源とは、モバイルバッテリーよりも大容量で、AC電源が必要となる電化製品を動かせる電力供給源です。たとえば、調理の際に使うIH調理器や小型炊飯器、小型ホットプレートも使うことができるようになります。寒い時には電気毛布やファンヒーター。暑い時には扇風機や冷風機も稼働できるので、車内で快適に過ごすためには必要なのです。
ソーラー充電やシガーソケット充電も対応しているので、長期間の車中泊でも繰り返し充電できるので、電源切れの心配がございません。
②安眠を助ける必需品「寝袋(シュラフ)」
車内で寝るときに使用する寝袋は、車中泊の必需品です。季節に応じた様々な種類の寝袋が販売されていますね。年間を通して車中泊を楽しみたい方は、「夏用」「冬用」の2つの寝袋を用意することをおすすめします。
たとえば、冬の寒さはしっかりとした寝袋でないと
「寒くて眠れない」
「体調を崩してしまう」
ことになります。氷点下にも耐えられる寝袋を選んだ方が、真冬でも快適に眠ることができるようになります。逆に夏は暑いので、薄いタイプの寝袋を準備したいですね。冷感素材のものを寝袋の中に入れることで、暑さ対策をすることができます。
関連記事:冬の車中泊で活躍する寝袋の選び方5選!おすすめブランドや便利グッズも紹介
③夏の暑さを吹っ飛ばせ?「クリップ型扇風機」
年間を通して一番車中泊にキツイ季節が「夏」です。冬の寒さは着込んだり電気毛布や湯たんぽなどを使えば寒さ対策は十分できますが、夏の暑さは裸になっても暑いものは暑いですよね。夏の暑さ対策で、手軽にできるのが扇風機です。
軽自動車であれば、車内の広さがかなり制限されてしまうので、クリップ型扇風機を選ぶとアシストグリップに取り付けられて便利ですよ。扇風機と冷感素材アイテムを併用して、夏の暑さ対策を十分に取ることが大切です。
まとめ:車中泊グッズを100均で揃えよう
今回の記事では、車中泊グッズを100均で揃えようとしたらどんなことができるのか?についてくわしく解説しました。100均アイテムを駆使すれば、必要な車中泊グッズはある程度揃えることができます。
記事内で提案したものは5つ。
・目隠しカーテン
・サンシェード
・収納スペース
・照明器具
・車内マット
です。そのほか自分のアレンジと工夫次第で様々な車中泊グッズを生み出せる可能性を秘めていますので、挑戦してみるのも楽しいのではないでしょうか。
ただ、残念ながら全て100均で揃えるのは難しいです。車中泊の装備を整える予算の組み方として、100均のアイテムをうまく活用しながら予算配分することが一番理想的な考え方ではないでしょうか。
