タントで車中泊は可能!多彩なシートアレンジで独自スタイルを作って楽しもう

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タントで車中泊は可能!多彩なシートアレンジで独自スタイルを作って楽しもう

ダイハツの人気車種である「タント」は、スーパーハイトワゴンとして、車内の広さに定評があります。荷室の広さや多彩なシートアレンジが可能なことから、アウトドアでの使用も可能なのではないかと思う方もいらっしゃるはず。 

今回の記事では、タントは車中泊が可能な車なのかくわしく解説していきます。一緒に車中泊を快適に過ごすための装備品もご紹介していますので、これからタントを購入し車中泊をしてみようと考えていらっしゃる方は最後まで読んでくださいね。

目次

タントでの車中泊は可能! 


結論から言えば、タントで車中泊は可能です。しかし、車中泊を可能にするためには、少し工夫が必要な車でもありますね。まずは、車中泊が可能な理由についてくわしく解説していきます。4人乗りのタントで何人まで車中泊ができるのかについても検証しているので、ぜひ参考にしてください。 

フルフラットにすれば寝床は十分確保できる

タントで車中泊をするためには寝床が準備できるのかが最大のポイント。それを可能にするには、車内空間の広さとシートが最低でもフルフラットになることが重要です。

・タントの室内長:2,125mm

・フルフラット:可能

以上の点から、身長の高い男性でも十分寝床は準備できることがわかります。ただ、フルフラットだけではシートの段差ができてしまい、かなり寝苦しい車中泊になってしまいます。シートの段差を埋める工夫が必要になりますね。また、グレードや年式でもシートアレンジが若干違うため、その違いも工夫によって埋めなければなりません。 

タントで車中泊できるのは最大2人まで!

タントで車中泊できる人数は、全てのシートをフルフラットにした状態にて確保できる広さから考えると最大2人までです。また、2人分の寝床を準備したとき、何も工夫しなければ 

「荷物の置き場所がほぼなくなってしまう」 

状態になるため、収納スペースを工夫して作り出す必要があります。タントの場合、室内高もある程度余裕がある(室内高:1,370mm)ので、この高さを利用すれば収納スペースを確保できそうです。 

タントで車中泊旅がしたいなら1人旅が理想

もし、タントで車中泊旅がしたいと思うなら、最低限でも車内で生活できる環境を整えないといけません。そうなると装備品や荷物が増えるため、余裕を見て快適な車中泊をするなら1人旅が丁度良い広さではないかと思います。ポイントは、

・長旅を継続させる装備や荷物を置くスペースを確保しなければならない

・車中泊にある程度快適さがないとストレスを感じて旅が楽しく思えず辛いものになる

せっかくの車中泊旅です。満喫したいなら、広さや荷物、装備品の充実は必須です。広さで言えば軽バンには負けてしまうので、タントでの車中泊旅は一人旅が妥当と言えるでしょう。 

タントで車中泊を可能にする5つのポイント


車中泊

それでは、タントで車中泊を可能にするための工夫について5つのポイントをくわしく解説します。車中泊をしたことがない方や、あまりDIYに自信がない方でもちょっとした工夫で車中泊は可能になるので、安心してやってみてください。 

通常の軽自動車よりも車内高に余裕がある

タントの室内高は約1,320mm。普通の軽自動車よりも高くなっています。この高さを利用して天井に収納スペースを作ることも可能です。一番簡単な天井収納の作り方は、2STEPでつくることができます。

・STEP1:アシストグリップを利用して突っ張り棒を装着する

・STEP2:突っ張り棒にネットを装着させる

また、安く済ませたいなら100円ショップのアイテムを使って加工ナシで作ることもできます。

YouTubeで配信されている方の動画を参考にチャレンジしてみるのも楽しいので、ぜひやってみてください。 

多彩なシートアレンジで寝床が作れる

タントのシートはいろんな形に変形します。前に倒したり、後ろに倒したり、荷室を広げるために後部座席を収納することもできるので、いろんな形で寝床を作ることができます。あなたの身長に合わせてシートを倒していけば、丁度良いシートアレンジが発見できるでしょう。

一番簡単な方法は、

・STEP1:助手席のヘッドレストを外す

・STEP2:助手席を前にズラす

・STEP3:助手席のシートを倒して後部座席の高さに合わせる

これだけで身長170cm以下の人なら寝床を準備できます。後部座席の足元にできた空間は、荷物置きに利用すると良いでしょう。 

ミラクルオープンドアで荷物を載せやすい

2013年10月に発売された3代目から搭載された「ミラクルオープンドア」は、荷物をたくさん抱えて乗り込むときに便利なパワースライドドアのこと。これが採用されたことで、後部座席への乗り降りがとても楽になりました。 

アウトドアに使うときでも、大きな荷物の積み下ろし時に荷物をぶつけずに積み下ろしができるので、とても便利で室内も広く感じるのではないでしょうか。 

専用車中泊グッズが充実している

タント専用の車中泊グッズが多く販売されていることも、タントが車中泊できる理由のひとつ。手軽に車中泊アイテムや装備品を揃えられる点でもうれしいですね。ぜひ購入を検討してほしい装備品は、以下の2点です。

・ベッドキット:シート段差をフラットにしてくれて、寝心地の良い寝床が簡単に作れる

・サンシェード:一式セットで購入できてサイズもピッタリ

そのほかの装備品は、汎用型のものや自分が必要だと感じたものを揃えることで、自分にあった車中泊仕様のタントを完成させることができます。サンシェードは自作するのもアリですが、少し面倒に感じるかもしれません。お金をかけたくない場合は、100円ショップのアイテムでも自作できるので、挑戦してみてください。 

アウトドア仕様車「タント ファンクロス」もある

タントには特別仕様車「ファンクロス」というグレードがあります。ファンクロスはタントの派生モデルでアウトドアに似合うスタイルが特徴です。「新時代のアウトドアモデル」と定義づけられている1台で、タフさを表現したフロントグリル、力強いデザインのフルLEDヘッドランプ、SUVらしさを演出するルーフレールなどが魅力です。アウトドアに因んだ装備は、

・シートの表皮に撥水加工がされていて、飲み物をこぼしてもサッと拭き取れる

・車内で休憩しやすい格納式シートバックテーブルを採用

・ピラーレス構造のミラクルオープンドアで開放感を演出

などがあげられます。スキーやスノーボードを使用後そのまま積んで、濡れてもサッと拭くだけでお手入れができるので、まさにアウトドア仕様のタントと言えるでしょう。 

タントで車中泊をするために必要な装備品 


タントで車中泊をするためには、シートアレンジのほかに様々な装備を積み込む必要があります。ここでは車中泊ができる最低限必要な装備をご紹介しますので、簡単にでも車中泊をやってみたい方は優先的に揃えてみてください。 

シートの段差を無くすための「マット」

タントをフルフラットにした時に生まれるシートの段差は、車内で快適に眠るためには克服しなければならない課題です。バスタオルやクッションで段差を埋めることも可能ですが、寝ている間にズレてしまいそうですね。 

手っ取り早く段差をフラットにするためには、厚手のマットを敷くことで完全フラット状態にできます。最低8cmくらいの厚手のマットを敷けば、段差を気にすることなく寝床を作れるのでおすすめです。マットを広げたままだと運転中邪魔になったりする恐れがあるため、

・折りたたんで収納できるタイプ

・空気を抜いたら丸めて収納袋に入れられるタイプ

など、コンパクトに収納できるマットを選ぶことで、車内で過ごすときに片づけられて居住スペースを確保できます。 

収納性に優れた「寝袋」

寝袋は、キャンプ用のものを使用することで就寝時の体温を守ってくれます。車中泊は基本的にエンジンを切った状態で過ごすのがルールです。季節によって外気温の影響を受けやすい車内で就寝することになるため、季節の気温に適した寝袋を準備しましょう。 

寝袋は、クルクルっと丸めて収納袋に入れられる収納性に優れたものを選びましょう。タントの荷室は比較的広いですが、あまり多くの荷物を載せるとそれだけ居住スペースが狭くなってしまいます。どれくらいの大きさになるのかを考えたうえで、置き場所も決めて整理整頓を心がけましょう。 

車外からの視線や太陽光を遮断する「カーテン」

タントの仕様では後部座席の窓ガラスにはプライバシーガラスで車内が見えにくくなっています。しかし、前方からは車内が丸見えになってしまうため、外からの視線が気になってしまうでしょう。目隠しカーテンやサンシェードの役割は3つあります。

・外からの視線を遮断する役割

・太陽の光を遮断する役割

・外気温から車内を守る断熱の役割

この3つの役割を果たすため、サンシェードと目隠しカーテン両方取り付ける方も居ます。たとえば、朝起きたときに太陽の日が差し込んで眩しいこともあり、遮光カーテンやサンシェードを取り付けて目隠しをする必要があります。目隠しのためのシェードは全ての窓ガラス分必要となることを覚えておきましょう。 

タントで快適に車中泊を満喫するために必要な装備品 


ランタン

前述した装備を揃えれば、タントで車中泊ができる最低限の装備が整います。しかし、車中泊を満喫するためには、車内でできることを増やさなければなりません。

・最低限必要な装備:車の中で快適な睡眠がとれる

・車中泊を満喫するための装備:車中飯や自由な時間を満喫できる道具

これらを全て揃えることで、快適な車中泊を送ることができる装備が整えることができるわけです。これからご紹介する装備品は、車中泊の醍醐味のひとつである車中飯を味わうために必要な装備品をご紹介します。 

車中飯を楽しむための「クッカーセット&IH調理器」

車中飯を堪能するためには、「調理ができる道具」が必要です。それがこの

・クッカーセット(アウトドア用のお鍋セット)

・IH調理器(車内で調理するための火を使う代わりになるもの)

です。車内で火を使うことは、安全性に欠けるためおすすめできません。よって本記事では電気の力で調理が可能なIH調理器をおすすめしています。IH調理器があれば、

「お湯を沸かしてカップラーメンやレトルト食品を温めることができる」

「簡単な調理ができるようになる」

など、車中飯の幅をかなり広げることが可能になります。強者は車内でお鍋料理や焼き肉をする方もいらっしゃるとか。初心者の方は、まずは簡単なものから挑戦してみてくださいね。 

車内を照らす照明器具「ランタン」

日が暮れて目隠しカーテンを閉めると、夕方でも車内はとても暗くなってしまいます。そのため、ルームランプでは薄暗く照明としては不十分なため、別に照明器具が必要です。

「ランタン」を使用すると、とてもアウトドアの雰囲気が出てくるのでおすすめの車中泊グッズと言えます。自分の車中泊に合ったランタンを見つけて取り付けてみてください。 

快適車中泊には必須となる電気の力「ポータブル電源」

車内に快適さを求めたり、やりたいことが増えていくと、電気の力が欠かせません。まるで自宅のような快適さを得ようとするならば、少なからず家電製品が必要となるためです。ポータブル電源は、家庭用コンセントが使えるようになる電力供給源です。屋外でも使用できる手軽に持ち運びができるのが特徴で、車中泊での電気利用に大きく貢献してくれる装備品です。

・車内で家電製品が使えるようになる

・スマホやタブレットなどもエンジンをかけることなく充電できる

・手軽に持ち運びができるので、移動した先のキャンプにも利用できる

など、使い勝手が良くキャンプや車中泊以外にも様々な使い方ができるのがポータブル電源の特徴です。たとえば、自宅が災害に合って停電した時の予備電源としても使用できます。もしもの災害対策として活用できるので便利です。 

食材の鮮度を保つ「クーラーボックス」

クーラーボックスは、冷蔵した食材を車に持ち込むことができるため、車中泊先での車中飯をつくるときに必要となる装備品です。氷や保冷剤と一緒に食材を入れておけば、一定時間食材の鮮度を保つことが可能です。

車中泊で旅行に出かけるときなどは、クーラーボックスでは持たないおそれがあるため、車載冷蔵庫の方が安心して食材を保存できるのでおすすめです。 

タントで快適車中泊するならJackeryポータブル電源がおすすめ 


Jackeryポータブル電源

タントで快適な車中泊をするなら、電気の力も活用すれば、車内の環境を整えることができます。ポータブル電源を装備することで、安全に車中飯を堪能できるし、車内で過ごす時間も有意義な時間を過ごせるようになります。ポータブル電源を選ぶなら、Jackeryがおすすめです。その理由とおすすめの製品をご紹介します。 

機能性と寿命の長いポータブル電源を選ぶ

車中泊をするときは、車のエンジンを切ったままの状態でも車内で快適に過ごせる環境を整えなくてはなりません。それには、車内で自分がやりたいことができる設備を整える必要があるのです。Jackeryポータブル電源なら、車中泊をするときの車内電源として最適な機能と利便性を持っています。たとえば、

・家庭用電源ソケットを持っていて、自分が使いたい家電が使えること

・自宅で充電する以外にも充電できる要素を持っている

・一度購入すれば、長期的に使える長寿妙なところ

・アフターサービスが充実していて安心して利用できること

など、たくさんのメリットを持っています。一番は、品揃えが豊富で自分の車中泊に合ったサイズが選べることです。大きなものほど余裕があって良いと思われがちですが、タントに搭載するならポータブル電源の大きさにも考慮しなければなりません。 

では、タントに相応しいポータブル電源の大きさはどれくらいなのか。次にご紹介するのはタントに搭載してもかさばらない大きさで、使い勝手の良いJackery製品です。

Jackery Solar Generator 1000 Plusが一押し!

タントに搭載できる最大サイズと言っても良いでしょう。これ以上のサイズだと、大きすぎて返って邪魔になるのではいでしょうか。Jackery Solar Generator 1000 Plusは軽自動車に載せるのに最適サイズです。

容量も1264Whあり、定格出力も2000Wあるためほぼ全ての家電製品を使うことのできるポータブル電源です。ほかには、

・ソーラーパネルとセットになっているため、自宅以外の充電できる手段を持っている

・3つの家電製品を同時に動かすことができる

・手軽に持ち運びができるので、車中泊以外にも使い道があり柔軟な使い方ができる

など、タントの車の大きさにあったポータブル電源です。走行充電以外にも、太陽光で充電できるソーラーパネルの存在も大きいです。 

これくらいの容量があれば、車内で車中飯を火を使わずに調理できる家電を同時に動かせることができるので、車中泊の醍醐味を存分に味わえるポータブル電源としておすすめです。 

一泊くらいならJackeryポータブル電源708が適量サイズ

次におすすめするJackery ポータブル電源 708は、言わば中容量サイズのポータブル電源です。

708Whの容量と定格出力500Wを持ち、車中泊での寒さ対策として電気毛布やホットカーペットなどを使うことができます。大きさもかさばらない大きさで、重さも6.8kgと女性でも持ち運びができるお手頃サイズです。そのほか、

・ちょこっと家電(260W)で簡単な調理が車内で楽しめる

・同時に2つの家電を使用可能

・シガーソケットも対応可能で車載冷蔵庫が使える

など、車中泊に便利な家電製品に電力供給ができるポータブル電源です。本格的な車内調理をすることはできませんが、炊飯器やちょこっと家電でお米が炊けたり、お湯を沸かして温かい飲み物を飲んだりすることは十分可能です。車内で一泊するのに丁度良い容量で、車中泊初心者におすすめのポータブル電源です。 

まとめ:自分スタイルにタントの車内をアレンジして快適車中泊! 


今回の記事では、タントで車中泊することは可能としたうえで、車中泊を快適に過ごすための装備品を中心にくわしく解説しました。

・タントで車中泊を可能にする5つのポイント

・タントで車中泊をするために必要な装備品

・タントで車中泊を満喫するために必要な装備品

などをご紹介しています。タントは室内長が長く、大人の男性が車中泊を試みても十分寝床は確保できるスペースがあります。ただ、自家用車の目的で設計されたクルマであることからシートの段差を埋めなければならないなどの工夫は必要となってきます。 

シートアレンジとあなたの工夫次第では、十分車中泊は可能な広さを持っているので、あなた好みに車中泊を演出できる車として作り込んでいくのも楽しいですね。

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