アルファードは車中泊に向いてる?8人乗りがおすすめの理由や魅力を解説

アルファードは車中泊に向いてる?8人乗りがおすすめの理由や魅力を解説

室内空間の広さが魅力のミニバンは、車中泊にも適しています。ミニバンの中でも特に人気が高いのが、トヨタの「アルファード」です。アルファードは「最高級のミニバン」とも呼ばれ、車中泊にも向いています。アルファードは、シートがフルフラットになるので寝心地も快適です。また、荷物の集積量が多いので、キャンプを楽しむ場合や連泊する場合にも便利でしょう。

この記事では、アルファードの車中泊について詳しく解説します。アルファードで車中泊をする魅力や何人乗りが向いているかなども紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

アルファードは車中泊に向いている?

車中泊には、室内空間の広さや寝心地の良さが求められます。アルファードは車中泊に必要な条件を満たした車中泊向きの車種と言えるでしょう。また、アルファードは居住性の高さを誇るミニバンの中でも特に人気車種です。

一般的なミニバンとアルファードの車内空間の広さを比較してみました。

 

ホンダ「フリード」

トヨタ「アルファード」

全長(mm)

4,265〜4,295

4,995

全幅(mm)

1,695

1,850

全高(mm)

1,710〜1,735

1,935~1,945

 

アルファードはミニバンの中でも車内空間の広さに優れ、車中泊する場合も快適に過ごせます。また、中古車市場でも人気が高く、初めての車中泊専用車としてもおすすめの車種です。新車購入時の残価率が高く、高値で売却できるので、お試しで購入することもできます。

アルファードで車中泊をする5つの魅力

時間や場所に縛られない自由な旅が醍醐味の車中泊。快適な車中泊を実現するためには車選びが重要です。アルファードで車中泊をする場合に、どのような魅力があるのかを5つ紹介します。

①シートがフルフラットになる

アルファードは2列目、3列目を倒すとシートがフルフラットになります。床が平らになることで寝返りを打ちやすくなります。また、フルフラットになることで車内空間が広くなり、食事や娯楽を楽しむ際の快適性も向上するでしょう。

車中泊において、良質な睡眠を取ることは何よりも重要です。寝心地が悪く、疲れを翌日に持ち越してしまうと、事故に繋がりかねません。自分だけでなく、家族の命にも関わるので、睡眠の質には特にこだわるようにしましょう。

アルファードはシートがフルフラットになりますが、完全に段差がなくなるわけではありません。そのため、エアーマットを活用することで完全なフラットにするのがおすすめです。

②カスタマイズパーツが豊富にある

アルファードは、純正のカスタマイズパーツが豊富に取り揃えられています。車中泊は、車を購入してすぐにできるわけではなく、快適な旅にするためのカスタマイズが必要です。カスタマイズパーツを活用することで、アルファードをあなた好みの車中泊仕様に仕上げられます

アルファードを車中泊仕様にするためにおすすめのアクセサリーは次のとおりです。

  • ・室内カーテン(遮光機能付・ドレープタイプ)(フロントシェード付)

  • ・ラグマット

  • ・フロアマットセット(ラグジュアリータイプ)(エントランスマット付)

  • ・12.1型後席ディスプレイ

室内カーテンを取り付けることで、太陽光の直射を防ぎます。ラグマットやフロアマットは、シートへの汚れを防ぐだけでなく、細かい隙間をなくすことで快適な睡眠を実現するのです。

③荷物の集積量が多い

アルファードはサードシートの跳ね上げができるので、セカンドシートをリクライニングにした場合でも、広々とした荷室スペースが確保されています。また、荷室の下には床下収納スペースも設置されているので、高さのあるキャンプ用品なども収納可能です。

快適な車中泊にするためには、電子レンジやオーブンなどの調理家電や車載冷蔵庫が必要になります。アルファードは生活スペースを十分に確保した上で、荷物の集積量が多いので、車中泊に向いている車種と言えるでしょう。

➃室内空間が広々としている

荷室の広さだけでなく、室内空間も広々としているのがアルファードの特徴です。長時間生活をする車中泊では、室内空間が広いほどストレスを感じづらく、快適性が増します。一般的なミニバンとアルファードの室内空間の寸法を比較してみます。

 

ホンダ「フリード」

トヨタ「アルファード」

室内長(mm)

2,310〜3,045

3,005

室内幅(mm)

1,455

1,660

室内高(mm)

1,275~1,285

1,360

 

元々車内空間が広いミニバンの中でも、アルファードは室内空間の広さに優れている車種です。室内幅が広いことで、複数人で横に並んで寝ることができます。また、高さがあるため、室内で着替えたり、移動したりする際にも不便さはありません。

⑤クールなデザインで高級感がある

アルファードの人気の秘訣は洗練されたデザインにもあります。外装は高級感のある上質さが特徴的です。品格を際立たせた専用のホイールも躍動感があります。内装は、高級セダンのようなエレガントさを演出していて、そのかっこよさに所有感を刺激されることでしょう。

室内空間の素材や内装色はグレードによって異なるので、ぜひ店頭に足を運んで、あなた好みのデザインのグレードを探してみてください。

車中泊をするなら8人乗りタイプがおすすめ

アルファードには7人乗りと8人乗りがありますが、車中泊には8人乗りタイプがおすすめです。8人乗りのアルファードが車中泊に向いている理由として、次の2つがあげられます。

  • ・7人乗りは2列目に固定式の肘掛けが付いているグレードがある

  • ・セカンドシートとサードシートを倒すことで、凹凸感のないフルフラットが作れる

7人乗りで固定式の肘掛けが付いている場合、シートを倒した時にでっぱりが生まれるので、寝る際の邪魔になります。カスタマイズ性にも劣るので、使用できるマットが限られるでしょう。また、8人乗りは7人乗りと比べて、より完全なフルフラットになるので、寝心地に差が生まれるのです。

アルファードでの車中泊を快適にするアイテム5選

アルファードでの車中泊を快適にするアイテム5選

アルファードを車中泊仕様に仕上げていく上で、カスタマイズは必須です。純正のアクセサリや他社が出しているアクセサリーなど、あなた好みのアルファードを作っていく作業も車中泊の醍醐味と言えるでしょう。アルファードでの車中泊を快適にしてくれるアイテムを5つ紹介します。

①マット

アルファードはフルフラットになるのが魅力の一つですが、どうしても僅かな凹凸が残ってしまいます。少しの凹凸や隙間があると、寝心地に直結し、朝起きると腰が痛いこともあるでしょう。

そんな僅かな凹凸を解消して、快適な睡眠を実現してくれるアイテムが、マットです。アルファードでマットを使用することで、車内に簡易ベッドを作り出すことができ、寝返りが打ちやすくなります。車中泊マットには「自動的に空気が入るタイプ」と「自分で空気を入れるタイプ」の2種類があります。

また、マットを使うメリットとして、寝心地の良さの他にあげられるのが汚れ防止です。車中泊では、車内で食事をしたり、睡眠を取ったりします。食事の際の食べこぼしや就寝中の汗がシートに付くことを防ぎたい方は、ぜひマットを購入しましょう。

②寝袋

車中泊における寝具として、布団か寝袋(シュラフ)のどちらにするか、迷われている方は多いのではないでしょうか。夏であれば布団やタオルケットがあれば十分な場合もありますが、冬の車中泊はそうはいきません。車内は特に冷えやすいので、寝袋を常備しておくのがおすすめです。

シュラフはコンパクトに収納できるので、荷物スペースの幅をとりません。また、車中泊中にキャンプをする際にも、シュラフがあると就寝中の体温調節が容易になります。

③車載冷蔵庫

車中泊では長時間の旅が予想されるので、自宅で冷やした保冷剤を入れたクーラーボックスだけでは、到底保ちません。車載冷蔵庫は、電源さえ確保できれば、車内で使用できる小型冷蔵庫です。

車載冷蔵庫があることで、次のようなメリットがあります

  • ・冷蔵させている食材による食中毒のリスクを減らせる

  • ・いつでも冷たい飲み物が飲める

  • ・クーラーボックスでは溶けてしまうアイスや氷を常備しておける

  • ・自宅で保冷剤を準備する必要がない

  • ・まとめ買いをして安全に保管しておける

特に長期間の車中泊においては、車載冷蔵庫は必需品と言えるでしょう。電源の供給源としては、後述するポータブル電源を持っていると便利です。

➃目隠しカーテン

アルファードの車中泊では、目隠しカーテンがあると車内生活が快適になります。特に遮光性のある目隠しカーテンを使用することで、直射日光による車内温度の上昇を防ぎます。また、カーテンをしなければ、日の出とともに光が車内に降り注ぎ、良質な睡眠は妨げられるでしょう。

目隠しカーテンのもう一つの役割は、プライバシーの保護です。車内は居住空間になるので、いつでも外から覗けるという状況は防犯の観点からもよくありません。夜は、目隠しカーテンをすることで、プライバシーを確保し、良質な睡眠を取りましょう。

⑤ポータブル電源

快適な車中泊を実現するポータブル電源

車中泊では寝泊まりが発生しますが、エンジンをかけたまま寝ることができません。そのため、真夏や真冬に扇エアコンを使わずに寝ると、快適性は失われるでしょう。エンジンを切った状態でも電気毛布や車載冷蔵庫等を稼働できるのは、「ポータブル電源」です。

ポータブル電源とは、大量の電気を蓄え、家電や電子機器に給電できる機器を指します。ポータブル電源があることで、次のようなメリットがあります。

  • ・エンジンを使わずに電気供給ができるので、車のバッテリー上がりを防ぐ

  • ・家電を使った時短料理ができる

  • ・車載冷蔵庫や小型クーラーなどのACコンセントが必要な機器が使える

ポータブル電源の中では、豊富な容量別の商品バリエーションに優れ、高い安全性と耐久性を誇るJackery(ジャクリ)ポータブル電源がおすすめです。車中泊では、ACコンセントから充電するのは難しいので、ソーラーパネルとセットになった「Jackery Solar Generator 2000 Plus 」「Jackery Solar Generator 1000 Plus」を推奨します。

・Jackery Solar Generator 1000 Plus|ジャクリソーラージェネレーター1000プラス

「ポータブル電源 1000 Plus」と「ソーラーパネル 100 W 1枚」がセットになっているJackery Solar Generator 1000 Plus定格出力が2000Wのため、アルファードで車中泊する際に消費電力の高い家電も問題なく稼働できます。 

専用のアプリを使うと遠隔操作できるので、アルファードの床下にポータブル電源を収納している場合も、シートに座りながらバッテリー容量の確認や電源のオンオフが可能です。 

大人数で車中泊を楽しむ場合はバッテリーパックを3つ追加することで、5kWhまで容量を拡張できます。付属しているソーラーパネルを使用すると、太陽光発電で充電ができるので、電気が切れる心配も不要です。

製品名 Jackeryポータブル電源1000Pro

容量

1264Wh(5kWhまで拡張可能)

定格出力

2000W/正弦波(最大瞬間出力:4000W)

出力ポート数

ACⅹ3、DCⅹ1、USBⅹ4

満充電時間

AC充電:1.7時間
ソーラー充電:最速4.5時間
シガーアダプター:7時間

寿命

リン酸鉄リチウムイオンバッテリー採用
4000サイクル数(10年以上使える)

保証期間

5年間

・Jackery Solar Generator 2000 Plus|ジャクリソーラージェネレーター2000プラス

「ポータブル電源 2000 Plus」と「ソーラーパネル 200 W 1枚」がセットのJackery Solar Generator 2000 Plus定格出力3000Wという高出力な電力を同時に複数の家電や消費電力の高い家電に給電できるのが特徴です。電子レンジなどの家電を使用しながら、液晶テレビやタブレットが使用できるので、まるで自宅のような快適な居住空間を実現します。

付属しているソーラーパネル 200 Wは高い変換効率により、太陽光の光量が低くても、充電が可能です。また、キャスターが付いているので、キャンプや充電のために外に持ち出す際にも負担になりません。

製品名 Jackery ポータブル電源 2000 Plus

容量

2042.8Wh(最大12kWhまで拡張可能)

定格出力

3000W/正弦波(最大瞬間出力:6000W)

出力ポート数

ACⅹ5、DCⅹ1、USBⅹ4

充電時間

AC充電:2時間
ソーラー充電:最速2時間
シガーアダプター:25時間

寿命/サイクル数

約4000回サイクル
※4,000回サイクル放充電後も工場出荷時の容量の70%以上をキープできます。

保証期間

5年間

アルファードで車中泊に関するQ&A

これからアルファードで車中泊をしようか検討している方が、気になっている質問をまとめました。決して安い買い物ではありませんので、疑問点は全て解消した上でアルファードの購入を検討しましょう。

●アルファードで車中泊に適したグレードは?

アルファードには全部で18種類のグレードがあります。多数あるグレードの中で、車中泊に向いているのはSグレードとXグレードです。どちらも8人乗りがあるので、2列目がフルフラットになり、複数人で寝られます。

SグレードとXグレードの特徴は次のとおりです。

 

Sグレード

Xグレード

ボディタイプ

エアロ

標準

小売価格

3,692,520円

3,354,480円

全長mm

4,950

4,945

 

Xグレードは全グレードの中でもコスパが良く、小回りが効きます。男女問わず人気が高いので、家族で車中泊を予定している方におすすめです。SグレードはXグレードよりも車内空間が広いので、より大人数で車中泊を楽しみたい方に向いています。

●車中泊のためのアルファードを安く購入する方法は?

ミニバンの中でも人気の高いアルファードを安く購入するには、中古車がおすすめです。安い中古車を選ぶ上で、重要なポイントを確認しておきましょう。

  • ・決算期の2月3月に購入する

  • ・年式は12年以内を選ぶ

  • ・装備が付いていない車を選ぶ

年度末の決算期には、利益を減らしてでも購入台数を増やしたいという販売者の想いがあるため、価格が安くなる傾向が高いです。年式は古いほど安くなりますが、故障の原因にも繋がりますので、12年以内が良いでしょう。

また、装備は付いていない方が安くなり、0から車中泊仕様にカスタマイズしていくほうが楽しいです。

●アルファードのおすすめのカスタマイズは?

購入したアルファードを車中泊仕様にする上で、おすすめのカスタマイズは遮光機能の付いた室内カーテンです。外からの光を遮断できるので、良質な睡眠をサポートしてくれます。また、外から覗かれる心配がないので、着替えが自由にできます。

まとめ|8人乗りのアルファードで車中泊を楽しもう

「最高級のミニバン」とも呼ばれるアルファードは、室内空間が広く、シートがフルフラットになることから車中泊に向いています。特に8人乗りタイプであるSグレードとXグレードは、シートを倒すことで車内が広々とした平地になるので、おすすめです。ぜひ、あなたに合ったグレードのアルファードを車中泊仕様にカスタマイズしてみてください。


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