車中泊を快適に過ごすアイデア12選!睡眠・食事・気温ごとに紹介

車中泊を快適に過ごすアイデア12選!睡眠・食事・気温ごとに紹介

時間や場所に縛られない自由な旅が醍醐味の車中泊。長期間車で生活するので、車内を快適にする工夫が必要です。車中泊を快適にするためのアイデアは、睡眠、食事、気温、照明、エンタメに分けられます。

この記事では、車中泊を快適にするためのアイデアを、快適性を左右する5つの要素ごとに紹介します。車中泊生活を快適にしてくれるグッズも解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

車中泊における快適性を左右する5つの要素

車中泊では寝泊まりを行うだけでなく、移動や食事、生活の全般を車内で行います。そのため、車内の快適性を確保する工夫が欠かせません。車中泊における快適性を決める要素は主に次の5つです。

●安全運転に影響「睡眠」

車中泊において、睡眠は最も重要な要素です。車中泊には運転が伴うので、睡眠がしっかり取れていないと、事故にも繋がりかねません。そのため、まずは「睡眠」の快適性を向上する工夫をしましょう。

また、車中泊では狭い車内で過ごす時間が長いので、ストレスや疲れが溜まりやすいです。十分な睡眠を取ることで免疫力を上げ、心も体もリフレッシュできます。質の高い睡眠を取り、翌日に疲れを持ち越さないことは、車中泊を楽しむために重要です。

●美味しさは元気の源「食事」

車中泊の醍醐味は、時間と場所に縛られない生活。そのため、車中泊では車内に調理環境を整えることが多いでしょう。車内で快適に料理ができると、効率よく栄養補給ができます。また、旅の一部として料理を楽しめるので、車中泊の満足度が向上します。

作った料理を食べる際にも快適性は必要です。座席をフルフラットにすることで、みんなで料理を囲んで食べられます。また、折りたたみのテーブルがあると、腰をかがめることなく、快適に食事ができるでしょう。

●夏冬でもノンストレス「気温」

車内は外気の影響を受けやすいです。そのため、何も対策を取らずに過ごしていると夏は蒸し暑く、冬は肌寒くなり、快適性は失われます。 

日中帯であれば上着を着込んだり、窓を開けたりといった対処ができますが、就寝中はそうはいきません。外気の影響をもろに受けた状態で就寝すると、睡眠の質は低下し、場合によっては風邪を引いてしまう可能性もあります。

●生活環境の基本「照明」

1日を通して車の中で過ごす車中泊では、シーンに合わせて照明を調節する必要があります。例えば、昼食や夕食の際には明るめの照明にすることで、料理がやりやすくなるでしょう。夜間は暖色の夜光灯にすることで、快適な睡眠へと導きます。 

照明を選ぶ際に重要なポイントは次のとおりです。 

  • ・ぶら下げられるタイプか

  • ・点灯色のバリエーションが豊富か

  • ・連続点灯時間が長いか 

●欠かせない遊び心「エンタメ」

車中泊の目的は「楽しむこと」という方は多いと思います。車中泊では車内の滞在時間が長く、狭い空間ではストレスが溜まりやすいです。車内のエンタメ領域を充実させることで、車中泊がより楽しく快適なものになるでしょう。

車中泊での睡眠を快適にするアイデア3選

車中泊での睡眠を快適にするアイデア3選

車中泊において最も重要とも言える睡眠車中泊で自宅のような快適な睡眠を実現できる3つのアイデアを紹介しましょう。

①季節に合わせた寝袋を用意する

車内は収納スペースが限られているため、寝袋で寝ることで車内を有効活用できます。寝袋は季節によって合うタイプが異なるので、適切に使い分ける必要があります。

寝袋のそれぞれのタイプごとの特徴は次のとおりです。

封筒型

マミー型

・暑い季節に向いている

・布団のような感覚で眠れる

・圧迫感がないので開放的な寝心地

・ファスナーを開閉することで温度調節が自在

・ファスナーを全開にすると掛け布団やブランケットとしても使用可能

・低価格で購入できる

・寒い季節に向いている

・保温性に優れている

・身体への密着性が高いので、隙間を作りにくい

・軽量でコンパクトに収納できる

・寝返りは打ちづらい

 

②凹凸をなくすために床にマットを敷く

車のシートで寝ると、体が痛くなった経験がある方も多いのではないでしょうか。車のシートの凹凸をなくすためには床にマットを敷くのがおすすめです。マットを敷くことで、床が平坦になり、寝返りが打ちやすくなります

車中泊で使用するマットにはウレタンを使用している場合が多く、空気量によって硬さ調節が可能です。クッション性や通気性が向上することで、自宅のような快適な睡眠に近づけられるでしょう。

③首に合った形状の枕を用意する

車中泊での睡眠の質を上げるためには、枕の存在も欠かせません。枕を使用しなかったり、高さが合わない枕を使用したりしていると、肩こりの原因にもなります。

車中泊で使用する枕を選ぶ際は、コンパクトに収納できるタイプがおすすめです。中に空気を入れて自在に大きさをコントロールできる商品もあり、収納時にはコンパクトにたためます。大型のキャンプ用品では、キャンプ用の枕が首に合うかを試すことができるので、ぜひ足を運んでみてください。

車中泊での食事を快適にするアイデア3選

車中泊での食事を快適にするアイデア3選

車中泊では、車内で調理をしたり、車を横付けして外でバーベキューをしたりと、食事のスタイルは様々です。車中泊での食事をより快適にするためのアイデアを3つ紹介します。

●車載冷蔵庫を設置する

連泊することも想定される車中泊では、自宅で冷やした保冷剤を入れたクーラーボックスだけでは不十分です。車専用の冷蔵庫である車載冷蔵庫を設置することで、常に冷えた飲み物や食材を使用できます

車載冷蔵庫は車のシガーソケットから給電できますが、運転席周りに荷物を置きたくない場合や、エンジンを節約したい場合などには後述するポータブル電源を用いると車載冷蔵庫を長時間稼働できるます。車載冷蔵庫の容量は5L〜40Lと種類が豊富なので、用途に応じて適切なサイズを選びましょう。

●コンパクトな調理道具を用意する

車中泊で調理をする際、調理道具が必要ですが、サイズが大きいと生活スペースを圧迫してしまいます。そのため、できるだけコンパクトな調理道具を用意することで、生活スペースを確保した上でバリエーション豊かな調理が可能です。

車中泊におすすめのコンパクトな調理道具は次のとおりです。

  • ・トーチバーナー

  • ・ホットサンドメーカー

  • ・シェラカップ

その他にもキャンプ用のキッチンセットとして、包丁やカトラリー類がコンパクトにまとめられた商品も販売されているので、ぜひ参考にしてみてください。

●万能クッカーを使用する

車内で収納できるスペースは限られているので、クッカーは最小限にすべきです。万能クッカーである「メスティン」は、煮る・炒める・炊く・蒸すが1台でできます。また、キャンプ場でも重宝するので、車内に積んでおくと便利です。

メスティンは、多様な調理方法に対応しているだけでなく、収納性にも優れています。メスティンに収納できる代表的な物は次のとおりです。

  • ・ハンドル

  • ・カトラリー

  • ・折りたたみストーブ

  • ・底網

普段はメスティンの中に調理道具を収納し、調理時にはメスティンで多様な調理方法を行うことで、生活空間を有効活用できます。

車内を適切な気温に調節するアイデア3選

車内を適切な気温に調節するアイデア3選

寝泊まりを伴い、長時間車内で生活する車中泊では、いかに過ごしやすい気温に保てるかが重要です。車内を適切な気温に調節するためのアイデアを3つ紹介します。

●小型クーラーを設置する

車中泊では、車載用の小型クーラーを設置するのがおすすめです。車中泊で車に搭載されているエアコンを使用する場合、次のようなデメリットがあります。

  • ・社内全体の温度を変えるのに時間を要する

  • ・移動するのに必要なエンジンを消費する

  • ・就寝中に稼働させるためにはエンジンをかけておく必要がある

そのため、車に標準搭載されているエアコンは車中泊には適しません。後付けできる小型のエアコンは、車内中央に設置可能ですので、全体に風が行き渡ります。また、エンジンを使用せず、ポータブル電源などから給電するため、就寝中はエンジンを切ることが可能です。

●遮光カーテンを取り付ける

遮光カーテンは、車中泊の必須アイテムです。カーテンをしなければ、日光が直接車内に降り注ぎ、太陽が昇るのと同時に目覚めてしまいます。また、日光を受けることで車内温度も上昇し、たとえ小型クーラーを使用していても、エネルギー効率が悪くなるでしょう。

さらに、遮光カーテンにはプライバシー保護の役割もあります。車中泊では車内が生活空間になるので、外部から中を覗かれたくはありません。また、荷物が外から見えないので、盗難防止にも役立ちます

●網戸を取り付ける

車中泊の際の暑さ対策として必要なのが、網戸です。車中泊ではエンジンをかけっぱなしにしておくことは安全・騒音の観点からできません。そのため、就寝中の暑さ対策としては、小型クーラーや扇風機が考えられますが、いずれも電気を必要とします。

網戸を使用することで、窓を開けた状態でも虫を車内に入れずに外気を取り込めます。網戸はランニングコストがかからないだけでなく、100円ショップでも販売しているので、コスパを重視する方にもおすすめです。

車中泊での照明・エンタメに関するアイデア3選

車中泊では、1日における各シーンに応じて照明の明度や色を使い分けるのが望ましいです。また、車内の満足度を上げるためにはエンタメ要素も欠かせません。照明・エンタメに関する車中泊を快適にするアイデアは次の3つです。

●エネルギー効率の高いランタンを使用する

車中泊では、エネルギー効率が高く、火事の心配もないLEDランタンがおすすめです。標準装備されているルームランプは、使用し続けているとバッテリー上がりが発生する恐れがあります。また、光量が少ないため、料理の際に不便に感じてしまうかもしれません。

 LEDランタンのメリットは次のとおりです。 

  • ・天井にぶら下げることが可能なので、社内全体を照らせる

  • ・暖色と白色を使い分けられる

  • ・ポータブル電源を持ち込むと、常時点灯させられる 

ランタンは車中泊で旅をした先のキャンプでも持ち運んで使用できるので、車に積んでおくと便利です。

●ポータブル音楽プレーヤーを常備する

狭い車内ではできることが限られています。移動中に文字や動画を見ていると酔いやすい方もいるでしょう。そのため、ポータブル音楽プレーヤーを常備しておくと退屈せずに、車内生活を楽しめます

スマホから音楽を流すこともできますが、ついつい余計な情報を検索してしまったり、連続再生ができなかったりします。ポータブル音楽プレーヤーは、インターネットに接続されていないため、流れてくる音楽やラジオだけに集中でき、ストレスなく車内を過ごせるでしょう。

●動画が見れる液晶やタブレットを設置する

車中泊では、動画が見れる液晶やタブレットを設置しておくと、移動中や食事、就寝前などに快適な時間を過ごせます。また、行き先を大画面で調べることもでき、酔いを防止できるだけでなく、旅の楽しさも膨らみます。

特に雨天時などの外に出られない状況では、車内でいかに楽しめるかが肝です。動画配信サービスなどの動画を事前にタブレットにダウンロードしておくと、車内で快適な映画鑑賞も可能になります。

快適な車中泊に絶対欠かせないアイデア「ポータブル電源」

快適な車中泊に絶対欠かせないアイデア「ポータブル電源」

車内で生活する上で欠かせないのが電力です。車のシガーソケットからも供給可能ですが、エンジンを停止すると使えません。また、エンジンをかけ続けていると騒音トラブルにつながる恐れもあります。

車中泊における電気の供給源として必需品とも言えるのが「ポータブル電源」です。ポータブル電源とは、大量の電気を蓄電し、スマホや電気毛布、ポータブルクーラー、電気ケトルなど様々な家電に給電できる持ち運び可能の蓄電池を指します。車中泊において、ポータブル電源があることで次のようなメリットがあります。

  • ・小型クーラーや電気毛布により就寝中の温度調節ができる

  • ・電子レンジや電気ケトルなどの家電を用いた時短料理ができる

  • ・スマホや旅先で使うカメラを常にフル充電にしておける

数あるポータブル電源メーカーの中でも、Jackeryのポータブル電源は容量別の商品バリエーションに優れ、ソーラー充電にも対応しています。Jackery製の商品の中で車中泊に向いているのは、「Jackery Solar Generator 2000 Plus」「Jackery Solar Generator 1000 Plus」です。

●Jackery Solar Generator 2000 Plus|ジャクリソーラージェネレーター2000プラス

「ポータブル電源 2000 Plus」と「ソーラーパネル 200 W」がセットになっているJackery Solar Generator 2000 Plus定格出力3000Wと高出力な上に、合計10出力ポートからの電力供給が可能なので、複数人での車中泊でも活躍します。また、付属しているソーラーパネル 200 W(6枚)を使用することで最大2時間でフル充電が可能です。

多くの電力を要するエアコンや電子レンジも使用できますソーラーパネルは最大25%の変換効率を実現し、少ない太陽光で発電が可能なので、曇りの日でも安心して蓄電できます。さらに、45℃の高い気温でも動作する高温耐性を備えているので、エンジンの熱がこもりやすい車内でも安全です。

製品名 Jackery ポータブル電源 2000 Plus

容量

2042.8Wh(最大12kWhまで拡張可能)

定格出力

3000W/正弦波(最大瞬間出力:6000W)

出力ポート数

ACⅹ5、DCⅹ1、USBⅹ4

充電時間

AC充電:2時間
ソーラー充電:最速2時間
シガーアダプター:25時間

寿命/サイクル数

約4000回サイクル
※4,000回サイクル放充電後も工場出荷時の容量の70%以上をキープできます。

保証期間

5年間

●Jackery Solar Generator 1000 Plus|ジャクリソーラージェネレーター1000プラス

「ポータブル電源 1000 Plus」と「ソーラーパネル 100 W」をセットにしているJackery Solar Generator 1000 Plus。定格出力が2000Wのため、自宅にあるほぼ全ての家電を車内で稼働させられます長期間の車中泊により、自宅で充電した電気が切れる心配がある方も、移動しながらソーラーパネルで充電が可能です。

車載冷蔵庫や液晶テレビが使用できるので、快適な車中泊ライフが送れます。また、さらに大容量の電力供給が必要な場合は、バッテリーパックを3つ追加することで、5kWhまで容量を拡張できます。

製品名 Jackeryポータブル電源1000Pro

容量

1264Wh(5kWhまで拡張可能)

定格出力

2000W/正弦波(最大瞬間出力:4000W)

出力ポート数

ACⅹ3、DCⅹ1、USBⅹ4

満充電時間

AC充電:1.7時間
ソーラー充電:最速2時間
シガーアダプター:7時間

寿命

リン酸鉄リチウムイオンバッテリー採用
4000サイクル数(10年以上使える)

保証期間

5年間

まとめ|車中泊を快適にするアイデアを実践しよう

車中泊を快適にするアイデアを取り入れることで、車中泊の満足度は高まります。特に、睡眠、食事、気温、照明、エンタメという優先順位で工夫していくのがおすすめです。

この記事で紹介した車中泊快適アイデアを取り入れて、あなただけの車中泊ライフをぜひ充実させてみてください。


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