日常生活に防災を取り入れよう

大きな地震が起こるたび、私たちは「日々の備えが大事」だと痛感してきました。しかし、いつ起こるかわからない災害のために「備える」ことは簡単ではありません。そこで、いま注目を浴びているのが「防災を日常生活の中に取り入れる」ことです。今回は「住まい」「食料」「ライフライン」の3つをテーマに、無理なく取り入れられる防災対策についてご紹介します。

食べ物の防災対策

食べ物の防災対策

温かい食べ物を食べられるようにしておく

人間の体は、体温を維持することで体力・免疫力を保持します。1度体温が低下すると免疫力は3割も低下するといわれており、災害時でも体温を保つことは重要です。カセットコンロなどを用意して、温かいものがとれる環境を整えておきましょう。高出力対応のポータブル電源があれば、IH調理器を使って鍋などを作ることもできます。

栄養不足に野菜ジュースと粉末青汁

非常食や保存食は、乾パンやインスタント麺などの炭水化物が多く、缶詰も味が濃いものが多い傾向にあります。保存食や非常食は、生き延びることに特化した食事なので、野菜を使っているものが少なく、気が付くと野菜不足になってしまいがちです。そんなときに重宝するのが、野菜ジュースや粉末青汁です。粉末青汁や乾燥野菜があれば、スープに入れるだけで手軽に野菜を摂取できます。

ローリングストックで食べなれた食品を備蓄

災害発生時、コンビニやスーパーの商品が無くなり、棚が空になるかもしれません。そのために非常食を用意するのが一般的ですが、ここ数年、注目されているのが、ローリングストックです。普段食べているインスタント食品やレトルト食品などを常に1週間分備蓄することで、賞味期限切れの心配がなく、いつ災害が起こっても普段食べなれているもので、食料確保しておくことができます。

ペット、赤ちゃん、高齢者の備えも

防災グッズは、一般的な家庭を想定しており、家族の事情によって備えは変わります。特に赤ちゃん、高齢者がいる、ペットを飼っているなど、それぞれの事情に合わせて災害に備えることが大切です。

例えば赤ちゃんがいるなら、避難所で支給されるものは大人用が基本です。赤ちゃんに必要なミルク、おむつ、子供服、アレルギー対応の薬などは自分で用意しておきましょう。

高齢者なら、補聴器や老眼鏡、入れ歯といった生活用品や常備薬、介護用おむつを多めに用意しておくと安心です。

ペットについては、必要なものは自分たちで用意するのが原則。ペットフードやトイレシート、ペットを運ぶためのケージやリードも忘れず用意しておくこと。

また、避難所では見知らぬ人たちとの集団生活になるので、普段から人に慣れさせる、ケージで長時間過ごす訓練をしておくと良いでしょう。

普段からできる住まいの防災

普段からできる住まいの防災

家具の配置を見直す

普段からできる防災対策の一つが家具の配置を見直すこと。まずは以下のポイントを参考に現在の自宅の配置を見直してみましょう。
●寝室や子供・高齢者の部屋、出入口付近にはできるだけ背の高い家具は置かない。
●就寝位置を家具から離す。
●重量のある家電製品はできるだけ低い位置に置く。

二次災害を防ぐ家の防火対策

「二次災害」とは、最初に起こった災害によって、さらに別の災害が起きること。特に起こるのは火災です。火災を防ぐためには住宅用消火器の設置に加えて、住宅用火災警報器、漏電遮断器、感震ブレーカーなど、もしも火災にあった時に備えておくことが重要です。

1981年以前の建物は要注意

建物には「耐震基準」が存在しますが、1981年6月以前に建てられた建物には、旧耐震基準が適用されており、現在の新耐震基準と比べて大規模地震が発生した時の被害が大きくなる可能性があります。自宅や実家の築年数を確認し、必要であれば耐震工事を検討しましょう。

利用イメージで最適なモデルを考える

ライフラインを確保する

ライフラインを確保する

通信手段を確保する

大規模な災害時には電話がつながらない、通信回線が使えないこともあります。スマホが使えないときに備えて、公衆電話の場所を把握しておく、油性マジックでガムテープに文字を書いて家族へのメッセージを壁に残すなど、家族間で連絡手段を決めておくことも大切です。

トイレが無くても介護用品を活用

災害時に問題になるのは、住まいや食料だけではありません。水が流れなければトイレも使えないため、排泄のケアも、忘れてはいけない大切なポイントです。意外と頼りになるのが介護用品です。「尿とりパット」や「体ふきシート」などを準備しておけば、トイレに行けなかったり、体を洗うことができなかったりしても安心です。また、使った後はビニール袋に入れて捨てられるので衛生的です。

石油ストーブが意外と役立つ

2011年に起こった東日本大震災で、実は石油ストーブが役に立ったのをご存じでしょうか。電気やガスが止まっても、石油ストーブなら灯油さえあれば、使うことができます。暖をとるだけでなく、ストーブの上にフライパンを置いて、ウインナーやお餅を焼いて食べることもできるので重宝します。

ポータブル電源とソーラーパネルで電気をストックする

かつて水や食料は備蓄できても、電気は備蓄できないものでした。しかし、いまはポータブル電源とソーラーパネルがあれば、太陽光で電気を作って貯めておき、必要なときに使うことができます。

例えば「Jackery ポータブル電源 1500」は、災害時の緊急電源として3~6日程度使用することができます。スマートフォンなどの充電に加えて、1800Wの定格出力に対応しているため、電子レンジやIH調理器、ホットプレートなどの調理家電に加えて、暑さ寒さをしのぐ、電気毛布や扇風機といった、消費電力が1800W以内の家電を使用できます。さらにソーラーパネルと組み合わせれば、停電の時でも太陽光で電気を作って貯めておけるので、安心です。

まとめ

まとめ

今回紹介した対策は、ほとんどが日常生活の延長で取り組めるものです。自分のライフスタイルに合わせて、まずはできることから始めてみましょう。

地震対策では、住まいの耐震補強も大事ですが、「家の中で転倒したら避難経路を塞いでしまって逃げられなくなる」「ここはケガをしそうだな」と危険箇所を意識するだけでも変わってきます。

普段の生活の中で無理なく実践できる防災対策を心がけてみてはいかがでしょうか。

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