節電の主役は扇風機?エアコン×扇風機の省エネな使い方

節電の主役は扇風機?エアコン×扇風機の省エネな使い方を紹介

日本の家庭に広く普及し、夏の涼を提供してくれている家電が扇風機。「夏になると、扇風機は回しっぱなし」なんてご家庭も多いはず。しかし、扇風機をずっと使っていると気になるのが電気代です。

「扇風機って電気代どれくらいだろう?」

扇風機を使って節電ができないかな

こんな疑問も出てきますよね。実は扇風機の上手な使い方を知らないと、電気代を損している可能性があります。この記事では、扇風機とエアコンの電気代比較や、扇風機を使った節電アイデアまで紹介して行きます。

扇風機とエアコンの電気代を比較!節電するなら扇風機

扇風機とエアコンの電気代を比較!節電するなら扇風機

まずは、扇風機とエアコンの電気代を計算して行きます。電気代の計算方法と条件は以下の通りです。

計算方法:kw(消費電力)×kWh(電気料金単価)×時間

扇風機の消費電力:40W(計算時は40W÷1000wh=0.04kW)

エアコンの消費電力:最大1000W(計算時は1000W÷1000wh=1kW)

料金単価:東京電力スタンダードプランS 121kWh〜300kWhの36.60円(2023年6月1日現在)

それでは、次で計算して行きます。

エアコンと扇風機の電気代

1時間・12時間・1ヶ月・1年のそれぞれで計算しました。24時間扇風機をつけているのは現実的ではないため、1日12時間稼働で設定させてもらいます。

エアコンと扇風機の電気代を、表にまとめたので参考にしてください。

 

1時間

12時間

1ヶ月

1年

扇風機

1.464円

17.568円

約527円

約6,412円

エアコン

36.6円

439.2円

13,176円

160,308円

※1ヶ月は1日12時間×30日 1年は1日12時間×365日で計算

同じ使用時間で見ると、扇風機の方が節電になりますね。

エアコンを12時間365日使うご家庭は少ないので。実際はもう少しエアコンの電気料金はお安くなると思います。

それでも、1時間あたりの電気代の差がおよそ35円あるので、扇風機がいかに節電になる家電かわかります

扇風機とエアコンを併用して節電する方法

扇風機の電気代が安いことがわかりました。しかし、暑い夏にはエアコンを使わないと室内でも熱中症のリスクがあります。

実際に総務省消防庁の発表によると、令和4年8月の熱中症による救急搬送の39%が住居での熱中症となっています。

(出典:総務省消防庁 報道資料 令和4年8月の熱中症による救急搬送状況)

エアコンを切ることはできないので、設定温度を1℃だけ下げる節電がおすすめ。総務省からも、エアコンの温度設定を1℃上げるだけで、13%も消費電力を削減できると発表されています。

(出典:環境省 家庭でできる節電アクション)

先程計算した1ヶ月あたりのエアコンの電気代に当てはめると、単純計算で1ヶ月あたりおよそ1,712円も節電になります。そこで、扇風機とエアコンを同時に使って、「エアコンの設定温度を1℃下げる」無理のない節電方法を紹介します。

①エアコンの冷たい空気を扇風機で循環

エアコンで冷えた空気を、扇風機で部屋中に回して部屋の温度を下げれば、節電につながります。冷たい空気は床に溜まる性質があります。せっかくエアコンから排出された冷たい空気も床に溜まっていては、部屋や人間の体を冷やしてくれません。

そこで、扇風機で床に溜まった空気をかき混ぜて、部屋全体を冷やしてあげると言うわけです。扇風機の置き方のコツとしては、

l 床の空気を持ち上げたいので、扇風機は上向き

l エアコンと対角に置くと良い

l エアコンの吹き出し角度は水平にする

になります。

もちろん、エアコンの効いた部屋で扇風機を回して、直接体を冷やすのも効果的です。エアコンと扇風機を併用して、設定温度を1℃上げてみましょう。

②冬も扇風機とエアコンを使えば節電になる

扇風機を使うのは、夏と思われがちです。しかし、冬もエアコンと併用すれば電気代の削減につながります。暖かい空気は、天井付近に溜まる性質があります。天井を温めても、ソファなどに座っている人は暖かくなりませんよね。

暖房を使う場合は、扇風機を天井に向けて暖かい空気をかき混ぜて部屋全体をあたためてあげましょう

節電になる扇風機の3つの使い方

節電になる扇風機の3つの使い方

扇風機はエアコンと併用する以外にも、節電の使い道が以下3あります。

窓を開けて扇風機を置く

扇風機の前に氷水を置く

浴室乾燥を扇風機に変える

扇風機の節電になる使い方について、ひとつずつ解説して行きます。

①窓を開けて扇風機を置く

窓を開けて扇風機を窓辺に置くと、空気の入れ替えができて節電につながります。

具体的に言うと、

外気温より室内温度が高い【外気温<室内温度】=扇風機を室内に向けて涼しい空気を取り入れる

外気温より室内温度が低い【外気温>室内温度】=外の空気が入りにくくなる

と言う方法です。

夜の睡眠時に、「エアコンはつけたくなし、扇風機の風も嫌なんだよな」と言うときに役に立ちます。また、扇風機を窓辺に置いて、エアコンを動かさずに済んだら節電になりますよね。扇風機を使う場所も考えてみましょう。

②扇風機の前に氷を置く

扇風機の前に氷や保冷剤を置いて扇風機を回せば、扇風機の風が冷たく感じられます。涼しい風を浴びられるので、エアコンの設定温度を下げられますね。

扇風機の前に置いた氷や保冷剤が溶ける時の気加熱を利用する方法で、扇風機に保冷剤を取り付ける専用の商品も発売されています。

氷や保冷剤をボウルに入れて、扇風機の前におけばOKです。かんたんにできるので、試してみましょう。

③浴室乾燥機を扇風機乾燥に変える

雨の日の洗濯乾燥を浴室乾燥じゃなく、扇風機による乾燥に変えると節電になります。雨の日などに活躍する浴室乾燥機って、実は消費電力の大きい設備なんです。浴室乾燥機の消費電力は、およそ1250Wもあります。1時間あたりの電気代を計算すると45.75円と場合によってはエアコンよりも高額。洗濯物を乾かすには、もったいない費用に感じられます。

扇風機を使った洗濯物の乾かし方は以下の通りです。

1. 浴室物干し竿に洗濯物を並べる

2. 浴室入り口に扇風機を置く

3. 浴室換気に向けて下から上に扇風機の風を当てる

扇風機で送風すると風の流れができるので、服が乾くときに出る湿気をどんどん換気扇に送り込めます。すると、浴室内の湿度が低く保てる+風の効果で早く乾きます。部屋干しの嫌な匂い対策にもなるので、おすすめの節電方法です。

節電になる扇風機はDCモーター型!

節電になる扇風機はDCモーター型!

扇風機にはAC(交流)モーター型とDC(直流)モーター型の扇風機があります。どのような違いがあるか、

DCモーター扇風機について

DCモーター扇風機とACモーター扇風機のメリットデメリット

ACモーター型扇風機とACモーター扇風機の電気代比較

の3つで紹介して行きます。

DCモーター型扇風機とは?

DCモーター型扇風機とは、DC(直流)モーターを使った扇風機です。

なぜDCモーターを使うかと言うと、AC(交流)モーターに比べて風量を細かく調整できるからです。細かく風量を調整できると、好みの風を体に浴びることができます。まるでそよ風のように心地よい風を体に浴びせることもできるんです。

では、次にDCモーター型の扇風機とAC型扇風機のメリット・デメリットを比べて行きます。

DCモーター型扇風機とACモーター型扇風機のメリット・デメリット比較

 

メリット

デメリット

DCモーター型扇風機

風量調整が細かくできる

消費電力が少ない

音が静か

おしゃれな商品が多い

価格が高い

 

ACモーター型扇風機

価格が安い

風量調整が3段階程度しかない

音が大きくなりがち

DCモーターに比べて消費電力が大きい

パッと表だけ見ると、DCモーター型扇風機のメリットの方が多いです。「じゃあ、DCモーターを買っておけばいいじゃん」と思いがちですが、DCモーター型扇風機は価格が高いという大きなデメリットがあります。高額なもので5万円もする扇風機があるくらいです。

とはいえ、1万円程度で購入できるDCモーター型扇風機もあります。家電量販店でDCモーター型扇風機を試しに使ってみて価格の高さに納得できるなら購入しても良いでしょう。

ACモーター型扇風機と電気代を計算

DCモーター型の扇風機は、消費電力が最大でも20W程度です。ACモーター型扇風機に比べて半分近く省エネになります。DCモーター型扇風機を今回の計算に当てはめると、

1時間:0.732円

12時間:8.784円

1ヶ月:約263円

1年:約3,206円

になります。

とにかく節電になる扇風機が欲しい」と言う方は、DCモーター型扇風機を選びましょう。

節電するならJackery Solar Generator!太陽光発電で扇風機も長時間に稼働!

節電するならJackery Solar Generator!太陽光発電で扇風機も長時間に稼働!

Jackery Solar Generator(ポータブル電源・ソーラーパネルセット)を使った節電方法もおすすめです。「ポータブル電源で節電?」「ポータブル電源への充電で、電気代がかかるじゃん」と思っていますね。ポータブル電源とソーラーパネルを使えば、太陽光発電を利用できるので、節電しつつ快適に暮らせるんです。長寿命で高出力のリン酸鉄リチウムイオンバッテリー採用したJackery Solar Generator 2000 Plusを持って節電する方法について詳しく紹介して行きます。

Jackery Solar Generator 2000 Plus ポータブル電源 ソーラーパネル セットとは

Jackery Solar Generator 2000 Plus ポータブル電源 ソーラーパネル セットとは

Jackeryポータブル電源2000Plusとソーラーパネル200wを組み合わせたJackery Solar Generator 2000 Plusに、以下のような特徴があります。

200Wソーラーパネルを6枚使えば2時間で充電可能

定格出力3000Wの高出力

定格容量2042.8Whの大容量、最大12kWhまで拡張できる

安全のリン酸鉄リチウムイオン電池を使用

専用アプリでバッテリー残量や遠隔コントロールに対応

定格出力3000Wと高出力で、消費電力が高い1200W程度のドライヤーなど、高消費電力な家電も使えます。日常使う様々な家電の電源を、ポータブル電源から供給できますね。充電しておけば、いざという時の電源としても活躍するため、防災用としてもおすすめです。

Jackeryポータブル電源2000Plusで使える家電一覧

Jackeryポータブル電源2000Plusで使える家電の一部を紹介します。(下記に限りません

家電

消費電力

稼働時間

扇風機

40W

約41時間

ドライヤー

1200W

約1時間

電子レンジ

960W-1160W

約1.5時間

テレビ

50W

約32時間

 コーヒーメーカー  1500W  約1.1時間

扇風機は41時間も稼働してくれます。また、ドライヤーや電子レンジも1時間連続で使うことはなかなか無いので、十分な稼働時間と言えるでしょう

Jackery Solar Generator で節電する方法

①太陽光で発電した電気で家電を動かす

Jackeryポータブル電源をソーラーパネル太陽光発電で充電し、家電を動かせば節電になります。Jackeryポータブル電源2000Plusは、200Wのソーラーパネル6枚を使って約2時間で充電ができます。太陽光発電で充電した電気は自然エネルギーですので、家電を使っても電気代はかかりません。

さらに、Jackeryのソーラーパネル「Jackery SolarSaga 200」は、置き型のソーラーパネルだから、工事も不要です。ベランダなどで充電できるため、後付けでソーターパネルを屋根に載せるより手軽に太陽光発電を導入できます。エコな電力で、節電して快適な暮らしをしましょう。

②電気代の安い夜間電力を活用する方法

Jackeryポータブル電源2000Plusを使えば、雨に日でも料金の安い夜間電力を利用して電気代の節約ができます

東京電力の夜トクプラン「夜トク8」では、

l 午前7時〜午後11時:32.71

l 午後11時〜翌午前7時21.75円

と夜間の電力料金の方がお安くなっています。

夜間電力でJackeryポータブル電源を充電して、どれだけお得か計算しました12時間まるまる扇風機を動かしたとして、1日5.2円も節電になります。(1日12時間扇風機を使ったと仮定) 

なお、電気料金プランによっては、夜間電力がお安くなり場合もあります

まとめ

扇風機は電気代は安く、うまく使えば快適さを保って節電できるアイテムです。しかし、いくら節電だからと言って熱中症になるほど我慢してはいけません。体に負担をかけないよう、エアコンを使いながら適度な節電を心がけてください。


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