庭バーベキューの煙対策7選!煙によるリスクや重宝するアイテムも紹介

庭バーベキュー

バーベキュー場に出かけることなく、気軽に楽しめる庭バーベキュー。時間とお金を節約できるだけでなく、家にある食器や家電をそのまま使用できます。

魅力が多い庭バーベキューですが、バーベキューコンロから出る煙を懸念されている方は多いのではないでしょうか。ご近所迷惑になったり、健康面でのリスクがあったりと煙対策が欠かせません。

この記事では、庭バーベキューにおける煙対策について解説します。煙によるリスクや煙を出さないためのアイテムも紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

庭バーベキューで出る煙による5つのリスク

庭バーベキューで出る煙によるリスク

バーベキュー場では気にしない煙ですが、庭で発生するといくつかの弊害が起きます。ご近所トラブルを招いたり、消防車が出動する大事態にまで発展する恐れがあるのです。庭バーベキューで出る煙によるリスクを5つ紹介します。

干している洗濯物に臭いが移る

バーベキューの煙が干してある洗濯物の方に行くと、洗濯物が油臭くなる恐れがあります。せっかく洗濯した衣服類は、丸ごと洗い直しです。

また、窓を開けたままバーベキューをしてしまうと、部屋の中の家具にまで煙の匂いが染み付くこともあるでしょう。洗濯物は湿っているので、特に匂いがつきやすいです。バーベキューを始める前に洗濯物を待避させておきましょう。

ご近所から苦情がくる

バーベキューの煙はご近所トラブルを招きかねません。特に、集合住宅や隣の家と距離が近い一軒家にお住まいの方は注意が必要です。バーベキューの煙によって、ご近所に与える影響を紹介します。

  • ・煙の匂いが臭い

  • ・煙が洗濯物に付いて、洗い直しになる

  • ・窓を開けられない

楽しい庭バーベキューですが、実はご近所に不快感を与える可能性があることを考慮しておきましょう。苦情が来ることで、ご近所付き合いが険悪化したり、家主から部屋を追い出されたりといったことにもなりかねません。

●火災と間違われて通報される

家から煙が立っていると、近隣住民から火災が起きたと勘違いされる恐れがあります。最悪の場合、消防隊や警察が駆けつけるような事態にも発展しかねません。

火災と誤認されなくても、迷惑という理由で通報される可能性もあるでしょう。罰金はなかったとしても氏名・住所・状況などを詳細に聞かれ、多大な時間をロスする恐れがあります。最悪の事態に備えた対策が必須です。

●火災警報器が作動する

消防法によって全ての住居に火災警報器の設置が義務付けられています。バーベキューの煙によって火災警報器が反応してしまうと、音を止めるまでに時間を要することでしょう。

また、集合住宅の火災警報器が反応してしまうと、近隣住民に火災と間違われて、通報される可能性もあります。集合住宅全体を管理している火災警報器は自分で止めることができません。そのため、管理人に連絡して止めてもらうまで警報が鳴り続けることになります。

●がんや認知症等の疾患を患う

バーベキューの煙には、健康被害をもたらす因子が潜んでいます。例え近隣住民への影響を無くしたとしても、煙を吸い続けることは危険です。バーベキューの煙に含まれる成分とそれがもたらす健康被害を紹介します。

煙に含まれる成分

健康被害

PAHs

・肺に吸収されやすい

・がん、DNA突然変異を患うリスクがある

UFP

・脳を含む体全体の器官に影響がある

・認知症、アルツハイマー病、脳障害のリスクがある

炭化水素

・肺の刺激症状が起こる

・不整脈や突然死の危険がある

・肺の奥深くまで到達する

・呼吸器疾患を引き起こすリスクがある

庭でバーベキューをする際の煙対策7選

楽しい庭バーベキューで近隣に迷惑をかけず、健康被害も防ぐためには煙対策を万全にしておく必要があります。食材の量が少ないので、煙による被害もないだろうと高を括っていると、万が一の事態に慌ててしまいます。庭でバーベキューする際の煙対策は、以下の通りです。

無煙のバーベキューコンロを使う

使用するバーベキューコンロは無煙タイプを選ぶことで、煙を抑えられます。無煙バーベキューコンロで煙が出ない理由は、肉や魚の油が直接熱源に触れないためです。また、高温過ぎると油が煙火しやすいため、適度な210〜250度以内に抑えられています。

無煙バーベキューコンロを選ぶ上でのポイントは、「熱源」と「熱源の位置」です。熱源になる炭火、カセットガス、電気の3種類の特徴を紹介します。

熱源

特徴

炭火

・アウトドアらしい独特の香りが楽しめる

・遠赤外線で中までじっくり火を通す

・火起こし、後始末に時間がかかる

カセットガス

・ハンドルを回すだけで着火できる

・初心者が扱いやすい

・家庭料理でも使用できる

電気

・炭やガスなどの燃料を必要としない

・煙の発生が少ない

・火災の危険がない

熱源の位置は、プレートの上か下かの2つのタイプがありますが、高温になり過ぎて煙が出るのを抑えるためには上から熱するタイプがおすすめです。

鉄板・溶岩プレートを使用する

熱源に肉や魚の油が触れることがない鉄板や溶岩プレートも、煙対策として効果があります。特に溶岩プレートは無数に空いている穴が油を吸収するため、煙が立つのを防ぎ、遠赤外線でお肉を美味しく仕上げられるのでおすすめです。

重さがあるのでデメリットですが、持ち運びの手間がかからない庭キャンプでは問題ありません。煙対策をしながら、美味しいバーベキューになる溶岩プレートをぜひ活用して見てください。

煙や臭いが出にくい炭を選ぶ

バーベキューで使用する炭によっても、煙の量や臭いは異なります。庭バーベキューに向いているおすすめの炭と特徴は、以下のとおりです。

炭の種類

特徴

備長炭(白炭)

・長時間燃焼する

・煙や臭いが少ない

・価格はやや高め

オガ炭(練炭)

・火の粉の飛び散りが少ない

・煙や臭いは控えめ

・食材の中まで火が通りやすい

・価格が安い

炭に着火する際にも煙が出やすいので、着火剤を使うことで煙や臭いを抑えられます。バーベキュー初心者にはオガ炭(練炭)、中上級者には備長炭(白炭)がおすすめです。

網の上にアルミホイルを敷く

バーベキューグリルの網の上にアルミホイルを敷いておくことで、肉や魚の脂やタレの油が炭の中に落ちるのを防げます。肉や魚の脂やタレの脂は、炭に直接触れて熱されると油の粒子が炭化し、蒸発した水分と結合して煙になります。

アルミホイルを網の上に敷くことで油が直接炭に触れないだけでなく、網に油が付着しないので、次回使う際にも煙を立たせません。また、網の上にアルミホイルを敷くことには、煙対策以外にも以下のようなメリットがあります。

  • ・網に食材が焦げ付かないため、掃除がしやすい

  • ・熱源の熱を反射させて、網が暖まる

油・タレの多い食材を控える

煙の原因になる油・タレが多い食材を控えることで、煙の発生を抑えられます。油・タレが多い食材の例は、以下のとおりです。

  • ・肉(バラ・サーロイン・ホルモン)

  • ・魚(マグロ・秋刀魚・サバ)

  • ・アボカド

  • ・ナッツ類(アーモンド・マカダミアナッツ)

  • ・タレの付いたカルビ・ロース

どうしても庭で焼いて食べたい場合はアルミホイルを敷いたり、煙が出にくい炭を選んだりする工夫をしましょう。また、油の多い食材を使った料理だけは家のキッチンで調理をするという方法もあります。

煙が出にくいメニューを選ぶ

煙が出やすい食材を控えるのと同時に煙が出にくいメニューを選ぶのも重要です。特に、野菜・果物・きのこ類は油が少ないので、庭バーベキューで使用するのに向いています。

肉や魚の中でも、以下のような食材は油が少ないです。

  • ・鶏むね肉

  • ・鶏ささみ

  • ・くじら肉

  • ・馬肉

  • ・カレイ

  • ・くろかじき

  • ・まだら

  • ・きびなご

さらに、網での焼き料理ではなく、アルミホイルで包んだり、煮込んだりすることで煙対策ができます。庭キャンプでおすすめのメニューは、以下のとおりです。

煙対策メニュー

特徴

タンドリーチキン

油の少ない鶏むね肉を使用し、事前にソースに漬け込んでおきます。当日はアルミホイルに包んで焼くだけで煙を立たせず、美味しく仕上がります。

鮭のホイル焼き

鮭や野菜、きのこをアルミホイルで包んで焼くだけで完成するお手軽料理。煙対策にもなります。

鶏肉の白ワイン煮込み

アウトドアならではのダッチオーブンを使ったおしゃれな料理。煮込み料理なので、煙が立つのを防げます。

庭バーベキューすることをご近所に伝える

ご近所トラブルを避けるためには、庭キャンプをすることを事前に伝えておくことが重要です。事前に伝えておくことで、ご近所さんも洗濯物を取り込んだり、窓を閉めたりといった煙対策が行なえます。ご近所さんに伝える内容は、以下のとおりです。

  • ・庭バーベキューを行う日時

  • ・音が多少うるさくなる恐れがある

  • ・煙が届いてしまう恐れがある

事前に一言あるかないかでは、お近所さんに与える印象に大きな違いがあります。今後のご近所付き合いにも関わってくるので、周りへの配慮を忘れずに事前に対策を打っておきましょう。

煙が出ない庭バーベキューを実現するポータブル電源

煙が出ない庭バーベキューを実現するポータブル電源

庭バーベキューで煙を出すことなく、健康被害やご近所トラブルを避けられるアイテムがポータブル電源です。ポータブル電源とは、モバイルバッテリーよりも大量の電気を蓄え、家電などの電化製品に給電できる機器を指します。

ポータブル電源があることで、コンセントがない庭でも電気式のバーベキューグリルが使用できます。炭を使わないので、煙の心配がほとんどいりません。また、ポータブル電源があるメリットは、煙対策以外にも以下のような点が挙げられます。

  • ・電子レンジなどの家電を使った簡単な調理ができる

  • ・火を使わない料理なので、子供連れでも安心して楽しめる

  • ・LEDランタンを使用して、アウトドアの雰囲気作りができる

さらに、ポータブル電源はソーラーパネルと組み合わせることで、本領を発揮します。庭バーベキューをしながら電気を蓄電できるので、電気切れの心配が不要です。創業から11年間で世界販売台数300万台を突破するJackeryは、高い安全性と耐久性を誇るポータブル電源とソーラーパネルを販売しています。

庭バーベキューにおすすめの機種は、以下のとおりです。

Jackery Solar Generator 1000 Plus

1264Whの大容量かつ2000Wの定格出力を持つ「Jackery ポータブル電源 1000 Plus」と「ソーラーパネル 100W」1枚を用いて、庭バーベキューが楽しめます。

商品の特徴

  • ・1264Whの大容量により、バーベキューグリルを1時間以上稼働させられる

  • ・多彩な出力ポートから同時に8台の家電に給電できる

  • ・リン酸鉄リチウムイオン電池を採用しているため、庭バーベキューやキャンプで4000サイクル充放電使用しても70%以上の容量を維持できる

  • ・ソーラーパネルを用いて庭バーベキューをしながら、最短2時間でフル充電できる

製品名 Jackery ポータブル電源 1000 Plus

容量

1264Wh(5kWhまで拡張可能)

定格出力

2000W/正弦波(最大瞬間出力:4000W)

出力ポート数

ACⅹ3、DCⅹ1、USBⅹ4

満充電時間

AC充電:1.7時間
ソーラー充電:最速2時間
シガーアダプター:7時間

寿命

リン酸鉄リチウムイオンバッテリー採用
4000サイクル数(10年以上使える)

保証期間

5年間

●Jackery Solar Generator 2000 Plus

製品名 Jackery ポータブル電源 2000 Plus

容量

2042.8Wh(最大12kWhまで拡張可能)

定格出力

3000W/正弦波(最大瞬間出力:6000W)

出力ポート数

ACⅹ5、DCⅹ1、USBⅹ4

充電時間

AC充電:2時間
ソーラー充電:最速2時間
シガーアダプター:25時間

寿命/サイクル数

約4000回サイクル
※4,000回サイクル放充電後も工場出荷時の容量の70%以上をキープできます。

保証期間

5年間

庭バーベキューに関するよくある質問

庭バーベキュー

初めて庭バーベキューを行う方は、事前に知っておきたい疑問があるのではないでしょうか。何も対策をせずに庭バーベキューをすると、警察沙汰になる可能性もあるので注意してください。庭バーベキューに関するよくある質問は、以下のとおりです。

●庭でバーベキューをして煙が出るのは違法になる?

庭バーベキューは基本的に違法ではありません。しかし、煙が出たり騒音が大きかったりすると近隣住民から通報されて、警察が訪問してくる可能性もあるでしょう。節度を守り、近隣住民に配慮を行った庭バーベキューにしてください。

庭バーベキュー自体は違法ではありませんが、煙による臭いは注意が必要です。洗濯物に臭いが染み付いたとして、近隣住民から洗濯物のクリーニング代を請求される場合があります。一定の要件を満たせば、近隣住民は損害賠償請求をすることが可能です。

庭バーベキューの頻度が高く、毎回近隣住居の洗濯物に被害を与えている場合は、損害賠償請求される恐れがあります。

●庭でバーベキューをして通報される理由は?

庭でのバーベキューは近隣住民の迷惑になりかねません。場合によっては通報されて、警察や消防隊が出動する事態にまで発展する可能性もあるでしょう。庭バーベキューで通報される主な理由は、以下のとおりです。

  • ・煙が立っていて、火災と間違われる

  • ・寝静まる夜間帯にも関わらず、音がうるさい

  • ・煙の臭いが住居に侵入している

●バーベキューで煙が出ない料理は?

煙を防ぐことで近隣トラブルや健康被害を避けられます。煙が出ない献立を考える際は、調理方法と食材に注意しましょう。バーベキューで煙が出ない主な料理は、以下のとおりです。

  • ・スキレットで作るすき焼き

  • ・骨付きローストチキン

  • ・スープカレー

  • ・玉ねぎのホイル焼き

煮込み料理やホイル焼き料理は、煙の原因となる油が炭に直接落ちないため、煙対策になります。また、脂の少ない野菜や果物、きのこ類を使ったメニューにしましょう。

まとめ|庭バーベキューの煙対策は万全にしよう

庭バーベキューで発生する煙によって、洗濯物に臭いが染み付いたり、がんや認知症などの疾患を誘発したりといったリスクがあります。また、騒音・煙・臭いによってご近所トラブルにもなりかねません。

この記事で紹介した煙対策を万全にした上で、庭バーベキューを楽しんでください。


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