地震が学校で起きたらどうする?学校の取り組みや危険な場所・対策グッズも解説

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地震が学校で起きたらどうする?学校の取り組みや危険な場所・対策グッズも解説

世界の約2割の大地震が日本で起きていると言われています。地震は学校にいる時に起きるかもしれません。学校にいる時の地震発生時の適切な行動を子供に教えておくことで、自分の命を守れる知識が身に付きます。また、学校がどのような地震対策を行っているのかを把握しておくことも重要です。

 

この記事では、学校にいる時に地震が起きた場合の正しい行動について解説します。学校の危険な場所や地震対策としておすすめのアイテムも紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

目次

学校にいるとき地震が起こったらどうする?

 

子供がほとんどの時間を過ごす学校。地震が起きた時に、適切な行動を知らなければ、パニックに陥る危険があります。いざという時に自分の身を守れるよう、以下のような被災時の行動を子供に教えておきましょう。

1|危険な場所から離れる

地震が起きた時、まずは危険な場所から離れてください。その場に先生がいるとは限らないので、自分の安全は自分で確保する必要があります。学校における危険な場所の特徴は、以下のとおりです。

・ガラス窓が近くにある

・背の高い樹木がある

・天井に照明器具が吊るしてある

・重たい物が高い位置に積んである

・ガスが通っている 

周囲を確認して、物の落下・転倒、ガラスの危険がないか確認しましょう。危険な場所を事前に把握していると、地震が起きてもすぐに逃げられます。

2|頑丈な机の下に身を伏せる

安全な場所に移動したら、頑丈な机の下に身を伏せます。ただし、震度7のような強い地震では、机ごと飛ばされる危険もあるので、重量がある頑丈な机を選んでください。頑丈な机の下に隠れることで、天井からの落下物や重たい物の転倒から身を守れます。 

机の下では、鞄や本などで頭を守りましょう。守れる物がなければ、手でも構いません。また、机から体がはみ出ないように、できるだけ小さくするのがポイントです。揺れが収まるまでは、決して机の外に体を出さないようにしてください。

3|揺れが収まったら教員の指示に従う

揺れが収まったら、館内放送や教員の指示に従って、速やかに避難します。避難する際には、以下の3つを守って行動してください。特に、階段で押し合うと、二次災害を招きかねません。

・押さない

・走らない

・話さない 

地震によって自分や他の生徒が怪我をしている場合や火事が発生している場合は、大きな声で先生を呼びましょう。単独行動はせずに、必ず他の生徒と一緒に避難する必要があります。

地震に対して学校ができる取り組み・対策

 

地震に対して学校ができる取り組み・対策

子供を守るために、学校はどのような地震対策を行っているのか、気になる親御さんも多いでしょう。多くの学校では、以下のような建物自体の耐震構造は勿論のこと、日々の安全点検や子供への防災教育を通して、子供を地震から守る取り組みを行っています。

免震・制震・耐震構造

子供が一日の大半を過ごす場所である学校は、安全な構造でなければなりません。それぞれの学校で耐震化の取り組みが推進されており、免震・制震・耐震という三つの構造によって、安全な教育環境を作っています。 

地震対策の構造

特徴

免震構造

地盤と建物の間に絶縁部材を入れることで、地震の水平動が建物に直接伝わらないようにする

制震構造

建物の骨組みに揺れを吸収する装置を取り付け、地震による揺れを小さくする

耐震構造

太く頑丈な柱や梁などによって、建物が地震に耐えられるように強度を高める

非構造部材の点検

学校の建物自体の耐震化は十分でも、天井や照明器具といった非構造部材の強度が低ければ、大きな被害が及ぶ危険が高いです。非構造部材による被害を防止するために、学校では定期的に安全点検を行い、必要に応じて修理や補強を行っています。 

具体的に、非構造部材に対する安全点検の例は、以下のとおりです。 

非構造部材

安全点検

天井

ひび割れや水漏れがないか

照明器具

・変形や腐食がないか

・取り付けているボルトにゆるみがないか

窓ガラス

・ガラスにひびがないか

・ガラスに衝突する恐れがあるものが置かれていないか

書棚

取付金具がしっかり固定されているか

防災教育・避難訓練

子供を地震から守るためには、子供の防災意識を高めることも重要です。東日本大震災では、防災教育や避難訓練を事前に行っていた学校が、適切な行動を取れたという事例もあります。防災教育には、主に以下のような方法があります。

・ビデオ視聴を通して、防災に関する知識を深める

・被災者から体験談を直接聞く

・起震車や防災館で地震を疑似体験する

・災害を想定した避難訓練を行う

地震が起きたらすぐに避難!学校の危険な場所3選

 

学校には、授業で使用する分野に合わせて作られた教室が多くあります。その中には、地震が起きた時にすぐに避難するべき教室もあるのです。学校にある、地震が起きた時に危険な場所を紹介します。

図書室

大量の本が陳列された図書室では、本棚の上段から本が落下してきたり、本棚自体が転倒してきたりする危険があります。特に書架の間は、本が両側から落下してくるので危険です。地震が発生したら、速やかに本棚やガラス窓の近くから離れてください。

理科室

薬品やガラスが大量にある理科室も、危険な場所の一つです。物理的な危険として、薬品棚の転倒やガラスの飛散が挙げられます。フラスコなどの実験器具も基本的にガラスで作られているので、地面に落ちて割れた破片が飛んでくる恐れがあります。 

また、理科室にある薬品自体も危険です。薬品の液体が流出すると、引火する場合があります。最悪の場合、爆発や火災が発生するリスクもあるので、速やかに教室から出てください。

体育館

周りに物がなく、面積が広いので、安全だと思われがちな体育館にも、危険が潜んでいます。東日本大震災では、体育館の天井材や照明器具が落下した事例がありました。体育館にいる際には、天井からの落下物に注意して、壁際に身を寄せましょう。さらに、低い姿勢を維持して、鞄や本などで頭を守るのが望ましいです。

地震対策として家に常備しておくべきアイテム3選

 

地震対策として家に常備しておくべきアイテム

学校に行く前や下校後に、家で地震が起きた場合は、以下のようなアイテムを備蓄しておくことで、安全を確保できます。地震が起きてからでは遅いので、今すぐにでも揃えておくと良いでしょう。

飲料水・食料

災害時の断水に備えて、飲料水を備蓄しておきましょう。一日に必要な飲料水は、一人当たり3Lと言われています。また、手や体を洗ったり、トイレで水を流したりする際の生活用水も、1日に一人当たり10〜20L必要になります。ライフラインがいつ復旧するか分からないので、最低でも3日分の水が必要です。 

水さえあれば、4〜5日は生きながらえることができますが、健康な状態を維持するために食料も備蓄しておきましょう。災害時の食料を選ぶ際のポイントは、以下のとおりです。

・5年以上の保存期間がある

・ゴミがかさばらない

・普段から食べ慣れている

携帯ラジオ

災害が起きた際の情報収集に役立つアイテムが、携帯ラジオです。災害が起きると、被害状況や避難経路の情報を即座に入手し、正しい行動を行う必要があります。スマホも情報収集に使えますが、充電が残っているとは限りません。 

また、SNSには誤った情報も錯綜しているので、信憑性に欠けます。携帯ラジオがあると、FMの周波数で公的機関が出している正確な情報を入手できます。手回しタイプの携帯ラジオを選ぶことで、ハンドルを回して発電できるので、電池切れの心配が不要です。

ポータブル電源

地震発生時の停電対策として活躍するアイテムが、ポータブル電源です。ポータブル電源とは、消費電力の高い家電も稼働させられる大量の電気を蓄電し、コンセントからの電気の供給が途絶えた状況でも、電化製品を稼働させられる機器を指します。 

地震発生時にポータブル電源があると、以下のようなメリットがあります。

・冷蔵庫に給電し、食品の腐敗を防げる

・自宅や避難所で電子レンジや電気ケトルを稼働させ、加熱調理が行える

・電気毛布や扇風機で、快適な気温で生活できる

・電気工具を使って、壊れた家具の修復を行える

・スマホやラジオに給電し、情報収集の手段を確保できる 

災害時に使用するポータブル電源は、創業から11年間で世界販売台数300万台を突破した実績を誇るJackery製がおすすめです。Jackeryのポータブル電源は、高い耐震性が備わっているので、地震の揺れの影響を受けずに稼働させられます。また、自然放電が少ないので、地震発生時にすぐ使えます。災害対策に最適な機種は、以下のとおりです。 

Jackery Solar Generator 600 plus 

容量632Wh、定格出力800Wの.ポータブル電源と100Wのソーラーパネルを組み合わせた発電機です。総重量10.95kgという軽量かつコンパクト設計により、携帯しても迅速に避難できます。 

UPS機能を備えているため、地震によって停電が起きても、0.02秒で電気供給を切り替えることが可能です。業界をリードする最大25%の太陽光変換効率なので、曇り空でも電気を蓄え、避難生活で電化製品が使用できます。 

Jackery Solar Generator 1000 Plus 

Jackery ポータブル電源 1000 PlusとJackery SolarSaga 100W ソーラーパネルをセットにした製品です。最大5kWhまで拡張可能な大容量モデルなので、家族の人数が多くても、災害時に全員の健康的な生活をサポートします。 

AC出力やUSB出力などの計8つの多彩なポートから、消費電力の高い家電も使用可能です。IBCセル技術による高い変換効率で、避難所でも素早く太陽光発電を行います。 

Jackery Solar Generator 2000 Plus

Jackery ポータブル電源 2000 PlusとJackery SolarSaga 200W ソーラーパネルをセットにした製品です。AC5口、USB4口、シガーソケット1口の計10個のポートから、気温対策や加熱調理、スマホの充電が同時に行えます。 

約30dB以下の静音設計のため、避難所で他の被災者と騒音トラブルになる心配もいりません。自己放電率が非常に低いため、地震が発生してすぐに使えるのも魅力です。

地震が学校で起きたケースに関するよくある質問

 

これまで大きな地震を経験したことがない子供は、学校で地震が起きた際にパニックに陥る危険があります。地震が起きても冷静に行動するためには、子供の疑問を解消し、正しい知識を教える必要があります。学校で起きる地震について、よくある質問は以下のとおりです。

地震が起きると学校ではどのような被害がある?

耐震構造がしっかりしている学校では、地震が起きて建物が崩壊する被害は、ほとんどありません。その一方で、非構造部材については、以下のような被害が発生した事例があります。

・体育館に用いられるブレースの破断

・天井やガラス、配管の破損

・外壁のひび割れや落下 

学校側が安全点検を行っていたとしても、被害を完全に防ぐことは難しいです。どのような被害が起こりえるかを把握した上で、災害時の対策を講じましょう。

地震が起きた際に学校に避難するのは正しい?

地震が起きると、以下のような理由から、学校が避難所に指定されることが多いです。

・被災者が寝泊りできる広いスペースがある

・給食施設で吹き出しを作れる

・グラウンドで避難物資を配れる 

ただし、被害状況によっては、学校への避難が望ましくない場合もあるので、指定された避難所に向かうようにしてください。

地震が起きて学校が休みになることはある?

震度4以下の地震では、平常通り授業を行う場合がほとんどです。ただし、安全確保上で問題が発生すると、授業の繰り下げや臨時休業になる可能性があります。震度5弱以上の地震が起きた場合は、臨時休業となります。学校によって地震発生時の対応は異なるので、通学している学校に確認してみてください。

まとめ|地震が学校で起きたらまずは自分の身を守ろう

 

学校にいる時に地震が起きたら、まずは危険な場所から離れましょう。危険な場所とは、物の落下・転倒やガラスの飛散のリスクがある場所です。その後、頑丈な机の下に身を伏せて、地震が収まるまで待ちます。揺れが収まったら、館内放送や教員の指示に従い、速やかに避難してください。 

この記事で紹介した防災グッズも備えて、自宅と学校での防災対策を万全にしておきましょう。

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