外出時のもしもに備える「防災ポーチ」中身おすすめ10選|外出時に災害にあったときの行動

外出時のもしもに備える「防災ポーチ」中身おすすめ10選|外出時に災害にあったときの行動

「もし外出中に災害にあったら」自宅の備えは十分していたとしても、外出中の備えも考えておいて損はありません。無事に自宅に戻るためにも、防災ポーチをカバンに入れておくと安心できますよ。

今回の記事では、防災ポーチの必要性から紐解き、防災ポーチの準備についてくわしく解説します。防災ポーチの中身としておすすめアイテムを10個紹介していますので、準備を検討されている方は参考にしてください。

防災ポーチを用意する必要性と選び方

夏になると、猛暑や台風を連想する方は多いのではないでしょうか。ここ近年、自然災害が増えてきているように感じます。防災に関しての意識が高まりつつある中、防災グッズを用意する方や、備蓄を考える方は多くいます。

しかし、それは「1次防災」や「2次防災」なのです。ちょっと意識を向けてほしいのが「0次防災」のこと。ここでは「0次防災」にむけて防災ポーチを持っておく必要性についてくわしく解説します。

●「0次防災」とは

「0次防災」とは外出中に災害が発生したときに、自宅や避難所まで安全に移動するために必要な備えのことです。また、エレベーターなどに閉じ込められた場合など被災地で数時間~1晩過ごさなくてはならなくなったときの備えを言います。

0次防災では、普段使用しているカバンに入れて持ち歩けるくらいの防災グッズが推奨されています。たとえば、 携帯トイレや常備薬など、非常時に役立つグッズを詰めた防災ポーチ。防災リュックや備蓄は自宅においての備えです。もし外出先で被災した場合、手元になければ意味がありませんよね。これが0次防災です。

●日頃から持ち歩く防災ポーチの役割

防災ポーチとは外出時の被災したときの備えとして、常時持ち歩けるくらいの大きさにまとめられた防災袋のことです防災ポーチの役割として重要なのは「携帯できること」です。

困ったときの備えとしても使える携帯する日用品の備蓄ポーチ

・大切なのは大きさ。あれもこれも詰め込むと、本来の役割を超えてしまう

この2つを意識して、防災ポーチの中身の選定と入れ物の大きさを考えていきましょう。防災としての備えは、トラブルが起きた時の備えでもあります。常に持ち歩くと安心感があります。

●防災ポーチを選ぶポイント

防災ポーチは、収納性に優れていて、中身が出し入れがしやすく耐久性のあるものが望ましいです。ほかには、

外出用のカバンや旅行バックに入れてもかさばらない大きさ

ポーチ単体でも持ち歩けるデザイン

であることを意識して選びましょう。具体的な目安を言えば、15×10×6cmくらいのもので重さは500g以内が妥当な大きさと言えます。女性であればもう少し中身が増えるかもしれませんね。衛生用品の備えも必要になるかと思います。ポーチは100均でもいろんなデザインや大きさのものが販売されています。立ち寄ったときに見てみるのも良いのではないでしょうか。

防災ポーチの中身おすすめ10選

防災ポーチの中身おすすめ10選

防災ポーチの中身はどんなものをいれておけばよいのか。防災ポーチにあってよかった中身を10個紹介します。

あれもこれも入れてしまうと、適したサイズを超えてしまうこともあります。ここで取り上げたアイテムを参考にしながら、実際に想像してみて決めるのも良いでしょう。

①モバイルバッテリー&充電コード

日常から使用しているスマホは、朝一なら満充電であるかもしれません。しかし、日常で隙間時間を埋めてくれる便利なものであるスマホのバッテリーは、災害に合うと瞬く間に減っていきます。スマホが使えなくなると、一気に不安が押し寄せてくることも。モバイルバッテリーと充電コードは防災ポーチになくてはならないアイテムです。最低でも自分のスマホが1回分フル充電できる容量のモバイルバッテリーを入れておきましょう。

②作業用手袋

作業用手袋は、崩れた瓦礫を取り除いたりするときに使用しますが、最優先はよく使うことになる手を保護するためのものです。よく「軍手」があげられていることがありますが、

自分の手に合ったものであること

滑り止めがついているもの

でなければ、返って使いにくくなる恐れがあります。作業手袋であれば、様々なサイズや用途に優れたものが販売されているので、軍手よりも重宝するでしょう。

除菌シート

外出時に災害に合うと、「手を洗う」「手先を消毒する」ことが困難な場合があります。水が使えない状況も想定しておきましょう。汗をかいたときにカラダを拭くこともできます。除菌シートは入れておいて損はありません。

➃小銭&テレホンカード

「スマホがあれば大丈夫。」

災害時は、この根底が崩れてしまいます。ネットが混線して使えなくなる状況も考えておかなければなりません。停電するとコンビニなどのレジは使えなくなるため、スマホによる電子決済も使えなくなります。

連絡手段が閉ざされたとき、公衆電話を使えるよう小銭とテレホンカードを入れておくと便利です。「財布を見たら小銭がなかった」としても、防災ポーチに入れておけば何かと助かる場面がありそうです。

携帯用トイレ

携帯用トイレは非常時にあるととても重宝します。人間の生理現象は待ったナシです。

「近くにトイレが見当たらない」

「エレベーターに閉じ込められてしまった」

「車の中に閉じ込められてしまった」

ときを想定した備えとして、防災ポーチにいれておきましょう。携帯用トイレの中には凝固剤や臭いを遮断できる袋が入っているので、携帯用トイレを使用しても臭いを気にする必要はありません。

災害用アルミシート

自宅に帰れず一晩明かさなくてはならない状況に陥ったとき、夜の冷え込みから体温を守るために必要となるのが災害用アルミシートです。アルミシートをカラダに羽織れば、風を通しにくいので想像以上に暖かく感じます。

また、腰を下ろすときに敷くことで地面からの冷えを遮断する効果も期待できるので、何かと役立つアイテムとなるでしょう。

防災用ホイッスル&ポケットライト

外出先で災害に合ったとき、防災用ホイッスルやポケットライトはどんなときに使うのか。

身動きがとれなくなったときに、自分の居場所を知らせる

被災したときの混乱に紛れて身の危険を感じたときのSOS

など、自分の身を守るためや、助けを求めるときに有効です。そのほか、停電時の屋内は昼間でも暗い場所があり、暗がりでの避難は危険を伴う場合があります。スマホの使用は電力を温存するため控えたいものです。ポケットライトは暗がりの場所で移動するときに使いましょう。

⑧応急手当セット(絆創膏・消毒液・常備薬)

屋外で災害に合ったとき、建物の倒壊や土砂崩れなどによって怪我をすることも考えられます。あくまでも応急処置となりますが、消毒液や絆創膏などを持っていればちょっとした怪我なら手当も可能です。ひどくならないうちに処置ができると便利です。

あなたがもし、日常的に薬を飲んでいる場合は、常備薬も入れておきましょう。1~2回分だけでも余分があることで、安心できるでしょう。

⑨カロリーのある非常食

防災ポーチに入れる非常食は、カロリーがあってかさばらず小さいもの。小腹が満たされる程度のものでかまいません。

カロリーメイト

忍者めし

などがコンパクトでポーチに入れてもかさばらないでしょう。チョコレートは溶けてしまうこともあるので、控えた方が良さそうですね。

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マスク

今まではコロナ渦でマスクは常備されていたのですが、規制が溶けたこともあってマスクを常備している方は大分少なくなりました。災害時は粉じんが舞っている場合もあり、マスクは必要になってきます。避難所を利用するときにも、人が密集する恐れもあります。防災ポーチに入れておくことで、被災時の粉じんや感染から身を守ることができます。

防災ポーチとともに自宅での災害対策に必要なもの

防災ポーチとともに自宅での災害対策に必要なもの

これまでは、防災ポーチの必要性や中身についてくわしく解説してきました。外出先で災害にあったときに、「自宅に帰りたい」と感じる方は多いはずです。自宅に戻ったとき、災害対策がしっかりできていることで、より安心できるのではないでしょうか。

ここでは、自宅の防災対策について少し触れておきます。自宅の災害対策に必要なものをご紹介しますので、今一度確認して揃えておいて損はありません。

●ポータブル電源(停電時の電力確保)

防災ポーチとともに自宅での災害対策に必要なものーポータブル電源

災害が発生すると、少なからずライフラインに支障をきたしてしまいます。その1つが停電による電力被害です。我々の生活はほぼ全てを電力に依存してしまっていることもあり、電力を絶たれるとかなり不便な生活を強いられてしまいます。

停電時で電力を確保できることが、一番の防災対策といえるでしょう。そのためには、家庭用の電力(AC100V)が供給できるポータブル電源が欠かせませんポータブル電源があると、不便なく復旧するまでの期間を過ごすことができるようになります。

・1台あれば10年以上は使える長寿命のJackeryポータブル電源

冷蔵庫や電子レンジ、炊飯器を動かせる大容量と高出力を持つ長寿命なポータブル電源と言えばJackery(ジャクリ)です。品質の優れた信頼性のあるJackeryのポータブル電源は、

電気用品安全法(PSE)の適合検査に合格

防災製品等推奨品認証を獲得

しています。世界で300万台以上の販売実績と、200社以上の企業が推奨しているメーカーでもあるため、安心して選んでいただけるメーカーです。

家庭の防災対策として一番おすすめしたいのは大容量と高出力のポータブル電源2000Plusと高変換効率のソーラーパネル200WをセットにしたJackery Solar Generator 2000 Plusです。

この製品と特長は、

ほぼ全ての家電を動かすことができる大容量と定格出力を持っている

複数の家電を同時に電力供給ができる

5年間の超ロング保証期間がある

約4000回は繰り返し使える長寿命

スマホアプリ対応なので、スマホで操作ができる

ソーラーパネルとセットになっているので、太陽光発電で充電も可能

と、高性能で長寿命、万が一電力不足に陥ってもソーラーパネルで電力が確保できるため、災害時における安定した電力を供給できます。購入して1年で壊れてしまうこともなく、いざ使おうと思ったときに使えないでは意味がありません。

10年以上長きにわたって安心して使えるポータブル電源こそが、いつ起こるかわからない災害の本当の対策です。

製品名 Jackery ポータブル電源 2000 Plus

容量

2042.8Wh(最大12kWhまで拡張可能)

定格出力

3000W/正弦波(最大瞬間出力:6000W)

出力ポート数

ACⅹ5、DCⅹ1、USBⅹ4

充電時間

AC充電:2時間
ソーラー充電:最速2時間
シガーアダプター:25時間

保管温度

1年間:0℃~25℃;3ヶ月:0℃~45℃;1ヶ月:-20℃~45℃

寿命/サイクル数

約4000回サイクル
※4,000回サイクル放充電後も工場出荷時の容量の70%以上をキープできます。

保証期間

5年間

●食料品の備蓄(長期保存可能な食料と飲料水の確保)

長期保存できる食料品の備蓄は、災害対策には必要です。災害が発生すると必ず起こるのが不必要な買い占めによる物資の不足です。

「スーパーやコンビニに行っても何もない」

そんなニュースをよく見かける中、救援物資が届くのを待つしかない状態では、自宅にいても安心できませんよね。ライフラインの復旧が整うまでの期間、家族が過ごすための備蓄は常に蓄えておくことで、あなたの災害における備えは万全となります。目安は、

飲料水=1人1日3L×1週間分

食料品=1人1日3食×1週間分

を想定していれば、十分な備蓄と言えます。カップラーメンや缶詰、お米、乾パン、レトルト食品など、長期保存できる食料品の備蓄は常に蓄えておきましょう。

●日用品の備蓄(備蓄する習慣をつけることが吉)

食料品と同じく買い占めが発生する恐れがあるのが日用品です。

ティッシュやトイレットペーパー

洗剤(洗濯用洗剤・シャンプー・ハンドソープ)

衛生用品

常備薬や消毒液、除菌スプレー

常日頃から使用している日用品のストックも、一度買い占めが発生するとたとえライフラインが復旧してもしばらく店頭に並ぶのが遅れることも予想されます。備蓄を習慣化させることで、防災対策に繋がります。

外出時に災害にあったとき取るべき行動

防災ポーチは外出時にもし災害にあったときに役立つものです。では、災害にあったときどんな行動をとったら良いのでしょうか。ここでは災害にあったときの場所をいくつか例をあげて、その場所で災害に合ったときに取るべき行動についてまとめています。

●繁華街で災害にあったときの行動

人の多い繁華街で災害にあったとき、パニックにならず冷静な行動をとることが大切です。周囲の人たちに流されないように心がけましょう。

頭をカバンなど持っているもので守る

公園など広く安全な場所を探して避難する

広いところに逃げる余裕がないときは、比較的新しい鉄筋コンクリートのビルに逃げ込む

以上3つを意識して行動しましょう。建物が密集した繁華街では、建物の倒壊や割れたガラス片が降りかかってくる危険性があります。落下物から身を守り、周囲をよく観察して開けた場所を見つけることが大切です。

●住宅街で災害にあったときの行動

住宅街で災害にあったときは、住居の塀や門から離れることが大切です。

瓦やガラス片などの落下物から身を守る

ブロック塀などは崩れる恐れがあるため、近づかない

住宅街の塀は、建物が古ければ地震や台風による強風などで崩れる恐れがあります。自分の身長よりも高い塀に囲まれている住居も少なくありません。崩れても押しつぶされないくらい離れた位置にいることが大切です。

●クルマを運転しているとき災害にあったときの行動

運転中に災害にあったときは、減速して左にクルマを寄せて停車させましょう。急ブレーキは後続車から追突される恐れがあります。ハザードランプを点灯させて停車させることを後続車に知らせることが望ましい方法です。

駐車場や空き地があれば、そこに停車させること

地震の場合、揺れがおさまるまでは車内で待機

カーラジオで情報を入手する

車外に出て避難する場合は、キーをつけたままドアロックをせず、メモを残しておく

近くに駐車場や空き地がない場合、路側帯にクルマを停めて避難するときは、クルマを動かせる状態にしておく必要があります。緊急車両が通るときなど、停めたクルマが通行の邪魔になって救助が行き届かなくなることを考え、キーはつけたままドアロックはしないで避難しましょう。

●デパートやスーパーで災害にあったときの行動

デパート・スーパーの中で災害にあったときは、ショーケースや商品棚から離れて広い通路にでるようにしましょう。

カバンなどで頭を保護する

階段の踊り場や柱のそばにゆっくり移動する

避難誘導をされている店員さんの指示に従い慌てずに移動する

地下街の場合だと、停電して真っ暗になる可能性もあります。パニックにならず非常照明がつくまで待ちましょう。スマホの照明や、防災ポーチに入れてあるポケットライトを使って灯りを確保することで、不安を和らげることができます

まとめ:防災意識と備えは少しずつでも揃えていこう

今回の記事では、防災ポーチの必要性を踏まえて、防災ポーチの中身について入れておくべきおすすめ商品をご紹介しました。

防災ポーチの必要性

防災ポーチの中身おすすめ10

外出時の災害時における行動

防災ポーチの適切なサイズも合わせてまとめていますので、実際に準備を検討されている方には参考になる情報です。いつ起こるかわからないことに関しての備えは、「後回し」にしてしまいがちになりますよね。

しかし、ここ近年の自然災害の増加で皆さんの防災に関する意識は強めざるを得ないのではないでしょうか。少しずつでも良いのです。今からでも意識をもって、ご家族を守るための防災対策について考えてみてはいかがでしょうか。


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