キャンプにおすすめの湯たんぽ7選!各素材の特徴や使用する際の注意点も紹介
冬キャンプの寒さ対策で重宝するアイテム「湯たんぽ」。お湯で暖めるので火事になる心配がなく、ファミリーキャンプでも安心して使用できるのが魅力です。湯たんぽは様々なメーカーが商品を出しているので、どの商品がキャンプに最適なのか判断がつかない方は多いと思います。ブリキや純銅、ゴムなど、使用されている素材によってもその性能は変わるので、あなたが何を重視するかを最初に決めることが重要です。
この記事では、キャンプで使用するのにおすすめの湯たんぽをご紹介します。湯たんぽの魅力や各素材ごとの特徴も解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
湯たんぽがキャンプに最適な3つの理由
冬キャンプの夜は特に冷え込み、シュラフだけでは肌寒く寝付けないことが多いでしょう。そんな時、湯たんぽはキャンプの寒さ対策グッズとして最適です。その理由は主に3つあります。
①電気やガスを使わない
お湯を沸かす時には電気やガスを使用しますが、テントの中の就寝時には不要です。そのため、ガス漏れや感電の恐れがなく、安全に使用できます。
特にキャンプでは火を扱うことが多いので、ガスを燃料にしていると火が燃え移る危険もあります。電気を燃料にしていると、雨天時に感電するリスクもあるでしょう。湯たんぽはそのようなリスクがなく、キャンプに適した寒さ対策グッズです。
②高い耐久性を誇る
湯たんぽは構造がシンプルなので、耐久性に優れています。尚且つコンパクトなので、携帯性が良く、今後のキャンプライフで重宝すること間違いなしです。
特に金属製は耐久性が高く、保温性もあります。キャンプでは荷物が多くなりがちで、重量のあるキャンプギアと一緒に収納していると重さでつぶれてしまったり、壊れてしまったりする恐れがあります。しかし、湯たんぽにはそのような心配はいりません。
③安価で入手できる
湯たんぽは構造のシンプルさから安価で購入できます。できればテントやシュラフ、調理道具などのキャンプギアにお金を回したいとお考えのキャンパーには、もってこいのアイテムと言えるでしょう。
湯たんぽの平均相場は2,000円ほどで、高い安全性と保温性、耐久性を備えている高コスパの商品です。
キャンプに向いている湯たんぽの素材4選
湯たんぽには様々な素材が使用されていますが、それぞれ特徴が異なり、あなたが何を重視するかによって選ぶ素材は変わります。キャンプに特に向いている湯たんぽの素材は次の4つです。
●トタン・ブリキ製
トタン・ブリキ製は直火で湯を温めることができるので、荷物が最小限で済みます。トタンやブリキを使う湯たんぽは最もオーソドックスなタイプで、値段も安価です。
保温性にも優れているので、朝方まで足を温めることができるでしょう。低価格でしっかり足を温めたい方におすすめです。
●純銅製
純銅製は熱伝導率が高いので、素早く寝袋を温めたい方におすすめです。冬キャンプでは、シャワーやお風呂に入ってからテントに戻るまで外を歩く必要があります。そのため、テントに入る頃には体が冷えてしまっているので、眠るために素早く温める必要があるのです。
また、保温性にも優れているため、一度温まれば朝方まで暖かさをキープしてくれます。価格は比較的高いですが、これから長期的に使用する場合は決して高い買い物ではないでしょう。
●プラスチック製
プラスチック製の湯たんぽは保温効果が高いことが特徴です。約8〜10時間温度をキープできるので、寒くて起きることなく、朝方まで熟睡できます。
軽くて軽量なので、キャンプの持ち運びにも適しています。お手頃価格で購入できる商品が多く、1,000円という安さの商品もあるほどです。サイズの豊富さにも優れているので、あなたのキャンプスタイルに合った湯たんぽが見つかるでしょう。
●ゴム製
柔らかい素材なので、コンパクトに収納でき、持ち運びしやすいのが特徴です。最も主流な素材なので、馴染みが深い方が多いかもしれません。氷水を入れて氷枕としても活用でき、夏キャンプでも活躍します。
ただし、湯たんぽに入れられる温度は70〜80度なので、暖かさが足りないと感じられる方もいるでしょう。
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冬キャンプも暖かく過ごせる最強湯たんぽ7選
素材が豊富な湯たんぽは、商品によってもその性能は分かれます。冬キャンプで暖かく過ごせるおすすめの湯たんぽは次の7つです。
①LOGOS「どこでもソフト湯たんぽ」
キャンプギアの登竜門「LOGOS」が出すゴム製の湯たんぽ。ウェットスーツの生地を使用しているので、肌触りが良く、高い断熱性と保温性を併せ持ちます。安心の日本製なので、耐久性にも優れています。
お湯を入れて6時間後も40℃の暖かさを維持してくれるので、朝方まで目覚めることなく熟睡できるでしょう。お湯がこぼれて火傷しないよう、注ぎやすいネジ式のロートが付属しています。ゴム製ですが、沸騰させたばかりのお湯をそのまま入れることができる優れものです。
商品名 |
どこでもソフト湯たんぽ(収納袋付き) |
ブランド |
LOGOS |
素材 |
本体:クロロプレンゴム、ナイロンジャージ キャップ:ABS樹脂 キャップ受け:PET |
価格 |
7,800(税込) |
購入ページ |
https://www.logos.ne.jp/products/info/2640 |
②CAPTAIN STAG「湯たんぽミニ550mlカバー付」
ふわふわで気持ちのいい触り心地を実現しています。ミニ湯たんぽなので、収納しやすく、荷物の多い持ち運びでも邪魔になりません。カバーは洗濯可能なので、常に衛生的な状態を保てます。
カラーバリエーションも豊富で「ライトブルー」「グリーン」「レッド」「パープル」「イエロー」などが取り揃えられています。あなたのお好みの色が選べるので、おしゃれさを演出できますよ。
商品名 |
湯たんぽミニ550mlカバー付 (ライトブルー) |
ブランド |
CAPTAIN STAG |
素材 |
本体:ポリエチレン キャップ:ポリプロピレン パッキン:合成ゴム カバー:ポリエステル100% |
価格 |
1,600円(税込) |
購入ページ |
https://www.captainstag.net/products/MK-2273.html |
③尾上製作所「萬年 トタン湯たんぽ」
シンプルな作りをしていて、トタン製の中ではお手頃価格で購入できるのが魅力です。内部には凹み防止のための支柱が入っているため、耐久性に優れています。また、保温性も高く、朝になってもアツアツの状態です。
湯たんぽを入れる袋はふわわふの手触りで、気持ちいいです。お湯を入れると熱くて素手ではさわれないので、必ず袋に入れて使用しましょう。
商品名 |
トタン湯たんぽ |
ブランド |
尾上製作所 |
素材 |
亜鉛鉄板 |
価格 |
1,782(税込) |
購入ページ |
https://shop.onoess.co.jp/collections/%E6%B9%AF%E3%81%9F%E3%82%93%E3%81%BD |
➃CHUMS「チャムスユタンポ」
馴染み深い柔らかな触り心地を提供するPVC素材を使用した、ドイツファシー社の湯たんぽです。カバーはブービーバード型とチャムスロゴ型の2種類から選べます。寝袋や寝具に入れたり、抱っこしたりと使用方法は様々です。
夏キャンプでは、車載冷蔵庫やクーラーボックスで冷やして水枕としても使用できます。90℃以上の熱湯は入れられないので注意しましょう。
商品名 |
チャムスユタンポ(キャンプアクセサリー) |
ブランド |
CHUMS |
素材 |
ボトル:PVC キャップ:ポリプロピレン カバー・断熱:ポリエステル |
価格 |
4,950円(税込) |
購入ページ |
https://www.chums.jp/shop/g/gCH62-1654-Z015-00/ |
⑤マルカ「湯たんぽ Aエース」
肌が乾燥しづらい優しい肌触りが特徴の湯たんぽ。底が平らなのでお湯をこぼす心配もいりません。内部には凹み防止のための支柱が入っているので、耐久性にも優れています。
古い伝統と新しい技術を併せ持つマルカ製なので、ブランド力も高いです。直火、IH調理器による加熱使用が可能です。最小限の道具だけで湯たんぽの湯を沸かせます。
商品名 |
湯たんぽ Aエース 2.5L 袋付 |
ブランド |
マルカ |
素材 |
本体:溶融亜鉛メッキ鋼板 口金:しんちゅう パッキン:合成ゴム |
価格 |
2,640円(税込) |
購入ページ |
https://amzn.to/458vn0l |
⑥ANKIPO「充電式湯たんぽ 温度ディスプレイ付き」
15分の充電で約10時間も暖かさをキープできる充電式の湯たんぽです。温度ディスプレイが付いていて、温度の状況が常に把握できます。
70℃以上になると自動的に電源がオフになる自動電源オフ機能が付いているので、就寝中も安心です。カバーは水洗いできるので、衛生面も問題ありません。従来の湯たんぽのようにお湯が不要なので、火傷の心配がなく、子供の使用にも最適です。
商品名 |
充電式 ゆたんぽ 温度ディスプレイ付き |
ブランド |
Ankipo |
素材 |
ファー |
価格 |
3,280円(税込) |
購入ページ |
https://amzn.to/3YiGx0r |
⑦melket「充電式湯たんぽ」
20分の充電で4〜8時間暖かさが持続する充電式の湯たんぽです。肌触りの良いフランネル生地を採用しているので、とろけるような温かさで朝まで快眠できること間違いなしです。
カバーは丸洗いできるので、汗をかいても問題ありません。また、キャンプだけでなく仕事場や自宅などの普段使いもできるので、コスパの高い商品と言えるでしょう。
商品名 |
充電式湯たんぽ |
ブランド |
melket |
素材 |
表具:ナイロン 内部蓄熱水溶液:PVC柔軟性素材 カバー:ポリエステル100% |
価格 |
2,980円(税込) |
購入ページ |
https://amzn.to/3rUJckH |
キャンプの質を大きく向上できるJackeryポータブル電源
キャンプにおいて電気が使えると、暑さ・寒さ対策ができるだけでなく、キャンプ料理も楽になります。それを可能にするのがポータブル電源です。ポータブル電源とは、大量の電気を蓄電し、電源のない場所でもスマホや生活家電に電力を供給できるポータブルバッテリーを指します。
●ポータブル電源がキャンプを快適にする理由
ポータブル電源があると、年中通してキャンプを快適に過ごせる理由は次の通りです。
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・充電式の湯たんぽを常にフル充電にできるので、朝方まで温められる
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・電気毛布や電気ストーブ、扇風機を使えるので、完璧な寒さ対策やが暑さ対策gできる
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・電子レンジやオーブンなどの家電が使えるので、キャンプ料理をすぐに作れる
●おすすめはJackery ポータブル電源 1000 Plus
Jackery ポータブル電源 1000 Plusは1264Whの大容量と2000Wの定格出力により、電気毛布を14時間使用できるだけでなく、その他のほぼ全ての家電をキャンプで使用できます。
商品の特徴
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・バッテリー容量を1.2kWhから5kWhまで拡張できるので、ファミリーキャンプでもテント内の暑さ・寒さ対策を万全にできる
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・Jackery専用アプリを使い、電池残量や入出力ステータスを遠隔で確認できる
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・同時に8つのデバイスに接続できるので、充電式ゆたんぽを複数使用できる
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・EPS機能が搭載しているため、雨天時の夜間でも常に電気を給電し続けられる
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・4000回サイクルの充放電サイクルにより、10年間以上使用し続けられる
製品名 | Jackeryポータブル電源1000Pro |
容量 |
1264Wh(5kWhまで拡張可能) |
定格出力 |
2000W/正弦波(最大瞬間出力:4000W) |
出力ポート数 |
ACⅹ3、DCⅹ1、USBⅹ4 |
満充電時間 |
AC充電:1.7時間 |
寿命 |
リン酸鉄リチウムイオンバッテリー採用 |
保証期間 |
5年間 |
キャンプで湯たんぽを利用する際によくある質問
最後に、キャンプで湯たんぽの使用を考えた際に、よくある質問をご紹介します。実際に湯たんぽをキャンプ場で使用しようと考えている方は、参考にしてみてください。
●冬や春キャンプの寝袋では湯たんぽと貼るカイロどっちがおすすめですか?
キャンプの寝袋で使用するのには、湯たんぽがおすすめです。湯たんぽは表面積が広く、保温性が高いので、まんべんなく朝方まで温かさを感じられます。金属製の中には直火ができるタイプもありますので、手軽に使用できるので重宝するでしょう。
貼るカイロは動き回る際に、背中や手足に貼っていると便利です。どこでも手軽に発熱できるのが魅力ですが、保温性は高くないので、就寝時には湯たんぽを使用しましょう。
●キャンプで湯たんぽを使う際の注意点はなんですか?
冬キャンプで湯たんぽを使う際の注意点は次の3つです。
- ・長時間使用による低温火傷に気をつける
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・金属部分は素手で触らない
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・蓋を下にしない
湯たんぽはカバーをつけると火傷するほどの熱さではないですが、長時間触れていると低温火傷の可能性もあります。シュラフの中で使用する時は十分注意しましょう。
金属製の湯たんぽは熱伝導率が高いので、高温になります。金属部分を直接触ると火傷する恐れがあるので、必ず手袋をつけて触るのが望ましいです。また、蓋を下にすると沸騰したお湯がこぼれることがあるので、こちらも注意しましょう。
・湯たんぽを冬キャンプで使用するとき、就寝時はどうするのがいいですか?使い方を教えてください。
寝る10〜30分前にシュラフの中に入れて、温めておきましょう。就寝時にはブランケットに巻いて膝や足の上に置いておくと低温火傷せずに、朝方まで温かく過ごせます。
ブランケットがない場合は、バスタオルや専用カバーでも代用可能です。
まとめ|冬や春キャンプの夜は湯たんぽで快適な睡眠を
冬キャンプの夜は冷え込み、シュラフやマットなどの寝具だけでは対策が不十分になることがあります。そんな時にあると便利な湯たんぽは、コンパクトかつ軽量なので携帯性に優れ、保温性も高く、火事や感電の心配も不要です。この記事で紹介した湯たんぽの購入をぜひ検討してみてください。
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