冬キャンプの必需品13選|アウトドアを満喫して快適に過ごすため装備
キャンプと言えば夏を思い浮かべる方は多いかもしれませんが、最近では冬もキャンプを楽しむ方が増えています。アニメ「ゆるキャン△」によってそのブームは次第に広がったこともあり、冬キャンプに興味を持つ方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回の記事では、冬キャンプを快適に過ごすための必需品を13個の必需品をご紹介していますので、冬キャンプでは何が必要なのか興味のある方はじっくり最後まで読んでくださいね。
冬キャンプの必需品として考えること
①キャンプをするときの必需品を冬用に切り替える
冬キャンプの必需品として真っ先に思い浮かぶものと言えば、「寒さ対策」です。気温が10℃を下回ってくると、寒さが身に染みてくる気温。冬キャンプでは寒さ対策を万全に整えて、体調を壊さないよう暖を取ることが必要です。
暖かく過ごせるための装備品を整えること。これが冬キャンプの装備品として必要です。そのための必需品についてまとめています。
②寒さ対策としての必需品
寒さ対策の必需品としては、この2つを重点において装備を整えましょう。
·自分の体温を守るための暖かい服装
·テント内を快適な温度にするための装備
です。テント内を暖めることも重要ですが、その温めた空気が逃げないようにする工夫も考えなければなりません。順にくわしく解説していきます。
〇自分の体温を守るための暖かい服装
体温を守るため手っ取り速い手段と言えば、服装を暖かいものに替えること。重ね着や上着をダウンジャケットなど暖かいものを着れば、体温を簡単に守ることができます。
このとき、首元から上の頭部、手足など冷えやすい部分の対策も一緒に考えておくことが大切です。マフラーやネックウォーマーなども一緒に用意しておきましょう。裏起毛の靴下や、テント内ではく足首まで保護できるスリッパも用意しておくと一段と寒さを予防できます。
〇テント内を快適な温度にするための装備
テントは冬用のものを用意します。冬用はテント内の温度が逃げない工夫が施されています。あとは、テント内を暖める装備品です。
·石油ストーブや電気ストーブ、薪ストーブ
·ホットカーペットやコタツ、電気毛布
などがあればテント内で暖かく快適に過ごせます。
③雪が降った(積もった)ときの対策としての必需品
地域によっては雪の降るところもあります。冬キャンプをする場所によっては降雪&積雪対策も必要です。キャンプ当日は、天気(天候)を必ずチェックして、雪対策の装備を準備しておくことです。
冬テントの形によって、テントに雪が降り積もることも想定した対策が必要です。積雪量の多い地域では、雪の重さでテントのフレームが耐えられずに曲がってしまう恐れが出てきます。
場合によっては数時間おきにテントの降り積もった雪を落とす作業が必要になることも知っておきましょう。
冬キャンプの用途別の必需品13選
それでは、冬キャンプの装備品として必需品とも言える装備をくわしく解説していきます。
今回ご紹介するのはキャンプに必要な三種の神器とも言える装備を含めた「寒さ対策装備」と「雪対策装備」、合わせて13個の装備品です。これらの装備は冬キャンプを快適に過ごすための必需品とも言えるので、冬キャンプに行きたい方は参考に揃えてください。
①キャンプ用品を冬用に切り替えるもの3選
キャンプをするために最低限必要なもの「テント」・「寝袋」・「マット」も、冬用のものに装備を入れ替えなければなりません。なぜなら、就寝時はほとんどの寒さ対策装備の電源を切って過ごさなければならないためです。
たとえば、薪ストーブや石油ストーブはつけっぱなしで眠ると一酸化炭素中毒の危険が伴います。電力の節約も考えて、使うものといえば電気毛布くらいとなるでしょう。あなたの体温を保護しつつ快適な眠りにつくためには、寒さに強いこれらの冬用装備が必要となるのです。
〇テント
テントは季節に応じたものが販売されています。冬用テントは、積雪や悪天候、低い気温に備えた素材でできており、風をしっかり防いで夏用のものよりしっかりしているのが特徴です。購入するときは、素材を確認して
·結露が発生しづらいもの
·ストーブやヒーターが室内で使えるもの
を選ぶようにしましょう。
〇寝袋
冬用の寝袋は、温度が外に逃げない素材が使われているものが多く、重量もあって形や素材の種類や機能性などいくつか種類があります。それぞれ特性が異なるため、あなたの使いやすいものを選んでください。
·封筒型:自宅の布団のようなゆったりとしているが、気密性がなく少しかさばる
·マミー型:保温性が高く軽量でコンパクトだが、少し圧迫感を感じる
注意する点としては、寝袋の「使用温度目安」は必ず確認すること。あなたが冬キャンプに行きたい場所によっては氷点下の環境でも耐えられる寝袋として使用温度を目安に選ぶことが大切です。
〇マット
マットは底冷えを防ぐために冬用としてなら厚みのあるマットを装備すると良いでしょう。最低でも8cm~10cmくらいは厚みのあるマットで断熱性の高いものを選んだ方が、地面からの冷えをしっかり防ぐことができます。
ポイントは「R値」です。R値とは、断熱性能を数値化したもの。数値が高いものほど断熱性に優れているので、冬キャンプなら3.0以上のものが良いでしょう。
②冬キャンプでの寒さ対策の必需品(テント内対策品)4選
テント内の室内温度を暖かく保つことは、冬キャンプを快適に過ごすために必要なことです。冬キャンプはテント内で過ごす時間が増えるため、テント内の環境を整えることで快適な充実した時間を過ごせるようになります。
テントや寝袋などを冬用にしただけでは寒さ対策として不十分です。快適な時間を過ごすためにも、テント内を暖かくする装備を整えましょう。ここでは暖かくするための装備や、室温を守る対策装備をご紹介します。
〇ストーブ(一酸化炭素警報機は忘れずに)
石油ストーブやガスストーブ、電気ストーブなど、テント内を暖める装備は必需品です。あなたにとって扱いやすい装備を選んでください。このとき、忘れてはいけないのが「一酸化炭素警報機」です。
テント内を閉め切ってしまった状態で室内を暖めると、使用するストーブの種類によっては一酸化炭素を発生するものがあります。また、電気ストーブは比較的安全ですが、締め切るのはよくありません。
·テントの入り口を少し開けて換気する手段を確保する
·一酸化炭素警報機をテント内に設置して、気づける手段を整えておく
などの対策を取っておくことで、安全にテント内で過ごすことができます。
〇グランドシート
地面からの底冷えを防ぐためにも、グランドシードやアルミシート、レジャーシートなどを使って地面からの冷えを遮断する手段を整える必要があります。とくに就寝時はマットを敷いた上に寝袋で寝ても、冷え込みの程度によっては冷たく感じることがあります。
テント内全ての場所の断熱性を上げることは、冬キャンプを快適に過ごすために必要です。地面からの底冷えは予想以上にテント内の温度を奪ってしまうので、対策を十分に整えましょう。
〇防水性のある照明器具(ランタン)
キャンプに必要不可欠なものとして、照明器具があります。テント内はもちろんのこと、屋外でも使用できるよう防水性のある照明器具を準備しておくと使い勝手がよく重宝します。ランタンは雰囲気づくりにも適しているのでおすすめです。
〇ポータブル電源
ポータブル電源は、寒さ対策に必要な装備(電気ストーブや電気毛布、ホットカーペット)への電力供給に必要な装備品です。モバイルバッテリーでは容量的に問題があるほか、家庭用電源(AC100V)が使えないため役不足となります。
ポータブル電源があれば、電気ケトルを使ってお湯を沸かし暖かい飲み物を飲むこともできます。身体の中から温めることもできるので、ポータブル電源は冬キャンプの必需品と言えます。
●冬キャンプでの寒さ対策の必需品3選(自分を守るための対策品)
寒さ対策として、自分の体温を守る方法として冬キャンプの必需品をご紹介します。屋外で過ごすことが多いキャンプでは、外気温から体温を守ることで寒さ対策をするのが効果的です。
〇あたたかい服装(防寒着)
重ね着や暖かい上着を着用することで暖を取るのが一番効果的です。インナーにヒートテックを着て、フリースやセーターなどの暖かい空気を閉じ込める服装を心がけましょう。下半身が冷えるとどれだけ上着を着ても寒さを感じてしまいます。タイツやスパッツもはいておくと全身を保護でき、暖かく過ごせるようになります。
〇毛布(電気毛布)、ブランケット
毛布やブランケットは、寒さ対策の補助的な役割を果たします。寒さに弱い方は必ず用意しておきましょう。昼間はひざ掛けにしたり、就寝時は寝袋の中に入れて眠ると暖かいです。
様々な用途に使用できるので、準備しておくとその日の気温によって調節できて便利です。
〇カイロ、湯たんぽ
屋外で過ごす、店内で過ごすときに手足は外気温にさらされていることがよくあります。そんなとき、カイロがあると冷たくなった手を暖めることができます。また、服に貼っておくと寒さに弱い部分をあたためられます。湯たんぽは、就寝前に準備して寝袋に仕込んでおけば、暖かい寝袋の中に入れて快適です。
●冬キャンプで雪対策(降雪&積雪)のための必需品3選
冬キャンプは雪のことも考えておかなければなりません。雪に馴染みのない地域に住んでいらっしゃる方は、見落としがちな装備品です。目的とするキャンプ地によっては必需品となるので注意しましょう。
〇スコップ
朝起きたら辺りが雪に覆われていたというのは冬キャンプにはありがちです。外に出るときに必要になるでしょう。また、既に雪が降り積もった場所でのキャンプでは、テントを張る場所を確保するためにもスコップは必需品となります。
〇スノー手袋
雪かきや簡単な降雪作業時に手を守るため、防水性の優れた分厚い手袋は雪の冷たさから手を守ってくれます。スキーやをスノーボードをするときに使う手袋などがあれば作業がしやすくなるのでおすすめです。
〇長靴(スノーブーツ)
降り積もった雪道を歩くときに重宝します。山間部でのキャンプでは、降り積もる雪の量は平野部よりも多い傾向があるため、10cmくらいの積雪でも十分足を保護できるものを用意しておくと良いでしょう。
あると冬キャンプをより楽しめる便利アイテム4選
●キャンプの醍醐味が味わえる装備品
キャンプでの自由な時間、あなたなら何をして過ごしますか?冬ならば寒さ対策も兼ねて、焚火を楽しむのもキャンプの醍醐味です。ただ、キャンプ場によっては直火が禁止になっている場所もあるので注意しましょう。キャンプの醍醐味を味わう装備品をご紹介します。
〇焚火台
直火が禁止になっているキャンプ場のことを考えると、焚火台は必要になってきます。比較的安価で揃えられる装備品なので、キャンプを満喫したい方は用意しておきましょう。キャンプ場を散策して木の枝を採取し、自作で焚火台の上に調理ができる台を作ってみるのも楽しいです。網を敷いて魚やお肉を焼いて食べるのもキャンプの楽しみではないでしょうか。
〇調理器具(ガスコンロやシングルバーナー)
焚火台とは別に、ガスコンロやシングルバーナーを使ってキャンプ飯を作るのも良いものです。焚火台と一緒に併用して使えば、火を2か所で使えるので効率よくキャンプ飯を作ることができます。
たとえば、焚火台でお湯を沸かしたり、飯ごうでご飯を炊きつつガスコンロでおかずを作るといったこともできます。火起こしが苦手な方はガスを利用した調理器具一択でもキャンプ飯は楽しめるのでおすすめです。
●雪と戯れるための遊び道具
冬キャンプと同時にアクティビティを満喫したい方に、あえて雪の多い地域に赴いて冬を満喫するのも良いものです。雪山を散策したり、スキーやスノーボードなどウインタースポーツを楽しむのも、冬キャンプを満喫するうえで良い方法と言えるでしょう。
〇スノーボードやスキー用品は違う形でも役立つ装備品
冬のアクティビティと言えば、ウインタースポーツ。スキーやスノーボードを満喫するのも良いのではないでしょうか。ゲレンデ近くのキャンプ場を予約しておいて、1日中滑り込んだあとに温泉に浸かって疲れを癒し、キャンプ泊をするのも良いものです。スキーウェアやスノーウェアなどの装備は防寒着としても重宝するのでおすすめです。
〇スノーシューやヘッドライトなどの雪山を散策する装備品
雪に覆われたキャンプ地で、自然と雪に囲まれた世界を楽しむのも冬キャンプの醍醐味。
冬鳥を鑑賞したりしながら雪山を散策するのも楽しいです。装備としては、足の裏に滑り止めの付いたスノーブーツや雪が降ってきたときのためにニット帽にゴーグルを付けて、ヘッドライトを付けておけば万全です。
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快適な冬キャンプに欠かせない必需品「Jackeryのポータブル電源」
ポータブル電源とは、搭載したバッテリーに事前に大容量の電力を貯めて、AC電源の使えない車中泊やキャンプ、災害の停電時でも、様々な家電に給電できる持ち運び便利なアイテムです。冬キャンプにポータブル電源があることで下記メリットがあります。
·寒いテント内全体を暖めるための電気ストーブが使用できる
·コタツやホットカーペット、電気毛布などの装備を同時に使用できる
·ソーラーパネルと併用すれば、長期間のキャンプでも電力不足の不安なく寒さ対策が万全になる
·調理家電も使えるので、寒い冬でも暖かいキャンプ料理をお手軽に作れる
などの利点があります。燃料を必要とする暖房設備も良いですが、油断すれば一酸化炭素中毒の危険があります。安心・安全な冬キャンプを考えるなら、電気の力で暖を取る対策を整えることをおすすめします。冬キャンプでおすすめのポータブル電源製品は以下の2つです。
●Jackery Solar Generator 1000 Plus|ジャクリソーラージェネレーター1000プラス
「Jackery Solar Generator 1000 Plus」のおすすめどころは、ソーラパネルがセットになって、同製品よりも性能が向上している点です。電気容量や使用できる定格出力が上がっていること。充電時間が短縮されているなどの性能が向上しているため、
·寒さ対策装備を普段より長時間使用できる
·出力ポートを多く(合計8個)備えており、様々な用途に電力供給が可能
·電気ケトルやセラミックファンヒーターなどの消費電力が大きいものでもラクラク稼働
·女性でも持ち運びができる大きさ・重さでテントの設営時の設置もラクラク
1000 Plusの定格出力は2000W。自宅で普段使用している家電製品のほぼ全てを動かせる性能を持っています。また、スマホを充電しながら電気ケトルでお湯沸かし、コタツも同時に使えるのもこの製品の良いところ。テント内での過ごす時間は、まるで自宅にいるかのように快適に過ごせるようになります。
製品名 | Jackery ポータブル電源 1000 Plus |
容量 |
1264Wh(5kWhまで拡張可能) |
定格出力 |
2000W/正弦波(最大瞬間出力:4000W) |
出力ポート数 |
ACⅹ3、DCⅹ1、USBⅹ4 |
満充電時間 |
AC充電:1.7時間 |
寿命 |
リン酸鉄リチウムイオンバッテリー採用 |
保証期間 |
5年間 |
●Jackery Solar Generator 2000 Plus|ジャクリソーラージェネレーター2000プラス
「Jackery Solar Generator 2000 Plus」はJackeryの中でもトップクラスの容量を持ったポータブル電源です。2042Whもあれば、数日間のキャンプでも安定した電力を供給してくれます。ほかには、
·複数人が同時に充電しても対応できる複数の出力ポートを持っている
·最短2時間の急速充電機能で短時間充電が可能
·家族で電気毛布を使っても、朝まで長時間使用できる
·もしも電力が不安なときはバッテリー容量の増設ができるので、使用する人数や宿泊数で調整できる
などの利点もあり、テント内をこだわりたい方におすすめの製品です。このサイズのポータブル電源は、さすがに大きく感じるかもしれません。重さも27.9kgとポータブル電源の中ではビッグサイズです。しかし、キャスター付きでキャリーケースのように持ち運びできる工夫がされているので、重さを感じずにテントまで持ち運びが可能です。
製品名 | Jackery ポータブル電源 2000 Plus |
容量 |
2042.8Wh(最大12kWhまで拡張可能) |
定格出力 |
3000W/正弦波(最大瞬間出力:6000W) |
出力ポート数 |
ACⅹ5、DCⅹ1、USBⅹ4 |
充電時間 |
AC充電:2時間 |
寿命/サイクル数 |
約4000回サイクル |
保証期間 |
5年間 |
まとめ:冬キャンプは侮ると危険!雪対策&寒さ対策を万全に
今回の記事では、冬キャンプの必需品と言える装備を中心にくわしくまとめました。用途別の13個の必需品とともに便利アイテムとして冬キャンプを楽しむ装備とともにご紹介しています。
冬キャンプは夏と違って寒さが仇となって身の危険を感じることもあります。また、装備品の使い方や管理方法にも気を付けなければなりません。使用上の注意をよく理解して、対策を万全に整えて冬キャンプを満喫してほしいです。
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