1.冬のソロキャンプを満喫する5つの方法

冬のソロキャンプは、静寂の中で大自然と向き合える特別な時間です。以下のような、冬ならではのソロキャンプの楽しみ方があります。
● 澄んだ空気に満天の星空を独占する
● 焚き火で暖を取り火に酔いしれる
● 虫のいない環境で自然を満喫する
● 温かい料理を寒さで引き立てる
● 誰にも邪魔されず独りだけの時間を過ごす
澄んだ空気の下で夜空に広がる満天の星を独り占めすると、日常では味わえない解放感を得られます。焚き火の炎を眺めながら暖を取り、パチパチと弾ける音に耳を傾ける時間は、心を落ち着かせてくれるでしょう。
虫がいない季節だからこそ、快適に自然と向き合えるのも冬キャンプの魅力です。
さらに冬の冷たい空気の中で食べる温かい料理は格別で、食材の香りをより一層深く味わえます。誰にも邪魔されず、自分だけの時間を静かに楽しめる贅沢な瞬間を楽しんでみてください。
2.冬のソロキャンプに欠かせない装備12選|目的別にそれぞれ紹介
● 就寝時の寒さ対策に使えるアイテム
● 冬のキャンプで身体を温める防寒着
● 冬のキャンプを暖かく過ごせる暖房器具
冬のソロキャンプでは、衣類と就寝場所それぞれの寒さ対策が欠かせません。山間部では気温の変化が激しい場所も多いため、体感温度に応じて装備を整えつつ、暖かさをキープできる環境を整える必要があります。
これからは、冬のソロキャンプにシーン別で必要な装備を詳しく紹介します。実際の活用シーンをイメージしつつ、冬のソロキャンプをより一層楽しむためのアイテムを集めましょう。
●冬のソロキャンプで就寝時の寒さ対策に欠かせない装備4選
冬のソロキャンプでは、就寝時の寒さ対策装備品はきちんと冬用のものを装備しましょう。とくに重要なのが、
・「テント」
・「寝袋(シュラフ)」
・「マット」
・ブランケット
です。
これからは、冬のソロキャンプにおすすめのテント、寝袋、マット製品を紹介します。
①テント:コールマン ツーリングドームLX

引用:Coleman official online shop
コールマン(Coleman)の「ツーリングドームLX」は、寒い夜でも安心できる高い遮風性と耐久性を備えたテントです。フライシートが地面近くまで覆う構造のため、冷気が侵入しにくく、内部の温度を保ちやすい作りになっています。
前室が広く確保されているため、靴や荷物を中に入れて冷えを防げます。フレームはしっかりとしたグラスファイバー製で、冬場の風にも強いのが特徴です。
設営も簡単で、ソロキャンプ初心者でも10〜15分程度で組み立てできます。コンパクトながらも、寒冷地キャンプにも対応できるバランスの良いモデルです。
②寝袋(シュラフ):ナンガ「オーロラライト 450 DX (AURLT450DX)』

ナンガの「オーロラライト 450 DX」は、日本製の高品質ダウンを使用した寝袋です。760フィルパワーのダウンがたっぷり封入されており、外気温0℃前後でも寒さから身体を守れる環境を整えます。
防水透湿性に優れた「AURORA-TEX」生地が採用されており、結露や湿気からダウンを守れます。重さも約860gと軽いため、持ち運びも便利です。
③マット:LOGOS テントマット&シート

LOGOSの「テントマット&シート」は、地面からの冷気を遮断して寝袋の断熱効果を最大限に引き出せるアイテムです。マットはクッション性が高いため、凹凸のある地面に安定感のある寝床を作れます。
シートは防水仕様になっているため、湿気を防ぎながらテント内部の環境を快適に保てます。収納時はコンパクトにまとめられるため、持ち運びも簡単です。
コールマンのツーリングドームLXなどのドームテントにもフィットするサイズ感のため、冬のソロキャンプのQOLをあげたい方におすすめです。
④ブランケット:4Monster アウトドアダウンブランケット

引用:楽天モール
4Monsterのアウトドアダウンブランケットは、軽量で保温性に優れたダウンブランケットです。表地は撥水加工されたナイロン素材で、湿気や結露から寝床の暖かさを守ります。
スナップボタンがついているため、肩掛けや寝袋の上掛けとしても使用可能。収納時は手のひらサイズに圧縮できるほか、約300gと非常に軽量なので持ち運びも苦になりません。
寝袋と組み合わせて使えば、冷え込みが強い夜でも快適な睡眠環境を整えられます。
関連記事:冬キャンプの味方!ポータブル電源で作るこたつの作り方や暖房器具を紹介
●冬のソロキャンプに欠かせない5つの防寒着
冬のキャンプで寒さを防ぐ服装は、以下の3つを重点に考えるのがおすすめです。
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・「ベースレイヤー」:汗を吸い乾きやすいもの(肌着として着るもの)
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・「ミドルレイヤー」:通気性・保温性が高いもの(肌着の上に着るもの)
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・「アウター」:雨風をしっかり防いでくれるもの(上着として羽織るもの)
肌着として吸水性・速乾性の高いインナーを着て、フリース素材のシャツやダウンベストなどの保温性に優れたものを中に着込んだら、ボアやフリースのアウターの上から防風性・防水性のあるアウターを羽織ると効果的です。
ただ、冬と言っても地域や天気でその日によって気温が違うこともあります。気温を考慮して調節できるようにしておきましょう。下記は、冬のキャンプの寒さ対策におすすめの防寒着製品を紹介します。
①ベースレイヤー:finetrack ドライレイヤーベーシックT

肌に直接着て「汗冷え」を防げる超重要な一枚です。吸汗速乾機能に加えて耐久撥水性(150洗80点)を備えており、汗や湿気を肌から離れさせやすい仕組みとなっています。
通常のインナーよりも少し厚めながら、メッシュ構造で動きやすいのも特徴です。ミドルレイヤーの下に着用しておくと、動いて汗をかいた後の冷え込みを大幅に軽減できます。
冬のソロキャンプにおける「汗をかいたらすぐに冷える」リスクを抑えるために欠かせないアイテムです。
②ミドルレイヤー:ザ・ノース・フェイス エクスペディションドライドットジップハイ

冬の登山や温度変化の激しい環境でのキャンプに欠かせない一枚です。肌面には撥水糸を使用したドライ層、表面に汗を素早く拡散・乾燥させる吸水層というダブルニット構造が作られています。
抗菌・防臭加工も施されており、連泊を伴う山登りやキャンプにもおすすめ。ジップハイネック仕様で首元まで暖かく、サムホール付きの袖口で手首の冷えもケアできます。
長時間の移動や連泊を伴う冬のソロキャンプで全身の暖かさをキープするのにおすすめなアイテムです。
③アウター:Patagonia ダウンセーター

軽量でありながら抜群の保温力を誇る冬キャンプの定番アウターです。羽毛の膨らみが大きいため、体の周囲に暖かな空気の層をつくれます。
表地には防風性と耐久性に優れたリサイクルナイロン「リップストップ」が使われており、冷たい風の侵入を防げます。撥水加工が施されているため、雪や朝露にも強いのが特徴です。
収納ポケットに本体を丸めてコンパクトに持ち運べるため、登山や車中泊にもおすすめ。冬のソロキャンプにおける「寒さを感じたときにすぐ羽織れる一枚」として活用しましょう。
④ヒートテック:UNIQLO ヒートテック エクストラウォームクルーネックT

引用:ユニクロ公式サイト
冬のソロキャンプでのインナーとして使える優秀なアイテムです。通常のヒートテックより約1.5倍の厚みがあり、下記など多くの機能を有する素材が使われています。
● 発熱
● 保温
● 吸放湿
● 抗菌防臭
身体から発する水蒸気を熱に変えて保温する仕組みのため、着た瞬間からゆっくりじんわりと暖かさを感じられます。肌触りも滑らかでチクチクしにくく、長時間の着用にもおすすめです。
伸縮性にも優れており、動きの多いキャンプシーンでもストレスを感じにくい点が魅力です。全国のUNIQLO店舗やオンラインストアでコスパよく購入できるため、防寒対策として持っておきたいアイテムです。
⑤ネックウォーマー:モンベル ストレッチクリマプラス200 ネックゲーター

冬のソロキャンプでは、体だけでなく首元の冷え対策も欠かせません。このアイテムは縦横両方向に伸びるストレッチフリース素材が使われており、裏起毛によって空気を多く蓄えられます。
首筋から肩口までしっかりカバーできるため、寝袋内での冷気侵入を遮断するのに役立ちます。頭部までカバーできるタイプならマスク代わりにもなるため、暖かく眠りにつきたい夜に重宝されるアイテムです。
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●冬のソロキャンプを暖かく過ごす暖房器具3選
冬のソロキャンプで就寝時と自分の体温への防寒対策の次は、テント内の温度を暖めてくれる暖房器具です。これからは冬のソロキャンプを暖かく過ごせる暖房器具を3つ紹介します
①ガスヒーター:アラジン(Aladdin) ガスストーブ SAGBF02

冬のキャンプにおける「即暖性」を求める方におすすめなアイテムです。ガスボンベを装着して点火するとわずか約5秒ほどで温かい炎が広がり、テント内を暖められます。
内部には反射板が搭載されているため、前方へしっかりと熱を届けられます。カセットガス式で充電が不要のため、コンセントのない場所で温かい空間を作れるのも特徴です。
冬のソロキャンプにおいて、暖を取れる場所をスピーディに用意したい方に向いています。
②薪ストーブ:ホンマ製作所 クッキングストーブ RS-41

調理器具としてはもちろん、暖房器具としても活用できる万能型アイテムです。鋳鉄製の頑丈な構造となっており、遠赤外線効果によりテント内全体をじんわり暖めてくれます。
天板部分では鍋やフライパンを使った調理も可能で、スープや煮込み料理を作りながら暖を取れるのも大きな魅力です。煙突を通して排気が外に出る構造なので、テント内に煙が溜まる心配もなくなります。薪を燃やすときのパチパチとした音や炎の揺らめきも、冬のキャンプならではの時間を彩る要素となるでしょう。
「調理・暖房・雰囲気づくり」3つの要素が揃ったストーブとして活用できるアイテムです。
③充電式カイロ:ライフオンプロダクツ(Life on Products) 使い捨てないカイロ LCAEA001

冬のアウトドアで繰り返し使える充電式カイロです。寒い冬のソロキャンプでポケットや寝袋に入れておくと、すぐに温もりを感じられます。
発熱時の温度は最大52℃にのぼり、3段階の温度調整が可能です。連続使用可能時間も約4〜8時間と長く、同時にスマートフォンのモバイルバッテリーとしても利用できます。
カイロを補充するのが面倒な方や、寒さ対策グッズをひとつの電子機器として生活に取り入れたい方におすすめなアイテムです。
3.あったら便利!冬のソロキャンプを暖かく過ごすアイテム4選
冬のソロキャンプは寒さ対策を万全にしてこそ楽しむことができます。寒さ対策として欠かせない装備品以外にも、暖かく過ごすための便利アイテムがあります。その中でも冬のソロキャンプにあると便利なアイテムを4つご紹介します。
●その1:寝袋を暖める「湯たんぽ」
就寝時、寝袋の中はひんやりしていて自分の体温で暖かくなるまで時間が必要です。寝袋の中にあらかじめ用意しておいた湯たんぽを入れておくと、いざ寝ようと寝袋の中に入っても暖かく、心地よい眠りにつくことができます。
寝袋に入るときは、上着は脱いでラフな格好で寝る分、寝袋が冷たいままだと手足は一気に冷え込んでしまいます。湯たんぽは、就寝時にも暖かく眠ることができる便利アイテムです。
関連人気記事:キャンプにおすすめの湯たんぽ7選!各素材の特徴や使用する際の注意点も解説
●その2:床から暖める「ホットカーペット」
冬用のテントだったとしても、地面からの冷気の影響は予想以上に受けてしまいます。何も対策を取らないままだと、下半身を冷やしてしまいます。そんなときに役立つ便利アイテムがホットカーペットです。下に敷くことで、下半身を冷やすことなく暖かく過ごせます。
ソロキャンプなので、畳一畳分くらいの大きさで十分。ホットカーペットの上に寝袋を事前に敷いておけば、寝袋も温めることができるし、就寝時にも全身を暖かく保つこともできるのでおすすめです。
●その3:底冷えを防ぐ「アルミシート」
アルミシートは地面から感じる冷気を遮断するのに最適です。ホットカーペットと併用で使用することで、底冷えをシャットアウトして、ホットカーペットの効力を引きたたせてくれます。
深夜の時間帯に氷点下にまで下がる地域でのソロキャンプでは、必要不可欠な寒さ対策の装備品となりますので用意しておくことをおすすめします。
●その4:アウトドアで電気が使える「ポータブル電源」

ポータブル電源は、電源のないアウトドアでも、家電にAC電力を供給できるアイテムのことです。屋外で過ごす冬キャンプや車中泊で、電気毛布やヒーターなどの暖房器具に給電して寒さ対策をするときには必須の装備品です。ほかにも、
・電気ケトルを使って簡単に手早くお湯が沸かせる
・IH調理器を使ってテント内で料理ができる
・火を使わずにできることが増えるため、安全にキャンプを楽しめる
などの利点があり、冬のソロキャンプに持っていく便利な装備品として重宝します。キャンプを手軽に楽しみたい方や、充実したキャンプライフを送りたい方におすすめの装備品です。
関連記事:冬キャンプにおける電源なしサイトの寒さ対策11選!おすすめグッズも紹介
4.冬のソロキャンプにおすすめのポータブル電源3選
ポータブル電源を冬のソロキャンプで使用するなら、アウトドア用に設計されたJackery(ジャクリ)のポータブル電源がおすすめです。
・業界トップクラスの軽量とコンパクトを誇り、冬のソロキャンプでも持ち運びやすい
・リン酸鉄リチウムイオン電池を採用し、10年以上使える長寿命だから一度購入すれば長く使える
・BMS機能搭載しており、安全にご利用いただけます。
など、キャンプを趣味としているアウトドア好きの方に長く使って頂けるポータブル電源です。
これからは、冬のソロキャンプにおすすめのポータブル電源もご紹介しますので参考にしてください。
●Jackery ポータブル電源 1000 New|連泊のソロキャンプにおすすめ
Jackery ポータブル電源 1000 Newは、容量1002Wh・定格出力1500Wの高性能モデルです。電気ケトルや炊飯器など、消費電力の高い家電も動かせるため、冬キャンプでの食事づくりや温かい環境づくりに活用できます。
● 消費電力の高い電気ケトルやホットプレートも使用可能
● AC100V出力ポート3口搭載で、複数の家電を同時に使用できる
● 1000Whクラスで業界トップクラスの軽量とコンパクトを実現
安全設計と静音性を両立し、夜間でも安心して使えます。冬のソロキャンプで「家のような快適さ」を実現できるモデルです。
●Jackery ポータブル電源 500 New|一泊程度のソロキャンプにおすすめ

Jackery ポータブル電源 500 Newは、A4サイズよりも小さい薄型ボデイーを採用したコンパクトながら518Whの容量と500Wの出力を備えたモデルです。電気毛布やLEDランタンなど、冬のソロキャンプに欠かせない家電を動かせます。
● 500Whクラスで最軽量を実現して女性でも片手で持ち運びできる
● 最速約1.3時間でフル充電可能
● スマホやカメラなど複数デバイスを同時に充電できるAC・USBポートを搭載
ソーラーパネルでの充電も可能な設計となっているため、太陽光から電気を作って蓄える仕組みを作れます。-20℃〜45℃の広い温度範囲での充放電にも対応しており、初心者の冬キャンプデビューにもぴったりな一台です。
●Jackery ポータブル電源 240 New|日帰りのソロキャンプにおすすめ

Jackery ポータブル電源 240 Newは、リュックに入れるほど小型ながら240Whの容量を誇るコンパクトなエントリーモデルです。ノートPCなら約2回、スマホなら約11回充電できるスペックが搭載されています。
● 定格出力300Wで電気毛布や扇風機など小型家電を使える
● 最速60分でフル充電可能
● 約3.6kgと軽量コンパクトだから、キャンプ、車中泊、防災など、さまざまな場面で大活躍。
出来るだけ装備を軽くしたいソロキャンパーにとって、持ち運びやすさと機能性を両立する理想的な1台です。
5.冬のソロキャンプをするときの5つの注意点
冬のソロキャンプでは、寒さが影響して不便さやトラブルに巻き込まれることもあります。また、甘く見ていると命の危険もあることから、装備品を整えること以外に注意点をしっておくことが大切です。
注意点を把握しておけば、キャンプ場でのトラブルに巻き込まれたとしても対処ができます。ここでは冬のソロキャンプの注意点とその対応策も一緒にまとめました。
●注意点1:「テント内でガス利用は一酸化炭素中毒に注意」
テント内でガスを利用していると、狭い空間の中でもあって自分が想像するよりも早く一酸化炭素中毒になる危険性があります。一酸化炭素は空気よりも軽いため、テントの天井付近に溜まって聞くため、立ち上がると急に体調が悪くなる恐れがあるので注意しましょう。
対処法としては、
・体調に異変を感じたり、空気の悪さを感じたら、すぐさま換気をして空気を循環させる
・一酸化炭素中毒の警報機を設置しておく
・定期的に換気してサーキュレーターで濁ってきた空気を外にだす。
などの安全対策を十分に整えてガスを利用するようにしましょう。でないと、最悪命の危険性が高まってしまいます。
●注意点2:「冬のキャンプでは水が使えないこともある」
冬のキャンプでは、気温が氷点下にまで下がってしまうことが原因で水道が凍結して使えなくなることもあります。そうなると、炊事場が使えなくなることも考えられます。このような場合、水が使えなくなることになるため、自分で用意しなければなりません。
・事前にキャンプ日の天気を確認しておき、必要な分の水を持参する
・携帯用の水タンクを用意しておき、現地に向かう途中で補給する
・洗い物になる装備品を避け、使い捨て出来るお皿や箸を準備しておく
など、あらかじめ用意しておくことで、水のトラブルを解消してキャンプを楽しむことができます。携帯用の水タンクは100均でも販売されていて、コンパクトに収納できるものもあってかさばらずに済むのでおすすめです。
●注意点3:「地面が凍ってペグが通らないこともある」
冬のキャンプは氷点下にまで気温が下がることにも注意が必要です。氷点下にまで下がると、地面すら凍ってしまいテントの設営時にペグがなかなか通らないこともしばしば。
アルミ製のペグでは使い物になりません。強度の高い鉄製のペグを使用し、硬い地面にも打ち付けられるようなものを用意しておきましょう。
●注意点4:「雪の降る地域では積雪対策も必要」
寒さ対策以外にも、積雪が予想される地域でのソロキャンプでは雪対策も必要になってきます。除雪装備&積雪対策も装備品に加えておきましょう。車用で伸縮性のスコップや、降雪時に使うスノーブラシが装備品として便利です。
積雪量が多いと、テントに降り積もった雪の重みでフレームが曲がってしまう恐れがあるので、適度な降雪作業をしてテントを守ることが大切です。
●注意点5:「女性のソロキャンは防犯グッズも準備しておく」
アウトドアの流行で、最近では女性のソロキャンパーも珍しくありません。男性なら大丈夫ということはないのですが、とくに女性で冬のソロキャンプをされる方は、防犯グッズの備えもあった方が安心です。ソロキャンプでは様々なトラブルが予想されます。
・テントから少し離れた間に盗難に合う
・設営を手伝うと言ってセクハラ行為をされる
など、身の危険を感じたときは迷わず警察に連絡する手段を取りましょう。
6.冬のソロキャンプに関してよくある質問(Q&A)

最後に、冬のソロキャンプに関してよくある質問へ回答します。
①電源なし場合の冬ソロキャンプの寒さ対策は?
冬に電源なしでソロキャンプをするときの寒さ対策では「重ね着」と「夜間の冷え込み対策」が基本です。重ね着の仕方は、下記を参考にしてください。
● ベースレイヤー|吸湿発熱素材で汗を素早く吸収しつつ蒸れを防ぎながら保温する
● ミドルレイヤー|フリースやダウンフリースで断熱層を作って体を冷やさない
● アウター|防風ジャケットを重ねることで体温を逃がさないようにする
夜間の冷え込み対策については、下記の方法を参考にしましょう。
● 寝具に断熱マットを敷いて下からの冷気を防ぐ
● 湯たんぽや充電式カイロを寝袋に入れる
● 寝袋の上にブランケットやシュラフカバーを重ねて保温性を高める
服と環境面両方の対策を徹底しつつ、あたたかい食事や飲み物で体を内側から温めることも忘れないようにしましょう。
関連記事:【冬キャンプ】電気毛布におすすめのポータブル電源とは?|2枚使える容量や一晩に必要な容量を紹介!
②女子が冬のソロキャンプをするときの注意点は?
女子の冬ソロキャンプでは、防寒対策だけでなく自分の身を守る工夫も必要です。人気のない場所を選んでしまうと、夜間に怪しい人に襲われてしまうリスクが高まります。
テントを貼るときは、人通りのある場所や照明が届く場所を範囲を選ぶのが大事です。人気の高いキャンプ場や管理人が常駐している施設を選ぶと、安心してソロキャンプを楽しめます。万が一の事態が怖い方は、防犯ブザーを持っておくとよいでしょう。
③冬のソロキャンプにおすすめな飯は?
冬のソロキャンプでは、下記など体を芯から温められる料理がおすすめです。
● 鍋料理
● おでん
● 煮込みうどん
● クラムチャウダー
● チーズフォンデュ
● ホットコーヒーなど
簡単に作れて温かい料理を中心にメニューを組むと、冬のソロキャンプをより快適に過ごせます。キャンプ中に楽しみたいメニューをリストアップし、必要な調理器具を用意しておきましょう。
また、コンセントを必要とする調理器具を使うなら、Jackeryポータブル電源がおすすめです。
④冬ソロキャンプ初心者におすすめなスポットは?
初心者が冬にソロキャンプするなら、設備が整った管理キャンプ場がおすすめです。興味のあるスポットの公式サイトをチェックし、下記の要素を確認しましょう。
● 初心者向けのキャンプエリアか
● 電源サイトが付いているか
● 温泉やシャワー設備があるか
● 管理人が常駐しているか
● 売店やレンタル用品が充実しているか
● 水回り(炊事場・トイレ)が凍結対策されているか
関東には「道志の森キャンプ場」や「ふもとっぱらキャンプ場」など、初心者向けのキャンプ場も数多く存在します。電車や車からアクセスしやすく、初心者でも安心して冬の自然を楽しめるスポットを探してみましょう。
関連記事:【地域別】冬キャンプにおすすめのキャンプ場12選!寒さを吹き飛ばす便利ギアも紹介
⑤冬ソロキャンプのテントのおすすめレイアウトは?
冬ソロキャンプのテントのレイアウトを考えるときは「断熱・動線・安全」3つの要素を意識しましょう。それぞれの具体的な方法は次のとおりです。
● 断熱|床全面に断熱マットを敷き、寝袋の下にアルミシートを重ねて底冷えを防ぐ
● 動線|出入口付近に荷物をまとめ、寝るスペースと調理スペースを分けて必要な物を取りやすくする
● 安全|ランタンやストーブなどの火気類は、火事や一酸化炭素中毒を防ぐためテント外で使用する。
限られた空間を工夫して、暖かく安全に過ごせる環境を整えましょう。
まとめ:冬のソロキャンプは装備品が重要
冬のソロキャンプでは、衣類と就寝環境両方の寒さ対策が欠かせません。衣類は重ね着を意識しつつ、下記の組み合わせを徹底しましょう。
● ベースレイヤーで汗冷えを防ぐ
● ミドルレイヤーで温度を保つ
● アウターで風を遮る
就寝時は、地面からの冷気を遮断するマットと、寒さから身体を守る冬用シュラフの併用がおすすめです。湯たんぽや電気毛布を併用すれば、夜間の冷え込み具合に応じて温かい環境を作れます。
また冬のソロキャンプでは、温かい食べ物や飲み物で身体を内側から温めるのも大事です。電気ケトルやIH調理器を活用し、鍋やスープを作るとよいでしょう。
Jackeryのポータブル電源があれば、コンセントがない場所でも電気ケトルやIH調理器を動かせます。冬のソロキャンプでできることを増やしたい方は、便利グッズとして装備に取り入れてみましょう。

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