1.冬の北海道で釣りを満喫!狙う魚は?
冬の北海道と言えば、凍結した湖沼や河川に穴を開けて釣り糸を垂れる“ワカサギ釣り”が有名ですが、ほかにも魅力的な魚を釣ることができます。冬の北海道では何が釣れるのか。北海道で釣れる、数ある魚たちから有名どころをご紹介します。
●ワカサギ
キュウリウオ科の魚で、言わずと知れた氷上釣りの主役とも言える魚です。結氷した湖沼や河川の穴釣りで釣れます。北海道の各地で多くの有料管理釣り場、無料の非管理釣り場があるため、冬の北海道で釣りと言えば“ワカサギ釣り”と言われるほどです。サイズは小ぶりのものが多いですが大きいものは15cmを超えることも。
●トラウト
淡水で生活するサケ科の魚のことを指し、北海道の湖で釣れる魚です。トラウトは、サケやマスの仲間のことを指し、一部例外を除いては川で生まれて海で過ごすサーモンと区分されています。サイズは20cm~45cm程度。食味的にはサクラマスに人気がありますが、ニジマスの強烈な引きを好む方も少なくありません。
●アイナメ
カサゴ目アナイメ科の白身魚で、日本では全国的に沿岸部に生息している魚です。北海道では別名“アブラコ”と呼ばれていて、背面いっぱいに広がる一枚びれと大きく丸い胸びれに特徴のある魚ですね。体長は30cm~40cm程度が一般的ですが、大きいものは60cmにもなる個体もあるため、釣りがいのある魚です。
●メバル
フサカサゴ科とされる魚で北海道では“エゾメバル“というメバル類がポピュラーです。通称「ガヤ」とも呼ばれています。身体がやや細長く、赤っぽいものから褐色の黒っぽいものまで変化するのが特徴です。海底の漁礁などに住みつく「根魚」として知られています。マゾイ(キツネメバル)は別名”北海道のタイ“とも呼ばれ、地域で根強い人気を誇る高級魚です。
●ヒラメ
ヒラメはヒラメ属魚類の中でアジア側に分布する唯一の魚種で、北海道では日本海と津軽海峡を中心に生息しています。沿岸部の砂泥地を好み、夜行性でサーフでの釣りでは上級者向けの獲物とされています。
2.冬の北海道でおすすめの釣り場はココ!
冬の北海道で目的の獲物を釣る場合、まずは釣れる可能性が高い場所選びが大切です。上記で紹介した魚が釣れるおすすめの釣り場をご紹介します。
●メバルを釣るなら内浦湾
参照元:噴火湾とようら観光協会
住所 |
北海道虻田郡豊浦町旭町21-2 |
名所 |
北海道の南西部、渡島半島によって北、西、南の三方に囲まれた湾です。別名“噴火湾”とも呼ばれています。メバルは夜行性なので、夜間及びタマズメ(夜明けから日の出のでの前後1時間)が狙い目です。
・エサ釣り:堤防ぎわやブロックの陰をダイレクトに狙えるブラクリやブラーがおすすめ
・ルアー釣り:満潮の前後2時間が狙い目。
メバルは11月~4月までがハイシーズンと言われています。浅場の岩礁域や海藻の茂る場所を好むこともありポイントを絞って挑戦してみましょう。
●ヒラメを釣るなら小樽湾
参照元:小樽ってこんなところ② 地形と観光スポット|グランドパーク小樽
住所 |
北海道小樽市港町5 |
名所 |
北海道西部、石狩湾に面した海湾で、小樽市のカヤシマ岬から平磯岬間を指します。小樽湾は東に向かった湾入により北西の卓越風を防ぐことができるため、天然の良湾として栄えました。釣り場として有望なポイントは、南防波堤で、一番東にある非常に長い防波堤です。根掛かりしやすいため予備の仕掛けやルアーを多めに準備しておきましょう。
ヒラメはベイトを追って広範囲に移動するため、さまざまな方向へキャストすると良いです。ルアーは海底から少し上(1m~2m)を通してやるのがポイント。タダ巻きが効果的です。
●アイナメを釣るなら渡島半島沿岸
参照元:渡島半島西海岸を北上する
住所 |
北海道松前郡福島町 |
名所 |
北海道南西部に位置する渡島半島。屁曲に富んだ海岸線と海岸段丘が特徴で、それぞれの海から新鮮な魚介類が獲れるのが魅力。アイナメを釣るなら渡島半島沿岸部がおすすめのポイントです。
アイナメは岩礁帯などの障害物周辺が狙い目となるため、投げ釣りではそのポイントへ仕掛けをダイレクトに入れて当たりを待つスタイルになります。
●ワカサギを釣るならかなやま湖
参照元:冬のかなやま湖
住所 |
北海道空知郡南富良野町 |
名所 |
北海道空知郡富良野町にあるかなやま湖は、空知川に建設された金山ダムによってできた人造湖です。冬になるとワカサギ釣りの人気スポットとしても知られています。非管理釣り場で駐車場が無料なため、手軽に利用できるのも魅力のひとつ。
ワカサギ釣りは、釣りをやったことがない人でも手軽に楽しめる釣りとして知られており、上手くワカサギの群れに当たれば一度に数匹釣れることもしばしば。
●トラウトを釣るなら支笏湖
参照元:支笏湖冬の風物詩
住所 |
北海道千歳市支笏湖温泉番外地 |
名所 |
トラウトを狙うには、マズメ時(日の出や日の入りの前後)はトラウトが活性化してルアーに反応する可能性が上がると言われています。ポイントから距離を取り、慎重にキャストするのがおすすめです。
3.冬の北海道での釣りは防寒対策を万全に!
冬の北海道の寒さを侮ってはなりません。氷点下は当たり前の極寒の中での釣りは、寒さ対策の準備を万全にしておく必要があるでしょう。ここでは冬の北海道で釣りを満喫するのに最適な防寒着をご紹介します。
●ヒートテックインナー
ヒートテックインナーは、もはや冬の防寒着として定番になりつつあります。インナーとともにタイツと一緒に着用することで、身体全体を寒さから守ってくれます。釣りをする際、ポイントまで移動することもあり、ストレッチ素材にすれば動きづらいことはありません。汗冷え対策で速乾性のあるものを選ぶのもおすすめです。
●マウンテンパーカー
アウターとしておすすめは「マウンテンパーカー」です。防水性の高いのがおすすめ。海辺での釣りの際に水濡れを防ぐのもそうですが、一番は冷たい風を通さないために着用するのが目的です。アウトドア用のウェアは動きやすくキャストしやすいのもおすすめの理由です。
●電熱ベスト
ウェアの中に着るものとして、電熱ベストがおすすめ。氷点下が当たり前の北海道で、自ら発熱して身体を温めてくれる防寒着は凄く助かります。そのままスイッチを入れなくても体温を保護してくれるし、寒さを感じる程度によって暖かさも調節できます。真冬の北海道では頼りになる防寒着です。
●撥水パンツ
釣り場はたとえ晴天に恵まれていたとしても、水辺付近に長時間滞在することになるため、撥水性の高い防寒着が重宝します。防風性能と通気性も高い素材のものを選びましょう。真冬の北海道は基本的に雪の上を歩くことが多いため、防水性の高い防寒着を選ぶことは重要です。
●グリップ力のあるシューズ
冬の北海道での釣り場は雪で滑りやすく歩きにくいこともあり、足に余計な負担を与えることもあります。靴選びはグリップの高さも重要な要素となるでしょう。溶けた雪水の浸透を防ぐためにも防水性能も求められます。
●ネックウォーマー
首筋から侵入してくる冷気を遮断し、寒さを感じやすい箇所を保護するためにネックウォーマーは必須です。首全体をカバーできる大きめのものを選びましょう。最近では電熱タイプのネックウォーマーも登場してきていますので、冷え症の方におすすめです。
●フルフィンガーのインナーグローブ
釣りは、指先をよく使うため、厚手のグローブは暖かそうですが実は釣りには不向きです。できるだけ薄手で指がちゃんと使えるグローブで、なおかつ防風性&防寒機能の高いものを選ぶと良いです。
●カイロ
冬のお供に欠かせない防寒アイテムとして鉄板のカイロも釣りには重要な防寒アイテムです。寒さに弱い箇所に貼り付けておきましょう。ミニサイズと大きめのサイズ両方を使い分けると便利に使えます。たとえば、
・ミニサイズ:冷え切った指先を温めるため用にポケットに忍ばせておく
・標準サイズ:長時間暖かさが継続するもので、服と服の間に忍ばせておく
など、使用用途を分けて複数枚持っておくと安心です。気付かないうちに低温火傷する可能性もあるので油断しないようにするのがベストです。
4.冬の北海道で釣りを楽しむときに役立つJackeryポータブル電源
厳しい寒さの中で長時間釣りを楽しむ際、防寒着以外にも寒さを和らげる方法はいくつかあります。たとえば、
・温かい飲み物を飲んで体内から身体を温める
・暖房器具を使う
など、電気を使った暖の取り方も有効な手段としておすすめです。電熱素材のひざ掛けなども椅子に腰かけて当たりを待つ際にとても重宝するので、ぜひ使ってみてほしいアイテムです。
Jackery(ジャクリ)ポータブル電源は、冬の北海道で釣りをする際に持って行くと、寒さ対策アイテムの充電や電力供給にとても便利です。ほかにも、夜間の電気照明はもちろん釣った魚の撮影機材の利用にも使えるなど、あると便利なアイテムとしておすすめです。Jackery(ジャクリ)の特徴は、
・アウトドア用に設計され、屋外での利用に適した衝撃耐性能力がある
・最大10個まで同時に電力供給が可能
・最大5年の長期保証で安心のアフターケアも充実
・必要な容量を選べる豊富なラインナップ
が魅力です。あなたの北海道での釣りをサポートしてくれる良きアイテムとなってくれるでしょう。製品情報の詳細は、Jackery公式サイトをご覧ください。
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5.防寒以外に、冬に北海道で釣りをする際の注意点
冬の北海道で釣りを満喫するためには、寒さ対策以外にも注意すべきことがあります。初めて北海道で釣りに挑戦する方はもちろん、知っておくと良い注意点をまとめていますので、参考にしてください。
●極寒の中で長時間釣りに没頭すると健康リスクが高まる
いくら寒さ対策を万全にしていても、極寒の中に長時間滞在していると、健康上のリスクは次第に高くなっていきます。たとえば、
・末梢血管が収縮し血圧が上昇する
・筋肉の動きが悪くなり、手作業がしにくくなる
・冷たい空気を大量に吸入することで気管支の炎症が起こりやすくなる
・排尿の回数が増えて脱水が進行する
などがあげられます。また、生理的・心理的負担も生じる可能性もあります。釣りに集中してしまうと、つい時間を忘れて夢中になってしまい、体調の不具合に気付きにくい状態にもなってしまいますし、我慢して釣りを続けてしまうこともあるでしょう。自分の体調の変化には十分気を使うことが大切です。
●足場が悪い場所が多く凍結して滑りやすい
冬の北海道では、釣り場は基本足元が凍結して滑りやすかったり、雪に覆われていて足場が悪いことも多々あります。雪のせいで穴が空いていることに気付かず落ちてしまう可能性もあるので注意が必要です。経験が浅い方はとくに単独行動は避けた方が良いでしょう。
●冬は日照時間が予想以上に短い
北海道の冬は日照時間が短く暗くなるのが早いことも注意しなければならない点です。とくに真冬となる12月から1月は、
・日の出:7時頃
・日の入:16時頃
と、日照時間は10時間ありません。釣りに集中していると、気付けば辺りが暗くなっていたなんてこともあるため、時間をきちんと把握しておかなければなりません。
まとめ:防寒対策を万全にして冬の北海道で釣りを満喫
今回の記事では、冬の北海道で釣れる魚をはじめ、厳しい寒さを乗り切るための防寒アイテムも一緒にまとめました。体調管理も含めて準備を万全にして北海道の釣りを満喫してください。北海道は広大な大自然の中で釣りが楽しめます。
また、幻想的な雪景色も楽しみつつ釣りを満喫するのも良いものです。寒さ対策も大切ですが、日照時間や健康リスクなどの注意点も踏まえたうえで、釣りを楽しんで頂ければ幸いです。
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