1.災害時に電力を確保できる発電機の種類
発電機の種類は主にガス・ガソリン式発電機とソーラー発電機の2種類があります。それぞれのメリットやデメリットを見ていきましょう。
●ガス・ガソリン式発電機|燃料を使いエンジンを稼働させ電力を作る
ガス・ガソリン式発電機は、ガスやガソリンを燃料としてエンジンを動かすことで、電力を供給するタイプの発電機です。ここではガス・ガソリン式発電機のメリットとデメリットを解説します。
┃ガス・ガソリン式発電機のメリット|出力が大きい
ガス・ガソリン式発電機のメリットは以下のとおりです。
・出力電力が大きい
・充電の必要がない
・燃料があれば使用可能
・低温環境でも使用できる
最大のメリットは、出力電力が大きい点です。そのため、エアコンや電子レンジなどの消費電力が大きい家電が使用できます。また、燃料があれば充電せずにすぐに使えるのもメリット。さらに、ガソリン式発電機は気温が低い寒冷地でも安定して電力を供給できるのも強みです。
┃ガス・ガソリン式発電機のデメリット|燃料が必要かつ音がうるさい・排気ガスが出て室内で使えない
ガス・ガソリン式発電機のデメリットは以下のとおりです。
・動作音が大きい
・排気ガスが出るため室内で使用できない
・燃料の備蓄が必要
動作音が大きく、燃料の確保が必要なのがデメリットです。また排気ガスが発生するため、室内での使用には適していません。
●ソーラー発電機|太陽光発電でためた電力を使う
ソーラー発電機は、太陽光を利用して電力を蓄える装置で、主に据付型とポータブル型の2種類があります。据付型は大規模なソーラーパネルを設置し、家全体に電力を供給するタイプです。一方ポータブル型は、小型で持ち運び可能なソーラーパネルとポータブル電源を組み合わせたシステム。災害用発電機としては、避難所や車にも持ち運べるソーラーパネルとポータブル電源のセットがおすすめです。
それではソーラー発電機のメリットとデメリットについて見ていきましょう。
┃ソーラー発電機のメリット|燃料不要かつ音が静か・排気ガスが出ない
ソーラー発電機のメリットは以下のとおりです。
・燃料が必要ない
・動作音が静か
・室内で使用可能
・軽量で持ち運びやすい
ソーラー発電機の大きなメリットは、燃料が一切不要である点です。太陽光を利用して電力を蓄えるため、燃料を備蓄する必要がありません。また動作音が静かで、周囲を気にせず使用できます。さらに排気ガスが出ないので、室内で安全に使用できるのもメリットです。
┃ソーラー発電機のデメリット|停電時は晴れていないと充電できない
ソーラー発電機のデメリットは、太陽光がないと充電できない点です。停電時は曇りの日や夜間には充電ができません。そのため、災害時に備えてポータブル電源を日頃からこまめに充電しておくことをおすすめします。
ただし、曇りの日もまったく充電できないわけではありません。当社Jackery(ジャクリ)のソーラー発電機は業界最高峰の23~25%の発電効率を誇るうえ(※)、一部モデルは「両面発電」の仕組みを取り入れ曇りの日の小さな光量でも効率的に発電できます。
※一般的なソーラー発電機は、発電効率20%以上で高性能といわれています。
2.災害時の発電機はポータブル電源+ソーラーパネルがおすすめ
災害時には、どこでも安定して電力を確保できる手段が不可欠です。そこでおすすめなのが、ポータブル電源とソーラーパネルの組み合わせです。ガスやガソリンなどの燃料を使わずに、自宅や避難所で電力を確保できます。メリットにを詳しく見ていきましょう。
●燃料不要で太陽光から繰り返し充電できる
ポータブル電源とソーラーパネルを組み合わせることで、燃料を使わずに太陽光で繰り返し充電できます。ガスやガソリンの供給が不安定な状況でも、太陽光さえあれば電力を確保できるのがメリットです。
●軽量・コンパクトで持ち運びやすい
ソーラーパネルとポータブル電源のセットは、軽量でコンパクトな設計のモデルが多く、持ち運びやすいのが魅力です。被災時には自宅からの避難が必要になる場合も多いため、どこでも使える災害用発電機として重宝します。避難所や車内など、状況に応じて持ち運んで使用できるのが利点です。
●音が静かでどこでも使える
ソーラーパネルとポータブル電源は動作音が静かで、どこでも周囲に迷惑をかけずに使用できます。夜間や静かな場所でも安心して使用できるのがメリットです。避難所でも周りに気を遣わずに電源を確保できます。
●燃料が要らず排気が出ないため室内で使える
ソーラーパネルとポータブル電源の組み合わせは燃料を使わないため、排気ガスが出ないのが大きなメリットです。ガス・ガソリン式発電機とは違い、災害時には避難所や自宅など室内でも安心して使えます。場所を選ばずに使用できるのは大きな利点です。災害時の発電機として、ポータブル電源とソーラーパネルのセットを準備しましょう。
3.災害時の発電機として使えるポータブル電源+ソーラーパネルのおすすめ4選
災害用発電機には「Jackery(ジャクリ)」のポータブル電源とソーラーパネルのセット「Jackery Solar Generator」シリーズをおすすめします。その理由は下記のとおりです。
・「防災製品等推奨品」に認定されており、災害時に安全かつ有効に使用できる
・コンパクトで持ち運びやすいため、どこでも電源を確保できる
・静音レベル30dB以下(静かな図書館レベル)で、避難所でも周りを気にせず使える
・業界トップクラスの太陽光発電効率を実現しており、スピーディーに充電できる
ここでは全世界で400万台以上の販売実績を持つJackery(ジャクリ)製品から、おすすめの「Jackery Solar Generator」シリーズを4つ紹介します。あなたに合ったモデルを選び、災害時の電力確保の準備をしましょう。
●Jackery Solar Generator 600 Plus 100W ポータブル電源 ソーラーパネル
Jackery Solar Generator 600 Plus 100W ポータブル電源 ソーラーパネルは、災害時に持ち運びやすい中容量サイズのポータブル電源と、業界トップクラスの変換効率を誇る100Wのソーラーパネルのセットです。本体は約7.3kg、ソーラーパネルは約4kgと軽量コンパクトのため、車や避難所に気軽に持ち運べます。2人までの災害時のバックアップ電源に適した容量です。
●Jackery Solar Generator 1000 New 200W ポータブル電源 ソーラーパネル
Jackery Solar Generator 1000 New 200W ポータブル電源 ソーラーパネルは、容量1070Wh・定格出力1500Wのポータブル電源と、業界トップクラスの高速充電を実現した200Wのソーラーパネルのセットです。ほぼすべての家電が使えるため、ストレスが少ない被災生活を送れます。4〜5人家族の災害時のバックアップ電源に適した容量です。
●Jackery Solar Generator 2000 New ポータブル電源 セット
Jackery Solar Generator 2000 New ポータブル電源 セットは、容量2042Wh・定格出力2200Wと超パワフルでありながら、軽量コンパクトなポータブル電源と、変換効率に優れた200Wのソーラーパネルのセットです。災害時でも電子レンジなど消費電力が大きい家電を使用したい方に最適で、5人以上の大家族のバックアップ電源としてもおすすめです。
●Jackery Solar Generator 2000 Plus ポータブル電源 セット
Jackery Solar Generator 2000 Plus ポータブル電源 セットは、大容量で高出力のポータブル電源と、高い変換効率を誇る200Wのソーラーパネルのセットです。ポータブル電源には専用の拡張バッテリー(別売り)があるため、災害で長期間電気が復旧しない場面にもおすすめです。最大12,000Whまで容量を増やして、電気の残量を気にすることなく家電を存分に使用したい方に適しています。
もっと多くの商品を見る
4.災害用発電機の選び方のポイント4つ
災害用発電機の選び方のポイントを4つ紹介します。これを参考に、災害時にも安心して使用できる災害用発電機を見つけましょう。
●種類で選ぶ|防災用にはポータブル電源×ソーラーパネルがおすすめ
災害時には、燃料を必要としないポータブル電源とソーラーパネルの組み合わせがおすすめです。災害用発電機には、ガスやガソリンを使う燃料系発電機と、太陽エネルギーを利用する「ポータブル電源×ソーラーパネル」の2種類があります。
「ポータブル電源×ソーラーパネル」は、燃料不足の心配がなく、太陽光で安定的に電力を確保できます。災害時でも安定した電力を確保したいなら「ポータブル電源×ソーラーパネル」を選びましょう。
●出力で選ぶ|1500W以上がおすすめ
災害時に使用したい家電の消費電力に応じて、発電機の出力を選びましょう。電子レンジ(1000〜1450W)やドライヤー(600〜1200W)など消費電力が高い家電を使いたい方は、1500W以上の出力があるモデルがおすすめです。
●容量で選ぶ|使いたい家電の消費電力×使用時間以上の容量がポイント
使用人数や使用時間を考慮して、災害用発電機の容量を選びましょう。容量が大きいほど長時間電力を供給でき、災害時に必要な機器をより長く使えます。スマホの充電だけなら少ない容量でも対応可能ですが、テレビを長時間視聴する場合は、より大きな容量が必要です。
例えば、消費電力100Wのテレビを10時間使用した場合の消費電力は次のように計算できます。
100W(0.1kW)×10時間=1000Wh
つまり、消費電力100Wのテレビを10時間使う際には、1000Whのバッテリー容量が必要です。
●耐久性で選ぶ|長寿命のリン酸鉄リチウムイオン電池搭載モデルがおすすめ
災害はいつ起こるか分からないため、発電機の耐久性も重要です。特にバッテリーの寿命や安全性を重視するなら、長寿命で安全性の高いリン酸鉄リチウムイオン電池を搭載したモデルを選びましょう。
例えばJackery(ジャクリ)のポータブル電源は、約4000回の充放電が可能で、毎日使っても10年間使えるリン酸鉄リチウムイオン電池を搭載しています。災害用発電機に耐久性を求めるなら、Jackery(ジャクリ)の「Jackery Solar Generator」がおすすめです。
まとめ
災害時の発電機には、ポータブル電源とソーラーパネルの組み合わせがおすすめです。ガス・ガソリン式発電機は室内で使えないため、災害用には適していません。
その点、持ち運びやすく室内でも使える「ポータブル電源とソーラーパネルのセット」なら、自宅でも避難所でも場所を選ばずに活用できます。ポータブル電源とソーラーパネルのセット「Jackery Solar Generator」を準備して、万全の防災対策を整えましょう。
コメント