バッテリーの劣化の原因や防ぐ方法を解説!長寿命の最先端バッテリーも紹介

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バッテリーの劣化の原因や防ぐ方法を解説!長寿命の最先端バッテリーも紹介

スマホやパソコンを使用しているとバッテリーがあっという間になくなり、困った経験があるのではないでしょうか?本記事では、バッテリーの劣化に関する以下3つの内容を知ることができます。

 

・バッテリー劣化の原因

 

・バッテリー劣化の確認方法

 

・バッテリー劣化を防ぐ方法

 

また最後に長寿命の最先端バッテリーも紹介しています。本記事を読めばバッテリーに関する悩みや使用時のストレスを減らすヒントを得られるでしょう。

目次

バッテリーは仕組み上劣化が避けられない!

 

バッテリーは消耗品のため、長期間使用していると劣化してしまいます。 

ここでは一般的に普及しているリチウムイオンバッテリーについて以下2つを解説します。

・リチウムイオンバッテリーの仕組み

・リチウムイオンバッテリーの寿命 

普段意識せず使用しているバッテリーですが、仕組みや寿命を知ることで上手に付き合えるでしょう。

一般に普及する「リチウムイオンバッテリー」の仕組み

簡潔にいうとリチウムイオンバッテリーは、化学反応によって放電・充電しています。金属化合物(陽極)とリチウムを貯蔵できる炭素剤(陰極)が繋がっていて、電気を帯びた原子が陽極と陰極を行き来することで電力を充電・放電する仕組みです。 

化学反応を繰り返していると電極に付着物ができてしまい、イオンの流れを妨げ劣化につながります。バッテリーの仕組み上、劣化は避けられません。

リチウムイオンバッテリーの寿命は一般的に充電500回程度

リチウムイオンバッテリーは充電を約300回〜500回すると性能が衰えます。バッテリーは化学反応を起こすことで充電と放電をしますが、同時に電極にサビのような付着物ができたりバッテリー内の電解液が劣化してきたりします。バッテリー内ではイオン電子が行き来していますが、付着物に妨げられることで著しくパフォーマンスが低下してしまうのです。 

そのため、2年〜3年程度でバッテリーの寿命を迎えてしまうケースが多くあります。 

バッテリーの劣化を早める4つの原因とは?

 

バッテリー

バッテリーは劣化するものですが、誤った使い方をすると劣化を早める原因になります。劣化を早める原因を以下4つにまとめました。

・フル充電のまま充電コードを繋いでいる

・充電が0の状態で放置する

・充電しながら給電/使用している

・高温の環境下においている 

バッテリーの劣化を早める使い方をしている人は、今から使い方に気をつけましょう。

原因①:フル充電のまま充電コードを繋いでいる

充電コードを繋いだまま放置しているとバッテリーに負担がかかり劣化が進んでしまいます。フル充電の状態にも関わらず充電し続けることを「過充電」といい、電極に負担がかかっている状態です。 

過充電はバッテリーにとって大きな負担となるため、充電が終わったらすぐにコードを抜くと良いでしょう。

原因②:充電が0の状態で放置する

充電が0%の状態で放置することもよくありません。バッテリーは使用していない状態でも放電する「自己放電」の性質があります。0%の状態でも自己放電を続けようとするため、バッテリーが消耗する「過放電」の状態になってしまうのです。 

過放電の状態が長時間続くとバッテリーが故障しかねないため、0%の状態で放置しないように気をつけましょう。

原因③:充電しながら給電/使用している

バッテリーを充電しながらスマホやパソコンなどの接続機器を充電すると、バッテリーに負担がかかり劣化を早める原因になります。 

充電しながら給電しても問題がないのは、「パススルー機能」を搭載したバッテリーのみです。バッテリーを充電しながら他の機器へ給電したい場合は、パススルー対応のものか確認しましょう。なお、当社「Jackery」の大容量バッテリー(ポータブル電源)のPro及びPlusシリーズは、全機種がパススルーに対応しています。

原因④:高温の環境下に置いている

国立研究開発法人科学技術振興機構低炭素社会戦略センターの実験によると、高温の環境下にリチウムイオンバッテリーを置いた場合、バッテリーの劣化がより進む結果が出ました。400日放置した場合、温度が25℃なら100%の容量を維持できましたが、40℃だと94%、60℃なら80%以下まで容量が減ってしまったとのことです。 

温度が25℃の場合400日でも100%の容量を維持しており劣化が進みにくいが、温度が高くなって40℃だと400日で94%、60℃だと80%以下と劣化が進みやすくなる。」

引用:「リチウムイオン電池の劣化挙動調査」 

日常生活においてバッテリーを高温の環境下に置く機会は少ないですが、真夏の車内や炎天下に長時間バッテリーを置いてしまうと劣化が進みやすくなります。バッテリーは温度の影響を受けやすいため、高温の環境下には置かないようにしましょう。

バッテリーの劣化の確認・診断方法は?5つの症状を紹介

 

ここではバッテリーの劣化を確認・診断する方法として5つの症状をご紹介します。

・明らかに充電の最大容量が減る

・急に電源が落ちる(スマホ・パソコンの場合)

・充電速度が異常に遅くなる

・バッテリーが熱くなる

・バッテリーが膨らむ 

それぞれの症状を解説していきます。

症状①:明らかに充電の最大容量が減る

フル充電をしたばかりであるにも関わらず、すぐに充電が減ってしまう場合はバッテリーが劣化している可能性が高いです。バッテリーが劣化してくると最大容量が減少するため、急速に充電が減ったり充電の保ちが悪くなったりします。 

明らかに充電の減りが早い場合は、バッテリーが劣化していると考えて良いでしょう。

症状②:急に電源が落ちる(スマホ・パソコンの場合)

バッテリーが劣化すると電力の供給がうまくできなくなり、充電があるにも関わらず突然電源が落ちてしまうケースがあります。劣化しているバッテリーは電力を溜めることが難しくなるだけでなく、電力消費も早くなります。 

突然電源が落ちることを繰り返している場合はバッテリーが劣化している可能性があるため、交換を検討してください。

症状③:充電速度が異常に遅くなる

充電速度が異常に遅い場合はバッテリーの劣化が原因と考えられます。バッテリーが劣化していると、化学反応のスピードが落ちて充電速度が遅くなるケースが多いです。 

動画を視聴していたり、アプリを立ち上げたりすると負荷がかかりバッテリーを劣化させる原因になります。また、充電しながらスマホやパソコンなどを使用すると充電速度が遅くなるため、充電中はなるべく使用しないように心がけましょう。

症状④:バッテリーが熱くなる

充電コードを繋いだままの使用や長時間の使用はバッテリーに負担がかかり、内部に熱が溜まってしまうことがあります。一度内部に熱が溜まると外に放散するのには時間がかかるため、バッテリーへの負担が大きくなり、さらに劣化が進む悪循環です。バッテリーが熱くなったらすぐに使用を中止してください。

症状⑤:バッテリーが膨らむ

バッテリーが劣化すると膨らむことがあります。膨らんでしまう原因は、リチウムイオンの化学反応によって起こる「ガス」です。劣化が進むと化学反応によってガスが発生し膨張してしまいます。 

例として一般的なモバイルバッテリーの寿命は3年程度といわれているため、膨張する前にバッテリーを交換するなど対策をとってください。

バッテリーの劣化を防ぐ3つの裏ワザ

 

バッテリー

バッテリーの劣化を防ぐ3つの裏ワザをご紹介します。

・節電タイマーのついたコンセントを使う

・バッテリーが20〜40%を目安に充電する

・不要なアプリや通信をストップする(スマホやパソコンの場合) 

避けることのできない劣化ですが、少しでも長く安全に使用するために活用してみてください。

裏ワザ①:節電タイマーのついたコンセントを使う

節電タイマーつきのコンセントを使用すると、バッテリーの「過充電」の予防が可能です。過充電とはバッテリーがフル充電されているにも関わらず充電をし続けることを指します。バッテリーを過充電すると大きな負担がかかってしまい、劣化を進めかねません。節電タイマーつきのコンセントを使用することで過充電を防止できるため、バッテリーの劣化を抑制可能です。

裏ワザ②:バッテリーが40~50%を目安に充電する

国立研究開発法人科学技術振興機構低炭素社会戦略センターのリチウムイオン電池の劣化挙動調査によると、充電率が「低い場合(5%〜30%)」と「高い場合(70%〜100%)」ではバッテリーの劣化が進みやすく、中央値である40%〜50%前後が劣化が少ないという結果が出ました。 

充電を100%に近い状態にすると心理的に安心しますが、実際には50%前後にしておけば劣化を最小限に抑えることができます。可能であればバッテリーは40%〜50%前後を目安に充電すると良いでしょう。 

参考:「リチウムイオン電池の劣化挙動調査

裏ワザ③:不要なアプリや通信をストップする(スマホ・パソコンの場合)

不要なアプリや通信はストップしましょう。アプリを使用していたり位置情報などをオンにしていたりするとバッテリーの消費量が大きく、劣化を進めてしまうためです。 

特に、以下4つのアプリはバッテリーを消耗しやすい傾向があります。

・動画配信サービス

・スマホゲーム

・位置情報アプリ

・SNS 

バッテリーの劣化を食い止めるために、不必要なアプリは閉じて過ごしましょう。

最新の「リン酸鉄リチウムイオンバッテリー」なら劣化が遅くて長寿命!

 

最新の「リン酸鉄リチウムイオンバッテリー」は劣化が遅く長寿命のバッテリーです。リン酸リチウムイオンバッテリーの特徴を以下の3つにまとめました。

・従来の「三元系リチウムイオンバッテリー」の倍以上の寿命を誇る

・低温・高温の耐久度が高く安全性も向上している

・EV車やポータブル電源として利用されている 

詳しく解説するので、今後のバッテリー選びの参考にしてみてください。

従来の「三元系リチウムイオンバッテリー」の倍以上の寿命を誇る

リン酸鉄リチウムイオンバッテリーは、従来の三元系リチウムイオンバッテリーと比較すると倍以上の寿命です。従来のリチウムイオンバッテリーは、フル充電を約300回〜500回すると劣化により寿命がきて使用できなくなる、もしくは容量が大きく減ります。対して、リン酸鉄リチウムイオンバッテリーは約2,000回〜4,000回フル充電して使用可能です。 

リン酸鉄リチウムイオンバッテリーなら長寿命のため、バッテリーの消耗によるストレスを大幅に減らしつつ買い替えの頻度も少なくすることができます。モバイルバッテリーの消耗にストレスを感じている人はリン酸鉄リチウムイオンバッテリーがおすすめです。

低温・高温の耐久度が高く安全性も向上している

リン酸鉄リチウムイオンバッテリーは安全性が高いことが特徴です。熱耐性が高く高温環境でも安全に使用できます。過充電や過放電による内部の高温環境にも耐性があり、バッテリーが膨張したり爆発したりするリスクが極めて低いです。 

使用していたバッテリーが膨張した経験がある人はリン酸鉄リチウムイオンバッテリーを選ぶと良いでしょう。

最近ではEV車やポータブル電源に活用されている

安全性や耐久性の高さを英雄に、近年ではリン酸鉄リチウムイオンバッテリーはEV車やポータブル電源に使用されています。従来の三元系リチウムイオンバッテリーは氷点下−10度ほどが限界でしたが、リン酸鉄リチウムイオンバッテリーは−20度にも耐久可能です。耐久温度の幅が広いおかげで、寒冷地や高温環境下でも使用できます。

リン酸鉄リチウムイオンバッテリー搭載で10年以上使えるポータブルバッテリー4選

 

リン酸リチウムイオンバッテリーを搭載している、長寿命のポータブルバッテリーを4つ紹介します。Jackeryのポータブル電源Plusシリーズは10年以上の長寿命を実現し、安全性にも考慮した信頼性の高いポータブル電源です。1つ持っていればバッテリーの劣化で買い替える必要性が大幅に減ります。自分に必要な容量やサイズのものを選んでみてください。

Jackery ポータブル電源 2000 Plus

Jackery ポータブル電源 2000 Plusは持ち運び可能な大容量ポータブル電源です。もともと容量は2,042Whと大きいですが、さらに別売りの拡張バッテリーを使うことで12,000Whまで増やせます。停電時に10時間以上エアコンを動かしたり、電子レンジを何度も使ったりしても問題のない容量です。 

騒音レベルは30dB以下で、「郊外の深夜」ほどの音量で非常に静か。キャンプなどで寝室に近い場所に置いていても音が気になることはほとんどないでしょう。アウトドアや災害時の電力供給に活用できるため、Jackery ポータブル電源 2000 Plusが一家に一台あると安心です。

Jackery ポータブル電源 1000 Plus

Jackery ポータブル電源 1000 Plusは、2000Plusと比べるとさらに持ち運びがしやすいコンパクトサイズのバッテリーです。2,000Wの出力でスマホやパソコンなどの充電をはじめ、消費電力の大きい電子レンジなども含めたほぼすべての家電が使えます。 

容量は1,264Whと、たとえば電気毛布を20時間以上動かしても余裕。さらに追加バッテリーで5,000Whまで容量を増やせば、数日間の停電にも耐えられる大容量に変身するのもポイントです。追加バッテリーは後付けが可能なため、「買ってみたけど容量が足りなくて損をした……」という心配はいりません。 

また場所を取らないサイズ感のため、有事の際に備えて収納していても邪魔にならないのがメリット。重量は約14.5kgと大容量ポータブル電源にしては圧倒的に軽量で、持ち運びが容易です。容量が大きくてコンパクトなポータブル電源の購入を検討している人には、Jackery ポータブル電源 1000 Plusをオススメします。

Jackery ポータブル電源 600 Plus

Jackeryのポータブル電源に新しく中容量のモデルとして登場したものがJackery ポータブル電源 600 Plus。容量は632Whで定格出力が800Wです。中容量ながら800Wと高めの出力があるので例えばケトルを使ってお湯を沸かすことができます。 

コンパクトで持ち運びがしやすいためアウトドアや旅行にも最適です。小型ながらもしっかりと電化製品の電力を賄うことができるため、「出先でケトルを使ってちょっとお湯を沸かしたい」「車中泊で電気毛布を使いたい」など多用途で活躍します。 

「旅行やアウトドアを家電で便利にしたいけど、そこまで高いコストは掛けられない」という人には、お手頃サイズで高コスパのJackery ポータブル電源 600 Plusがオススメです。

Jackery ポータブル電源 300 Plus

Jackery ポータブル電源 300 Plus」は、容量288Wh・出力300WのJackeryの小型モデルです。たったの定価4万円以下にも関わらず10年以上も長持ちするため、非常にコスパが良いのがポイント。コンセント(AC電源)も搭載し、電気毛布や扇風機などのUSBでは動かない家電も使えます。 

コンパクトサイズでリュックにも入るため、どこでも簡単に持ち運びが可能です。キャンプや旅行時のスマホ充電の確保はもちろん、停電時のテレビ動作などさまざまな場面で活躍します。災害用の予備充電として、Jackery ポータブル電源 300 Plusをリュックの中に備えておくと良いでしょう。

まとめ

 

バッテリーは消耗品のため、劣化は避けられません。フル充電が完了している状態で充電コードを接続し続けたり、逆に充電が0%の状態で放置したりしているとバッテリーに負荷がかかり劣化の原因になります。 

通常、バッテリーの寿命は3年前後です。Jackeryのポータブル電源なら10年以上使用できる「リン酸鉄リチウムイオンバッテリー」を使用しています。安全性・耐久性に優れているため、バッテリーの劣化でお悩みの方はぜひ使用してみてください。

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