蓄電池の価格はどのくらい？お得な買い方とおすすめの製品を紹介

蓄電池の購入には、まとまった費用が必要です。これからの時代に必要なアイテムだからこそ、品質だけでなく価格にもこだわりたいという方もいるのではないでしょうか？もちろん、いくらぐらいの出費が必要か気になる方も多いでしょう。

この記事では蓄電池の価格だけでなく、お得な買い方も含めてさまざまな角度から解説します。お読みになることで相場だけでなく、どのような方法を使えば割安かわかります。おすすめの製品も紹介しますので、ぜひご活用ください。

蓄電池は住宅や地面に固定する「据置型」と、持ち運び可能なポータブルタイプに分かれます。それぞれの価格を確認していきましょう。また蓄電池は、サイズが大きくなっても割安になりにくい商品です。その理由についても解説していきます。

●据置型の蓄電池の場合

据置型の蓄電池の価格相場は、1kWh当たり4万円から21万円程度です。家庭用の蓄電池でよく選ばれるリチウムイオン電池の場合は、1kWh当たり15万円から21万円ほどかかります。例えば家庭でよく選ばれる5kWhの蓄電池であれば、価格は75万円から105万円が必要です。これに設置費用がプラスされます。

もっとも国や自治体の補助金を活用することで、蓄電池の価格を下げることも可能です。予算額に限りがあるため、要件をチェックしたうえで早めに申請するとよいでしょう。

関連人気記事：家庭用蓄電池の価格・補助金｜設置工事なしで導入できるポータブル蓄電池も紹介

●持ち運び可能な蓄電池の場合（ポータブル蓄電池）

持ち運び可能な蓄電池は、「ポータブル電源」または「ポータブル蓄電池」とも呼ばれています。容量は据置型よりも少なく、2kWh以下の製品が多いです。そのぶんポータブル蓄電池の価格も低く、10万円～20万円前後から購入できます。一例として、Jackery直販サイトでの価格（セール等の割引前）を以下に示しました。

・Jakceryポータブル電源 708（708Wh）：84,500円

・Jackeryポータブル電源 1500 Pro（1512Wh）：199,800円

・Jackeryポータブル電源 2000 Pro（2160Wh）：285,000円

「ポータブル電源 708」なら、8万円台で手に入れられます。少額の費用で手軽に購入できることは、持ち運び可能なポータブル蓄電池ならではの魅力です。

●大容量の蓄電池でも価格が下がらない理由

リチウムイオン電池は大容量になっても、1kWh当たりの価格が下がらない特徴を持っています。蓄電池の容量が多くなるのに、1kWh当たりの価格はなぜ割安にならないのでしょうか？

主な理由に、リチウムやコバルト、ニッケルといったレアメタルを原料に含むことが挙げられます。これらは世界各国からの需要増加に加えて、地政学的な要因などにより価格が上昇傾向にあります。製造に必要な量に比例して原材料費も増加するため、容量が増えても1kWh当たりの価格はなかなか割安になりません。

同じ蓄電池でも、購入する場所により価格が変わる場合があります。基本的には、間に入る業者の数が少ないほどお得です。Jackeryのように消費者への直販に力を入れているメーカーは、安くなりやすいです。またネットショップや量販店も安めです。

一方でハウスメーカーは、蓄電池の設置を外注するケースがしばしばあります。間に入る業者の数が増えるため、高くなりがちです。

蓄電池をお得に購入する4つの方法

蓄電池の購入には、まとまったお金が必要です。少しでもお得に購入するためのコツを、ぜひ知りたい方も多いでしょう。ここでは、4つの方法を紹介していきます。

①信頼できるメーカーの製品を選ぶ

蓄電池は多くのメーカーから発売されていますが、品質はどこも同じとは限りません。価格が安くても品質が悪い蓄電池を購入してしまうと不満を感じ、買い換えすることになるかもしれません。これではかえって多くの出費が必要となってしまいます。

蓄電池を購入する際には広く知られているメーカーや業界を代表するメーカーなど、信頼できるメーカーの製品を選びましょう。Jackery（ジャクリ）は、世界初のポータブル電源を開発した会社としてポータブル蓄電池の代表的なメーカーです。

②相見積もりを取る

同じ型番の蓄電池でも、購入先によって価格が異なる場合があります。よりお得な価格で蓄電池を購入するには、相見積もりを取ることがおすすめです。最安値で購入できることはもちろん、蓄電池の相場もわかります。異常に安い価格を提示する業者を除外でき、偽物や不良品のリスクを下げられるメリットも見逃せません。

もし不明な点や疑問に感じる点があれば、業者に質問することもおすすめです。誠実・明快な回答をするメーカーの製品を選ぶことで、安全・安心も手に入れられます。

③型落ち品やセールを狙う

蓄電池は性能向上などを目的として、モデルチェンジが行われる場合もあります。またメーカーや販売店は、ときどきセールも実施しています。モデルチェンジの結果として発生した型落ち品（旧型の製品）やセールは、通常よりも安く買えるためおすすめです。

Jackery（ジャクリ）では年数回、セールを実施しています。同じ機能の蓄電池でも、かなり安い価格で手に入れられる良い機会です。セールを活用して1ランク上の商品を選ぶこともおすすめです。

➃ポイント還元率の高い店舗やネットショップを利用する

同じ商品・同じ価格の蓄電池でも、店舗やネットショップによってポイント還元率が高くなる場合があります。より多くのポイントがつくお店を利用し、付与されたポイントを次回以降の買い物に使うこともおすすめの方法です。

但し高いポイント還元率にひかれてしまい、高額の商品を購入するのでは損です。価格とポイント還元率をよくチェックして、トータルでお得になる商品や店舗を選びましょう。店頭価格からポイントを引いた額で比較することは、一つの方法です。

関連人気記事：ソーラーパネル蓄電池は持ち運び型がベスト！据置型との違いやおすすめ商品を紹介

安さに魅力を感じる方は多いでしょう。しかしいくら安くても、おすすめできない蓄電池はあります。ここからは4つのケースに分けて、価格が安くても避けたほうがよい蓄電池の特徴を紹介します。1つでも当てはまる商品は、購入を避けるとよいでしょう。

●中古品

蓄電池は消耗品で、充電と放電の回数を重ねるごとに少しずつ貯められる容量が減っていきます。すでに頻繁に使われている中古品はバッテリーが消耗しているため、仕様どおりの性能が出ないかもしれません。短期間での買い換えを迫られる可能性もあります。処分と新しい商品を購入する手間と費用を考えると、中古品の購入はおすすめできません。

●波形が正弦波ではない製品

多くの家電は、家庭用電源（交流100V）で動作するように設計されています。家庭用電源の波形は、ゆるやかな波を描く「正弦波」です。多くの蓄電池も正弦波を出力するため、安心して家電を使えます。

一方で一部の蓄電池は、以下の波形を出力する場合があります。

・四角形を組み合わせた「矩形波」

・矩形波を正弦波に近づけた「修正正弦波」

これらの波形を出力する蓄電池を使うと、家電が正常に動作しないおそれがあります。購入する際には、正弦波を出力するかどうか確認しましょう。Jackery製品はすべて正弦波を出力しますから安心です。

関連人気記事：ポータブル電源を買うべきか悩んでいる人必読｜必要性、デメリットや失敗しない選び方を解説！

●信頼できない店舗・ネットショップからの購入

蓄電池の購入先を選ぶことも重要です。信頼できる店舗やネットショップを選びましょう。以下に示す箇所からの購入は避けることをおすすめします。

・知らない名称の店舗

・知らない名称のネットショップ

・オークションサイト

・フリマサイト

いずれも「本物が届くかわからない」「商品が適切に保管されているかどうかわからない」といったリスクがあります。またオークションサイトやフリマサイトからの購入では、保証が受けられません。

購入する際には、販売元をチェックしましょう。販売サイトが本物かを確認するとともに、販売元の名称や住所、連絡先がしっかり記載されているか確認してください。またJackery（ジャクリ）製品を購入できるサイトは、以下の記事をご参照ください。

関連人気記事：【注意喚起】悪質な偽サイトにご注意ください

●価格が安すぎる蓄電池商品

SNSや検索結果で激安の蓄電池を見つけると、つい購入したい気持ちになります。しかしその商品は、偽物や粗悪品かもしれません。

もし安さに魅力を感じても、すぐに購入手続きを始めてはいけません。蓄電池の販売元がどこか、必ず確認しましょう。販売元サイトのURLは、必ずご確認ください。少しでも怪しいと思ったら、安さに魅力を感じても購入を止める勇気が必要です。

関連人気記事：ジャクリ（Jackery）のポータブル電源はなぜ選ばれている？ 人気の理由と選び方を解説！

家庭で蓄電池を使うなら、Jackery（ジャクリ）のポータブル電源をおすすめします。Jackeryは、パワフルで持ち運びが可能なポータブル蓄電池を提供しています。Jackery製品を使うメリットと、おすすめする4つの製品をもとに、あなたに合った製品を選んでください。

●据置型の蓄電池では得られないJackeryポータブル電源のメリット

Jackery（ジャクリ）のポータブル電源は、以下に挙げる数々の魅力的な特徴を持つ製品です。

・少ない費用で電気を貯めて使える

・正弦波なので家庭用電源と同じように使える

・貯めた電気は自宅だけでなく、キャンプ場など外出先でも使える

・自宅の100V電源だけでなく、太陽光パネルや車のシガーソケットから充電できる

・Jackery公式サイトでもセールが開催され、メーカーからお得な価格で直接購入できる

・Amazonや楽天市場、家電量販店など、多くの有名なお店で購入可能

・Jackeryに送付すれば、送料のみの負担で回収してもらえる

少額の費用で済み、さまざまな方法で電気を貯められることは、据置型の蓄電池にはない魅力です。価格表示が明確であること、廃棄する際の負担が軽いこともメリットに挙げられます。

Jackeryは、さまざまな製品を発売しています。ここからはおすすめする4つの製品を紹介し、特徴を確認していきましょう。

家庭用蓄電池として使えるポータブル電源を選ぶなら、以下の製品をおすすめします。

・Jackeryポータブル電源 2000 Plus

・Jakceryポータブル電源 1000 Plus

・Jackeryポータブル電源 1500 Pro

それぞれの特徴はなにか、順に確認していきましょう。

「Jackeryポータブル電源 2000 Plus」は、今話題となっている「リン酸鉄リチウムイオン電池」を使った製品です。容量が2042Whという大容量、別売りのバッテリーパックを最大5個まで接続し、容量を最大12KWh拡大できる特徴を持っています。また並列運転した場合の最大容量は24kWhとなり、多くの据置型の蓄電池を上回ります。

本体の重量は27.9kgですが、キャスターがついており持ち運びが便利です。自宅では蓄電池の代わりとして、キャンプや車中泊などの屋外では調理器具などの電源として使えることに、メリットを感じる方は多いでしょう。約4,000サイクルの充電・放電も可能ですから、1日1回充電しても10年以上使えることも魅力です。

「Jackeryポータブル電源 1000 Plus」は「ポータブル電源 2000 Plus」と同様に、リン酸鉄リチウムイオン電池を使った製品です。容量は1264Whにとどまる一方で定格出力は2000Wあり、ほとんどの家電を使えます。価格は16万円～17万円前後、本体の重量は14.5kgです。

容量が不足する場合はバッテリーパックを3個まで追加でき、最大で5kWhまで拡張できます。据置型の蓄電池の代わりとしても使えるでしょう。また4,000サイクルの充電・放電が可能な寿命の長さも魅力的です。

「Jackeryポータブル電源 1500 Pro」は、「ポータブル電源 2000 Pro」に次ぐ性能を誇ります。容量は1512Wh、価格は199,800円、重量は17kgです。定格出力は1800Wですから、多くの家電を使えます。ふだん使いにはちょうど良いスペックと感じる方も、多いのではないでしょうか。

貯めた電気を長持ちできることは、この製品の魅力です。80％の容量で、472日間の保管が可能です。いざという時の備えとしてポータブル電源を用意したい方にも、おすすめできる商品となっています。

蓄電池は大容量の製品を購入しても、価格が割安になりにくいことが特徴です。そのため小容量の蓄電池を購入して費用を抑え、外付けのバッテリーを追加しながら性能を上げる方法がベストです。

Jackery（ジャクリ）ではPlusシリーズで、外付けの「バッテリーパック」に対応しています。本体の価格が据置型の蓄電池よりも低いため、少額で使い始められることは魅力といえるでしょう。蓄電池を使い始めたい方は据置型にこだわらず、Jackery製品の活用もご検討ください。