バンライフとは?費用や必要なものを徹底解説!もはや必需品のポータブル電源も紹介
「バンライフって最近よく聞くけど何?」「バンライフを始めるには?」この記事ではこのようなお悩みを解決します。バンライフには明確な定義がありませんが、主に「車で寝泊まりする生活」のことです。テレワーカー・ノマドワーカーを中心に広がるライフスタイルで、そのメリットや魅力に注目が集まっています。バンライフの基本から魅力・注意点、費用感や始めるために必要なものまで徹底的に見ていきましょう。
バンライフとは?
バンライフと車中泊の違い
車中泊も明確な定義はないためバンライフと混同して語られるケースもありますが、一般的には下記の点で違いがあります。
・「バン」に乗っているか
・車の中が居住空間化しているか
車中泊には普段使いの一般車両で寝泊りするケースも含まれますが、バンライフは「バン」に乗っていることが大前提です。また車の中が居住空間として整備されているかどうかも、バンライフと車中泊を分けるポイントといえるでしょう。
ちなみに、車中泊の中でも特にキャンプで使われる「キャンピングカー」は一定要件を満たした特集車両なので、バンとはまったく異なります。
ただしバンをDIYで改造して要件を満たし、キャンピングカーとして使うことは可能です。こちらも明確な定義はありませんが、バンをキャンピングカー化した場合も広義的に「バンライフ」と呼ぶ傾向があります。
バンライフをするのはこんな人
バンライフをしているのは、主に下記のような仕事をしている人です。
・ブロガー
・エンジニア
・動画配信者
・動画編集者
・Webライター
・Webデザイナー
・Webマーケター
・アフィリエイター
上記すべてに共通するのは、テレワークやノマドワークができるということ。場所に依存しない仕事をしていれば、家を持たないバンライフでも大きな支障はありません。
毎日スーツを着て、固定のオフィスに出社するサラリーマンや公務員がバンライフをするのは、なかなかハードルが高いでしょう。「サラリーマンだけど、どうしてもバンライフがしてみたい!」という場合は、休日だけバンライフにチャレンジしてみるのがおすすめです。
バンライフの魅力とメリット
車を拠点として生活するバンライフ。一見不便のように感じますが、流行しているのにはそれだけの理由があります。バンライフのメリットや魅力を見ていきましょう。
家を持たないバンライフは圧倒的にコスパが良い
家を持たないタイプのバンライフは、圧倒的にコスパが良いのがメリットです。下記のような、普通に生活していれば月間数万円かかるコストがカットされます。
・家賃・ローン
・水道代
・電気代
・ガス代
家の固定費や水道光熱費がかからないだけで、10万円近くコストカットできる人もいるでしょう。生活スタイルにもよりますが、上記のほかに光回線の通信費を削減できたり、余計な日用品を購入しなくなったりして、さらにコストを下げられたという例も。詳しいバンライフの費用はこの記事の後半で解説しているので、ぜひ今の生活と比較してみてください。
自由に好きな場所へ行ける
バンライフは自由に、好きな場所へいつでも行けるのが最大の魅力です。車で寝泊まりできるので、夜どこに泊まるかを考える必要はありません。公共交通機関がほとんど整備されていないエリアにも気軽に行けるでしょう。
海や山、川などでのんびりと過ごしたり、自然に囲まれてゆったりと仕事をしたりするのもOKです。日常のすべてを非日常化して、普通の生活では絶対に楽しめない生き方ができます。場所にとらわれないテレワーカーやノマドワーカーでも、結局家でしか仕事をしていないという方は多いはず。毎日同じ場所で仕事をするのに飽きてしまった方におすすめです。
バンライフのデメリット・注意点
コスパが良く、自由度が高いのがバンライフの魅力ですが、始めるなら後悔しないためにしっかりデメリットや注意点を押さえておきましょう。バンライフの3つのデメリットと注意点を解説します。
ガソリン代・入浴費用がかかる
バンライフにはガソリン代や入浴費用がかかるので、別途生活費として考慮しておく必要があります。バンの燃費が悪い場合は、ガソリン代がかさばってしまうので注意が必要です。また入浴を銭湯で行う場合、一回当たり350円~500円の料金がかかります。毎日入るなら、1か月あたり10,000円~15,000円程度をみておけばよいでしょう。
参考:全国浴場組合「各都道府県の入浴料金表」
とはいえ家を持たないバンライフの場合、多少燃費が悪くてもトータルの費用は数万円安くなるでしょう。ただし休日のみバンライフを行う場合は、想像以上に費用がかかりバンライフを断念せざるを得ない場合もあるので、よりいっそう燃費に注意してバンを選んでみてください。
水回りとゴミの問題がある
バンライフでは水回りやゴミの問題がつきまといます。下記のことをどうやって行うか考えておきましょう。
・洗濯
・トイレ
・食器洗い
・ゴミ捨て
洗濯はコインランドリーか、洗濯機のあるキャンプ場を利用するのが一般的。トイレは道の駅やコンビニなどで済ませれば問題ありませんが、緊急時を想定して簡易トイレも用意しておくのがおすすめです。
社内に水道設備を設置しない場合、食器洗いは基本的にキャンプ場の炊事場を利用します。ゴミはなるべくため込まず、給油のたびにガソリンスタンドで回収してもらうのがポイントです。ただし、スチール缶やガスボンベなどは回収してもらえない可能性があります。
ガソリンスタンドに回収してもらえないゴミは「RVパーク」で回収してもらいましょう。RVパークとは全国に331箇所ある、日本RV協会が認定した快適に車中泊ができる施設です。有料のところも多いですが、ゴミが貯まったら利用しましょう。
参考:くるま旅
車中泊禁止の場所がある
バンライフをするうえで押さえておかなければならないのが、車中泊禁止の場所が意外と多いことです。一般的にはバンライフの宿泊=車中泊と解釈されるので、同様にルールを守る必要があります。下記のような車中泊禁止の場所では、車中泊をしないようにしてください。
・道の駅(禁止、OKが混在)
・24時間営業のスーパー
・コンビニ
道の駅を運営する国土交通省によると「道の駅では宿泊NGだが、仮眠はOK」とのこと。とはいえ宿泊と仮眠の線引きがあいまいで、実際には道の駅ごとに規定が分かれているのが現状です。車中泊が禁止されている道の駅では宿泊しないようにしましょう。
参考:国土交通省「道の駅駐車場での車中泊は可能ですか?」
また民間のスーパーやコンビニなどの駐車場で宿泊するのもNGです。許可された道の駅、サービスエリア、RVパークなどを利用してください。
バンライフを始めるための費用や必要なものは?
バンライフをスタートするには費用感を押さえておき、必要なものを揃えておく必要があります。それぞれ見ていきましょう。
バンライフにかかる費用
一般的にバンライフにかかる費用は、月10万円ほどです。実際にバンライフをしている夫婦によると、下記のような費用がかかっています。
費用の項目 |
金額 |
食費 |
40,000円 |
ガソリン代 |
20,000円 |
温泉代 |
10,000円 |
通信費 |
10,000円 |
洗濯代 |
5,000円 |
車中泊代 |
5,000円 |
日用品費 |
5,000円 |
その他 |
5,000円 |
計 |
100,000円 |
参考:名古屋テレビ放送運営「ハピキャン」
あくまで夫婦2人で生活しているケースなので、1人でバンライフをする場合は食費や温泉代、通信費などが1万円~2万円ほど圧縮できるでしょう。また、上記以外にも下記の費用がかかります。
・税金
・年金
・保険料
自動車税などの税金や、保険料なども念頭に入れておきましょう。また、もちろん初期投資として車(バン)の購入費用がかかります。中古・新車どちらにするか、どの車種にするかによっても異なりますが、最低でも数十万円かかるものと思っておきましょう。
バンライフに最低限必要なもの
バンライフをするのに最低限必要なものは下記の通りです。
・車(バン)
・着替え
・仕事の道具
・布団・マット
・水・ポリタンク
・調理器具・食器
車はもちろん、着替えや布団、仕事に使う道具が必要です。飲用水を大量に確保しておきたいので、ポリタンクも用意しておきましょう。
またバンライフで外食やコンビニ飯に頼ってしまう方がいますが、費用がかさばるうえ栄養が偏り健康にもよくありません。最低限の調理器具と食器を揃え、旅先で食料を調達してなるべく自炊するのがおすすめです。
ノマドワーカー・テレワーカーは電源確保の手段も必須!
パソコンやスマホを使って仕事をするノマドワーカー・テレワーカーの場合は電源確保の手段が必須です。ただし電源確保には、下記ふたつの注意点があります。
・発電機は音がうるさく、排気で車内利用ができないのでNG
・モバイルバッテリーはすぐ容量がなくなり、出力が小さいのでNG
発電機やモバイルバッテリーは、バンライフの電源確保には不向きです。そこでおすすめなのが「ポータブル電源&ソーラーパネル」のセット。詳しく見ていきましょう。
バンライフではもはや必需品!ポータブル電源&ソーラーパネルを用意しよう
バンライフの電源確保の定番で、もはや必需品と化しているのが「ポータブル電源」と「ソーラーパネル」の組み合わせです。まずはどんなメリットがあるのか解説します。
どこでもコンセントが使える
ポータブル電源には、家庭のコンセントと同じAC100V電源がついているのが一般的です。つまり、パソコンやスマホの充電に限らず、コンセントで接続する下記のような家電が普通に使えます。
・冷蔵庫
・扇風機
・炊飯器
・電気毛布
・電子レンジ
・ポータブルクーラー
・IHクッキングヒーター
飲み物・食べ物の保冷や調理、冷暖房の手段を確保できるのがポイント。IHクッキングヒーターや電子レンジを導入すれば、火を使わない安全な調理も可能です。そしてポータブル電源は持ち運びができるので、用途に合わせて好きな場所で使えます。出力が超過しなければ延長ケーブルを使ってもOKです。
駐車時にソーラーパネルで充電
ポータブル電源は、一般的にソーラーパネルでの充電に対応しています。そのため、駐車時に日の当たるところにパネルを置いて、ポータブル電源に接続しておけば勝手に充電されます。
発電機と違って燃料いらずで騒音もなく、いつでもどこでも充電できるのがポイント。電源確保の手段に乏しい、バンライフの快適性を圧倒的に上げてくれるでしょう。
シガーソケットからの走行充電で雨天時も安心
車のシガーソケットからポータブル電源に充電できるタイプもあるので、ソーラーパネルが使えない曇天・雨天時にも安心です。「カーインバーター」をシガーソケットに接続すれば、さらに発電効率を上げられます。
ただし、シガーソケットからの充電には2つの注意点があるので押さえておきましょう。
・エンジンを始動した後に接続すること
・長時間のシガーソケット充電はしないこと
どちらも、接続部の先端が溶けて火事になってしまうリスクがあります。注意点をしっかり守って、「ポータブル電源&ソーラーパネル」を駆使した快適なバンライフを楽しんでみてください。
バンライフ用のおすすめポータブル電源&ソーラーパネル
バンライフにおすすめなポータブル電源は「Jackery Solar Generator 2000 Pro」です。
Jackryのポータブル電源は、他社製品と比較し20~50%軽量化。サイズも10~15%小さく、圧倒的にコンパクトでスペースを取りません。「AC電源」「ソーラーパネル」「シガーソケット」3種類の充電方法に対応しているため、天候に左右されず電力切れの心配もないでしょう。
さらには一般社団法人防災安全協会より「防災製品等推奨品認証」を取得しており、防災目的で使えるほどの圧倒的な耐久性を誇ります。バンに積み込んだ際の日々の振動をものともしません。
Jackry製品の中でも「Jackery Solar Generator 2000 Pro」は、2160kWhの大容量と、2200Wの高出力を備えたバンライフに最適な「ポータブル電源&ソーラーパネルセット」です。付属のソーラーパネルは1枚だけですが、6枚に増設すれば最短2.5時間でソーラー充電が可能。電子レンジや電気ケトルなど高出力の家電を頻繁に使っても問題ない、まるで家のようなバンライフを実現します。
ぜひバンライフのためのポータブル電源は、「Jackery Solar Generator 2000 Pro」をチョイスしてみてください。
機種名 |
Jackery Solar Generator 2000 Pro |
容量 |
2,160Wh |
定格出力 |
2,200W |
稼働温度 |
-20~40°C |
冷蔵庫の稼働時間 |
75h |
電気毛布の稼働時間 |
68h |
炊飯器の稼働回数 |
11回以上 |
ポータブルクーラーの稼働時間 |
8h |
携帯の充電回数 |
200回以上 |
まとめ
バンライフとは、「バン(VAN):荷室がついた車」と「ライフ(LIFE):生活」を掛け合わせて生み出された造語で、広義的に「車で寝泊まりする生活」のことを指します。主にテレワーカー・ノマドワーカーに該当する人に向いているライフスタイルでしょう。
生活のコストが月10万円程度に抑えられ、場所にとらわれないのがバンライフのメリット。ただし水回りやごみの問題への対策や、車中泊禁止のスポットがある点は押さえておきましょう。
バンライフを始めたいテレワーカー・ノマドワーカーの方は、電力切れの心配なく快適・安全に使える「ポータブル電源&ソーラーパネル」を用意するのがおすすめです。ぜひ「Jackery Solar Generator 2000 Pro」を用意して、最高のバンライフを実現してみてください。
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