車中泊では寝袋と布団どっちが最良?経験者が語る季節に応じた使い分け方とは
車内の寝心地の良い環境がつくりたいと考えるのは、欲張りなのでしょうか。車中泊を楽しむためにも、車内の生活環境を整えることを考えるのって重要ですよね。
今回の記事では、車中泊の中でも大事な要素でもある「寝ること」に関して、寝袋と布団どちらを使えばより快適に眠ることができるのかをまとめています。この記事を読めば、より快適な車中泊を過ごせるようになりますよ。季節に応じた車中泊用寝袋と布団のおすすめも一緒にまとめていますので、最後までじっくり読んでくださいね。
車中泊での寝具は寝袋か布団かどっちが良い?
結論「季節に応じて使い分けるのが吉」
結論的には使い分けることで、寝袋と布団のそれぞれが持つ特徴や利点をうまく活用するのが良い方法です。我々が住む日本は1年を通して気温が変化する地域です。その気温の変化に柔軟に対応して、車中泊を楽しむことが最良と言えるでしょう。
寝袋と布団それぞれのメリットを活かした使い分け
寝袋と布団をそれぞれの特徴を簡単にまとめると、以下の通りです。
·寝袋:保温性が高くコンパクトに収納できる。密着率が高いのでゆったり感はあまりない
·布団:ゆったりとしていて寝返りできる分、保温性に少々難あり。収納的にもかさばる
布団はゆったり寝れるのでリラックスして眠ることはできますが、寝返りをしたときに布団がはだけてしまったり、自分の寝相によって動いてしまうことがあります。その分寝袋であれば、カラダにフィットしているので保温性が高く、自分の体温をしっかり守ってくれます。
これらの特徴を理解した上で、次の項目で季節に応じた車中泊用の寝袋と布団の使い分けをくわしく見ていきましょう。
季節で使い分ける車中泊での寝具
①春秋の車中泊はメインを寝袋にして毛布で調整
春秋の気温は、日中と夜間の気温の変化がいちじるしい特徴があります。
「日中は汗をかくくらいなのに、日が沈むと肌寒く感じる」ことを経験された方は多いことでしょう。睡眠を取る夜間でも、暑く感じたり寒く感じたり日によってまちまちですよね。そんなときは、夏用の薄い寝袋を使い、気温の変化に対応するため毛布を使って調整するのがベストです。ほかにも、
·封筒型の寝袋を使用すれば、ファスナーの開閉で温度調節が可能。
·寒い時は、毛布を中に入れて気密性を上げることで温かくなる
など、気温の変化に柔軟に対応することで、快適に車中泊を楽しめますよ。
〇春秋の車中泊におすすめの寝袋
「Logos Rosy 丸洗い寝袋」
この寝袋のおすすめでもある特徴は
·丸洗いができる
·春秋の気温と似た適性温度
·使い勝手の良さ
です。丸洗い出来て前面にファスナーが付いているので、掛け布団や温度調節など使用用途が広がります。適性温度も春秋にピッタリなので、おすすめの封筒型寝袋です。
〇春秋の車中泊におすすめの布団
「LIOOBO インナーシュラフ 毛布」
フリース素材なので肌触りが良くて軽く、使い心地の良い毛布です。
·洗濯機で洗える
·サイズが130×170cmと適度な大きさ
·コンパクトにまとめられる
のが特徴です。使用が車内なので、コンパクトさと丸洗いができるもの。寝袋と一緒に使えるものが良いものと考えると、大きさや機能性を踏まえて最良です。
②夏の車中泊は冷感素材の布団を使用する
夏の車中泊では、何といっても暑さ対策が最優先となります。寝袋は必要なく、お腹を冷やさないためのブランケットや冷感素材の布団が必要です。夜中でも湿度や気温によって熱中症にもなってしまう危険性がありますので、暑さ対策は十分に整えておきましょう。
〇暑さを和らげてくれるおすすめ冷感寝具
「Atokazo 接触冷感 タオルケット」
接触冷感の寝具で暑さを和らげるようにしましょう。おすすめしている商品では、
·丸洗いができる
·大判サイズ180×200cmで全身を覆える
ことです。汗をかいても丸洗いできるため、清潔に使用することができます。全身を覆えるくらいの大判サイズなら、肌に触れている面積も大きい分、ひんやり感はアップするためおすすめです。
〇扇風機やスポットクーラーがあれば最良
いかに冷感素材でも、30℃を超える熱帯夜を過ごすことはできません。扇風機やスポットクーラーは夏の車中泊にはなくてはならないものとして、必ず装備しておきましょう。
扇風機の風にずっとあたっていると、朝起きたときに身体にダルさを感じてしまうことになります。
·首振り機能が付いているもの
·風量調節ができるもの
·クリップ型と置き型など併用できるもの
を選ぶことで、柔軟に扇風機の位置を変えられるものがおすすめです。
③冬の車中泊はガッツリ寝袋と布団で完全防備
冬の車中泊では、寒さ対策を万全にしなければなりません。氷点下にまで下がることも想定して、暖かい寝袋も毛布など使えるものは使って暖を取りましょう。寝袋は冬用の保温性の高いマミー型がおすすめです。寝袋の中に毛布を詰めることで、一段と暖かくなりますよ。
〇電気毛布を使えばポカポカ快適
電気毛布を使うことで、暖かく眠ることができます。とくに、冷え性の方だと既に手足が冷え切ってしまった状態だと、普通の毛布を寝袋に入れてもなかなか暖かくなりません。電気毛布があれば、冷え切った手足を温めてくれるので、寒さを気にせず眠ることができます。
そのほかの寒さ対策としては、
·湯たんぽ
·カイロ
·ヒートテックや電熱ベスト
があります。低温火傷には十分に注意して使用することをおすすめします。
〇おすすめ冬用寝具はこれ
「アイリスオーヤマ 電気毛布 EHB-1913-T」
車中泊で使うものは、「丸洗いOK」なもので清潔な状態を維持することが大切です。直接肌に触れるものであればなおのこと、臭いの発生源にもなるので注意しましょう。
·丸洗いができる
·温度調節機能付き
·ダニ退治機能が付いている
·190×130cmと大判サイズで全身温かくして眠れる
ことがこの商品をおすすめする理由です。冬の過酷なあ中泊を乗り切るためには装備は整えておきましょう。
車中泊の寝具・寝袋を使うメリット&デメリット
●寝袋を使うメリット
寝袋を使うメリットは以下の通りです。
·コンパクトに収納できる
·保温性が高く温かい
スペースが限られている車内では、コンパクトに収納できる寝袋は車中泊に適しています。また、スッポリと寝袋の中に入ることができるので、密閉性が高く空気が入りにくい特性を持つため暖かく眠ることができます。
●寝袋を使うデメリット
逆に、寝袋のデメリットをまとめると以下のようになります。
·密閉性が高いことで身体を動かすことが困難
·布団と比べると寝心地がイマイチ
寝袋でも封筒型であれば、寝返りを打つくらいの余裕はあります。しかし、袋の中に入ってしまうこともあって身体の自由は奪われてしまうのがデメリットな部分です。布団と比べると肌触りや生地の薄さで劣ってしまうので、寝心地がイマイチだと感じることも。
クッション性を高めるためにも、寝袋の下にはマットを敷いて対応すると、シートの段差なども無くすことができて寝心地はアップします。
車中泊の寝具・布団を使うメリット&デメリット
●車中泊で布団を使うメリット
車中泊で布団を使うメリットは以下の通りです。
·自宅と同じ寝心地を確保できる
·いつもと同じ布団を使うことで安心感がある
·寝袋よりも肌触りや質感が良い
·寝返りもうてて身体が自由に動く
布団で眠る心地よさは寝袋と比べると段違いです。身体も自由に動かすことができるので、リラックスして眠ることができます。「枕が変わると眠れない」方は、いつも自宅で使用している布団を持ち込んだ方が快眠できそうです。
●車中泊で布団を使うデメリット
車内に布団を持ち込むことでうまれるデメリットは以下の通りです。
·かさばるのでたたむのが大変
·保温性がないので別途防寒アイテムが必要になる
·車中泊の度に積み下ろしが必要になる
普段使っている布団を利用するため、車中泊をする度に積み下ろしが必要となり、車内に積んでもかさばってしまうのが布団のデメリットです。特に冬場だと布団が大きくなるし、寝袋より保温性に優れていないため寒く感じることも。
車中泊を快適に過ごすためにポータブル電源もおすすめ!
季節に応じて装備品を変えることは、車中泊をする中で大切なことです。とくに、夏場や冬場の装備は気温の違いで全く違うものになりますよね。ポータブル電源があれば、下記のように車中泊の暑さ対策と寒さ対策が簡単に取れます。
·夏場:扇風機やスポットクーラー、冷蔵庫などの暑さ対策装備
·冬場:電気毛布やヒーターなどの寒さ対策装備
どちらも快適に車中泊を過ごすために必要な装備ですが、どちらの装備でも動かすためには電力供給源が必要となります。
容量が大きくて安心できる品質と信頼性があるポータブル電源と言えば、Jackery(ジャクリ)です。Jackery(ジャクリ)は、世界で300万台以上の販売実績と、200社以上の企業が推奨しているメーカーです。また、様々な試験に合格している実績もあります。
·電気用品安全法(PSE)に合格
·防災製品等推奨品認証も取得
など、その品質の高さも証明されたものもあるので安心して使うことができます。そのJackeryの中で車中泊向けのポータブル電源を2つご紹介しましょう。
●Jackery Solar Generator 1000 Plus|ジャクリソーラージェネレーター1000プラス
「Jackery Solar Generator 1000 Plus」はソーラーパネルとセットになったJackeryの中でも定評の高いポータブル電源です。車中泊における長時間の家電製品の使用にも耐える大容量を持っています。
·1264kWhの大容量と2000Wの定格出力をもっていて、複数同時に使用可能。
·リン酸鉄リチウムイオン電池を採用し、10年以上使える長寿命を実現
·最大3台まで増設が可能で、5kWhまで増設することができる
·万が一電力不足に陥ってもソーラーパネルで太陽光から充電できる
など、大容量で高性能なため、あなたの車中泊を助けてくれる重要な装備品となるでしょう。
たとえば、冬場に電気毛布にくるまりながら電気ケトルでお湯を沸かし、温かいコーヒーを飲みながら満天の星空を眺めて自分だけの時間を過ごすことが可能です。電力消費の高い家電製品を複数同時に動かせるようになると、快適な車中泊が過ごせるようになりますよ。
製品名 | Jackery ポータブル電源 1000 Plus |
容量 |
1264Wh(5kWhまで拡張可能) |
定格出力 |
2000W/正弦波(最大瞬間出力:4000W) |
出力ポート数 |
ACⅹ3、DCⅹ1、USBⅹ4 |
満充電時間 |
AC充電:1.7時間 |
寿命 |
リン酸鉄リチウムイオンバッテリー採用 |
保証期間 |
5年間 |
●Jackery Solar Generator 2000 Plus|ジャクリソーラージェネレーター2000プラス
「Jackery Solar Generator 2000 Plus」はJackery製品の中でも上位クラスに入る大容量で高性能なポータブル電源です。同じくソーラーパネルとセットになっていて、家族やカップルなど複数人での車中泊に適したポータブル電源と言えます。
·2042kWhの超大容量、3000Wの定格出力
·最大12kWhまで増設可能
·5年間の長期保証
·スマホで遠隔操作ができる
·4000サイクルの充放電を可能にした長寿命で10年以上使える
など、高性能で長く使える仕様になっています。パワフルに複数人が使用しても十分な電力を供給できるポータブル電源です。使用用途は車中泊にだけ使うのももったいないですよね。
ここまで大きいポータブル電源なら、自宅での節電対策や屋外でのDIY作業などにも有効利用したいものです。万が一の災害時の非常電源としても、一家に一台あれば様々な用途に使える万能型ポータブル電源としておすすめです。
製品名 | Jackery ポータブル電源 2000 Plus |
容量 |
2042.8Wh(最大12kWhまで拡張可能) |
定格出力 |
3000W/正弦波(最大瞬間出力:6000W) |
出力ポート数 |
ACⅹ5、DCⅹ1、USBⅹ4 |
充電時間 |
AC充電:2時間 |
寿命/サイクル数 |
約4000回サイクル |
保証期間 |
5年間 |
まとめ:それぞれの寝具の持つメリットを活かして快適な車中泊
今回の記事では、車中泊における寝具に関して寝袋と布団を比べて検証しました。
·季節に応じた車中泊での寝具
·車中泊で寝袋を使うメリット&デメリット
·車中泊で布団を使うメリット&デメリット
など寝袋と布団の特徴を分析して車中泊では季節に応じて寝具の使い分けることが最適であるとしています。車中泊を快適に過ごすためには、装備の特徴をよく理解してその場に合ったものをチョイスすることが大切です。
寝袋や布団もその1つとして、状況に応じて使い分け車中泊で快適さを追求していきましょう。