車中泊で炊飯器って必要なの?車内でご当地グルメを楽しむためには必須装備

車中泊で炊飯器って必要なの?車内でご当地グルメを楽しむためには必須装備

「車中飯にご飯がほしい」と感じたことはありませんか?車内で炊き立てのおいしいご飯があれば、ご当地グルメをより一層楽しめること間違いなしです。日本の主食である「お米」は、私たちの食生活に深く根付いている分、車中泊中でも欲しくなるのは当然です。

今回の記事では、車中泊でおいしいご飯を食べるために、必要になる炊飯器の必要性を交えつつ、車中泊におすすめの炊飯器をご紹介しています。車中泊用炊飯器の選び方も一緒にまとめていますので、ぜひあなたの車中泊に炊飯器の導入を検討してみてください。

日本人の主食は「お米」車中泊に炊飯器は必要

昔から日本人の主食は「米」であるように、ご飯好きの方は多いのではないでしょうか。現地で調達した食材とともに炊き立てのご飯を頬張る喜びを想像して頂ければ、「ご飯」の必要性はご理解頂けるでしょう。

結論から言えば、車中泊に炊飯器は必要と考えます。火を使うことが制限される車中泊では、手軽にご飯が炊ける炊飯器があるととても重宝します。そのほか、炊飯器の必要性やメリット&デメリットについてくわしく解説していきます。

●車中泊における炊飯器の必要性

車中泊に炊飯器は必要なのか

炊飯器の必要性について考えていきましょう。前述で少し触れた通り、車内で火を使うことは危険なので避けた方が良いでしょう。炊飯器があれば手軽に炊き立てご飯が食べられるのはとても魅力的です。

そのほかにも、車中泊を目的とした旅であるなら、レストランやお食事処で食べるよりもご当地グルメをゆっくり車内で頂きたいものです。そうなると、自分でご飯やパンを用意する必要が出てきます。炊飯器があれば、車中泊での食事がより豊かなものになるのは明らかですね。

●車中泊で炊飯器を装備するメリット&デメリット

車内に炊飯器を準備することはメリットもあればデメリットも出てきます。デメリットな部分も考えたうえで、炊飯器を準備するか否かを判断するのも良いでしょう。ここでは車中泊で炊飯器を装備するメリット&デメリットについて考えていきます。

〇車中泊に炊飯器を装備するメリット

車内に炊飯器を装備するメリットは、4つあります。

·火を使うことなく安全に炊き立てご飯が車内で食べられる

·炊飯器の性能次第では、調理鍋になるものがあるので食事の幅が広がる

·誰でもおいしいご飯が炊ける

·焚火や飯盒炊飯の知識を必要としない

車中泊キャンプや車中泊旅のお供に、炊飯器を装備するだけで車中飯がより楽しいものになるのは間違いありませんね。

〇車中泊に炊飯器を装備するデメリット

逆に、炊飯器を装備することでデメリットな部分も出てきます。

·車内で使える炊飯器は小型なものが多いので、一度に炊ける量が物足らない

·車内のスペースを占領してしまう

·製品によっては別に電源が必要になる

以上3つのデメリットも考えなければなりません。一番は電源の確保です。シガーソケットを利用できるものであれば、エンジンをかければ利用できます。しかし、宿泊先によってはエンジンをかけたままにしておくことがマナー違反になってしまう場所があるため、せっかく持って行ったのに使えない可能性がでてきます

こんなとき、ポータブル電源があれば解消できるので、すでにお持ちの方はこのデメリットを考える必要はないでしょう。

車中泊に最適な炊飯器おすすめ5選

それでは、車中泊に最適な炊飯器のおすすめを5つご紹介します。

「せっかく買ったのに使えない」

ことにならないように、あなたのクルマにあったものを選びましょう。

①直流炊飯器「タケルくん」

参照画像元:Amazon

電源をクルマのシガーソケットから取れるDC12V仕様になっています。サイズもコンパクトで重量592gしかないのでとても扱いやすい商品です。1.5合炊きなため1人用。炊飯器のデメリットでもある「スペースを占領する」ことにも考慮された車中泊仕様の小型炊飯器と言えますね。

[基本情報]

商品名

直流炊飯器タケルくん JPN-JR001

重量

592g

サイズ

14×16×15.5(cm)

電圧

DC12V

消費電力

110~120W

炊飯量

1.5合

参考価格

5,876円

②パナソニック炊飯器 調理鍋 ミニクッカー

参考画像元:Amazon

手のひらサイズでコンパクト設計なミニクッカーです。調理鍋とあるように、炊飯器として以外にも煮込み料理にも使える多目的用炊飯器です。調理の様子が見えるガラス鍋になっているのがポイントです。

AC電源仕様なので、別途ポータブル電源などの供給源が必要になります。

[基本情報]

商品名

パナソニック「ミニクッカー SR-MC03」

重量

1.0kg

サイズ

21×16×16(cm)

電圧

AC電源

消費電力

200W

炊飯量

0.27~1.5合

参考価格

5,482円

③Toffy ミニライスクッカー 炊飯器

参考画像:Amazon

女性に人気の多彩な料理が楽しめるトフィーの電気炊飯器。特徴は高速炊飯で0.5合ならわずか19分でご飯が炊けます。炊飯後は自動で保温モードにもなる賢い炊飯器です。

AC電源仕様なので別途ポータブル電源が必要となります。色もアッシュホワイトとペールアクアの2種類から選ぶことができますので、車内の雰囲気に合った色にしたいですね。

[基本情報]

商品名

Toffy ミニライスクッカー 炊飯器

重量

954g

サイズ

16.5×20×17.5(cm)

電圧

AC電源

消費電力

200W

最大炊飯量

1.5合

参考価格

4,400円

➃メルテック 車載用 炊飯器 2合炊き

参考元:Amazon

車中泊用の炊飯器の多くは最大炊飯量が1.5合のものがおおいですが、こちらは2合炊き仕様の数少ない逸品です。電源もシガーソケットから取れる仕様になっていて、1.5合では物足らない方におすすめの商品です。

炊飯時間が少し長いのが気になりますが、その分炊飯量が多いのでここは目をつむるしかないですね。

[基本情報]

商品名

メルテック 車載用炊飯器 2合炊き Meltec LS-11

重量

835g

サイズ

18.5×18.5×17(cm)

電圧

DC12V

消費電力

100W

最大炊飯量

2合

参考価格

3,980円

⑤COMFEE 炊飯器 2合炊き

参考元:Amazon

見た目がもう家庭用炊飯ジャーとも言える多機能なコンパクト炊飯器です。多機能と言われる通り、さまざまな用途に使えて便利な機能がついてます

「早炊き」

「スープ」

「温泉たまご」

「炊きこみ」

「ケーキ」

「保温」

の6つのコースが用意されている優れもので、さらには「24時間予約機能」までできる高性能な商品です。その分ご紹介した中で最重量になっていますね。大きさも小型ながら他の炊飯器よりも一回りくらい大きいので、クルマの広さに余裕があるならぜひ装備したい高性能炊飯器です。

[基本情報]

商品名

COMFEE 炊飯器2合炊き MB-FB12X1

重量

1.5kg

サイズ

19×21×19(cm)

電圧

AC電源

消費電力

300W

最大炊飯量

2合

参考価格

4,980円

車中泊向け炊飯器を選ぶ4つのポイント

車中泊向け炊飯器を選ぶ4つのポイント

小型で車中泊に向いてそうな炊飯器には様々な種類があります。どれが一番自分に合った炊飯器なのか。どれを選んだら良いのか悩んでしまう方に、車中泊向けの炊飯器の選び方のポイントを4つご紹介します。

·車中泊に利用しているクルマの大きさ

·現時点でクルマに積んでいる装備

によって、使いやすい炊飯器は決まってきます。その点を踏まえてくわしく解説していきます。

●ポイント1:「サイズ(コンパクトさ)」

1つ目は炊飯器のサイズです。同じ1.5合炊きの炊飯器でも、様々なサイズがあり、車中泊に利用しているクルマの大きさによってはかさばってしまうものもあります。軽バン以外の軽自動車で車中泊をしている方は、車内がそれほどスペースを確保できていないので、よりコンパクトな炊飯器の方が置き場所に困らないので便利です。

逆に、車内がある程度スペースを確保できているならば、大きさよりも機能性重視で考えた方が様々な用途に使えます。炊飯器を購入するだけで車中飯の幅は確実に広がりますよ。

●ポイント2:「消費電力」

炊飯器の消費電力は、購入前にチェックしておかなければならない要チェックポイントです。

なぜなら、ひょっとしたらあなたのクルマで使うとトラブルになってしまったり、違う装備(容量の大きいポータブル電源など)が必要になる可能性がでてくるためです。

ちなみに、炊飯器の消費電力は、100W以上のものがほとんどです。モバイルバッテリーではその電力を補うことはできないし、供給方式も合いません。この場合ではシガーソケットから電源を取れる炊飯器を選んで車から電源を確保する必要があります。

あとは、あなたが持っているポータブル電源の定格出力と照らし合わせて許容範囲内にある炊飯器を選ぶことです。

●ポイント3:「給電方式」

車中泊向けの小型炊飯器には大きく分けて2種類の供給方式があります。

·家庭用コンセント(AC電源)から電源を確保するもの

·DC12V(主に自家用車)でシガーソケットから電源を確保するもの

トラックなどの大型車の場合だと、DC24Vになります。車中泊で利用する場合はシガーソケットからか、家庭用コンセントから電源を確保する方が多いと思います。

ポータブル電源を持っているのであれば、AC電源からの供給でも定格出力内であれば問題なく利用できます。ポータブル電源は両方の供給方式(DCとAC出力ポートもある)を搭載しているので、深く考える必要もなく自分好みの炊飯器をえらぶことができるでしょう。

もし、ポータブル電源を持っていないのであれば、炊飯器はシガーソケットから電源を確保できるものに限定されてしまいます。DC12V仕様の炊飯器を選ぶようにしましょう。

●ポイント4:「車中泊の利用人数」

車中飯を複数人で楽しむとき、炊飯器の大きさは一つのポイントとなってきます。ソロ車中泊であれば、1.5合炊きで満足できるご飯の量です。しかし、2人以上であれば1.5合炊きでは2回に分けて炊かなければなりません。もし、家族で車中泊をする場合や、友達やカップルの2人で車中泊旅をする場合だと、不便さを感じてしまいますよね。

車中泊をする利用人数で炊飯器の容量は考えた方が良いでしょう。ベースが2人以上の車中泊を想定しているのであれば、大きい容量の炊飯器を選ぶことをおすすめします。

「レトルトご飯」は車中泊には不向き

車内でご飯を食べる。炊飯器を使ってご飯を炊く以外の方法で考えた場合、

「レトルトご飯があれば良いんじゃないか」

と考える方もいらっしゃるかと思います。レトルト食品は、車中泊で備蓄するときにとても役立つ食料品なのですが、ご飯については不向きである可能性が高くなります。ここではレトルトご飯を車中飯として考えたときを想定して解説していきます。

●電子レンジが必要になる

レトルトご飯は基本的に電子レンジが必要になってきます。キャンピングカーやハイエースをお持ちで、電子レンジを装備しているならレトルトご飯があれば、わざわざ炊飯器を購入する必要はないと言っても良いかもしれません。

しかし、電子レンジを車内に装備している方は少ないのではないでしょうか。

·スペースを確保するのが難しい

·電子レンジとポータブル電源両方が必要なので高くつく

などの理由から、炊飯器を装備する方がスペース的にも予算的にも圧倒的に重宝します。

それなら、最寄りのコンビニの店員さんにお願いして、

「すみませんがこれ温めてくれませんか?」

とお願いするか、スーパーのフードコーナーにある電子レンジを利用させてもらった方が良いかもしれません。

●湯煎で温めるのは難しい

レトルトご飯は湯銭できないことはありません。しかし、レトルトご飯を湯銭で温めるのは正直難しいと言えるでしょう。理由は以下の通りです。

·レトルトご飯をお湯に浸せる大きな鍋が必要になる

·湯銭時間がわかりにくい

·アウトドアのクッカーだと傾けた状態で湯銭することになり、偏りがでてくる

などの理由から、電子レンジで温めるのと同等に美味しく仕上がらない可能性があるためおすすめできません

●「レトルトご飯はそのまま食べることはできないのか」

と聞かれれば、可能な限り避けた方が良いでしょう。ご飯に含まれるでんぷんは低温では消化されにくいため加熱せずに食べると消化不良を引き起こす可能性があります

車中泊で炊飯器などの調理家電を使うならJackeryポータブル電源がおすすめ!

車中泊で炊飯器を使うのであれば、ポータブル電源があるととても便利です。もし、炊飯器の仕様がAC電源で動くものであれば必ず必要になります。ここでは、車内でおいしいご飯が食べたいときに、ポータブル電源も必要になる理由についてくわしく解説します。

また、おすすめのポータブル電源もご紹介しますので参考にして頂ければと思います。

●モバイルバッテリーで炊飯器は動かない

モバイルバッテリーはUSBケーブルを利用してスマホやタブレット端末などを主に充電するバッテリーです。充電できるものが比較的定格出力の小さいものに制限されてしまいます。定格出力は、5V/2.4Aくらいのものが多く、炊飯器などの電力の大きいものは動かせない欠点があります。

その点、ポータブル電源はAC電源(家庭用コンセント)が使えます。モバイルバッテリーより容量が大きく、定格出力も高いので、消費電力の高い炊飯器も心配なく動かすことができます。排気ガスも出ないので、家電製品を車内で安全に使いたいときはポータブル電源がおすすめします。

●ポータブル電源があればいつでもどこでも炊飯器が使える

ポータブル電源があれば、たとえ車のエンジンを切っていたとしても炊飯器が使えるのでとても便利です。シガーソケットから電源を取るタイプの炊飯器であれば、車のエンジンをかけていれば炊飯器は使えます。しかし、車中泊でオートキャンプ場やRVパークを利用した場合は利用を制限されることになってしまいます。

なぜなら、オートキャンプ場やRVパークなどの施設では、車のエンジンは基本的に切っておくのがマナーだからです。これだと、DC12Vで動く炊飯器を購入しても、車から電源を確保することができなくなってしまうのです。

ポータブル電源があれば、車のエンジンをかけていない状態でも安定して家電に電力を供給することができます。そして野外でも炊飯器を利用することも可能です。いつでもどこでも炊飯器が使えるようになるためとても便利です。

●おすすめは「Jackery ポータブル電源 2000 Plus」

ポータブル電源を買うなら、「Jackery ポータブル電源 2000 Plus」をおすすめします。Jackery(ジャクリ)は世界的にも有名なメーカーであり、200社以上の企業が推奨していてその性能や品質に自信があるメーカーです。

車中泊に適したポータブル電源とも言えますね。アウトドアに幅広く柔軟に対応できる性能と機能を持ち合わせているのがその理由です。

·耐衝撃性に優れている

·合計10個の出力ポートで複数同時に電力供給が可能

·長寿命で1台買えば10年以上使える

·定格出力が2000Wでほぼ全ての家電製品を動かすことができる

·シガーソケットの電力供給にも対応している

·メーカーの保証期間が5年と長い

·Jackery専用アプリに対応していてスマホで操作ができる

などたくさんの便利性があります。注目のポイントは幅広い電力供給です。USBやType-C、家庭用コンセントやDC12Vのシガーソケットにも対応しているのはとてもうれしい機能です。

炊飯器で言えば、電源に制限がないのでどんな炊飯器でも対応できるため、あなたの好きな炊飯器を制限なく選ぶことができます。

製品名 Jackery ポータブル電源 2000 Plus

容量

2042.8Wh(最大12kWhまで拡張可能)

定格出力

3000W/正弦波(最大瞬間出力:6000W)

出力ポート数

ACⅹ5、DCⅹ1、USBⅹ4

充電時間

AC充電:2時間
ソーラー充電:最速2時間
シガーアダプター:25時間

寿命/サイクル数

約4000回サイクル
※4,000回サイクル放充電後も工場出荷時の容量の70%以上をキープできます。

保証期間

5年間

まとめ:車中泊でご当地グルメを楽しむなら炊飯器は必要

今回の記事では、車中泊におすすめの炊飯器をご紹介しています。車内で炊き立てのおいしいご飯が食べられるようになると、車中泊先で食べるご当地グルメをより一層楽しめるようになります。

日本の主食でもある「お米」は、ご当地グルメを引き立たせるのにピッタリです。車中飯を満喫するためにも、炊飯器を車内に装備してみてはいかがでしょうか。

あなたの車中泊にあった炊飯器の選び方も一緒にまとめましたので、あなたにピッタリの炊飯器を見つけてほしいです。