チベット高原北東部に位置する「ココシリ」は、約230種類の野生生物の貴重な生息地となっており、生態系保護のための重要なエリアとなっています。
ココシリは標高4500m以上に位置し、年間の平均気温は氷点下に達し、最低気温はマイナス45度に達する過酷な環境なため、これまで土地開発の手からは守られてきました。
近年、そんなココシリの脅威となっているのが、世界的な気候変動です。気温の上昇による生態系への影響などを監視し、生態を保護する必要があります。
そんな保護活動を行うための障害となったのが電力不足でした。これまでガソリン発電機を使用していましたが、持ち運びがしにくく、ガソリンの保管も大変でした。
そんな状況の中で新たな希望として注目しているのが、Jackeryのソーラーパネルとポータブル電源を組み合わせた、グリーンエネルギーの活用です。
世界自然遺産「ココシリ」の自然保護活動をJackeryが支援
アメリカ、ヨーロッパ、さらに日本を含むアジア各国でも製品を販売している、Jackery。今回はJackeryがチベット高原のココシリで行った環境保護活動の支援についてお伝えします。
過酷な環境のココシリで
貴重な電力を提供
環境にやさしいJackery製品が
環境保全に貢献
2024年10月、ココシリ生態保護協会とウィルダネス・ベアーズが主導するプロジェクト「ガーディアン・ガーディアン2024」が正式に発足しました。
このプロジェクトは、最前線で長期的に生態保護に携わる人々に実践的な支援を提供することを目的としており、社会全体の力を結集し、最新のテクノロジーを活用することで、生態保護に持続可能な力を提供する方法を模索するプロジェクトです。
Jackeryは、このプロジェクトにパートナーとして参加。ポータブル電源 2000Newを12台、1000Newを6台、ソーラーパネルSolarSaga 200を30枚、ヒーティングキャリーバッグ18個を保護活動を行うプロジェクトチームに提供しました。
ココシリの保護地区で活動する、ココシリ森林公安局のパトロール警察は「環境保護員」として、重要な環境保護監視と種の保護作業を行わなければいけません。しかし、雪山、氷原、ツンドラ地帯など厳しい環境条件のため、彼らの仕事はしばしば大きな困難に直面します。
特に、気温が急降下し、吹雪が頻発する厳冬期は、不安定な電力供給が警備作業に大きな影響を与えます。Jackeryが寄贈した、Jackery Solar Generator 2000newと1000 Newは優れた太陽光発電効率と持ち運びやすさにより、過酷な環境で活動する警備隊の継続的な電力確保を実現しました。
さらに従来のガソリン発電機とは異なり、これらの電源はエネルギー効率が高く、環境に優しいだけでなく、マイナス40度の環境に対応できる収納バッグがあることで、高い標高の低温環境でも安定的に動作することができ、現場作業中の通信機器への継続的な電力供給を達成しました。
これによりパトロールの状況をタイムリーに報告し、必要な外部支援を得ることが可能になりました。パトロール中の電力不足による情報の遮断が無くなったことで、パトロール作業の安全性と効率性が向上しました。
これは作業効率を高めるだけでなく、二酸化炭素排出量を削減し、生態系保護におけるグリーンエネルギーの実用化を実証することでもあります。安定した電力があることで、保護地区の活動員は、生息地の検査、環境変化の監視などの生態系保護活動に集中することができるようになりました。
「グリーンエネルギーをあらゆる場所であらゆる人に」というミッションを掲げるJackeryでは、環境保全活動に積極的に取り組んでいます。ココシリの環境保護活動の支援に限らず、他の地域の環境保護においても革新的なグリーンエネルギーを活用することで、人間と自然が調和する未来に向かって進んでいくよう、引き続き取り組んでまいります。