【地震対策】水槽から水がこぼれない9つの方法とおすすめグッズを紹介

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「地震で水槽から水がこぼれたらどうしよう」

 

「水槽が倒れたら賃貸住宅が傷ついてしまいそう」

 

「水槽が割れてけがをするのが心配」

 

こんな不安を抱えていませんか。

 

この記事では、地震で水槽が倒れたり水がこぼれたりする可能性を下げるための対策と、水槽の生き物を守るための具体的な行動を解説しています。地震対策を充実させて、水槽が倒れにくい環境を整えましょう。

目次

1.【地震対策9選】水槽から水がこぼれる事態を防ごう!

 

水槽から水がこぼれないようにするための地震対策を9つ解説します。 

・150cm以下の水槽台を使う

・耐震マットや耐震ジェルで水槽を固定する

・水がこぼれにくいアクリル水槽を使う

・水草の重りを水槽に沈める

・水槽内の重い物を底に配置する

・水槽の周囲に倒れにくい物を配置する

・水槽から離れた高い位置のコンセントを使う

・水槽の水位をメーカーの規定値よりも低くしておく

・飛散防止フィルムでガラス水槽が割れるリスクを抑える 

一つずつチェックしていきましょう。

●150cm以下の水槽台を使う

水槽から水がこぼれにくくするためには、目安として150cm以下の水槽台を使いましょう。水槽台に載せられた水槽は、土台が高いほど不安定になります。高い水槽台を使うと、弱い地震でも水槽への影響は大きくなってしまいます。 

地震が大きければ、水槽が床に落ちてしまうかもしれません。150cm以下の水槽台で、水槽の安定性を高めましょう。

●耐震マットや耐震ジェルで水槽を固定する

水槽を固定するグッズでは、耐震マットや耐震ジェルがおすすめです。市販の耐震マットを水槽の底面に敷けば、地震の揺れを軽減できます。 

耐震ジェルはジェルマットと呼ばれる地震対策グッズです。下記の手順で、地震から水槽を保護できます。 

・水槽台から水槽を移動する

・水槽台の下にジェルマットを敷く

・水槽台の上に水平器を置いて水平な角度に調整する

・水槽台の上に全面的にジェルマットを敷く

・水槽をジェルマットの上に置く 

上記の地震対策を実践すれば水槽は安定性を増し、水がこぼれにくくなります。例として自宅での採用率が高い60cmの水槽なら4,000円程度で購入可能です。

●水がこぼれにくいアクリル水槽を使う

水がこぼれにくい水槽としてはアクリル製がおすすめです。水槽には主にガラス製とアクリル製があり、それぞれ下記の性能差があります。 

水槽の種類

アクリル水槽

ガラス水槽

水のこぼれにくさ

軽さ

レイアウトの質

値段

※90cm以上のサイズは高い傾向がある

見た目の美しさはガラス水槽が上ですが、地震への耐久性はアクリル水槽が上回ります。水槽の生き物を地震から守るためには、アクリル水槽がおすすめです。

●水草の重りを水槽に沈める

水草の重りを水槽に沈めれば、水槽は地震の揺れに強くなります。水中から浮きやすい水草の固定を目的としたグッズですが、地震対策としても有効です。ただし、重りとして活用するためには、下記2つのポイントに注意する必要があります。 

・茎を傷つけないように水草に重りを取り付ける

・砂を掘り返さない生き物のみの水槽で使用する 

茎を傷つけてしまうと腐って千切れてしまい、水槽内の環境が悪化してしまいます。また、砂を掘り起こす生き物がいる場合、水草が掘り出されて浮き上がってしまう可能性があります。 

水草の重りを使う際は、上記のポイントを守って沈めましょう。

●水槽内の重い物を底に配置する

水槽内の底には、できるだけ重い物を配置しましょう。重い物を上面部に配置すると水槽のバランスが崩れやすくなり、地震の影響が強くなります。具体例としては下記のオブジェクトが効果的です。 

・流木

・陶器の隠れ家

・自然を彩る岩石 

上記のオブジェクトを底に配置すれば、水槽のバランスは安定しやすくなります。

●水槽の周囲に倒れにくい物を配置する

水槽の周囲は重心が低く倒れにくい物を設置しましょう。近くの軽い物が地震で倒れかかってしまえば、水槽を傷つけてしまいます。例えば、下記の家具やインテリアは水槽から離す必要があります。 

・花瓶

・写真立て

・観葉植物

・薄型テレビ

・背の高い本棚 

ちなみに熱帯魚のような生き物は周りの物音に敏感なため、水槽を揺らすような衝撃は大きなストレス源です。少しでも彼らを安心させるために、水槽の周りは重く重心が低い物を並べましょう。

●水槽から離れた高い位置のコンセントを使う

水槽周りのコンセントを使う際は、水槽より高い位置の物を使いましょう。コンセントが水槽より低い場合、地震でこぼれた水がコンセントにかかってしまい、電源が故障する可能性があります。 

コンセントが壊れるだけならまだしも、エアーポンプの破損や人への感電が起きるかもしれません。漏電による火災が発生すれば、生き物の命に関わります。

●水槽の水位をメーカーの規定値よりも低くしておく

水がこぼれにくくなるように、水槽の水位はメーカーの規定値よりも低めにしておきましょう。水を規定値まで入れると、地震の際に水がこぼれやすくなってしまいます。規定値の2割~3割ほど低い水位がおすすめです。

●飛散防止フィルムでガラス水槽が割れるリスクを抑える

飛散防止フィルムを貼って、ガラス水槽が割れるリスクを抑えましょう。ガラス水槽が割れると中の生き物だけでなく、飛び散ったガラスであなたがケガをする可能性があります。 

飛散防止フィルムを貼っておけば、水槽が割れた場合のガラスの飛散を抑えられます。ガラスがひび割れたとしても、こぼれる水を最小限にすることが可能です。 

実際、内閣府の情報によると、博物館に展示されている水槽には飛散防止フィルムによる地震対策が実施されています。飛散防止フィルムでガラス水槽を保護し、大切な生き物とあなた自身を守りましょう。 

参考:文化庁「地震対策のポイント」

2.停電時に水槽の生き物とあなたを守るための5つの行動

 

停電時に水槽の生き物とあなたを守る

停電時、水槽の生き物とあなたを守るためには5つの行動が重要です。 

・水槽に酸素を供給する

・水槽周りの電源から離れる

・ブレーカーを落とす

・冬の停電時は断熱材で水温を保つ

・餌を控える 

順番に解説します。

●水槽に酸素を供給する

地震で停電が起きた際には、まず水槽に酸素を供給しましょう。酸素の供給がストップしたら、水槽内の生き物が全滅するかもしれません。具体例としては2つの道具があげられます。 

・エアーストーン

・エアーポンプ 

水槽に酸素を供給できるエアストーンなら、100均でお手軽に購入可能です。しかし、エアストーンは効果時間が控えめなため、長時間の酸素供給に向いていません。 

水槽に酸素を安定して供給するためには、エアーポンプがおすすめです。また、家庭用蓄電池やポータブル電源(※)があれば、停電時でもエアーポンプに給電できます。ポータブル電源なら設置工事は不要なため、賃貸でも導入可能です。 

※持ち運べるバッテリー装置。携帯機器からエアコンなどの大型家電まで給電可能。

●水槽周りの電源から離れる

停電時には水槽周りの電源から離れましょう。周りの家電やケーブルに水がかかっていると、感電する可能性があります。 

人は10~20mAの電流に感電すれば、体が痙攣して動けなくなります。電子レンジやIH炊飯器といった10mAを超える家電の周りで感電すれば、命を失いかねません。地震が起きた際は、電源と離れた距離から水槽の安全をチェックしましょう。

●ブレーカーを落とす

停電が起きたらすぐにブレーカーを落としましょう。停電復旧時に電力が一気に供給されると、下記の危険性があります。 

・家電の発火

・家電の破損

・家電の誤作動による怪我 

夜中に停電が起きた場合に備え、懐中電灯やLEDランタンを用意しておきましょう。暗闇の中を歩き回ると、転倒した家具やガラス水槽の破片で怪我を負ってしまうかもしれません。停電時の明かりを用意するなら、USBポート付きで携帯機器を充電できるJackeryのLEDランタンがおすすめです。

●冬の停電時は断熱材で水温を保つ

温度が低い冬の停電時は、断熱材で水温を保ちましょう。水槽で飼う生き物にはそれぞれ適正水温があり、高くなっても低くなってもダメージを与えてしまいます。用意しやすい断熱材としては、下記の例があげられます。 

・新聞紙

・段ボール

・発泡スチロール 

ただし上記の例は、あくまで緊急時用の対策です。平常時の水温を維持できる保証はありません。長期の停電に備えて、家庭用蓄電池やポータブル電源などの非常用電源を用意しておきましょう。

●餌を控える

地震が起きた場合は餌やりを控える必要があります。餌を与えて排泄物が溜まると水質が悪化し、下記の悪影響が想定されます。 

・酸欠状態になる

・健康状態が悪化する

・コケが繁殖しやすくなる 

水槽内の環境をろ過する装置が動かせなければ、生き物の安全を守れません。ただし、稚魚のような成長途中の生き物は、餌を与えなければ餓死する可能性が高くなります。少しずつ餌を与えて、水槽内に餌が残らないようにしましょう。

3.停電時でも水槽の生き物を守れる!ポータブル電源とソーラーパネルの非常用電源3セット

 

ポータブル電源とは、持ち運び可能なバッテリー装置です。日頃からポータブル電源を充電しておけば、停電時でもエアーポンプを動かして水槽の生き物を守れます。 

ポータブル電源のおすすめとして、Jackery(ジャクリ)のソーラーパネルセットを紹介します。Jackery(ジャクリ)の製品が備える主な特徴は下記のとおりです。 

・ソーラーパネルで節電可能

・静かな図書館と同じレベルの静音性

・365日で充電が10%しか減らない放電率の低さ 

大きな音を出す発電機は、水槽内の生き物にストレスを与える可能性があります。しかし、Jackery(ジャクリ)のポータブル電源なら、優れた静音性で室内でも使用可能です。 

厚生労働省の発表によれば、首都直下型地震が起きた場合、停電や断水の復旧に1か月かかると想定されています。夏や冬に1か月も家電が使えなければ、水槽の生き物は耐えられないでしょう。 

参考:厚生労働省業務継続計画~首都直下地震編~ 

Jackery(ジャクリ)のポータブル電源なら、水槽関連の機器だけでなく、エアコンや電子レンジなどの普段使っている家電も動かせます。ソーラーパネルがセットになっているので、停電が長引いても繰り返し充電して使うことが可能です。費用感や用途から自分に合ったモデルを見つけて用意しておくと良いでしょう。

●Jackery Solar Generator 600 Plus 100W ポータブル電源 セット

Jackery Solar Generator 600 Plus 100W ポータブル電源 セットは、Jackery ポータブル電源 600 Plusと、Jackery SolarSaga 100Wのセットです。車の屋根に設置できるため、屋外のスペースを使わずに充電できます。リン酸鉄リチウムイオン電池の採用により、毎日充電しても10年使える長寿命を獲得。バッテリーの消耗に合わせた節約モードを使えば、寿命をさらに延長可能です。

●Jackery Solar Generator 1000 New 100W ポータブル電源 ソーラーパネル

Jackery Solar Generator 1000 New 100W ポータブル電源 ソーラーパネルは、Jackery ポータブル電源 1000 Newと、Jackery SolarSaga 100Wのセットです。1,000~1,500Whクラスのポータブル電源の中で、最軽量の10.8kgという持ち運びやすさです。専用アプリに対応しており、バッテリーの充電残量や残りの給電可能時間などを把握しやすくなっています。

●Jackery Solar Generator 2000 New ポータブル電源 セット

Jackery Solar Generator 2000 New ポータブル電源 セットは、Jackery ポータブル電源 2000 Newと、Jackery SolarSaga 200Wのセットです。大容量・高出力が強みであり、3~5人の家庭が使う一般的な家電を3日ほど動かせます。優れた耐久性を備え、震度7の地震に耐えられる安全性を誇ります。合計10のポートにより、さまざまな家電への同時給電が可能です。

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4.水槽の地震対策についてよくある質問

 

水槽の地震対策

水槽の地震対策についてよくある質問にお答えします。 

・水槽を床置きしている場合の地震対策は?

・賃貸でもできる水槽の地震対策は?

・100均で買える物で水槽の地震対策はできますか? 

疑問を解消し、水槽の地震対策を万全にしましょう。

●水槽を床置きしている場合の地震対策は?

水槽を床置きする場合の地震対策は、下記のとおりです。 

・床板を重ねて補強する

・大型の水槽から小型の物に変える

・床が水平になるように緩衝材を敷く 

水槽を床に置くと振動が伝わりやすくなり、水槽の生き物へのストレスを強めてしまいます。水槽台を使えない場合は可能な限り床を水平に保ち、耐震マットも敷いて耐震性を高めましょう。

●賃貸でもできる水槽の地震対策は?

水槽を賃貸で扱う場合は、下記の地震対策を取りましょう。 

・低い水槽台を使う

・陶器や流木を水槽の底に沈める

・水槽のフタにフランジを取り付ける 

フランジとは、水槽上部の縁に設置する細長い板状の枠を指します。水がこぼれにくくなる対策として有効です。賃貸で水槽を置く際は、上記3つの地震対策をおすすめします。

●100均で買える物で水槽の地震対策はできますか?

水槽の地震対策は下記の100均のグッズでも実践できます。 

・酸素石

・耐震マット

・造花の水草

・水槽に沈める砂

・見た目を飾れる樽 

耐震マットやオブジェクトの樽で、水槽の安定性を高められます。なお、酸素石は効果時間が短いため、長時間の酸素供給用グッズとしての活用はおすすめできません。 

酸素石は緊急手段として扱い、家庭用蓄電池やポータブル電源を用意して、エアーポンプを停電時でも動かせるように備えましょう。

まとめ

 

水槽の地震対策では下記が大切です。 

【地震対策9選】 

・150cm以下の水槽台を使う

・耐震マットや耐震ジェルで水槽を固定する

・水がこぼれにくいアクリル水槽を使う

・水草の重りを水槽に沈める

・水槽内の重い物を底に配置する

・水槽の周囲に倒れにくい物を配置する

・水槽から離れた高い位置のコンセントを使う

・水槽の水位をメーカーの規定値よりも低くしておく

・飛散防止フィルムでガラス水槽が割れるリスクを抑える 

【5つの行動】 

・水槽に酸素を供給する

・水槽周りの電源から離れる

・ブレーカーを落とす

・冬の停電時は断熱材で水温を保つ

・餌を控える 

気象庁は南海トラフ周辺の大地震が、30年以内に70~80%の確率で発生すると想定しています。徹底した地震対策とポータブル電源で非常時に備え、あなたと水槽の生き物が無事に過ごせるようにしましょう。

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