1.タワマンは地震に弱い?実は厳しい安全基準をクリアしており安全性が高い
タワマンはその高さと構造から地震に弱いと思われがちですが、実際には厳しい安全基準をクリアしており、高い安全性を実現しています。ここでは、タワマンの耐震性能と地震時のリスクについて見ていきましょう。
●タワーマンションは震度7の地震でも折れる心配はほぼない
タワーマンションは、震度7の地震にも耐えられるように設計されています。最新の建築基準法に基づき、強固な基礎工事や耐震構造が取り入れられており、大地震が発生しても折れる心配は非常に低いです。さらに、地震の揺れを吸収する制震・免震技術を駆使することで、建物全体がしなやかに揺れを受け流し、破損を最小限に抑える構造になっています。
●ただし首都直下地震ではタワマンの「陸の孤島化」が懸念されている
「首都直下地震」が発生した場合、東京を中心とする首都圏で最大震度7が想定され、タワマンが「陸の孤島化」するリスクがあります。これは地震による被害でインフラが寸断され、住民が建物内に閉じ込められる可能性を指します。交通機関や電気・水道などのライフラインが停止することで、このリスクが高まるのです。
特に高層階の住民は、エレベーターが使えない状況下での生活が非常に困難になります。こうした事態に備えて、日常的に食料や飲料水、非常用電源などを備蓄しておくことが不可欠です。
●揺れ方は階層によって変わる
タワマンでは、階層によって地震時の揺れ方が異なります。高層階では揺れが大きく、家具や家電が倒れやすいため、これらを固定することが必要です。一方低層階では揺れが少ないものの、建物の一部が崩れたり火災が発生したりして避難経路がふさがれるリスクがあります。事前に避難経路や非常用の脱出口を確認しておきしましょう。
2.タワマン住民の地震リスクと個人が取るべき対策
タワマン住民は、地震時に特有のリスクに直面します。ここでは具体的な対策とおすすめの防災アイテムを紹介するので、これを参考に地震に備えましょう。
●高層階ほど揺れが大きい|倒れやすい家具家電はなるべく置かない・固定する
タワマンは高層階ほど揺れが大きくなり、家具の倒壊リスクが高まります。長周期地震動のように周期(揺れが1往復するのにかかる時間)が長い地震では、長時間にわたって揺れが続くことが多いです。家具の配置を工夫し、倒れやすいものはできるだけ置かないようにしましょう。
参考元:気象庁
また寝ている間に下敷きにならないように、寝室には倒れやすい家具や家電を置かないでください。本棚や食器棚などの大型家具は、専用の固定具を使って壁にしっかりと固定するのをおすすめします。
●エレベーターが使えなくなる|立ち往生に備えて飲料水・食料を備蓄する
特に高層階に住んでいる場合、地震の影響でエレベーターが停止して立ち往生する恐れがあります。そのため、最低でも3日分、できれば1週間以上の飲料水や食料を備蓄しておくことが重要です。非常食として、調理がいらない缶詰やレトルト食品を用意しておくと良いでしょう。
●電気・水道が止まる|対策しないと命の危機も!非常用電源はマストで用意する
大規模地震が発生すると、電気や水道が止まることが予想されます。特に電気が止まるとスマホが使えなくなり、連絡手段や情報収集手段が失われて非常に危険な状況に陥ります。そうならないためにも、非常用電源の準備が重要です。
特におすすめなのが、防災安全協会から「防災製品等推奨品」として認定されている「Jackery(ジャクリ)のポータブル電源」です。Jackery(ジャクリ)のポータブル電源はスマホやタブレットだけでなく、扇風機や冷蔵庫などの家電にも給電できます。ラインナップが豊富で、容量が大きいモデルを選べば「陸の孤島化」している間でも十分な電力を確保できます。さらにソーラーパネルとセットになったモデルなら、太陽光から持続的に電力を供給できるので安心です。
3.タワマンの地震対策におすすめの非常用電源3選
タワマンの地震対策として、おすすめの「Jackery Solar Generator」を3つ紹介します。「Jackery Solar Generator」はポータブル電源とソーラーパネルのセットモデルで、太陽光から持続的に電力を確保できます。タワマンのバルコニーやベランダにソーラーパネルを置くだけで、いつでもポータブル電源を充電可能です。あなたにぴったりのモデルを準備して、万全な防災対策を整えましょう。
●Jackery Solar Generator 600 Plus 100W ポータブル電源 ソーラーパネル
Jackery Solar Generator 600 Plus 100W ポータブル電源 ソーラーパネルは、軽くてコンパクトな中容量サイズのポータブル電源と、ソーラーチャージャーとしても使えるUSB端子付きの100Wのソーラーパネルのセットです。軽量で持ち運びやすく、避難所や車内での使用に適しています。防災用としてはもちろん、アウトドアで電力を確保したい場合にも便利です。
●Jackery Solar Generator 1000 New 200W ポータブル電源 ソーラーパネル
Jackery Solar Generator 1000 New 200W ポータブル電源 ソーラーパネルは、ほぼすべての家電が使える1500Wの定格出力を備えたポータブル電源と、業界トップクラスの変換効率(最大24.3%)を誇る200Wのソーラーパネルのセットです。電子レンジや電気ケトルなど高い消費電力を必要とする家電も使えるため、不安のない被災生活を送れます。4〜5人家族の非常用電源としても十分な容量です。
●Jackery Solar Generator 2000 New ポータブル電源 セット
Jackery Solar Generator 2000 New ポータブル電源 セットは、超大容量で高出力ながらも軽量かつコンパクトなポータブル電源と、変換効率と耐久性に優れた200Wのソーラーパネルのセットです。災害時に安定して長時間の電力を確保したい方に適しています。5人以上の大家族の非常用電源としてもおすすめです。
4.【地震対策】知っておくべきタワマンの3つの耐震構造|制震構造+免震構造の組み合わせが一番安全
タワマンは厳しい耐震基準をクリアしており、高い安全性が特徴です。多くのタワマンでは、耐震構造・制震構造・免震構造の3つの技術が採用されています。特に、制震構造と免震構造の組み合わせが最も安全です。以下では、タワマンの地震対策として用いられているこれら3つの構造について詳しく見ていきましょう。
●耐震構造|地震の揺れに耐える設計
耐震構造は、建物自体が地震の揺れに耐えられるように設計されています。強固な柱や梁を用いて建物全体を支えることで、全体の強度を高めます。このため建物の倒壊は防げますが、地震の揺れを直接受けるため、壁や柱にヒビが入りやすいのがデメリットです。一方、制震構造や免震構造よりも安価に建てられるメリットがあります。
●制震構造|地震の揺れを抑える技術
制震構造は、建物に「ダンパー」と呼ばれる制震装置を用いて地震の揺れを抑えるように設計されています。ダンパーは、機械や建造物において振動や衝撃を吸収する装置です。制震構造の建物は揺れ幅が少ないため、壁や柱などの損傷を抑えられます。耐震構造よりも建築費用が高くなるデメリットはありますが、その分、建物の安全性と耐久性が向上する点が大きな利点です。
●免震構造|建物全体を揺れから守る
免震構造は、建物全体を地面から切り離し、地震の揺れを直接建物に伝えないように設計されています。地盤と建物の間に設けられたゴム層が地震の振動を吸収し揺れを小さくするため、建物へのダメージや家具の転倒を抑えられます。耐震構造や制震構造に比べて建設費が高くなるデメリットはありますが、地震時の安全性を大幅に向上させることが可能です。
5.必見!タワマンに義務づけされた4つの地震対策
タワマンには、居住者の安全を確保するため、さまざまな地震対策が法的に義務づけられています。これらの対策について詳しく見ていきましょう。
●非常用エレベーターの設置|ただし大地震では動かさないことも
高さ31mを超える建物には、建築基準法により非常用エレベーターの設置が義務づけられています。そのため、ほとんどのタワマンには非常用エレベーターが設置されており、停電時でも迅速かつ安全に避難することが可能です。
参考元:建築基準法
ただし、大地震の際には緊急事態に備えて燃料を温存するため、非常用エレベーターが稼働しないことがあります。例えば、東日本大震災の直後に停電が発生した際、多くのタワマンでは「4時間分の緊急燃料」を温存するために非常用エレベーターを稼働させませんでした。
そのため、高層階の住民は長時間立ち往生するリスクがあります。非常用電源や食料・飲料などの防災アイテムをしっかり準備し、万全の地震対策を整えましょう。
●地震時管制運転装置|エレベーターに閉じ込められない
エレベーターには、建築基準法により「地震時管制運転装置」の装備が義務づけられています。この装置は、地震が発生した際に揺れを自動的に感知し、エレベーターを最寄りの階に停止させるものです。これにより、地震時にエレベーター内に閉じ込められるリスクを大幅に軽減します。
参考元:国土交通省
●ヘリポート|ヘリでの救助が可能
多くのタワマンには、屋上にヘリポートが設置されています。これは、地震などの大規模災害時にヘリコプターによる迅速な救助を可能にするためです。高層階で避難が困難な状況に陥り、はしご車やエレベーターでの救助ができない場合、ヘリポートが命綱となります。
●スプリンクラー・防災シャッター|火災被害を抑えられる
タワマンでは、地震後の二次災害である火災に備えています。各階には、火災が発生した際に自動で消火活動を行うスプリンクラーや、火災の延焼を防ぐ防災シャッターが設置されています。これにより、地震後の火災被害を最小限に抑えることが可能です。
また、火災は住宅内で発生することが多いため、室内の絨毯やカーテンは防炎加工されたものを使用することが推奨されています。
まとめ
今回の記事では、タワマンの地震リスクについて詳しく解説しました。タワマンは厳しい耐震基準をクリアしており、震度7の地震でも倒壊する心配はほとんどありません。ただし、首都直下地震などの大規模地震では、建物が陸の孤島化する可能性が懸念されます。
大地震に備えるためには、家具の固定や非常用の飲料水・食料の備蓄が重要です。特に、非常用電源の確保は命を守るための最後の砦となります。ポータブル電源とソーラーパネルのセット「Jackery Solar Generator」は、停電時の電源確保に最適な製品です。地震対策の一環として、検討してみてください。