お盆の釣りがダメと言われる理由は?注意点や安全対策アイテムも紹介

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魚の活性が高まっているお盆は、釣りをするのに絶好の時期です。大人も子供も釣りの魅力に惹き込まれ、忘れられない夏の思い出になるでしょう。しかし、お盆は釣りをしてはいけないと耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。

 

そこで本記事では、お盆の釣りがよくないと言われる理由や安全対策について解説します。お盆の釣りに必要なアイテムも紹介しているので、釣りの経験が少ない方もぜひ参考にしてみてください。

目次

1.お盆の釣りがダメ・よくないと言われる理由は?

 

お盆の釣りが推奨されていない理由には、宗教的な問題や古くからの言い伝え、自然現象が関係しています。実際に海難事故も多くなる傾向にあるため、所詮迷信と簡単には無視できないでしょう。お盆の釣りがダメ・よくないと言われる理由は、以下のとおりです。

●仏教で不殺が禁止されている

「お盆は虫や動植物を殺してはいけない」と聞いたことがある方も多いでしょう。仏教の教えでは、お盆の時期は不殺生が望ましいとされています。不殺生とは、地球上にいる生物を殺さないという意味です。 

仏教では、お盆の期間に先祖の霊がトンボや蝶などに乗ってあの世からやってくると言い伝えられています。そのため、お盆に生き物を殺すと先祖が帰ってこられなくなると考えられているのです。お盆の釣りで殺生を行うと、仏教の教えに反することになります。

●霊が足を引っ張ると言われている

古くからの言い伝えでは、ちょうどお盆にあたる旧暦の7月は閻魔様の休日です。地獄の釜の蓋が開き、あの世から霊が現世にやってくると考えられています。そのため、霊が海に入った人の足を引っ張るため、お盆の釣りはよくないと言われているのです。 

昔は今よりも霊や神の存在が信じられていたので、風習は代々受け継がれてきました。親世代から幼い頃に聞いて、現代でもお盆の海にマイナスイメージを持つ方は多いでしょう。

●満潮時の潮位が高くなる

お盆の釣りがよくない理由は、仏教の教えや言い伝えといった非科学的な理由だけではありません。お盆の時期には、満潮時の潮位が高くなります。満潮とは、潮位が最も高くなった状態のことです。海水温の上昇や気圧の低下が原因で潮位が高くなると考えられています。 

満潮時の潮位が高くなるお盆の釣りでは、以下のような危険を伴います。

・水位が急激に上がり、波に足元を取られて海に転落する

・ポイントまでの経路が水没し、岩場に取り残される

・波によって濡れた岩場で足を滑らせ、海に転落する 

釣りに没頭していると、潮位が上がっていることに気付きづらいので注意が必要です。

●台風が接近する可能性が高い

台風は夏から秋にかけてが最も多くなります。気象庁が公表した情報によると、1年を通して台風の発生数・接近数が最も多かったのは、お盆がある8月でした(※1)。

気象庁「台風の発生、接近、上陸、経路」

※参考1:気象庁「台風の発生、接近、上陸、経路」 

台風が接近する中での釣りは、水難事故のリスクを大きく引き上げます。風にあおられて海に転落したり、高波にさらわれたりと非常に危険です。

●水難事故が多くなる

例年、お盆の時期は水難事故のピークを迎えます。満潮時の水位上昇や台風の接近がいかに危険かを、水難事故の多さが裏付けていると言えるでしょう。お盆の釣りで海に転落した場合、通常時よりも危険度が上がる理由として離岸流の多さが挙げられます。 

離岸流とは、海中で岸から沖に向かう強い流れのことです。離岸流に捕まれば、沖方向に流されてしまい溺死のリスクが高まります。

2.お盆に安全に釣りをするための注意点3選

 

水難事故のリスクが高くなるお盆に釣りをする場合は、以下の注意点を順守し、徹底した安全管理を行う必要があります。安全の確保さえできれば、楽しい釣りの思い出になることは間違いありません。

●立ち入り禁止エリアに近づかない

港に行くと一部が立ち入り禁止エリアになっている場合があります。釣果が期待できそうという理由で安易に近づいてはいけません。万が一水難事故に遭っても、立ち入り禁止エリアに自分以外に人がおらず、発見が遅れるリスクがあります。釣り場に着いたら必ず周囲の看板や標識を確認し、立ち入り禁止エリアから離れて釣りを楽しみましょう。

●キャッチアンドリリースを心がける

お盆の釣りがダメと言われる理由を知って、魚の殺生に抵抗を感じる方も多いのではないでしょうか。そんな方は、釣れた魚はキャッチアンドリリースを心掛けましょう。

キャッチアンドリリースとは、釣る過程を楽しみ、釣れた魚は逃がす行為です。釣り場の生態系や魚の個体数を保護することにも繋がります。

●天候情報をこまめに確認する

お盆の時期は天候の変化が急であり、突発的な雷雨や台風が発生する可能性があります。天候情報をこまめに確認し、危険と判断したらすぐに撤収しましょう。

スマートフォンのアプリには、天候の変化や波の高さ、風速、満潮の時刻などを教えてくれる便利なタイプもあります。天候の変化にすぐに対応できるように、以下のような安全対策も万全にしてください。

・磯釣りで沖の方まで行かない

・ライフジャケットを常に着用しておく

・撤収に時間がかからない最小限の装備で釣りを楽しむ

3.お盆の釣りに持参したいアイテム5選

 

お盆の釣りに持参したいアイテム

お盆は夏真っ盛りなので、暑さ対策も欠かせません。天候の変化に対応できるよう、荷物は軽量かつコンパクトなタイプで揃え、最小限にする工夫が必要です。お盆の釣りに持参したいおすすめのアイテムを紹介します。

●ポータブル電源

お盆の釣りを格段に快適かつ安全にしてくれるアイテムがポータブル電源です。ポータブル電源とは、内部に大量の電気を蓄え、コンセントがない環境でも電化製品に給電できる機器を指します。お盆の釣りでは、以下のような場面でポータブル電源が活躍します。

・台風や高波の情報を確認するスマホを常にフル充電にしておける

・扇風機や小型クーラーを稼働させて、暑さ対策を万全にできる

・電気ケトルや電子レンジを使い、どこでも手軽に調理ができる

・車載冷蔵庫を稼働し、魚や生き餌を冷蔵保存できる

・夜釣りで足元を照らすLEDランタンを常に点灯できる 

お盆の釣りでも安全に電化製品に給電するには、Jackery(ジャクリ)製のポータブル電源を選ぶのがおすすめです。耐久性と放熱性に優れた素材を採用しているので、炎天下で大量の電気を使用しても、爆発や火災の心配はありません。 

また、業界トップクラスの軽量コンパクトで耐衝撃性にも優れているため、頻繁に釣り場を移動したり、天候の変化で撤収したりする際にも気軽に持ち運べます。

関連人気記事:夜釣りにポータブル電源がおすすめな理由!あると便利な電化製品4選も

●車載冷蔵庫

お盆の暑い時期に、釣った魚を常温で放置しているとすぐに傷みます。そこでおすすめなのが車載冷蔵庫です。持ち運びできるコンパクトな冷蔵庫で、冷却機能も備えています。釣った魚だけではなく、生き餌や飲料水も常に冷蔵保存しておけます。キンキンに冷えた飲み物がいつでも飲めるので、熱中症対策にも一躍買ってくれるでしょう。

●冷感タオル

「気化熱」の原理を利用した冷感タオル。タオルを濡らして水気を絞り、数秒間タオルを振るだけで冷却効果を発揮します。釣り場に日陰があることはほとんどないので、常に炎天下にさらされていると、体は熱を帯び熱中症の危険が高まります。冷感タオルを首に巻いて、太い血管を通る血液を冷やすことで、体全体を冷やしましょう。

●ライフジャケット

安全な釣りに欠かせないアイテムが、ライフジャケットです。台風による強風や満潮の水位上昇による高波によって万が一海に転落した場合でも、ライフジャケットを着用していれば浮力を確保して水面に浮いていられます。近年増え続けている水難事故に対応すべく、国土交通省は全ての小型船舶の乗船者にライフジャケットの着用を義務付けました。

●LEDランタン

お盆の暑さを避けるために、夜釣りを考えている方も多いでしょう。そんな方には、LEDランタンの持参を推奨します。LEDランタンの魅力は以下のとおりです。

・長時間連続で点灯できる

・一般的な懐中電灯と比較して光量が多い

・充電式を選べば、電気を使い切ってもポータブル電源ですぐに充電できる 

足元を照らして転落防止に役立ったり、手元を照らして餌の準備がスムーズにできたりと夜釣りの必需品と言えるでしょう。

4.快適なお盆の釣りに必要なポータブル電源2選

 

お盆の釣りを快適かつ安全にしてくれるポータブル電源台風や高潮、水位上昇のリスクを考慮すると、すぐに移動できる軽量さとコンパクトさを兼ね備えたタイプが必要です。また、炎天下でも安全に使用できる耐久性も必要になります。 

そこでおすすめなのが、創業から12年間で世界販売台数400万台を突破した実績を誇るJackery(ジャクリ)製品です。Jackeryのポータブル電源には、以下のような魅力があります。

・耐久性と放熱性に優れたポリカーボネート樹脂とABS防火材料を採用する

・BMS+NCM制御機能で、バッテリー異常を保護する

・車の振動や落下の衝撃にも耐える高い耐久性を備える

・燃えにくさを示す「UL 94V-0」の認証を受けている

・軽量かつコンパクトな設計で手軽に持ち運べる 

それでは、お盆の釣りに最適な機種を見ていきましょう。 

●Jackery ポータブル電源 240 New 

容量256Wh、定格出力300Wのポータブル電源です。約3.6kgと軽量コンパクト設計なので、リュックに入れて釣り場まで簡単に持ち運べます。釣りに行く前の1時間での高速充電も可能です。 

防火性能や耐震性能、耐衝撃性能に優れているので、お盆の炎天下でも安全に使用できます。気象情報を取得するスマホの充電や暑さ対策としての扇風機の使用に最適なモデルと言えるでしょう。 

●Jackery ポータブル電源 600 Plus 

容量632Wh、定格出力800Wのポータブル電源です。軽量コンパクト設計なので、駐車場から釣り場までの持ち運びの邪魔になりません。アプリで遠隔操作できるので、スマホで天候情報を確認する際に同時に電池残量も確認できます。 

耐衝撃性とUL94-V0認証の耐火性能に優れており、炎天下が予想されるお盆の釣りで長時間使用し続けられます。日中帯から夜釣りまで通して暑さ対策や簡単な調理を行いたい方に、最適なモデルと言えるでしょう。

5.お盆の釣りに関するよくある質問

 

最後に、お盆の釣りに関するよくある質問と回答を紹介します。お盆の釣りが初めての方は、お盆特有の注意点を十分に把握し、安全に釣りを楽しみましょう。

●お盆の釣りに関する迷信や怖い話はある?

「お盆に釣りをしてはいけない」という迷信は、仏教の不殺生の教えに由来しています。お盆は生命を故意に奪ってはいけない期間に該当するので、釣りはよくないと伝わってきたのです。また、お盆は1年に1度先祖があの世から現世に帰ってくるとも言われています。それが、海に入ると霊に足を引っ張られるという怖い話の由来です。

●お盆の釣りがダメな期間はいつからいつまで?

釣りをしてはいけないとされている期間は、お盆全体を指します。ただし、お盆の期間は7月13日から7月16日や8月13日〜8月16日と、地域や風習によっても様々です。 

13日は迎え盆と呼ばれ、祖先の霊を迎えるための行事が行われます。中日である14日から15日は家族で供養やお参りを行う日です。送り盆である16日には、祖先の霊を送り出すための行事が行われます。送り火を焚いたり、川や海に灯籠を流したりと行事の内容も様々です。

●お盆の時期に釣れる主な魚は?

お盆は7月から続いて水温が高く、魚の活性も高まります。釣り初心者でも比較的簡単に魚が釣れます。お盆の時期に釣れる主な魚は以下のとおりです。

・アジ

・イワシ

・サバ

・アナゴ

・ハゼ

・カサゴ 

不殺生の教えを順守する方は、キャッチアンドリリースの考えも忘れないようにしましょう。今年のお盆は、家族連れでぜひ釣りに挑戦してみてください。

まとめ|お盆の釣りは安全対策を万全にしよう

 

お盆の釣りは、仏教の教えや古くからの言い伝え、自然現象によってやめた方がいいと言われています。実際にお盆の時期には、水難事故の件数が増えるのも事実です。そのため、危険性を十分に理解し、必要な対策を万全にした上で釣り場に向かいましょう。 

この記事で紹介したアイテムも揃えて、お盆の釣りを安全に楽しんでください。

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